公開日 2022年01月05日(Wed)
12月20日(月)~21日(火),SSH活動の一環として宮崎サイエンス研修が行われました。参加したのは普通科理数科の2年生9名と進路の決まった理数科3年生2名。
1日目の最初の研修地は小林市のオオヨドカワゴロモ自生地。天降川等に生息するカワゴケソウに近い植物です。下見ができないまま出発しましたが…,なんとか生息地に到着。ここは生息地の北の端あたりですが,川に降りる場所が見つけられず。
次の場所では降りられそうです。カワゴケソウとカワゴケミズメイガの関係を調べた生徒が先頭に立って探索開始。
そうそうこんな環境!いかにもありそうです。
「あったー!」
スマホを専用のケースに入れて水中撮影。
これがオオヨドカワゴロモ! カワゴロモと比べて縁がめくれている印象です。ちなみに手前側が下流です。この小さいつぶつぶは蕾だと思いますが,12月20日でまだ蕾なんですね。
カビゴケも探しましたが,そちらは見つけられませんでした。
帰り道,滑って急流に落っこちないよう注意してください。
次の研修地は,宮崎健総合博物館。
昆虫標本の展示が充実していました。ただ標本が並んでいるだけではなく,コンセプトをもって作られた標本箱はとても勉強になりました。
恐竜の骨格標本。あ,名前を確認するのを忘れました…。
こちらはマンモスだったかな?
哺乳類のコーナー。そうか宮崎にはニホンカモシカがいるんですね。
「ヤマドリの地理的変異」!九州南部のコシジロヤマドリが一番きれい!と思っていましたが,5亜種それぞれの美しさがあります。はく製のクオリティーも高く,特徴や識別点がシンプルにまとめられていました。これは必見だと思います。
時節柄こんなコーナーも。
民族や歴史の展示も充実しており,2時間では時間が足りませんでした。
1日目の最後は宮崎西高校。
図書室でサイエンス部の生徒さんたちとお互いの課題研究の発表を通して交流しました。
宮崎西高校の発表。
国分高校の発表。カビゴケ班。
カブトムシ班。活発な質疑応答でした。
その後は個人的に質問をするなど思い思いに交流しました。これもとても貴重な時間になりました。
宮崎西高校サイエンス部の皆さん,ありがとうございました。
1日目,盛りだくさんの充実した研修になりました。