公開日 2019年06月04日(Tue)
5月31日(金),筑波大学生命環境系 常勤研究員の蔵満司夢先生(農学博士)を講師に招いて,課題研究基礎講座が行われました。先生ご自身も高校時代にSSHの活動を経験されたそうです。
高校時代にSSHで行ったオトシブミという昆虫の寄生蜂のお話や,現在も続く寄生蜂研究のディープなお話はインパクトがありました。芋虫体内の寄生蜂の幼虫の様子も動画で流されましたが,生徒たちは驚きながらも興味津々でした。
寄生蜂が寄生する相手(ホスト)の行動をコントロールしたり,特定の植物を食べた芋虫には寄生蜂が寄生できなかったりと,寄生蜂の世界は不思議がいっぱいです。質疑応答の時間には質問が相次ぎ,最後は残念ながら時間のため打ち切られました。
「世界の誰も知らないことを調べることが大事。巨人の肩に乗ることで知識の端っこを知ろう。」,「調べたことは何らかの形で必ず論文(印刷物)にまとめるようにしよう!」など,これから課題研究を進めるに当たってとても大切なことをたくさん教えていただきました。
国分高校のためにはるばるお越しいただいた蔵満先生,貴重なお話をありがとうございました。