公開日 2022年08月06日(Sat)
2022年8月6日(土),日本蘚苔類学会がZOOMにて開催されました。本校のカビゴケ班はポスター発表にエントリーし,発表・質疑応答に臨みました。
大学教授など専門家からの指摘や意見も受けて,実りある大会参加になったようです。
講演要旨集に掲載された本校生徒の発表題目。
接続が確認できたら,今日の発表に向けて最終調整です。話す速度をいかに抑えて,5分の中に自分たちの主張を入れるか,最後まで試行錯誤していました。
午前中は口頭発表を視聴します。DNA解析を葉緑体で行う研究者が多いなど,知らなかったことがたくさんありました。
学会恒例の集合写真撮影。今回はZOOMの参加画面をキャプチャーするそうです。スマイル!
ポスター発表コアタイムの始まりです。5分間の中に,自分たちの研究成果をまとめました。
気合いが入ったか,イスをどけて前のめりで解説中です!
聴衆がみえない中,ポスターをポインタで示しながら講演するのは,やはり勝手が違います。
質疑応答の時間です。自分たちのポスターの部屋に来訪され,ご意見くださる方たちとやり取りします。すでに落ちついて,椅子に座っています。
質疑応答に回答する係と,そのやり取りを記録する係に別れ,対応しました。見えない相手にも,つい身振り手振りが出てしまいます。遠隔参加はやはり難しいですね。
質疑応答の中で,
・カビゴケのニオイ成分は「エチルアニソール」とすでに同定されていること
・DNA系統解析にまだまだ注意しなければならない点があること
・日本に1種と言われているカビゴケだが複数種の可能性があること
など,様々な指摘がなされました。
学会発表は自分たちの研究を一つ上のステージに引き上げてくれる,という意味で貴重な機会ですね。
本来ならば,会場で休憩時間に研究者に声を掛けて,お話を聞く機会も経験させてあげたかったです。カビゴケ班の皆さん,大変お疲れ様でした。良い経験ができましたね!