県生徒理科研究発表大会で国分高校快挙!全国大会に3チーム出場決定!

公開日 2016年11月22日(Tue)

 11月11日(金),鹿児島県高等学校生徒理科研究発表大会が,鹿児島市の県文化センターで開かれました。今年は,1年生が1チーム,2年生が7チーム,計8チームが出場しました。ここでは生物部門の様子を中心に,紹介します。

 1年生ながら,16チーム(最多)が競い合う生物部門に挑戦したアブラゼミ班。タイトルは,「やけに逃げ足の速い黒島産アブラゼミの研究」。入賞はできませんでしたが,来年に繋がる健闘だったと思います。

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 DNA解析の遅れがひびき,前日の夜までかかって,ようやくパワーポイントのスライドが完成したツクツクボウシ班。DNAの塩基配列を手がかりに,屋久島方言の分布拡大経路を推定しました。

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 カワゴケミズメイガ班。DNA解析がうまくいかず,形態のみの解析になってしまいましたが,天降川水系産よりも雄川水系産の方が有意に大きいという結果は,今後に繋がる興味深い結果でした。

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 さあ表彰式です。

 「物理部門,優秀賞(2位),国分高校 サイエンス部 物理班。『グリーフラッシュの謎に迫る』!」

 高校生科学技術チャレンジ(JSEC)の最終審査出場も決定している物理班が,そのままの勢いで入賞。惜しくも2位でしたが,1位の曽於高校が,ポスター部門に出場することになったため,繰り上げで全国総文祭(宮城大会)出場決定!

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 「生物部門,最優秀賞,国分高校 サイエンス部 ツクツク班,『屋久島方言で鳴くツクツクボウシの研究2』」

 生物部門3連覇達成。全国大会へは3年連続,九州大会へは5年連続の出場。

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 「地学部門,最優秀賞,国分高校 サイエンス部 雲班 『錦江湾に出現する層状雲について』」

 全国大会常連の強力なライバルたちを押さえて,見事な最優秀賞!

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 来年8月に行われる全国総文祭(宮城大会)には,物理班,(生物)ツクツク班,(地学)雲班の3つの班が出場します。物・化・生・地・ポスターの5部門のうち,3部門の代表が国分高校ということになります。これはおそらく過去に例のない快挙です。さらに研究を発展させ,出場するからには,全国制覇目指して,各班とも頑張ってください。

 その前に,1月には九州大会(福岡大会)があり,こちらにも上記の3チームが出場します。福岡でも,国分高校旋風を巻き起こしましょう!

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