9 理数科
2022年12月10日(土)
理数科出前授業in国分小学校
12月10日(土),理数科1年生を中心に,国分小学校にて理科の出前授業を行いました。今年は6年生5クラスに,5つの講座を用意しました。
1 星砂を探そう
奄美大島の海岸で採取した砂から,有孔虫の死がい=星砂を探しました。制限時間内に採集した星砂は持ち帰っても良いというルールで,みんな真剣に探しました。
2 こすった音も役に立つ
紙コップに結びつけた糸をこすると大きな音が出てびっくりしました。こういう「こする音」でレコードは鳴っているという話に,興味津々でした。紙で作ったスピーカーに針を付け,回転するレコード盤に乗せると曲が流れて驚きました。でも,今の小学6年生は,レコードそのものを見たことがないかもしれませんね。
3 人工イクラを作ろう!
薬品を加えて練り込んだ溶液を合わせるという,「実験してる~~~」という感覚を直に味わう内容で,大好評でした。紙コップと割り箸,ストローで実験できたのも,小学生には驚きだったようです。たっぷり入れて塊を作るようないたずらも,「あれ?これはどうして?」という疑問にたどり着くためには重要な経験です。
4 生きものを見てみよう,さわってみよう
川や野外にいる生きものを持ち込んで,じっくり観察して触ってみる経験は,きっかけがないと生きものに気づかない児童にとって新鮮だったようです。大きな歓声が絶えず上がっていました。モクズガニの大きさにびっくりしたり,バッタが水槽の外に飛び出したりと,ワクワクドキドキする瞬間でした。
5 宝石をさがそう
開聞岳山麓の川尻海岸から採取した砂には,オリビンサンドなどの宝石が混じっています。白い箱の中で振るっていると,だんだん上に出てきます。制限時間内に拾った宝石は持ち帰り可能なので,みんな真剣に探していました。うまくいかない児童には,高校生が手助けしました。
終了後,担任の先生から「高校生に聞く,小学校の時にしておいた方が良いこと」という質問が来ました。高校生は「いろいろなものを見たり,作ったりする経験が今でも生かされている」「小学校の時に理科の授業でやった実験が楽しくて,今でもその楽しさを実感しています」「不思議と思ったら,たくさんの本で調べるクセを付けておくと,今でも役立ちます」などとアドバイスしました。
小学生の喜んでくれる姿もですが,小学生にわかるように説明する工夫を重ねる経験こそが,理数科生徒の財産となった経験でした。今後のプレゼンなどにも生かしていきましょう。
2022年10月02日(日)
理数科天文班の天体観測開始
10月1日,夕方から夜にかけて,理数科天文班の1,2年生が天体観測を行いました。今年度初めての取り組みでした。
明るいうちに,セッティングや機材の調整などを行います。
今回は惑星の観測がメインテーマです。土星の輪や木星の衛星などに歓声が上がります。
これが21世紀の天体観測です。ネタバレになりますので詳細は伏せましが,こうして手に入れた惑星の画像を使って課題研究を進めます。
運がよければ世界初の現象をキャッチしているかもしれません。夢とロマンの広がる活動に,1年生も興奮していました。
2022年09月27日(火)
理数科朝礼
本日はもうひとつ,9月の理数科朝礼の模様をお送りいたします。
記事構成と文面作成は,生徒会広報部所属の理数科生徒によるものです。
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9月15日(木),9月の理数科朝礼が行われました。
3年生のスピーチ。
2年生のスピーチ。
1年生のスピーチ。
課題研究のことや雑学などの非常に興味深いスピーチでした。
理数科1年生も既に研究を始めている班もあり,
頑張っているようです。
2年生も1年生の勢いに負けないように頑張ってください。
記事 広報部 中村鈴菜
2022年08月31日(水)
霧島市長表敬訪問について
8月30日(火)に国分高校のサイエンス部3年生が各種発表会で優秀な成績を収めたため,その報告のため霧島市長を表敬訪問しました。
表敬訪問を行ったのは福留校長ほか教職員3名とサイエンス部の二酸化炭素班,リン酸班,カビゴケ班,カブト班に所属する3年生理数科の生徒達です。
カブト班は日本学生科学賞で優秀な成績を収めたことにより,リジェネロン国際学生科学技術フェア2022に日本代表として参加しました。その功績を讃え文部科学大臣特別賞を受賞しました。
カビゴケ班はスーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会で奨励賞(部門2位)を受賞しました。
リン酸班はとうきょう総文祭自然科学部門に県代表として参加し,ベスト5に相当する奨励賞を受賞しました。
二酸化炭素班は県代表として中国・四国・九州地区理数科高等学校課題研究発表会に参加しました。ベスト2に相当する優秀賞(部門2位)を受賞しました。
どの班も国際大会,全国大会,ブロック大会等での素晴らしい実績です。たいへんおめでとうございます。
受賞報告の後は,市長との懇談が行われました。和やかな雰囲気の中,一人一人,研究内容や将来の夢について発表しました。市長様からも温かいお言葉をいただきました。
最後に記念撮影を実施しました。
霧島市長様,霧島市役所の方々,このような素晴らしい報告会を実施していただき,大変ありがとうございました。参加した生徒の皆さんは,高校での課題研究は終了しましたが,これからは自分の進路を実現するために精一杯頑張って下さい。
なお,当日の様子は南九州ケーブルテレビが取材してくださいました。以下の期間に放映される予定ですので,ご覧ください。
期 間:9月12日(月)~18日(日)
番組名:そいじゃが!ケーブルテレビ
時間帯:9時40分/12時40分/14時40分/20時40分/23時40分
2022年08月25日(木)
文部科学大臣特別賞を授賞しました
2022年5月,国分高校理数科カブトムシ班はリモートで開催されたISEFに参加しました。
5月の様子 http://kokubu.edu.pref.kagoshima.jp/article/2022050500017/
これを受けて,8月25日(木)文部科学大臣特別賞を受賞しました。PCR検査を受けて陰性を確認してから,文部科学省に出向いて授賞式に参加しました。
まずは,ISEF2022出場に対して支援をしていただいた旭化成の本社に表敬訪問しました。旭化成の会社説明や製品見学もあり,大変勉強になりました。
授賞式です。永岡 桂子文部科学大臣から,直接賞状を受け取りました。
大臣と直接会話を交えることができる高校生,今年は何人いるのでしょうか? 素晴らしい経験です。
受賞したカブト班の皆さん,おめでとうございました。
また,授賞式やISEF出場に向けて支援をしていただいた,文部科学省,読売新聞社,旭化成の皆様,大変ありがとうございました。
2022年08月19日(金)
第24回中国・四国・九州地区理数科高等学校課題研究発表大会(高知大会) 優秀賞
2022年8月18日(木),高知県立高知追手前高等学校 芸術ホールで,第24回中国・四国・九州地区理数科高等学校課題研究発表大会(高知大会)が開催されました。本校の二酸化炭素班は鹿児島県代表として出場しました。
発表の様子
「二酸化炭素測定器の開発 ~換気効果を簡単に測定~」というタイトルで発表しました。普段よりも落ち着いて発表できました。
表彰式で,国分高校の名前が呼ばれ,なんと「優秀賞(中国・四国・九州地区でベスト2)の成績でした。
3年生にとっては最後の大会で有終の美を飾ることができ良かったです。これからは進路に向けて頑張ってほしいです。
2022年08月09日(火)
全国高等学校総合文化祭(東京大会)自然科学部門 化学部門 奨励賞
2022年8月2日(火)~4日(木),東京の東京富士大学・文京学院大学で,全国高等学校総合文化祭 自然科学部門が開催されました。本校のリン酸班は鹿児島県代表として出場しました。
受付の様子発表の様子
「河川・湖沼中のリン濃度測定器の開発」というタイトルで発表しました。普段よりも落ち着いて発表でき,質疑応答もほぼ完璧でした。
8月3日(水)の午後に予定されていた巡検は,新型コロナウイルスの拡大により中止になりました。8月4日に表彰式で,国分高校が呼ばれ!なんと「奨励賞(全国ベスト5)」の成績でした。
最後に,次年度(2023年)のかごしま総文祭の引継ぎをして,終了しました。
2022年07月25日(月)
舞鶴フィールド研修2(理数科2年生)
令和4年7月25日(月)の午前,理数科2年生対象に各分野の専門家の先生方をお招きして,舞鶴フィールド研修として研究の深化を図りました。
物理班はトヨタ車体研究所から中村様,化学班は鹿児島大学の神長助教様,生物班は鹿児島大学大富教授,地学班は鹿児島地方気象台の中橋予報官の4人です。
残念ながら,中橋予報官は都合により後日となってしまいました。
それぞれの班は,現在の進捗状況や研究内容を説明しアドバイスをいただきました。ありがとうございました。
2022年07月19日(火)
舞鶴フィールド研修1(理数科1・2年生)
令和4年7月16日(土)~18日(月)の日程で,理数科1・2年生の研究班対象に,舞鶴フィールド研修1として屋久島フィールド研修を行いました。
1年生希望者は,白谷雲水峡,ヤクスギランド,千尋の滝,大川の滝,西部林道など世界遺産を肌で感じました。
2年生のエビ班は,田代海岸を始め,屋久島北部,南部の川だけではなく,口永良部島まで渡り,エビの河川採集を行いました。
それぞれのグループとも,充実した研修ができました。屋久島の長い歴史を持つ自然に圧倒され,今後の研修に役立つデータを得られました。
屋久島環境文化財団の皆様には大変ご協力をいただきました。ありがとうございました。
2022年05月16日(月)
カブトムシ班 世界大会(ISEF)結果報告
5月13日(金),先日行われた課題研究の世界大会(ISEF)の表彰式が行われました。
現地アトランタでは全世界からの約950チームが参加して盛大にセレモニーが行われました。
日本代表の14研究はオンラインでの参加でしたので,表彰式をオンラインで視聴しました。オンライン参加は全世界で約450チームでした。
国分高校カブトムシ班が出場した Animal Science 部門はいつも通り最初に発表。
昨年は同部門で Grand Award 4等を受賞したため,あっという間に名前を呼ばれましたが,今回は最後まで国分高校3人の名前がコールされることはなく,2年連続のISEF入賞は叶いませんでした。3人はとても悔しがっていましたが,世界最高の舞台に立てただけでも十分スゴイことです。準備を通して何度も議論し,毎日英語と格闘し,何度も涙しました。そして多くのことを学ぶことができたと思います。胸を張って,自信をもってこれからの人生に生かしてほしいと思います。
カブトムシ班のAさん,Sさん,Tさん,本当にお疲れさまでした。
ISEF出場に際して多くの方々のご協力をいただきました。特にメンターとしてご指導くださった埼玉大学名誉教授の町田先生,4月から大島高校に転勤された英語科の立神先生,国分高校ALTのジョニー先生には大変お世話になりました。関係の皆様にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。