公開日 2019年12月06日(Fri)
12月5日,学校医・学校歯科医・PTA・学校関係職員・生徒保健委員が参加して,学校保健委員会が開催されました。
会の中で,生徒保健委員会が「防災について考える」というテーマで発表を行いました。
今年も,九州北部豪雨,関東・甲信越地方を中心とした台風15号・19号の災害による甚大な被害のニュースに心を痛めました。同時に,私たちも地震や台風,その他予想しない災害への備えはできているのか?と考えさせられます。常に一人一人が「いつ・どこで被災してもおかしくない。自分の身は自分で守る!」という意識を持っておかなければなりません。
生徒保健委員会では,冬休みを前に防災について全生徒・職員が学校や家庭で少しでも考え・話し合う機会を持ってほしいと思い,掲示物作成を行いました。
1 避難所の確認について
霧島市を例に避難所の確認をしてみました。市役所安心安全課より住民各世帯に防災マップを配っており,学校周辺にも1カ所避難所があることがわかりました。市役所の方の話から,避難所へ避難する際は1人2日分くらいの食料や飲料水は準備して避難してほしい,避難所へ支援物資等が届くのはだいたい3日目くらいからだと言われました。そのほかの自治体でも同様で,HPでもみることができます。
2 非常食(ローリングストック)について
最近農林水産省や日本気象協会等でも勧めている,食料・飲料水のローリングストックという備蓄方法です。
ローリングストックとは,普段から少し多めに食材、加工品を買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足していくことで、常に一定量の食料を家に備蓄しておく方法です。大手のスーパーや企業のHPでも,「3日間ローリングストックセット」の紹介や販売もしています。自宅でも日常良く使うような食材・加工品を集めたコーナーを作っておき,消費しては補給するというような習慣を作っておくと慌てなずにすみますね。
3 家族で防災会議
もうすぐ冬休みですが,年末年始の家族が集まる機会に,防災について家族の行動,避難所,避難経路,連絡方法等を決めておいてください。
話し合いの内容としては,
・家の中はどこが一番安全か
・医薬品や防災用品の備え
・避難するところや経路
・避難時に誰が何を持ち出すか,どこにおいてあるか。
・家族間の連絡方法と最終的な集合場所
・昼間 や夜間の場合の避難方法など。
それぞれの家庭状況に合った大切な事を話しておいてください。
4 簡単なトイレの作り方の紹介
大事だけれど忘れがちなのがトイレの事だそうです。災害が起こった場合,自宅や避難所のトイレが使用できなくなることも多々あるそうです。この新聞紙で作った箱を何枚か作っておくと,使い捨てトイレになるので参考までに。
保健委員の皆さんポスター作製,発表等お疲れさまでした。これからも頑張ってください。なお掲載したポスターは保健室前に掲示してあります。