公開日 2024年11月13日(Wed)
11月12日(火),国分高校を会場に,令和6年度フレッシュ研修(初任校研修)第2回研究授業研修が行われました。今年度から新規採用された県内の35人の先生方と,指導助言に携わる総合教育センターや県教育委員会の担当者17人が来校しました。
始めに,県総合教育センターの新福次長兼研修部長から挨拶をいただきました。
続いて,国分高校の石谷校長から講話をいただきました。
次に,先輩教師からの事例発表ということで,国分高校の荒武教諭(数学科)と加世田教諭(国語科)の2人が,今までの経験を踏まえて話をされました。民間企業での勤務を経験して初任校の国分高校で勤務している荒武教諭からの思いのこもった話や,国分高校が2校目の勤務校で,産育休を経験して職場復帰したことから感じていることを伝えた加世田教諭の話は,新規採用の先生方の心に響いたと思います。
次に,地歴公民科の福滿教諭が研究授業が行われました。単元名は,「北アフリカとサハラ以南アフリカ 歴史的な背景によって形成された多様な文化」です。前時までの振り返りや導入のクイズ形式の発問,ワークシートを活用しながらのペア・グループワーク,挙手をさせたり指名して答えさせたりしてメリハリのある授業が展開されました。教科書,タブレットも活用し,ディスプレイにも注目させながら,中学時の復習の視点も入れた授業になっており,生徒たちは活気のある授業に主体的に参加していました。
福滿教諭は北アフリカ地域の主食になるクスクスを教材として準備しており,生徒たちが実物を見て興味深そうにしていたのが印象的でした。蓋を開けて匂いを嗅ぐ生徒が多かったです。
参観者も机間巡視をして,全体的にとても動きのある素晴らしい授業だったと思います。
研究授業の後は授業研究です。グループに分かれて,研究授業の内容についてKJ法を用いて意見を交換します。
様々な視点から授業を捉えることができるので,自分の授業にも生かすことができると思います。活発な意見交換がなされていたようでした。
各グループで出された意見の発表です。他の班の意見も,とても参考になります。
高校教育課の飯田指導主事からの指導・助言です。御自身の経験や思い出を交えながら,分かりやすく的確な内容で新規採用の先生方に授業の在り方等について伝えていただきました。
最後は教科別の研究協議です。学習指導上及び生徒指導上の課題とその対応策について協議が行われました。同じ教科の仲間たちと意見の交換をすることができて,とても良い機会になったのではないでしょうか。人数の少ない教科については,指導者と1対1での協議になったので,とても内容の濃い時間になったと思います。
丸一日の研修でしたが,とても充実した内容だったようです。研修に参加された皆さん,お疲れ様でした。今回の研修を生かして,それぞれの学校で更に活躍してください。