公開日 2024年10月31日(Thu)
令和6年10月31日,県民交流センターにて生徒理科研究発表大会が開催されました。課題研究の現在の成果を披露しあう高文連の大会で,本校からは理数科の1,2年生がプレゼン発表11班,ポスター発表2班に出場しました。
物理分野は2班です。
2年生が波の研究を披露しました。様々な実験条件を作成した結果を披露しました。
1年生は,教科書に例示されるペットボトルから水が出てくる放物線について,あっと驚く研究成果を披露しました。
化学分野は4班出場しました。
BTB班は,沸騰石を入れて加熱したさにアルカリ性になることを証明しました。
硫化水素を発生させる実験で救急搬送事故が起きるのを,防ぐための手法を提案しました。
他にもバリウム元素が炎色反応で緑になる条件を探し当てたり,自然環境での二酸化窒素イオンの濃度を測定して赤潮を抑制する研究も披露しました。
トンボ班は,準絶滅危惧種に関する研究を披露しました。
エビ班は50数回にわたるフィールド調査の結果を披露しました。
1年生惑星班は,天体望遠鏡で木星や土星の表面に起きる発光現象を探索した経験を披露しました。
超新星の観察を計画している1年生が,現状を解説しました。2年生桜島班の写真は撮りそびれました。
参加希望が多かった生物分野では,1年生の2班がポスター発表に臨みました。
成績発表では,化学班の2年生BTB班が最優秀賞を得て,九州大会および来年夏の全国総文祭の出場権を獲得し,同じく化学班の1年生炎色反応班,物理班の放物線班が12月開催の九州大会出場権を得ました。
受賞された皆さん,おめでとうございます。賞が取れなかった研究班も,今後さらに修正を加えて,よりよいものにしていきましょう。生物会場の閉会式で,審査員の先生が言われました。
「以前と異なり,最優秀賞を受賞する学校以外にも,多くの学校が素晴らしい成果を披露しあう,ボトムアップの現状が見られます。ぜひ,何を伝えたいのか,どこがおもしろいと思われるのかを聞き手に伝えるように,発表内容を精選してください」
受賞は喜ばしいですが,もし届かなくても,研究に向かう姿勢と意欲,試行錯誤の悩みを経験として,自分自身の成長に役立てていきましょう。皆さんお疲れさまでした。