9 理数科
2021年04月16日(金)
シビックセンター1階で生物多様性に関する展示
4月16日(金)現在,シビックセンター(市役所)1階のロビーで生物多様性に関する展示がなされています。キリシマツツジの写真など美しいものが展示されていますが,その中で,本校生徒の生物多様性に関する研究ポスターも3枚掲示していただきました。霧島市と協力し,本校SSH研究も展示の一端を担わせていただいています。
たまたまシビックセンターに行く用事があり,たまたま知り合いの方がご覧になっている場面で写真を撮影させていただきました。
展示されているポスターは,カワゴケミズメイガ,オキナワカブト,ガビゴケの3枚です。お近くにお越しの際は,是非ご覧ください。本校生徒の活躍をお近くでご覧いただけるチャンスです!
2021年04月08日(木)
理数科集会 ~理数科の対面式~
4月8日(木),新入生歓迎式のあと,理数科集会が行われました。全体の歓迎式はコロナ対策のため放送で実施しましたが,理数科3クラスだけですので密にならず,体育館で実施しました。
昨日の入学式の保護者席をそのまま使わせていただきました。十分間隔がとられ,当然全員マスク着用です。
理数科1~3年生107名が一堂に会しました。前に立っているのは新理数科主任のN先生です。
3年生代表歓迎の言葉。「課題研究頑張ってください。でもその土台としての勉強をおろそかにしないように。しっかり学んでください!」
2年生代表歓迎の言葉。2年生は2人で行いました。「課題研究をやりたくて理数科を希望した人もいると思います。楽しんで取り組んでください。そして困ったら先輩たちに聞いてください。理数科ならではの縦の繋がりも大事にして欲しいと思います。」
1年生代表あいさつ。「高校生活は楽しみですが,不安もあります。先輩方いろいろと教えてください。これからよろしくお願いします。」
みんな,素晴らしいあいさつでした。
後半は,物理・化学・生物・地学の4分野に分かれて,2・3年生が取り組んでいる研究を説明してもらいました。
3年生,生物カブトムシ班。
3年生,物理太陽炉班。
3年生,地学班。
2年生,化学班。
2年生,生物班。
2年生,地学班。
約10分ずつ,3つの分野の説明を聞きました。
1年生の皆さん,どの分野が一番面白そうでしたか?夏くらいまでにまずは分野を選択し,2学期からはテーマを決めて実際に研究に取り組んでいくことになります。
学習や部活動と両立して頑張ってくださいね。
使わせていただいた椅子をみんなで片付けて終了しました。
2021年03月08日(月)
理数科2年地学班が霧島市役所で発表
3月5日(金)に霧島市役所にて研究成果の発表を行いました。
理数科2年生地学班は,霧島市役所よりボーリング資料をお借りして研究を行いました。そのお礼と報告を兼ねての研究成果発表でした。
霧島市危機管理監、学校教育課指導監、安心安全課、土木課、霧島ジオパーク推進課の皆様と,ボーリングを担当された業者の方々にもご参加いただき,研究発表に対して質疑やご意見をいただきました。
お忙しいところ多くの職員の方々にお集まりいただきました。
皆さん興味津々です。
いつもの大会より格段に緊張したようです。
研究の内容や方法について多くの質問をいただきました。
業者の方からも専門的なアドバイスをいただくことができました。
これからも地域の素材を研究対象として,霧島市役所やジオパーク,企業などと積極的に連携して研究を進めて参ります。
このような機会をいただきました市役所の皆様,ありがとうございました。
2021年02月04日(木)
ISEFに向けての研修 英語と格闘中!
課題研究の世界大会(ISEF)の研修会が1月中に2回行われました。研修会は全6回です。
1月24日(日),第1回研修会。本来は東京で行われる研修会も,今年はZOOMです。仕方ありません。
1回目の研修では,ISEF(アイセフ)とはどんな大会か,という説明がメインでした。体験談を発表してくれた大学2年生の方は,2017年のロサンゼルス大会に国分高校の先輩方と一緒に出場した方でした。
1月30日(土),第2回研修会。テーマは英語での発表における注意点!ひたすら英語でした。オールイングリッシュです。全体をイントロ,メインボディー,コンクルージョンの3パートに分けて,それぞれの部分でどんなことを言えばいいのか,について会話形式でレクチャー。聞き取ることはできても,話すとなるとなかなか英語が出てきません。3人ともかなり苦労していました。
終了後,頑張った自分たちへのご褒美でしょうか。せっかくマスクを外して記念写真なのに顔が見えません…。
研修会はあと4回。卒業式までにあと1回,国分高校に在籍中はあと2回です。
英語での提出資料作成に加えて,英会話,頑張ってください!
2021年02月01日(月)
霧島市生物多様性に関する発表会に生物系3研究が参加
1月30日(土),霧島市役所別館で,霧島市の生物多様性に関する発表会と講演会が行われ,理数科1・2年生の生物系の3班が参加させていただきました。
まずは1年生の「カビゴケ」に関する研究発表。霧島市横川で見つけた,植物の葉っぱの上で生育する超小型のコケ,「カビゴケ」。見た目は葉っぱに生えたカビ…、においもカビみたいなんです。その生態をこれから徹底解明するけど,今ここまでわかりました,という発表でした。認知度の低いこのコケも,霧島市の生物多様性を語る上では重要です。
続いて2年生のカブトムシ班。カブトムシの亜種間雑種に関する研究。こちらは霧島市との関係は薄いのですが,雑種化が生物多様性の低下につながる、ということで参加。
会場の様子はこんな感じです。かなり多くの方が出席してくださっています。密を避けて間隔をあけて座っていただいています。手前は発表した国分高校生です。
続いて2年生のカワゴケ班。霧島市天降川におけるカワゴケソウの生育状況や生息地の保全活動の様子,県内各地におけるカワゴケミズメイガの採集の様子等を紹介しました。
カワゴケソウの保全活動等をご指導いただいた寺田先生から講評をいただきました。
後半は寺田先生による講義,「カワゴケソウが訴える」。カワゴケ班にとっては大いに勉強になる講演で,盛んにメモを取っていました。
霧島市の皆さんに生物多様性の重要性,霧島市の豊かな自然を知っていただくと同時に,国分高校の活動もお伝え出来たと思います。
発表の場を与えてくださった霧島市環境衛生課の皆さん,ありがとうございました。
2021年01月21日(木)
第1回 県探究コンテスト出場報告
1月21日(木),今年から始まった「鹿児島県探究コンテスト」が鹿児島県庁で開催されました。12月末までに4ページの研究論文を提出し,それをもとに1次審査が行われ,社会科学分野で3チーム,自然科学分野で3チームが最終審査に臨みました。国分高校からは理数科地学班と理数科生物班が自然科学分野の最終審査に残り,各班3名ずつが出場しました。つまり自然科学分野3チームのうちの2チームが国分高校ということです(もう一つは曽於高校)。
会場は県庁の16階。普段なかなか来ないところです。皆さんの前でポスター発表という初めての形式で,生徒たちはちょっと戸惑っていました。
地学班は全体の5番目に発表。国分平野の活断層の研究です。落ち着いていい発表ができました。
生物班は最後の発表でした。カブトムシの亜種間雑種の研究。PCや標本も活用して,こちらもいい発表だったと思います。
社会科学分野も自然各学分野も,どこが最優秀をとってもおかしくないくらい素晴らしい研究発表でした。
表彰式。
自然科学分野,栄えある第1回最優秀賞は,「国分高校 地学班」でした!
カブトムシ班は優秀賞(2位タイ)。本人たちはとても悔しがっていました。
閉会後,18階の展望台で,国分高校チームみんなでマスクを外して記念撮影。
出場者の皆さん,お疲れさまでした。
このような発表の場を作っていただいた関係者の皆様,ありがとうございました。
2021年01月20日(水)
国際宇宙ステーション観察会!
1月19日(火),空も暗くなりかけた18:00頃,理数科の生徒たちが2日後に控えた県探究コンテストの準備をしていると,突然地学科のW先生がやってきました。
「国際宇宙ステーションが上空を通過するから見に行こう!」
大急ぎで3階の渡り廊下に上がり,望遠鏡をセットしました。
するとすぐに「あれだ!」とW先生の声。「結構大きく見えるんですね。」と言うと,「それは普通の飛行機!」と怒られました。
そのはるか上,頭の真上を点滅せずにスーッと移動していく小さな光こそが,国際宇宙スーテーション(ISS:International Space Station)!
地上から400km上空を,秒速7.7kmで飛行し,約90分で地球を1周するのだそうです。
望遠鏡でも見てみましたが,明るすぎてなんか長方形だな,くらいしかわかりませんでした。後で調べてみると,ソーラーパネルを広げた全体像が確かに長方形で,実際はサッカー場くらいの面積があるそうです。
想像以上に早く通過してしまい,「え?もう終わり?」と言う印象でしたが,肉眼でこんなに普通に見られることにちょっと感動しました。
あの中には,今まさに日本人宇宙飛行士の野口聡一さんが乗り込んで作業をしているんですね。そう思うとさらに感動!
W先生,誘っていただきありがとうございました。
次見られるのは,90分後!(作業に夢中で忘れていました…。)
2021年01月03日(日)
日本学生科学賞で環境大臣賞の快挙!再び世界へ!
12月23日(水),がZOOMで行われ,24日(木)に表彰式がありました。
理数科サイエンス部3年生物班の3名が,「出水市に侵入したリュウキュウアブラゼミ」の研究で日本学生科学賞の最終審査に臨み,「環境大臣賞」を受賞しました!日本学生科学賞は日本で最も歴史のある科学コンテストです。上には文部科学大臣賞と内閣総理大臣賞しかありません。文部科学大臣賞が2件ありましたので,全国ベスト4ということになります。
ここでは審査に向けての準備や,リハーサル,審査直前の様子等をご紹介します。
12月10日(木),ZOOMの録画機能を使って発表を録画します。
発表時間5分という厳しい制約があり,Take10くらいでようやく時間内に満足のいく発表ができました。
12月14日(月),ZOOM審査のリハーサル。ネット環境が整っていて静かな場所ということで,会議室をお借りすることになりました。
12月22日(火),最終審査前日はY教頭先生とZOOMで質疑応答の練習をした後,説明用の補助スライドを整えました。
12月23日(水),ZOOMによる最終審査当日。後ろには自分たちのポスターに加えて説明用に過去2年分の先輩方のポスター,横には原産地(奄美諸島と沖縄)と出水市のリュウキュウアブラゼミの標本,図鑑,羽化殻等を準備しました。
もうすぐ審査開始。リラックスしているようです。
審査時は締め出されたので,残念ながら審査中の写真はありません。
午前の審査ではまず5分間の発表映像が流され,それをもとに10分間の質疑応答が行われました。そして午後にも5分間の質疑応答。ある程度の手ごたえはあったようです。
12月24日(木),午前中はオンラインで講演会。表彰式は午後から行われました。
協賛社賞の発表が終わり,科学技術政策担当大臣賞が終わり,残るはベスト4。または呼ばれずに入選1等。
「環境大臣賞 中学の部,鹿児島 川辺中学校」。おなじく最終審査に臨んでいた川辺中学校が受賞し,「すごーい。」と拍手していると…,
「環境大臣賞 高校の部,鹿児島 国分高校」のコール。思わず涙が溢れました。
大臣賞の受賞コメント中。「コメントの準備していると名前を呼ばれない」という国分ジンクスに従って誰が言うかも決めていませんでしたが,きちんとお礼のあいさつができました。
その後,2021年5月に行われるISEF(国際学生科学技術フェア)への推薦校としても国分高校の名前がコールされました!
表彰式終了後の記念写真。受験の合間を縫って,多くの時間をかけて研究を深め,準備をしてきました。努力が報われましたね。最高の笑顔です。
12月25日(金),ISEF説明会。ISEF出場の意思確認があり,3人とも「出ます!」と答えたことで,ISEF出場が決定しました。2017年以来2度目の世界大会です。世界大会入賞を目指して頑張ってください。
理数科3年生物班の皆さん,本当におめでとうございます。
※2017年(ツクツクボウシの研究)のISEFについてはこちらもご覧ください。
国際科学技術フェア(ISEF)に向けて出発❗
ISEF選手団アメリカに到着
ISEF 開幕!オープニングセレモニー
ISEF ポスターによる予備審査実施
ISEF グランドアワード審査!
ISEF 一般公開・スペシャルアワード表彰式
ISEF グランドアワード表彰式・ロス市内観光
ISEF 選手団帰国
2020年12月28日(月)
速報!日本学生科学賞で環境大臣賞の快挙!
12月23日(水),日本学生科学賞の最終審査がZoomで行われ,24日(木)に表彰式がありました。日本学生科学賞は日本で最も歴史のある科学コンテストです。
理数科サイエンス部3年生物班の3名が,「出水市に侵入したリュウキュウアブラゼミ」の研究で出場し,審査の結果,「環境大臣賞」を受賞しました!上には文部科学省と内閣総理大臣賞しかありません。文部科学大臣賞が2件ありましたので,全国ベスト4ということになります。
さらに,2021年5月に行われるISEF(国際学生科学技術フェア)への出場も決定しました!
とりあえず速報ということで,喜びの表情を載せておきます。
後日改めて審査に向けての準備や,リハーサル,審査直前の様子等の写真もご紹介したいと思います。
理数科3年生物班の皆さん,おめでとうございます。
2020年12月22日(火)
土星と木星の大接近を目撃せよ!
12月21日(月),夏以降ずっと寄り添っていた土星と木星が,いよいよ望遠鏡の1つの視野に収まるまでに大接近。これを見ないという選択肢はありません。理数科1年生を中心に急遽観察会を企画。
高度が結構低かったので,体育館の2階から見ました。使ったのは野鳥観察用の望遠鏡ですが…,
ちゃんと2つの惑星を見ることができました。右上の細長いのが土星です。細長く見えているのは,土星の輪が右に傾いているためです。
左下の木星は,直線状に4つの衛星(ガリレオ衛星 イオ,エウロパ,ガニメデ,カリスト)も見ることができました。
望遠鏡にスマホ(特別許可)を押し付けて撮ったにしてはちゃんと撮れてます。Iさんグッジョブです。
「えー衛星が3つしか見えない!」,「土星のわっかがちゃんと離れて見える!」と大騒ぎでした。
ついでに見た月の様子です。
400年ぶりの天文ショーを見られてラッキーでした。理科のH先生やO先生,日本学生科学賞の準備中だった理数科3年生,通りすがりに見ていった人たちを含めると25人くらいの人が見ることができました。
約400年ぶりと書きましたが,正確には397年ぶり。つまり前回は1623年。徳川幕府2代将軍秀忠公が3代家光公に将軍職を譲った年です。
次は何世代後の人たちが見ることになるのでしょう。