公開日 2020年08月06日(Thu)
8月5日(水),鹿児島大学から10名の留学生を招いて サイエンス&カルチャー・エクスチェンジ・プログラム(国際交流プログラム)が行われました。3月のマレーシア研修が中止になったため,それに変わる国際交流プログラムとして企画されたものです。参加したのはマレーシア研修に参加予定だった生徒を中心として,3年生30名,2年生20名,1年生12名の計62名です。
生徒館1階の1年生の教室を使い,生徒も留学生も5つのグループに分かれて交流しました。昼食時間も入れて5つのコマがあるので,きれいに一巡する形です。
運営は各グループに任されたので,様々な交流の形が見られました。写真は中国からの留学生がホワートボードを使って中国の説明をしているところです。もう一人はアフリカのマラウィからの留学生です。
この教室は日本文化を紹介し,さらに体験してもらおうというテーマだったようです。
定番の書道体験。マラウィからの留学生はどうやら水産学部ですね。ちなみにこのような記念写真の時は,マスクを外してもらいました。
日本文化を代表する?「二人羽織」は全世界でウけるようです。羽織が不十分ですが,十分楽しんでもらえたようです。
インドネシアからの留学生も喜んで参加。流暢な英語で話してくれましたが,日本文化が専門で,実は日本語もペラペラです。
上手に鶴を折り上げた手前の女性は,ネパールからの留学生。専攻は神経外科だそうです!
お返しに得意のダンスを披露してくれました。マスクのままのダンスはちょっときつかったのでは?
こちらの2年生中心の教室では,自分たちの課題研究を紹介してコメントをもらったり,調査に協力してもらったりしていました。
写真のタンザニアからの留学生は歯学部で勉強しています。「タンザニアとケニアの国境はとてもいい加減で,野生動物は普通に行ったり来たりするし,マサイ族も平気で行ったり来たりする。」と言う話はバカうけでした。
中国からの留学生の「天然パーマに悪いやつはいない!」と書かれたTシャツは,こういう場面での「つかみ」としては最高だなと思いました。
こちらの教室では,グループを作り,会話重視の交流を行いました。
とても真面目で誠実な人柄が印象的だったネパールからの留学生は神経外科専攻の医学生です。話せる言語はなんと6カ国語!
農業経済学を学ぶベトナムからの留学生。とても気さくな方で話しやすかったです。
こちらの教室はALTのジョニー先生も加わり,質疑応答形式で交流しました。向かって左が中国からの留学生で,工学部で勉強しています。右はウガンダからの留学生で,稲作等の農業について研究しています。
各教室での記念写真。
最後は校舎の前で記念写真。
短い時間でしたが,とても有意義な交流ができたと思います。マレーシア研修の代替案としてスタートした企画でしたが,今後も続けていってもいいかもしれません。
別れ際に握手をしようとした生徒に対して,ネパールの留学生が「今日はお互いのために握手はしないルールだから。」と断っている姿が見られました。生徒にも留学生にも申し訳ない気持ちになりましたが,コロナ対策上仕方ありません。留学生の皆さんの意識の高さを感じた一幕でした。マスクの着用にも協力してくださいました。
異国の地でのコロナ禍という大変な状況が続くと思いますが,お体に気をつけて勉強・研究の方も頑張ってください。
10名の留学生の皆さん,本当にありがとうございました。