アーカイブ
2018年12月
2018年12月25日(火)
九大アカデミックフェスタ2018で最優秀賞!
12月22日(土),九州大学が主催する「九大アカデミックフェスタ 2018」に,理数科サイエンス部の4班が出場しました。この大会は本来7月末に計画されていましたが,台風の影響で12月に延期されたものです。当日は鹿児島県のプレゼン講習会も計画されていたため,各班から3名ずつ(物理班は2人)の計11名が参加。発表は全てポスター発表でした。
物理班の発表。
化学班の発表。
生物班の発表。
地学班の発表。
ポスター発表の後は,講演会もありました。
結果発表を前に。手応えがあったのでしょうか。表情は明るいですね。
審査の結果,九州を中心に有力校が多数参加する中,なんと…,
生物班が最優秀賞!本人達もびっくりしたようです。
そしてさらに,化学班が3位入賞!しかもこれらは部門ごとの成績ではなく,全体での順位です。
終了後出場者全員で記念撮影。これだけの出場者の中で,並み居る強豪を抑えての1位と3位!素晴らしい成績です。
国分高校から参加した11名で記念撮影。国分高校理数科サイエンス部の歴史にまた1つ大きな成果が加わりました。
参加した皆さん,お疲れ様でした。
2018年12月20日(木)
SSH国分高校理数科課題研究発表会
12月19日(水),理数科の課題研究発表会が行われました。今年は4班中3班が全国大会出場権を獲得,全ての班が九州大会の出場権を獲得していますので,この校内発表会で1位をとるのは県大会優勝よりもずっと難しいのです。しかしこの発表会の結果が,来年のSSH全国大会や理数科大会ステージ部門の出場チーム選考の参考にされるため,各班とも本気です。さらに今年から近隣の学校で科学系部活動の指導をされている先生方を審査員としてお迎えし,審査も本格的です。
まずは校長挨拶。
生物班の発表(ヤクシマエゾゼミの研究)。
物理班の発表(グリーンフラッシュの研究)。
会場の視聴覚室は満席で,後方では立ち見が出るほどでした。審査員の先生方の厳しい視線が怖いくらいですね。発表した生徒たちはさぞ緊張したことでしょう。
地学班の発表(蒲生川の貝化石の研究)。
化学班の発表(バイオエタノールの研究)。
審査もしていただいた霧島ジオパークの石川先生に講評をしていただきました。また審査員の先生方からも一言ずつコメントをいただきました。
質疑応答も活発で,大いに勉強になったのではないでしょうか。審査員の先生方,見学にきていただいた皆様,ありがとうございました。
2018年12月18日(火)
GS女性科学技術者講演会
12月17日(月),GS(グローカルサイエンス)の時間に,1年生全員を対象として,「女性科学技術者講演会」が行われました。講師は種子島にある国立研究開発法人 医療基盤・健康・栄養研究所 薬用植物資源研究センターの安食菜穂子先生。講演のタイトルは「薬用植物~自然からの贈り物」。
種子島から国分高校1年生のためにわざわざお越しくださいました。
実は身近な場所にもある薬用植物について,わかりやすく説明してくださいました。
「世界の誰も知らないことを私は知ってる!という喜びが,研究の醍醐味です。皆さんも課題研究でそんなわくわくする研究活動を楽しんでください。」
男性に比べて女性の研究者は少ないようですが,最近は「リケジョ」という言葉も広まり,女性の研究者も増えつつあるのではないでしょうか。国分高校生の皆さん,世界で誰も知らないことを研究してみませんか?
安食先生,お忙しい中,国分高校のために貴重なご講演をありがとうございました。
2018年12月17日(月)
平成30年度 1月行事予定表
1月行事予定表を掲載します。
2018年12月17日(月)
サイエンスキャッスル2018 ベスト3入賞!
12月16日(日),水俣市で行われたサイエンスキャッスル2018に理数科サイエンス部2年生の生物班が出場しました。書類審査の結果,上位12研究に選ばれ,口頭発表を行いました。
会場は審査員の先生方や出場する高校生,引率の先生方で満員の状態で,ステージに上がってからかなり緊張したようです。
発表時間が7分と短いのがこの大会の特徴です。なんとか時間内に終えることができました。質疑応答では的を射た鋭い質問に対してちょっと答えに窮する場面もありましたが,なんとか乗り切りました。
昼食の後はポスター発表です。口頭発表への参加チームはポスター部門の審査対象外ではありますが,ポスター発表を行って他校の生徒と交流することができました。
ポスター前にはエゾゼミ類の標本やPCを準備し,アニメーションを使ってより詳しく仮説の説明等を行いました。
熱心に質問してくれています。
審査結果の発表です。
昨年は現3年生がエンマコガネの研究で同じく口頭発表に出場したものの,入賞はできませんでした。
さあ今年の結果は…,「水俣環境アカデミア賞(3席,ベスト4)!」
参加した6名全員がステージに上がり,賞状をいただきました。
表彰式後,ポスター前で記念写真。
なかなか1位をとるのは難しいですね。しかし九州大会や全国大会の常連校の中でのベスト4入賞は立派です。お疲れ様でした。
2018年12月17日(月)
舞鶴最先端サイエンス研修
12月12日(水)~14日(金)の4日間,東京・筑波で舞鶴最先端サイエンス研修を実施しました。参加者は1年生の生徒12名(男子3名,女子9名),引率教員2名です。
12日(水) 7:30~ 鹿児島から羽田までは飛行機で移動。羽田空港からは地下鉄等を利用して東京大学まで移動です。生徒達はこれから始まるサイエンス研修にわくわくです!
11:00〜 東京大学に到着。最寄りの駅から東京大学までは総長室総括プロジェクト機構「プラチナ社会」総括寄付講座の五十嵐悠先生が案内してくださいました。
東京大学工学部内にある「プラチナ社会」総括寄付講座の会議室で昼食をとらせていただきました。隣の部屋はJAXAの会議室でした。
12:30〜 東京大学で行われたJST主催の「低炭素社会戦略センターLCS シンポジウム」に参加しました。サステナビリティの視点から地球の低炭素社会の実現を目指すためのシンポジウムです。日本のトップレベルの研究者が集い,講演や発表が行われました。高校生の参加は国分高校のみでした。
最初はポスター発表を見学しました。本校生は積極的に疑問点や興味を持った点を質問しました。先生方はやさしく,わかりやすく説明してくださいました。
ポスター発表の後は東京大学総長室顧問および国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)低炭素社会戦略センター(LCS)副センター長の山田興一先生のご講演を聴くことができました。「明るく豊かな低炭素社会」に向かう2050年の姿をわかりやすく学ぶことができました。写真は講演前の生徒と引率の先生の様子です。
15:00~ 次は東京大学でのワークショップです。会場までの移動中に,赤門で記念撮影を行いました。
ワークショックでは東京大学 国際高等研究所サステイナビリティ学連携研究機構「プラチナ社会」総括寄付講座の代表である菊池康紀先生にご指導をいただきました。
まずは本校生(3班)が課題研究のテーマ発表。
霧島の観光班の発表。
数学班の発表。
次に持続可能な社会を考えるために,本校生が調べてきた「霧島市の水について」を発表しました。
次に菊池先生によるサステナビリティについての講義,ワークショップがありました。持続可能な社会を創造するために,自分達が「すべきこと」,「したいこと」,「できること」を考えるワークショップでした。
菊池先生,五十嵐先生から貴重なご指導・ご助言をいただきました。今後の課題研究に生かしていきます。
19:00~ 東京大学の研修の最後は,学食で菊池先生,五十嵐先生,鹿児島出身の東京大学の学生と食事をとりながら交流を深めました。東京大学ではサステナビリティについて多くのことを学ぶことができました。
2日目 13日(木)
9:00~ 筑波のJAXAで施設見学やロケット事業についての説明を聞き,宇宙工学について多くのことを学びました。
13:30~ 理化学研究所では,理化学研究所の役割や施設・設備見学,万能細胞についての講義を受講し,科学技術者・研究者の心構えや研究の魅力・やりがいを学びました。
16:20~ 筑波大学での研修では,農学部,理学部の研究室を見学したり,留学生と交流をしたりしました。英語でのコミュニケーション能力も重要!研究室では大学・大学院生の研究内容を紹介していただき,大学での研究の様子を知ることができました。
筑波大学の研修の後半は,鹿児島出身の藏滿司夢先生に,「わたしがSSHで学んだこと」という講義名で授業をしていただきました。研究の魅力や,SSHの柱である課題研究を通してコミュニケーション能力や科学的思考力,協調性,リーダーシップ等,現代社会で求められている様々な資質・能力を育成することができるということを学びました。
3日目 14日(金)
9:00~ 国立科学博物館を見学しました。動物や植物,化石,岩石,機械等,様々なものが展示されており,大いに刺激を受けました。
3日間の研修を通して,科学技術に対する理解が深まり,科学的リテラシーを養うことができました。また,東京大学でのサステナビリティについての講義や課題研究の発表・質疑応答を通して,サステナビリティについての理解も深まり,最新の研究手法や分析方法について学ぶことができ,とても有意義な研修となりました。関係者の皆様,ありがとうございました。
2018年12月14日(金)
理数科朝礼(12月)
12月13日(木),12月の理数科朝礼が行われました。理数科3学年そろっての朝礼は今回が最後になります。
3年生のスピーチ。自分の経験を元に,進路が決定しても気を抜かないように!と語ってくれました。
2年生のスピーチ。
1年生のスピーチ。
理数科主任の若松先生のお話。「ビタミンを最初に発見したのは日本人の鈴木梅太郎なのですが,世界的にはそうは思われていません。それは発表された論文が日本語で書かれていたからです。科学の世界でも英語は大事なのです!」
3年生にとっては最後の理数科朝礼でした。これまで課題研究等で多くの成果を上げ,その経験を元に多くのことを後輩達に伝えてくれました。
後輩達は先輩方の後ろ姿を追いかけ,成長しています。そして颯爽と追い抜いていくのでしょう。
そうやって国分高校理数科の今の活躍があります。
2018年12月13日(木)
理数科の課題研究に「情報班」誕生!
理数科の1年生の課題研究は,班分けが終わり,これまでの物理・化学・生物・地学に加えて,数学班と情報班が新たに立ち上げられました。現在は「GS(グローカルサイエンス)」の時間を中心に,研究テーマの決定に向けて活動しています。ちなみに情報班はプログラミングについて学び,アプリの開発等に挑戦するそうです!
12月11日(火),情報班の生徒5名が,お隣の第一工業大学を訪れ,プログラミングによってどんなことが可能なのか等についてご指導いただきました。
集積回路等も見せていただきました。みんな興味津々ですね。
さあどんな研究になるのでしょうか。情報班の皆さん,頑張ってください!
2018年12月05日(水)
マレーシアセントフランシス学院の生徒と交流
12月4日(火),2学期末考査最終日,マレーシアのセントフランシス学院の高校生8名が来校し,主に生徒会の生徒たちと交流しました。
まずは書道室で,日本の文化である書道を体験してもらいました。お手本のレベルが高いですね。
色々な文字を書いたようですが,なぜに「唐揚げ」?
被服室ではあやとりで交流しました。これも日本の文化ですね。丁寧に説明しています。もちろん英語ですよね。
最初は何ができるかわからなかったと思いますが…,
「ほうき」ができて,ちょっと嬉しそうです。
こちらは「橋」でしょうか。
お互い満面の笑みで,楽しく交流ができたようですね。
言葉が通じなくても心は通じ合える!でも言葉が通じると,さらに一歩深く通じ合える。2つのことを感じることのできた交流会でした。