舞鶴最先端サイエンス研修

公開日 2018年12月17日(Mon)

12月12日(水)~14日(金)の4日間,東京・筑波で舞鶴最先端サイエンス研修を実施しました。参加者は1年生の生徒12名(男子3名,女子9名),引率教員2名です。

12日(水) 7:30~ 鹿児島から羽田までは飛行機で移動。羽田空港からは地下鉄等を利用して東京大学まで移動です。生徒達はこれから始まるサイエンス研修にわくわくです!1

11:00〜 東京大学に到着。最寄りの駅から東京大学までは総長室総括プロジェクト機構「プラチナ社会」総括寄付講座の五十嵐悠先生が案内してくださいました。

東京大学工学部内にある「プラチナ社会」総括寄付講座の会議室で昼食をとらせていただきました。隣の部屋はJAXAの会議室でした。2

12:30〜 東京大学で行われたJST主催の「低炭素社会戦略センターLCS シンポジウム」に参加しました。サステナビリティの視点から地球の低炭素社会の実現を目指すためのシンポジウムです。日本のトップレベルの研究者が集い,講演や発表が行われました。高校生の参加は国分高校のみでした。

最初はポスター発表を見学しました。本校生は積極的に疑問点や興味を持った点を質問しました。先生方はやさしく,わかりやすく説明してくださいました。4

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ポスター発表の後は東京大学総長室顧問および国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)低炭素社会戦略センター(LCS)副センター長の山田興一先生のご講演を聴くことができました。「明るく豊かな低炭素社会」に向かう2050年の姿をわかりやすく学ぶことができました。写真は講演前の生徒と引率の先生の様子です。

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15:00~ 次は東京大学でのワークショップです。会場までの移動中に,赤門で記念撮影を行いました。6

ワークショックでは東京大学 国際高等研究所サステイナビリティ学連携研究機構「プラチナ社会」総括寄付講座の代表である菊池康紀先生にご指導をいただきました。

まずは本校生(3班)が課題研究のテーマ発表。

霧島の観光班の発表。

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数学班の発表。

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次に持続可能な社会を考えるために,本校生が調べてきた「霧島市の水について」を発表しました。10

次に菊池先生によるサステナビリティについての講義,ワークショップがありました。持続可能な社会を創造するために,自分達が「すべきこと」,「したいこと」,「できること」を考えるワークショップでした。11

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菊池先生,五十嵐先生から貴重なご指導・ご助言をいただきました。今後の課題研究に生かしていきます。

19:00~ 東京大学の研修の最後は,学食で菊池先生,五十嵐先生,鹿児島出身の東京大学の学生と食事をとりながら交流を深めました。東京大学ではサステナビリティについて多くのことを学ぶことができました。

2日目 13日(木)

9:00~ 筑波のJAXAで施設見学やロケット事業についての説明を聞き,宇宙工学について多くのことを学びました。14

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13:30~ 理化学研究所では,理化学研究所の役割や施設・設備見学,万能細胞についての講義を受講し,科学技術者・研究者の心構えや研究の魅力・やりがいを学びました。16

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16:20~ 筑波大学での研修では,農学部,理学部の研究室を見学したり,留学生と交流をしたりしました。英語でのコミュニケーション能力も重要!研究室では大学・大学院生の研究内容を紹介していただき,大学での研究の様子を知ることができました。

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筑波大学の研修の後半は,鹿児島出身の藏滿司夢先生に,「わたしがSSHで学んだこと」という講義名で授業をしていただきました。研究の魅力や,SSHの柱である課題研究を通してコミュニケーション能力や科学的思考力,協調性,リーダーシップ等,現代社会で求められている様々な資質・能力を育成することができるということを学びました。21

3日目 14日(金)

9:00~ 国立科学博物館を見学しました。動物や植物,化石,岩石,機械等,様々なものが展示されており,大いに刺激を受けました。22

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3日間の研修を通して,科学技術に対する理解が深まり,科学的リテラシーを養うことができました。また,東京大学でのサステナビリティについての講義や課題研究の発表・質疑応答を通して,サステナビリティについての理解も深まり,最新の研究手法や分析方法について学ぶことができ,とても有意義な研修となりました。関係者の皆様,ありがとうございました。