公開日 2022年12月19日(Mon)
12月19日(月),2学年を対象に性教育講演会が行われました。講師は公益社団法人鹿児島県看護協会の助産師であり,鹿児島医療福祉専門学校助産学科の大渡 理緒奈先生です。
大渡先生の元には,本校卒業生も学生として学んでおり,助産師を目指しているということです。
講演には芸能人がYouTubeで公開している性教育に関する動画を紹介したり,本校生徒に事前に聞き取ったアンケート結果を示したりしながら,生徒達に考えさせる問いかけを投げることで,いろいろと考えながら聞き入ってしまう内容でした。
先生の講話も良かったのですが,国分高校の生徒は「聞く姿勢」が本当に素晴らしいです。底冷えのする体育館でしたが,皆さんしっかりと聞くことができています。
○「性」という漢字は,「心」が「生きる」というように分解できます。すなわち「命」という意味なのです。
○「生殖の性」「快楽の性」「連帯の性」という3つの性は,どれも大切なものです。ただし,バランスがうまくとれていないと,相手のことを尊重しない,自分勝手な「性」に陥る可能性があります。
○高校生は体が成長し,生殖に関して体の準備はできています。では,心の準備はできていますか?
先生の問いかけに,いろいろと思いを巡らせながら,各自の受け止めを行ったことでしょう。
自分と相手を大切にする,パートナーとのあり方を考える機会になった講演会でした。大渡先生には,寒い体育館で50分間じっくりとお話をしていただき,本当にありがとうございました。