公開日 2025年05月14日(Wed)
5月13日(火)に,日本金属学会の高校生ポスターセッションで「優秀賞ポスター賞」を受賞した理数科3年生の硫化水素班の生徒たちがが,霧島温泉郷を訪問しました。
全国の温泉地でも硫化水素による事故が起こっていることから、地元の霧島温泉郷で測定を行いました。また,今回の実証実験は,有毒な硫化水素が発生している危険性を考慮し,霧島ジオパークの石川先生の御同行と御指導の下で,安全に配慮をして実験を行いました。
まずは,霧島国際ホテル下の遊歩道で測定をしました。
次に,前田温泉「ガジロが湯」(株式会社前田産業)様の御協力の下,源泉での硫化水素測定を行いました。
株式会社前田産業様との話の中で,霧島の地熱エネルギー発電について話題になりました。現在,NEDOや東京大学が工場からの排熱発電システムに取り組んでおり,霧島温泉でも応用できるのではないかと考えているそうです。
興味のある方は,ここをクリックしてください。
とても充実した実証実験を行うことができました。霧島ジオパークの石川先生及び株式会社前田産業様の御協力,本当にありがとうございました。
中学校の理科の実験における硫化水素発生による生徒の体調不良の事故のニュースが頻繁に聞かれます。国分高校の硫化水素班の生徒たちの取組が,全国の実験における事故防止に生かされることを期待しています。