国分寺石塔クリーニング研修

公開日 2020年11月03日(Tue)

11月2日(月)午後,国分高校近くにある国分寺跡で行われている石塔クリーニングの様子を見学させていただきました。

参加したのは理数科の1・2年生。霧島市教育委員会が主催する石塔の調査・保全作業について,科学的な見地からご教授いただきました。

石塔の経年劣化の状況を調査したり,保存のために処理を施したりということが数年おきに行われているそうです。

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生徒たちは,細かな作業,歴史的建造物,特に石の保存について学ばせていただき,さらに科学に興味を持った様子でした。

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石塔に着く「地衣類」についても説明をしていただきました。地衣類をいかにコントロールするかが鍵になるようです。PB020105

ルーペで「地衣類」の観察をしています。

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隣接する施設では,高温によって地衣類を死滅させる実験中でした。

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あいにくの雨の中でしたが,テントまで立てていただき,ありがとうございました。とても勉強になりました。

関係の皆様に御礼申し上げます。

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霧島市と観光協会のサイト情報から

大隅国分寺跡(附宮田ヶ岡瓦窯跡(つけたりみやたがおかかわらかまあと))

奈良時代の聖武天皇は、天平13年に国家の鎮護と五穀豊穣を祈って、国ごとに僧寺と尼寺の建立を命ずる勅令を出しました。国分の名の由来となった大隅国分寺は、奈良時代末期から平安時代初期にかけて建てられたといわれています。今では、康治元年(1142)の銘のある六重層塔と石像にその名残をとどめています。

平成16年5月には、姶良市の宮田ヶ岡瓦窯跡が、大隅国分寺の瓦を作成した窯として追加指定されています。

  • 大正10年3月3日指定(国指定史跡)

奈良時代に聖武天皇は、天平13年(741)に国家の鎮護と五穀豊穣を祈って、国ごとに国分寺(僧寺)と尼寺の建立を命ずる勅令を出しました。

その国分寺が霧島市「国分」の名の由来となりました。現在国分寺跡には、康治元年(1142)の銘のある石造層塔と石造が残っています。

所在地:霧島市国分中央1丁目1794