4 学習・進学関係
2024年11月19日(火)
ステップアップ研修研究授業
国語科の加世田教諭のステップアップ研修研究授業が1年6組で行われました。題材は伊勢物語「芥川」です。前時の復習を導入に,単語クイズやペアワークをしながら生徒の学習活動に対するやる気がアップしていく様子がよく伝わってきました。
先生からの問い掛けに対して,生徒たちは挙手をしたり,積極的に発言したりしていました。ペアやグループワークにも積極的に参加して意見を出し合っていて,教室に活気がありました。
また,クラスパッドを活用して授業を進め,生徒たちは提出した資料をタブレットで共有して,それを基に考えさせる展開もありました。
生徒たちに最も理解を深めてほしい場面では,ゆっくりと考えさせたり話し合わさせたりしながら,本文の内容の理解と助動詞の活用を併せて学習できるような工夫も見られました。
登場人物の気持ちになって考えさせたり,時代背景を基に場面を想像させたりしながら生徒たちは楽しそうに学んでいました。
今までの経験を生かしながら,テンポ良く,生徒の反応も良い素晴らしい授業が行われました。生徒の皆さんもたくさんの観客に囲まれて緊張したかもしれませんね。加世田先生も生徒の皆さんもありがとうございました。
2024年11月19日(火)
出前授業「新エネルギーを考える(水素エネルギーを中心に)」
11月19日(火)に,鹿児島県商工労働水産部エネルギー対策課エネルギー高度化係の事業である「水素エネルギーに関する出前授業」が行われました。授業のタイトルは「新エネルギーを考える(水素エネルギーを中心に)」です。講師の先生は,大阪教育大学名誉教授の有賀正裕先生と(一財)大阪科学技術センター普及事業部大阪科学技術館の増山隆仁先生です。有賀先生からエネルギーの変遷などについて説明を受けた後,水素を発生させて爆発させる実験を行いました。かなりの音と衝撃の強さに,生徒たちは歓声というか驚きの大声を張り上げていました。
休み時間には,鹿児島県の公用車であるトヨタ社の燃料電池車MIRAIを拝見させていただきました。生徒たちは運転席や助手席に座らせてもらったり,ボンネットを開けて中を見せてもらったりして興味津々でした。最近,マラソンや駅伝の先導車でよく見かける車ですよね。一般庶民には補助金をもらってもまだまだ手の届かないような高級車です…。とても静かで格好いい車でした。
休み時間の後は,実際に燃料電池を製作して発電させ,プロペラモーターを回す実験を行いました。電極にメッキ加工を施して電池ユニットを組み立て,水素を発生させてから電池ユニットとプロペラモーターを接続しました。うまく回った班とそうでない班があったようですが,生徒たちはとても楽しそうに実験に取り組み,充実した時間を過ごすことができたようですす。
生徒たちの反応がとても良かったとお褒めの言葉をいただきました。普段から課題研究にしっかり取り組んでいる国分高校生なので,今回の出前授業のようなイベントは楽しくて仕方が無いのでしょう。これからもこのような機会がたくさんあるといいですね。鹿児島県商工労働水産部エネルギー対策課エネルギー高度化係の皆様,大阪教育大学名誉教授の有賀正裕先生,(一財)大阪科学技術センター普及事業部大阪科学技術館の増山隆仁先生,素敵な機会をいただき,ありがとうございました。
2024年11月07日(木)
グローバルクラスルーム3回目
国分高校は今年度,グローバルクラスルームに選出され,1年生の希望者がオーストラリア・クィーンズランド州:ウィリアムロス高校と交流を行っています。
3回目の今回は,食文化について交流を行いました。
すき焼きやスウィーツなど,日本の食について紹介しています。原稿を作り,わかりやすく説明できるよう,心掛けています。
ZOOMを通して海外の方とやりとりができる,国外がとても身近になってきました。
「Mission Complete ! 」思わず出た笑顔と拍手が,今回の交流の成功を物語っています。
次回は討論を予定しています。楽しんで学びましょう!
2024年10月24日(木)
グローバルクラスルーム1回目
国分高校は今年度,グローバルクラスルームに選出され,1年生の希望者がオーストラリア・クィーンズランド州:ウィリアムロス高校と交流を行います。
10月24日(木)は,第1回目の交流授業でした。Zoomでつなぎ,自己紹介やインタビューを50分間楽しみました。
いくつかのグループに分かれて,それぞれに交流しています。グループごとに異なるリアクションをするので,写真撮影が難しく,モグラ叩きのようになってしまいました。
しかし,国分高校生は柔軟に,様々な状況に対応できると,本当に感心します。
今年度,残り3回の交流授業も,楽しんでいきましょう!
2024年10月09日(水)
姶良市長・教育長表敬訪問(ハンドボール部安水さん)
ヨルダンで行われたハンドボールの第10回男子ユースアジア選手権に出場し,日本チームの初優勝に貢献した安水昂大さんが,顧問の德留先生・石谷校長とともに姶良市長と教育長を表敬訪問しました。安水さんは姶良市の姶良小学校と重富中学校の出身で,小学校の時にお姉さんの影響で姶良スポーツクラブに入会してハンドボール競技を始めたそうです。
はじめに,安水さんが自己紹介をしてから今回のアジア選手権の結果報告をしました。それから,姶良市の湯元市長から感想を述べていただいたり,質問をいただいたりしました。ハンドボール競技,特にゴールキーパーというポジションの魅力ややりがい,今後の抱負などについての話が盛り上がりました。安水さんは,ゴールキーパーが相手チームのシュートを止めるワンプレーが試合の流れを変える所が魅力ですと答えていました。また,大学に進学して競技力に磨きを掛け,将来は日本代表として活躍したりハンドボール競技が盛んなヨーロッパのチームでプレイしたりすることが夢ですと答えていました。市長からは,来年の7月にスロベニアで行われる世界選手権の代表に選出されることを期待していますということと,高校時代にヨルダンで行われた大会に日本代表として出場して優勝した経験は人生の大きな糧になるはず,将来は姶良市出身,国分高校出身として日本を背負って活躍してほしいという激励をいただきました。
最後に記念撮影をしましたが,市長から,「ハンドボール競技のゴールキーパーは動きが激しいから体も柔軟なんでしょうね。」というお言葉をいただき,安水さんが開脚を披露する場面もありました。
金メダルを胸に掛けて記念写真撮影です。
湯元市長,前田教育長をはじめ,姶良市役所の皆様には大変お忙しいところを御対応いただき,本当にありがとうございました。
2024年10月08日(火)
進路講演会
10月7日(月),千葉工業大学の吉田直史先生に進路講演会をしていただきました。吉田先生は長年駿台予備学校にて進路指導に携わり,東京大学をはじめ多くの難関大学に進学していった生徒を見守ってきた経験をお持ちです。
1,2年生の希望者だけを対象にした,進路講演会を行いました。
まず,第一に強調されたのが「しっかりとした目的意識」でした。浪人した女子学生が「来年はGパンで東大の合格発表を見に行きます」と,4月の決意表明で記した例を挙げられ「合格発表のときにアメフト部の人たちに胴上げしてもらうことをイメージした宣言です」と紹介されました。
目的意識が強くなれば,しなければならないことにも立ち向かうことができます。
・登校から夕食までの間に,1時間勉強する隙間を作りましょう。日付の変わる前に,2時間勉強してから睡眠を取りましょう。
・帰宅後制服を脱ぐまでの間に,今日の授業を少し復習しよう。その日のうちの復習が,長期記憶に繋がります。
・スマホを手放す時間を持とう。夢を叶えるために,自分を律することが必要。
何となく聞いたことのある呼びかけもあったかもしれません。しかし講師の力のこもった訴えかけに,終了後「聞いて良かったです」という生徒が多数いたと聞き,非常に嬉しく思います。
国分高校で磨いた探究力や人柄を武器に,進路志望実現に向けた航海を乗り切って欲しい。そのためには,学力を付けることも大切な夢を叶えるパーツなのです。
さあ,国分高校をフル活用して,進路実現を目指していきましょう!
2024年05月31日(金)
教育実習終了
5月13日(月)から,教育実習が行われています。本日が最終日,研究授業も終わらせて,皆さん晴れやかな表情です。
皆さん国分高校の卒業生ですが,旧校舎で3年間を過ごした世代。懐かしい,とはいかなかったかもしれません。
しかし,高校生徒ふれあう中で「教員になりたい」と思ってくだされば,教育実習は大成功です。
今年は採用試験も早まりました。是非がんばってくださいね。ありがとうございました。
2024年03月13日(水)
合格体験談を聴く会
今年の共通テストを受験し,学校推薦型入試や前期試験で国公立大学合格を勝ち取った卒業生9人が,後輩に体験を語るために集合してくださいました。
前半で5人の卒業生が体験を語ってくれました。
※ まとめのノートを作ることに一生懸命にならず,自分の間違えた問題のみを集めたノートが,弱点克服の大きな武器になった。
※ 決して諦めずに,成績が伸びないときにも努力を続けていれば,必ず伸びるときが来る。
※ 英語の単語帳,学校で購入したもので良いので,とにかく早く始めること! 英語は単語力が勝負です!
その他,1,2年生を応援する言葉が並びました。休憩時間を挟んだところ,先輩のところに個別にお話を伺いたい生徒が殺到しました。
素晴らしい時間でした。
後半の4名も,自分の体験を語ってくれました。
※ 部活動を引退するまでは,課題や小テスト,授業の集中で手一杯でした。引退後,1日14時間ぐらい学習時間を作ることができました。
※ 志望校を決めるために,2年生の時にオープンキャンパスに行って本当に良かった!
その他,それぞれの経験を生の声で語ってくれ,1,2年生に響いてくれたと思います。
2年生から「やらない方が良い勉強は?」という問いに「間違えた問題をまとめるノートは役に立つけれど,単元のまとまりだから,という理由で分かるところまで書き写すようなノートを作っていると,時間が足りません。教科書にまとまっているのですから,自分に必要なところだけをまとめるべきです」と答えてくれました。この言葉の意味が分かる人は,非常に素晴らしいです!
2024年03月01日(金)
進路講演会(2年生)
2月26日(月)の6限から7限にかけて,2学年の生徒を対象に進路講演会(小論文・進路講座)を行いました。
講師は鹿児島高等予備校の秋元先生でした。秋元先生は県内の公立高校で国語科の教諭としてご活躍された先生です。
「あなたが書くべきこと,あなたにしか書けないこと,そして,あなたに託したいこと」のテーマで講演をしていただきました。講演とはいえ,生徒たちの近くに立って様々なキーワードを基に柔軟な思考で生徒たちと共に考えるようなスタンスで語り掛けてくださいました。
高校時代に生徒たちが持つべきスタンスや,未来志向をしっかり持って今までの自分の存在価値を認識しながら責任を持って日常を過ごすことの大切さを語っていただきました。
また,保護者を含めた自分の先祖の存在や人生における心臓の鼓動のことなど,普段は当たり前のように考えていることに対して意味を持たせ,自分たちが生きていることに対して,当たり前であることは貴重なことで,貴重であるからこそ責任を持って生活することが将来につながるのだという話題もありました。生徒たちは「はっ!」とするような角度からの問い掛けに新鮮さを感じていたようでした。
また,これからの大学入試に対応する力として必要になる「理解力・発想力・構成力・表現力」について,生徒たちに頭の体操をさせながら興味深い内容で引き付けてくださいました。
進路指導と小論文の二本柱の内容で,大変興味深く内容の濃い講演会になりました。生徒たちが,持ち込んだタブレットやノートにメモを取りながら集中して聞いていた姿がとても印象的でした。また,生徒たちと一緒に聞いていた国分高校の教職員にとっても,普段の自分たちの指導の在り方を考えさせられるような深い内容で,大変ありがたい機会になりました。今回の進路講演会を今後に生かしていきたいと思います。秋元先生,ありがとうございました。
2024年02月21日(水)
合格を語る先輩から学ぶ会
令和5年度,国分高校では学校推薦型選抜や総合型選抜で,現在35人の3年生が国公立大学に合格しています。
2月21日(水),1,2年生の各クラスに3年生が訪問し,自分を振り返った際の思い出などを語る会を,初めて企画しました。
2学年主任の先生から,皆さんへの期待が大きいことを聞き,急に緊張する3年生もいました。大丈夫!だって君らはやり遂げた成功体験があるのですから!
成果発表会の時にも感じましたが,国分高校の生徒は聞く姿勢が素晴らしいです。相手の話を,ごく自然に受け止める才能は,すぐに身につくことではありません。
やはり,先生方が話すことよりも,いままで校内ですれ違っていた先輩が,自分の成功の秘訣を話してくれる方が皆さんには響くことでしょう。
合格した3年生も,自信満々で過ごしてきた訳ではありません。しかし,その時その時の自分に向き合い「どうすればうまくできるだろうか」と素直に考え,自分で自分を調整してきたからこそ,成功をつかみ取ったのでしょう。
国分高校は課題研究が活発ですが,一番大切なのは研究成果ではなく,研究過程で「どうしようか」という迷いに,自分自身で決断していく「自己調整学習」を経験していることが,一番の武器なのです。1,2年生も成果を目指しながらも,その時々に「一番良い自分になるにはどうしようか?」を大切にしてください。