公開日 2022年01月07日(Fri)
12月21日(火),宮崎サイエンス研修2日目の様子です。
最初の研修地は宮崎市内からほど近い「加江田渓谷」。ここでの目標はカビゴケの探索です。
遊歩道を歩き始めて2分,あっけなく見つかりました。ツワブキの葉の上にびっしりと生えているカビゴケ,分かりますか?
フユイチゴの葉の上にもびっしり!
スマホで拡大するとこんな感じです。独特な匂いをお伝え出来ないのが残念です。
あまりにもあっけなく見つけてしまったので,次に「オオムラサキ」の越冬幼虫を探しました。
エノキの根元の葉をひっくり返すと…,これまたあっけなく2枚目で発見!
ん?背中のとげが4対見えるけど,2対目が小さい…。ということはゴマダラチョウ?
よくわからないのでとりあえずたくさん集めてみました。合計28匹。半分以上は越冬幼虫探しの天才Mさんが見つけました。
みんなで精査した結果,残念ながらすべてゴマダラチョウ…。
想定以上の成果を上げ,渓谷美も堪能して2時間の研修終了。マスクを外して記念写真。
次の研修地は宮崎大学!
まずは学食で昼食です。テーブル間の距離,つい立て等,コロナ対策も万全でした。
3月に国分高校を卒業した3名の先輩たちが,学内を案内してくれました。写真は農学部獣医学科の牛舎です。
3名の先輩たちとマスクを外して記念写真。
続いて宮崎大学の先生方と交流。司会進行を務めてくださった荒武先生は国分高校の山﨑校長先生と学生時代からのご友人だそうです。自己紹介の中で山﨑校長の若かりし頃の写真も出てきてみんなざわついていました
こちらがその問題の写真です。顔が隠れているのが荒武先生。場所は北アルプスの名峰槍ヶ岳。山岳部だったんですね。山頂直下で足を骨折した荒武先生を山﨑校長が背負って下山したという逸話はまさに武勇伝!
カビゴケ班の研究発表。
Zoomで参加してくださった高知大学の片桐先生からも貴重なアドバイスをいただきました。
カブトムシ班の研究発表。
昆虫学がご専門の大野先生から鋭いご指摘やアドバイスをいただきました。
短時間ではありましたが,大野先生による講義も行われました。とても勉強になりました。
最後に大学の附属図書館も見学させていただきました。
2日目もとても充実した研修になりました。
荒武先生,大野先生をはじめ関係者の皆様,丁寧なご対応ありがとうございました。