公開日 2018年09月19日(Wed)
9月13日(木),理数科朝礼を終えて教室に戻る途中,足下に白いビニールひもと注意書きを見つけました。
「彼岸花 足元注意」。たしかに彼岸花の花芽が一斉に上がってきていました。どうやらこの注意書き,体育館改修の工事の方が設置してくださったもののようです。危険防止のための柵を設置した際に通路のすぐ脇に彼岸花の花芽を見つけ,このままでは踏まれてしまうと思われたのでしょう。その心遣いに心を打たれました。
注意書きの効果もあって彼岸花は踏まれることなく,19日(水)には満開を迎えました。白壁の内側は全て白花の品種です。
あと数日初秋の風景を楽しみましょう。
余談…。
さてSSH指定校としては,彼岸花が守られたことに感動してばかりもいられません。あまり疑問にも思わずに見てしまいますが,葉っぱに先駆けて花だけが咲くというのは変わってますよね。そしてちょうど秋のお彼岸の頃に咲くのもよく考えると不思議です。地面の中の球根に花芽を伸ばすスイッチを入れる外的要因は何なのでしょう。下がりはじめた温度?だいぶ短くなった日照時間?これって課題研究になりそうですね。
そんなちょっとした不思議,疑問は実は身近なところに転がっています。アンテナを広げ,何気なく見ている日常の中の不思議を見つけましょう。それが課題研究の種です。