舞鶴フィールド研修Ⅰ(霧島ジオパーク研修)について

公開日 2023年07月21日(Fri)

 7月21日(金)に鹿児島大学名誉教授大木先生,霧島ジオパーク石川先生を講師に,舞鶴フィールド研修 I(霧島ジオパーク研修)を実施しました。

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 毎年,理数科の1年生はこの時期に本研修(霧島ジオパークでのフィールドワーク)を行います。

 岩戸の露頭では,(1) 国分平野が湖だったときの堆積物,(2) 11万年前に鹿児島湾の入り口で起きた阿多火砕流堆積物,(3) 再び堆積した地表面の有機物を含む地層,(4) 約6万年前の岩戸火砕流,(5) 再び湖になった際に堆積した地層,(6) 2.9万年前に姶良カルデラが噴火際した際の入戸火砕流堆積物(通称シラス)の層が見られ,世界的に見ても非常に素晴らしいものだと伺いました。

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 可憐なイワタバコも咲いていました。

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 霧島ジオパークにある大出水の湧水で霧島の大自然を堪能している様子です。

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 本研修は実際に霧島ジオパークに行き,そこで大木先生,石川先生の説明を聞くことで,霧島ジオパークの探究的な価値を知ることが目的です。様々なジオサイトを巡り,多くのことを学ぶことができました。 たくさん遊んで,全身を使って霧島ジオパークの価値を感じることができたようです。

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 今回の研修で生徒たちに伝えたかったことの一つが,後継者になって欲しいということでした。霧島市ジオパーク推進室の石川さんが,今後世界ジオパークを目指して活動する際に,是非今日の研修を受けた皆さんの中から,一緒に汗を流してくれるような研究者・職員が生まれて欲しいです。

 毎年,本研修の講師をお引き受け下さっている大木先生,石川先生ありがとうございました。