理数科朝礼(6月)

公開日 2020年06月22日(Mon)

6月18日(木),今年初めての理数科朝礼が行われました。毎月1回の理数科朝礼は,理数科の縦のつながりを意識する機会となっています。また各学年の代表者がスピーチを行いますが,これは大勢の前で自分の意見を述べる練習になります。

3年生のスピーチ。

「3年生はいろいろな発表会にが中止となり,論文の提出のみになったのは残念ですが,しっかり仕上げていい形で引退できるようにしましょう。2年生はこれから理数科課題研究の中心になるので,壁にぶつかってもメンバーで協力して乗り越えていってください。1年生は課題研究の班を決めているところだと思います。班が決まったら早めにテーマを話し合い,一刻も早く研究に取りかかってください。」DSC_0002

同じく3年生。課題研究で取り組んだハザードマップの研究について触れ,興味がある人は引き継いで欲しいと呼びかけました。DSC_0004

2年生のスピーチ。

「私の姉は大学の薬学部で薬剤師になるために学んでいます。どうやってなりたいものを見つけたのかと聞くと,なりたいではなく,したいことを見つけたのだと言っていました。『人を助けたい,人が健康に生きることの手伝いをしたい』と思ったそうです。私も自分のしたいことをしっかり考えて進路を決めていきたいと思います。」DSC_0006

同じく2年生。次期生徒会長です。

「ネイティブアメリカンの教えを紹介します。『あなたが生まれてきたとき,あなたは泣いて周りの人は笑っていたでしょう。だからあなたが死ぬときは,あなたは笑って周りの人に泣いてもらえるような,そんな人生にしましょう。』私は学校をより良くしていきたいというのはもちろんですが,後から思い出していい高校生活だったなあと思いたいし,皆さんにもそう思ってもらいたい。そのために生徒会長になりました。さらにはネイティブアメリカンの教えのような人生にしたいし,皆さんにもそんな人生を送って欲しいと思っています。これからこの国分高校を一緒につくっていきましょう。」DSC_0009

1年生のスピーチ。部活動も本格的に再開したことについて触れ,課題研究や学習と両立しながら毎日の練習を頑張っていきたいと語りました。DSC_0011

理数科主任のW先生のお話。

「今日6月18日は,大森貝塚を発見したことで知られるエドワード・モースが生まれた日です。モースは明治10年に腕足類(貝類)の研究のためにアメリカから来日し,東京大学の教授として多くの研究者を育てました。東京大学の図書館の設立や多くの学会の設立にも関わり,腕足類の研究だけでなく民俗学の研究も行いました。アメリカとの学術交流にも大きく貢献しました。東京大学の礎だけでなく.明治初期の日本の科学会に大きな影響を与えたモースの人生に思いを馳せてみてください。」DSC_0014

とても中身の濃い理数科朝礼になりました。