3 学校でのできごと
2024年12月20日(金)
東大加藤先生による科学技術イノベーション講演会
東京大学大学院工学系研究科長・工学部長の加藤泰浩先生が,国分高校の1・2年生を対象にイノベーション講演会でご講演くださいました。テーマはズバリ「東大工学部に行こう!」です。
加藤先生の研究履歴から海底のマンガンノジュール発見から始まったレアアース利用の研究,そこから見えてくる日本の繁栄に関わる意識など,目からうろこの落ちる話がたくさんありました。1100兆円の日本の借金を,今からの現役世代の税金で負担しないために何が必要か,夢のあるお話でした。
加藤先生はノーベル賞を2部門狙っており,実現されるだろうとの話でした。海水中からレアアースがマンガンノジュールに蓄積するメカニズムを解明し,時間短縮を図ることができれば,きっと日本の経済発展に大きく働くでしょう。そして,資源を争い合う陸上金属ではなく,海洋からの資源確保で世界中の紛争も軽減できるようになることでしょう。とても夢のある話です。
東大工学部の先生方の研究ダイジェストもしていただき,現在の工学部大学生・院生がどのような進路を目指しているのか,夢のあるお話でした。東大工学部に行けば,未来は無限大に広がっています!
講演会場でも質問が出て,先生がフランクにお答えくださるのが印象的でした。
1年生は,7限GSの時間に希望者が視聴覚室に集まり,個別に質問に答えていただく時間を取ることができました。
・研究は自分が成功するためでは無く,人のため,人類に貢献するために行うべき!
・高校時代に機会があれば留学すべき。でも,金銭的にも難しいので,絶対に英語を得意教科にしよう!これが受験だけではなく,大学での研究や人生経験そのものを大きく変えてしまいます。
大事なことなのでもう一度いいます。英語に苦手意識を持たず,必ず英語ができるように心掛けましょう!
・将来の無限の可能性を広げるために,絶対に東京大学に来た方が良い。大学受験時に東大に届かない場合には。。。。。裏技を教えておきます(ブログでは秘密です)。
あっという間の質問タイムでした。日頃考えたことのない視点からの話が多く,本当に経験値の高まる講演会でした。加藤先生,遠く国分高校までおいでいただき,ありがとうございました。
国分高校の皆さん,東大工学部を目指しましょう!
2024年12月19日(木)
3学年揃った最後の理数科朝礼
3年生が参加する理数科朝礼は,今日が最後です。1月からは3年生の合格体験を聞く機会を設ける予定です。
最後の3年生スピーチで後輩に向けたメッセージ「明日やろうは,馬鹿野郎!」心に残りますね。
2年生は寒い季節を健康に如何に乗り切るか,アイデアを提供しました。
1年生は,イングリッシュカフェに参加して経験した気持ちの高まりなどを発表してくれました。
理数科主任の河野先生からは,先日の中間発表について講評がありました。
良かった点が3つ。研究が9月より進んでいたこと。1年生から多くの質問が出ていたこと。発表する態度から,その研究に対する愛が感じられたこと,の3点です。特に,自分たちの研究では「ここが面白いんだ!」という研究愛を伝えられていたことが良かったそうです。
改善すべき点としては,ほんわか何となく多少や高低を述べるのでは無く,統計的に処理をして数値から言えることを発表する意識を高めようということでした。
波が高い,草が多いなど,印象で話しただけの部分は研究者である審査員からは評価されません。できる限り,しっかりと根拠を提示するように心掛けましょう。もっとも,データを取る時にそれを意識していないと,あとからできない場合もありますが。。。。。
1年生,データを取る時には複数回測定するなど,しっかり考えて行きましょうね。先輩や先生に相談しても良いですよ。
3年生はとうとう受験直前,がんばって今までの努力をぶつけてください。1・2年生,国分高校理数科としてこれからもがんばっていきましょう!
2024年12月18日(水)
台湾の高校生との交流会
ZOOMによる遠隔交流が定着して,本校でも機会を見て交流しています。12月18日(水)は,2年生の希望者8人が台湾の国立潮州高校の生徒35人と交流しました。
台湾からは,船造りの様子をリポートした報告がありました。
国分高校からは,日本では小学生から制服があること,本校の制服は昨年自分たちが検討委員会を立ち上げて決めたことなどを紹介しました。
また,もののけ姫の舞台となった屋久島のように,世界自然遺産の屋久島などがあることも紹介しました。
海外との交流に,積極的に参加してくれる生徒たち,本当に頼もしい限りです。今後も機会を見つけて,交流を重ねていきましょう。
2024年12月17日(火)
ミニチュア新制服
R6年1年生から新制服になった国分高校ですが,制服のミニチュアが完成しました。新校舎エントランスを整備して,今後良い感じで展示できるようにしていきます。
新しい国分高校の歴史を紡いでいく制服です。
2024年12月16日(月)
ビブリオバトル
今年は2学期末考査終了後,各クラスでビブリオバトルの予選会を行い,その後クラス内本戦という形式で企画されました。
まずは図書館での予選の風景を御覧ください。班の中から代表者を選びます。
各クラスの中で6人の代表者が選出され,LHRの間に発表4分間,質疑応答2分間で各自の紹介する本をアピールします。各クラスの様子を御覧ください。
慣れないながらも,自分の「推し」ポイントを紹介する,とても良い経験でした。大勢の前に立つのは緊張しますが,でもそういうときに相手に思いを伝える練習として,様々な場面を大切にしていきましょう。
代表者の皆さん,お疲れ様でした。
2024年12月13日(金)
姶良ソロプチミストによる奨学金贈呈式
姶良ソロプチミストが,女子高校生の今後の活躍を応援するための奨学金を贈呈しに来てくださいました。
姶良・伊佐地区の高校のうち,今年度選ばれた5校の生徒の中で,特別に表彰されるものです。本校からは,中村美羽さんが受賞されました。
「今回の奨学金を生かして,今後活躍したい」という決意を述べる中村さん。頼もしい限りです。
来年度は姶良地区の女子高校生が2名選出され,九州各県から集合した女子高校生と社会で活躍する女性とが意見を交換する「ガールズ・カンファレンス」が予定されているそうです。博多の国際会議場まで旅費補助を受けて参加し,女性の社会発展について意見交換をするそうです。今後の人生の視点を得る生徒もいるそうです。是非期待して,参加してください。
姶良ソロプチミストさま,本日はありがとうございました。
2024年12月11日(水)
12月課題研究中間発表II
国分高校では2年生が1月末に成果発表会を行います。それまでに,9月末,12月中旬の2回,中間発表会を行います。12月11日(水)は,その2回目でした。
理数科はプレゼン発表を行います。審査員は県立博物館長,県内の高校理科教諭の皆様です。
今まで県高校生徒理科研究発表大会や,学会などで発表を重ねただけ合って,ある程度まとまっています。しかし,あと一歩!何を強調すれば良いのか,改善の余地は残されています。今後のコンテストに向けて,高めていきましょう。
普通科は体育館でポスター発表です。各班の発表の様子を御覧ください。
国分高校の課題研究がうまくいく理由の一つに,聞く態度の素晴らしさが挙げられます。1年生も交えて発表を真剣に聞く姿勢が,他校には見られない姿です。
発表を聞いたあとには,生徒たちがGoog jobカードと呼ばれる付箋に,思いつく良かった点や質問を書き込み,発表者に届けます。このシステムも,発表を更に高めていく方策の一つです。
発表会が終わり,普通科の皆さんの活動をお褒めくださった,全体企画の神園先生です。
この時の聞く姿勢も良かったですね。生徒の皆さん,振り返りとしてスタディサプリの「活動メモ」に,今日感じたことを是非残してください。その積み重ねが,受験の際に「志望理由書」を書く時に大きなヒントになったりします。皆さんは,他の高校生が経験できないことをたくさんしているのです。財産として,是非残していきましょう。
2024年12月10日(火)
冬の希望者による特別朝課外開始!
国分高校では,2年前から朝課外は希望者が申し込んで受講するようにしています。遠方から通う生徒の時間管理のためにも,自ら決める方法にしました。
今年の朝課外計画は2学期末に終了しました。しかし,先生方の中で「この分野を特別に身に付けて欲しい」という講座設定の要望があり,また生徒も「その分野をより深く理解したい」という思いが重なった時には,講座を開講する体制を作っています。
写真は1年生の3クラスの中で,古典文法演習を希望し受講する生徒たちです。「もっと分かるになりたい」という思いを,是非学力につなげていきましょう。普通科進学校の国分高校を巣立つ時に,自らの希望が叶うように,国分高校は全力で皆さんを応援しています。
2024年12月09日(月)
フレッシュ研修2年目研修研究授業【音楽】
フレッシュ研修2年目の研究授業を,音楽:堀田先生が2年2組で行いました。
2年生文系,10人という少人数制での授業でした。ここ8時間程かけたキーボードの最終回,今日は演奏ライブです!
音色を変化させるアレンジボタンを駆使して,いかに印象深く聞かせるか,グループごとに検討します。
いよいよLIVE!先生方が見学しているせいか,ノリノリとは行きませんでしたが,楽しく演奏し手「ここを感じて欲しい」というメッセージを伝えていました。
堀田先生の授業で感心したのは「それ良いですね~」「その方法で面白いのでは?」という,肯定的なリアクションを常にしていることです。演奏で間違ったとしても「練習の半分ができれば成功です」と,生徒たちの努力を肯定する雰囲気は,自己肯定感が増して楽しく過ごせることでしょう。
堀田先生,お疲れ様でした。
2024年12月09日(月)
土星食の観察
12月8日(日),理数科1年生の地学班が,土星が月の後ろに隠れる「土星食」の観察を行いました。
学校の屋上から観察した土星食,素晴らしい記憶になることでしょう。寒い中,良い経験ができましたね!
2024年12月09日(月)
統計コンクール表彰式
12月7日(土),統計グラフコンクールの表彰式がありました。本校では,2年生に夏休み期間中,統計グラフコンクールへの出展を推奨しています。このとりまとめのおかげで,9月末の中間発表1に,スムーズにつなげられています。
今年は5つの班が表彰を受けました。
全国コンクールで佳作に選ばれた「準絶滅種アオハダトンボの保全と住民生活の両立に向けた提案」です。2年理数科の小野さん,神田さん,黒田さん,高木君,徳永さん,延時さんが受賞されました。
県特選の「鹿児島の甘か醤油」です。内村さん,狩行さん,川畑さん,深田さんが受賞されました。
入選の「Rabbit Research」です。浦浪さん,佐和田さんの作品です。
入選の「空色のごきげん」です。末永さん,津曲さんが受賞されました。
入選の「離島と本土の医療体制」です。鶴田さん,吉元さんが受賞しました。
国分高校の生徒は,課題研究をまとめて発表することに,高い意欲を持ってくれています。先輩達の活躍を見て「自分たちも!」とがんばっていることでしょう。今後とも良い流れを続けていきましょう!
2024年12月06日(金)
フレッシュ研修2年目研修研究授業【数学】
フレッシュ研修2年目の研究授業を,数学:荒武先生が1年1組で行いました。
GeoGebraというソフトを用いて,正四面体を立体的に考えてみます。自分で回転できるというのは,新しい感覚ですね。
「これは重心?」「外心ではない?」など,話し合いながら解答にたどり着くまでの過程を大切にしたいですね。
ほとんどの生徒に一つずつ指名して答えを引き出しながら授業を進めていきました。経験を重ね,昨年よりもスムーズな研究授業でした。クラスの生徒も緊張しながら,楽しく参加している姿が印象的でした。荒武先生,お疲れ様でした。
2024年12月05日(木)
グローバルクラスルーム最終回
10月から4回取り組んできた,グローバルクラスルームも本日が最終回です。生徒たちはディスカッションまで内容を発展させるべく,挑戦しています。
身振り手振りも織り交ぜながら,遠隔での交流にチャレンジしていました。
グローバルクラスルームに採用された学校からは,代表者が相手国での研修を受けることができます。本校からは,1年1組の中薗さんが選出され,11月にオーストラリアを訪問してきました。スナップを少し紹介します。
毎年採用されるものでは無いとのことですが,とても有意義な活動ができたプログラムでした。機会があれば,再度選ばれたいですね!
2024年12月04日(水)
上小川小学校6年生の訪問がありました
上小川小学校の6年生38人と校長先生,担任の先生の計40人が国分高校を訪問してくれました。最初に,パワーポイントを用いて国分高校の紹介をしました。とてもお行儀が良くて,さすが小学校6年生です。
エレベーターに乗って喜んでくれたのが嬉しかったです。学校にエレベーターがあるのは刺激的ですよね。
高校生が作ったポスターの紹介や廊下に設置されている赤本の説明をすると,「おー!」と声を上げてくれます。説明する方も楽しいです。
何と,2年生の化学の授業の教室の中に入れてもらいました!なかなかできない経験です。ICTを活用した高校生の授業の様子はどうでしたか?
5階の理科講義室から上小川小学校を探しました。見つかりましたか?
図書館は,とても楽しそうに歩き回っていました。国分高校の図書館には2万5千冊の蔵書があります。種類も豊富なので興味を持ってもらえたのではないかと思います。
売店も見学しました。自動販売機があったり,お昼ご飯にお弁当やパンを買うことができたりすることにびっくりしているようでした。
校舎内の吹き抜けスペースの光庭にも入りました。銀杏のテーブルや国分高校の卒業生である竹先生の作品,上に見える青空に興味津々の様子でした。
最後は校長室に入り,記念写真撮影をしました。良い思い出になりましたか?
上小川小学校の皆さん,訪問していただきありがとうございました。また来てくださいね!
2024年11月29日(金)
高校生ワークショップin牧園中学校2024
牧園中学校では,毎年様々な高校の学科を招聘して,専門的な活動に触れる「高校生ワークショップ」を開催しています。
今年度も国分高校からは,県下に2校しかない理数科が呼ばれて,液体窒素を用いた科学実験を披露してきました。
中学生が約10人の班で,数回やってきます。彼らを相手に,国分高校の良さをアピールしました。
マイナス196度という「とほうもなく冷たい世界」に,風船を入れると空気が液化して、体積が小さくなります。
バラを液体窒素に入れて、触るとバラバラになります。中学生にも好評で、楽しい実験教室ができました。
2024年11月22日(金)
小田原高校からの訪問
神奈川県立小田原高校でSSHを担当されている英語科の先生2人が,本校のSSHについて研修に来られました。
まずは,本校主担当の神園先生と懇談します。国分高校らしさについて説明すると「そんな感じでいいんですか?もっと先生が指示しなくても??」と驚かれていました。
続いて,興味を持たれていた科学英語の授業を,1年生が披露してくれました。どのようにお感じになったのか,とても伺いたいです。
最後に,1年生のGSの活動について,生徒に直接質問をぶつけていました。国分高校では「〆切までにポスターを作ること」という条件以外には,基本的に自分たちで考えさせます。もちろん行き詰まりを感じる班もあるでしょうから,それとなく担当の先生が「今どんな感じ?」というように声かけしますが,「○○しなさい」という呼びかけは,基本的にしません。生徒たちに楽しく課題研究に臨んで欲しいのが,先生達の願いです。
SSHに採用されている学校同士,切磋琢磨して盛り上がっていきたいものです。ご来校,ありがとうございました。
2024年11月22日(金)
数理統計講座
本日は2回目の特別講座「数理統計」において,鹿児島大学の泰先生においでいただき,理数科2年生が講義を受けました。
資料は手元のタブレットにも配信され,確認できます。
休み時間には,今週火曜日SSHフェスタの際に相談した内容について,特別に資料を準備してご指導くださいました。トンボ班は良かったですね。
基本的な考え方の上で「一番大切なのは,なぜその処理を行うのか,その必要があるのかを人間が理解すること。計算はコンピュータでもできるけれど,取捨選択は人間しかできません」というお話でした。
クラスを代表して,お礼の言葉を述べました。突然のお願いでしたが,問題なく対応できるのも国分高校生の素晴らしいところです。
2024年11月19日(火)
SSH交流フェスタ
11月19日,県民交流センターにて県内のSSH5校が集まり,課題研究の披露会を行いました。日ごろの成果を発表しあい,さらにポスター発表会でコミュニティ力を高めあう研修会を行いました。
国分高校からは,プレゼン部門に2班が出場しました。
中学校の理科実験で硫化水素の発生実験に関する事故をいかに防ぐかを研究した化学:硫黄班です。
国分郡田川に生息するアオハダトンボの保全に関する研究を発表したトンボ班です。
国分高校が運営した,ポスター発表会です。練習試合感覚で,いかに質疑応答や発表をより良く行うか,研修しました。
国分高校のクロダイを研究した班のポスター発表です。
質問の「コツ」を気にしながら,どのような問いかけを行うべきか,研修しました。また,自分の発表を振り返った感想や反省を,オープンチャットに書き込んでみんなで共有しました。今どきの研修スタイルですね。
注目すべき視点について意識したのち,再度発表してみます。発表状況をビデオに録り「ここのうなずきは,非常に良い姿勢ですね」「この問いかけへの対応態度は皆さん見習うべきでしょう」というような振り返りをしながらポスター発表を繰り返しました。
ステージ発表の表彰では,4位相当の優良賞に化学:硫黄班が選ばれました。
閉会式で,JSTの野沢氏から次のような講評がありました。
「課題研究はストーリーです。なぜ?不思議?どうなってるの?という問いを立てることが研究の命です。できれば,身の回りにあるありふれた事象から,そのような問いを見出す力をつけてほしいです。そして,どうしたら自分たちに追求することができるのか,ということを考える力を身に着けてください。それが『探求力』です。同じ研究をしている仲間たちから,学校から,地域から,社会から,君たちがその探求力を求められていること,ぜひ意識してください。文科省は20億円以上の予算を付けて,皆さんの探求力に期待しているのです」
国分高校の皆さんは,本日のフェスタに臨む姿勢が非常に優れていました。自信をもって,今後も研究をどのように発信するのか,工夫していきましょう!
2024年11月19日(火)
ステップアップ研修研究授業
国語科の加世田教諭のステップアップ研修研究授業が1年6組で行われました。題材は伊勢物語「芥川」です。前時の復習を導入に,単語クイズやペアワークをしながら生徒の学習活動に対するやる気がアップしていく様子がよく伝わってきました。
先生からの問い掛けに対して,生徒たちは挙手をしたり,積極的に発言したりしていました。ペアやグループワークにも積極的に参加して意見を出し合っていて,教室に活気がありました。
また,クラスパッドを活用して授業を進め,生徒たちは提出した資料をタブレットで共有して,それを基に考えさせる展開もありました。
生徒たちに最も理解を深めてほしい場面では,ゆっくりと考えさせたり話し合わさせたりしながら,本文の内容の理解と助動詞の活用を併せて学習できるような工夫も見られました。
登場人物の気持ちになって考えさせたり,時代背景を基に場面を想像させたりしながら生徒たちは楽しそうに学んでいました。
今までの経験を生かしながら,テンポ良く,生徒の反応も良い素晴らしい授業が行われました。生徒の皆さんもたくさんの観客に囲まれて緊張したかもしれませんね。加世田先生も生徒の皆さんもありがとうございました。
2024年11月13日(水)
令和6年度フレッシュ研修(初任校研修)第2回研究授業研修
11月12日(火),国分高校を会場に,令和6年度フレッシュ研修(初任校研修)第2回研究授業研修が行われました。今年度から新規採用された県内の35人の先生方と,指導助言に携わる総合教育センターや県教育委員会の担当者17人が来校しました。
始めに,県総合教育センターの新福次長兼研修部長から挨拶をいただきました。
続いて,国分高校の石谷校長から講話をいただきました。
次に,先輩教師からの事例発表ということで,国分高校の荒武教諭(数学科)と加世田教諭(国語科)の2人が,今までの経験を踏まえて話をされました。民間企業での勤務を経験して初任校の国分高校で勤務している荒武教諭からの思いのこもった話や,国分高校が2校目の勤務校で,産育休を経験して職場復帰したことから感じていることを伝えた加世田教諭の話は,新規採用の先生方の心に響いたと思います。
次に,地歴公民科の福滿教諭が研究授業が行われました。単元名は,「北アフリカとサハラ以南アフリカ 歴史的な背景によって形成された多様な文化」です。前時までの振り返りや導入のクイズ形式の発問,ワークシートを活用しながらのペア・グループワーク,挙手をさせたり指名して答えさせたりしてメリハリのある授業が展開されました。教科書,タブレットも活用し,ディスプレイにも注目させながら,中学時の復習の視点も入れた授業になっており,生徒たちは活気のある授業に主体的に参加していました。
福滿教諭は北アフリカ地域の主食になるクスクスを教材として準備しており,生徒たちが実物を見て興味深そうにしていたのが印象的でした。蓋を開けて匂いを嗅ぐ生徒が多かったです。
参観者も机間巡視をして,全体的にとても動きのある素晴らしい授業だったと思います。
研究授業の後は授業研究です。グループに分かれて,研究授業の内容についてKJ法を用いて意見を交換します。
様々な視点から授業を捉えることができるので,自分の授業にも生かすことができると思います。活発な意見交換がなされていたようでした。
各グループで出された意見の発表です。他の班の意見も,とても参考になります。
高校教育課の飯田指導主事からの指導・助言です。御自身の経験や思い出を交えながら,分かりやすく的確な内容で新規採用の先生方に授業の在り方等について伝えていただきました。
最後は教科別の研究協議です。学習指導上及び生徒指導上の課題とその対応策について協議が行われました。同じ教科の仲間たちと意見の交換をすることができて,とても良い機会になったのではないでしょうか。人数の少ない教科については,指導者と1対1での協議になったので,とても内容の濃い時間になったと思います。
丸一日の研修でしたが,とても充実した内容だったようです。研修に参加された皆さん,お疲れ様でした。今回の研修を生かして,それぞれの学校で更に活躍してください。
2024年11月11日(月)
明日から修学旅行です!
とうとう明日から修学旅行です。2年生は5限目に体育館に集合し,明日の出発に向けて気持ちを高めます。
修学旅行の様子は,できるだけ速やかにブログに上げます。ご家族の皆さんも,是非御覧ください。
「高校を卒業して20年経っても,同窓会での話題には修学旅行が出てきます。良い経験をしてきましょう」
学年主任から,最後の注意点を確認しました。早いクラスは,明朝6時に鹿児島空港集合です。体調を整えて行きましょう!
2024年11月07日(木)
フレッシュ研修(初任校研修)研究授業
11月7日(木)の4時間目に,国語科の前野先生によるフレッシュ研修(初任校研修)の研究授業が行われました。単元名は,史記(鴻門の会「頭髪上目指す」)です。「項羽,大いに怒る」のワークシートから前時の復習・振り返りから導入に入り,句法や重要語句を学びながら書き下し文を理解して現代語訳を考えさせました。個人で学習する時間,ペアやグループで作業をする時間,発表をする時間など,メリハリのある授業が展開されました。生徒たちはそれぞれのタブレットを用いて授業に参加し,前野先生は黒板の板書,ディスプレイを活用しながら授業を展開しました。また,ロイロノートを活用してグループワークのまとめを共有しなりするなど,デジタルを活用した素晴らしい授業でした。
生徒たちとのやり取りも活発で,生徒たちはとても理解しやすい授業だったと思います。授業の最初に,「樊噲の発言内容の意図を把握して評価することを本時の目標にしましょう。」と,授業のゴールを明確に示したので,生徒たちは学習活動に取り組みやすかったのではないかと感じました。
2024年11月07日(木)
理数科朝礼:質疑応答の極意!
11月7日(木),理数科朝礼が行われました。3年生の理数科朝礼への参加は,次回12月が最後とのこと。どんどん季節が進んでいきますね。
輪番で,各学年2人がスピーチを行います。部活動への思い,日常生活での気づき,高校生として感じる出来事を紹介しながら,友人に紹介します。こういう発表も,課題研究発表などの練習になりますね。
理数科主任の河野先生から,先日の大会で生徒から「質疑応答が怖い」という声について,お話がありました。
「失敗のプレゼンは,質疑が出ないこと。誰も興味を持ってくれなかったということだから」「質問してくれたということは,よく聞いてくれたという証だから,まずは感謝の気持ち:ありがとうございます!を表明しましょう」「まず答えることはYes or No。簡潔に『やりました』『考えていません』と答えてから,その理由を説明しましょう」
そして河野先生から一言「3年生,気付いたかな?このやりとりは,面接練習でも同じことを言われるよね。課題研究での取組は,皆さんの進路実現の全てに反映されてくるのです。国分高校は,この強みを生かしていきましょう」
理数科だけにとどまりません。国分高校の武器を最大限に生かしていくためにも,皆さん少し意識していきましょう!
2024年11月07日(木)
グローバルクラスルーム3回目
国分高校は今年度,グローバルクラスルームに選出され,1年生の希望者がオーストラリア・クィーンズランド州:ウィリアムロス高校と交流を行っています。
3回目の今回は,食文化について交流を行いました。
すき焼きやスウィーツなど,日本の食について紹介しています。原稿を作り,わかりやすく説明できるよう,心掛けています。
ZOOMを通して海外の方とやりとりができる,国外がとても身近になってきました。
「Mission Complete ! 」思わず出た笑顔と拍手が,今回の交流の成功を物語っています。
次回は討論を予定しています。楽しんで学びましょう!
2024年10月24日(木)
グローバルクラスルーム1回目
国分高校は今年度,グローバルクラスルームに選出され,1年生の希望者がオーストラリア・クィーンズランド州:ウィリアムロス高校と交流を行います。
10月24日(木)は,第1回目の交流授業でした。Zoomでつなぎ,自己紹介やインタビューを50分間楽しみました。
いくつかのグループに分かれて,それぞれに交流しています。グループごとに異なるリアクションをするので,写真撮影が難しく,モグラ叩きのようになってしまいました。
しかし,国分高校生は柔軟に,様々な状況に対応できると,本当に感心します。
今年度,残り3回の交流授業も,楽しんでいきましょう!
2024年10月23日(水)
表彰式・壮行会
10月22日(火)に表彰式・壮行会が行われました。地区大会,県大会,全国大会,アジア大会と幅広い大会の表彰で,国分高校生の各方面での幅広い活躍を感じる表彰式でした。
剣道部 地区大会男女団体,女子個人優勝
山岳部 地区大会男子優勝 女子準優勝
サイエンスインターハイ@SOJO 銅賞 硫化水素班
サイエンスインターハイ@SOJO 化学分野優秀発表賞 リン酸班
国民スポーツ大会2024SAGA カヌー競技スプリント カナディアンシングル200m 3位,500m 7位 仲宗根倫太郎さん
ハンドボール部 地区大会優勝
インターハイハンドボール競技 優秀選手賞 中野太仁さん
ハンドボール部 第10回ユースハンドボールアジア選手権優勝 安水昂大さん
卓球部 地区大会 男女団体準優勝
ソフトテニス部 地区大会女子団体 準優勝
百人一首部 全国競技かるた鹿児島県大会(DE級)優勝 仲摩優飛さん
百人一首部 鹿児島県新人育成かるた大会 Aパート優勝,Bパート優勝 Aパート準優勝
書道部 鹿児島県高校書道展 秀作賞
表彰式の後,カヌー競技の九州大会に出場する仲宗根倫太郎さんの壮行会が行われました。校長先生と生徒会長の小濱さんからの激励に対して,仲宗根さんが決意表明をしました。1年次から着実に実績を積み上げて好成績を収めてきているので,九州大会でも普段の練習の成果と持っている実力を出し切って,納得のいくレースを戦ってきてほしいと思います。
2024年10月10日(木)
2年生SRプレゼンテーション講習会
10月9日(水),東京海洋大学の柴田先生を講師にお迎えし,プレゼンテーション講習会を開催しました。先日中間発表を終え,九州大学での課題研究大会などを控えた班もあります。また,12月の中間発表II,1月の課題研究発表会に向けて,自分のプレゼンを向上させる意識が高まっています。
スライドに文字と写真を載せる,唯それだけでも,細やかな配慮が差を付けるということを知りました。
柴田先生ご自身も,高校生のときにISEFに2回出場したそうで,その後はISEFに出場する高校生を支援する団体に所属しているそうです。そのため,高校生がつまずきやすいところ,やりがちな失敗について,様々な事例をご存じです。
どれだけのことを受け止められたか,これも各自の個性です。皆さん,個性を磨いて自分の課題研究を「楽しく」発表してくださいね。
全体会が終わった後,10月末に生徒理科研究発表大会に参加する理数科の生徒のプレゼンを6班,丁寧に見ていただきました。全ての班を指導終えたのは6時過ぎでした。柴田先生,本当にありがとうございました。研究大会で各部門1位になれば,来年夏に香川「うどん県」にて総文祭に参加できます。このご恩を優勝でお返しできればと思います。
2024年10月09日(水)
姶良市長・教育長表敬訪問(ハンドボール部安水さん)
ヨルダンで行われたハンドボールの第10回男子ユースアジア選手権に出場し,日本チームの初優勝に貢献した安水昂大さんが,顧問の德留先生・石谷校長とともに姶良市長と教育長を表敬訪問しました。安水さんは姶良市の姶良小学校と重富中学校の出身で,小学校の時にお姉さんの影響で姶良スポーツクラブに入会してハンドボール競技を始めたそうです。
はじめに,安水さんが自己紹介をしてから今回のアジア選手権の結果報告をしました。それから,姶良市の湯元市長から感想を述べていただいたり,質問をいただいたりしました。ハンドボール競技,特にゴールキーパーというポジションの魅力ややりがい,今後の抱負などについての話が盛り上がりました。安水さんは,ゴールキーパーが相手チームのシュートを止めるワンプレーが試合の流れを変える所が魅力ですと答えていました。また,大学に進学して競技力に磨きを掛け,将来は日本代表として活躍したりハンドボール競技が盛んなヨーロッパのチームでプレイしたりすることが夢ですと答えていました。市長からは,来年の7月にスロベニアで行われる世界選手権の代表に選出されることを期待していますということと,高校時代にヨルダンで行われた大会に日本代表として出場して優勝した経験は人生の大きな糧になるはず,将来は姶良市出身,国分高校出身として日本を背負って活躍してほしいという激励をいただきました。
最後に記念撮影をしましたが,市長から,「ハンドボール競技のゴールキーパーは動きが激しいから体も柔軟なんでしょうね。」というお言葉をいただき,安水さんが開脚を披露する場面もありました。
金メダルを胸に掛けて記念写真撮影です。
湯元市長,前田教育長をはじめ,姶良市役所の皆様には大変お忙しいところを御対応いただき,本当にありがとうございました。
2024年10月08日(火)
進路講演会
10月7日(月),千葉工業大学の吉田直史先生に進路講演会をしていただきました。吉田先生は長年駿台予備学校にて進路指導に携わり,東京大学をはじめ多くの難関大学に進学していった生徒を見守ってきた経験をお持ちです。
1,2年生の希望者だけを対象にした,進路講演会を行いました。
まず,第一に強調されたのが「しっかりとした目的意識」でした。浪人した女子学生が「来年はGパンで東大の合格発表を見に行きます」と,4月の決意表明で記した例を挙げられ「合格発表のときにアメフト部の人たちに胴上げしてもらうことをイメージした宣言です」と紹介されました。
目的意識が強くなれば,しなければならないことにも立ち向かうことができます。
・登校から夕食までの間に,1時間勉強する隙間を作りましょう。日付の変わる前に,2時間勉強してから睡眠を取りましょう。
・帰宅後制服を脱ぐまでの間に,今日の授業を少し復習しよう。その日のうちの復習が,長期記憶に繋がります。
・スマホを手放す時間を持とう。夢を叶えるために,自分を律することが必要。
何となく聞いたことのある呼びかけもあったかもしれません。しかし講師の力のこもった訴えかけに,終了後「聞いて良かったです」という生徒が多数いたと聞き,非常に嬉しく思います。
国分高校で磨いた探究力や人柄を武器に,進路志望実現に向けた航海を乗り切って欲しい。そのためには,学力を付けることも大切な夢を叶えるパーツなのです。
さあ,国分高校をフル活用して,進路実現を目指していきましょう!
2024年10月07日(月)
リン酸班_読売新聞(九州版)掲載
2024年10月5日の読売新聞(九州版)に,つくばサイエンスエッジ2024で文部科学大臣賞を受賞したリン酸班が掲載されました。
取材の様子です。
下記のURLから読売オンラインの記事が閲覧できます。
https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20241005-OYTNT50109/