演劇部定期公演報告

公開日 2016年05月09日(Mon)

5月8日(日),霧島地区高校演劇合同定期公演が行われました。参加したのは霧島高校,国分中央高校,国分高校の3校。外はあいにくの雨模様でしたが,多くの方が会場に足を運んでくださいました。

国分高校は3番手。演目は「ホタル」。

Img_1110ある日,交通事故で突然この世を去った主人公「蛍」は,あの世の入り口で神様から予想外のことを伝えられる。

「君はこの世でのノルマを果たしていないので,しばらくホタルになってもらう。」

夜,泉に行ってみると,果たし切れていないノルマを抱えたホタルたちがいた。

Img_1129あいちゃんは蛍との心の交流を通して,「人との関わり」というノルマを果たし,あの世へと旅立っていった。

Img_1141静子さんは「働く」こと,良夫さんは「家族の大切さに気づく」というノルマを果たし,ホタル仲間たちは次々とあの世への旅路につく。

そんな中,「学ぶ」というノルマを果たしたはずの樹は,神様から「自分の中に何か未練があるはずだ。」と旅立ちを許されない。

Img_1166樹は素性を隠し,伝言という形で両親に感謝の気持ちを伝えた。そして主人公蛍を残してあの世へと旅立つ。

Img_1181最後に残った蛍は,偶然にも同じ「ほたる」という名の少女に恋心を抱くようになり,思いを伝える。そして彼もあの世へと旅立っていった。彼が果たしていなかったノルマとは?

それは「人を愛すること」。 

脚本は,2年生の堀ノ内彩未さん。

私は人生のノルマを果たせているかな?と考えさせられる作品でした。

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テーマはそれぞれ異なりましたが,“演劇”にかける高校生たちの若いエネルギーを感じることのできた3時間でした。

霧島高校,国分中央高校,国分高校の演劇部の皆さん,お疲れ様でした。