9 理数科
2019年06月13日(木)
理数科朝礼(6月)
6月13日(木),6月の理数科朝礼が行われました。
3年生のスピーチ。目前に迫った文化祭について,クラスの準備と生徒会の仕事の両立,クラスの結束について語り,「舞鶴祭(文化祭)を全力で楽しみましょう!」と呼びかけました。
2年生のスピーチ。文化祭について。
1年生のスピーチ。先日のハンドボールの決勝戦や,これから迎える九州大会,全国大会について語りました。
理数科主任の先生のお話。先日のサイエンスフェスタや小惑星探査機「はやぶさ」について触れ,「自分で考えて行動すること」の大切さについて語りました。
6月13日は初代「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」のサンプルを地球に持ち帰った日なのですね。
2019年06月05日(水)
入場者数大幅に更新!サイエンスフェスタ大成功
6月1日(土),イオン隼人国分店において,今年もサイエンスフェスタが開催され,理数科の1・2年生全員が参加しました。
会場前では,開始時刻(10時)の10分前にはこのように行列ができていました。さあ何から行きますか?
「これからサイエンスフェスタを始めまーす」という号令とともに,拍手でスタートしました。
まずは「空気砲で遊ぼう」。ペットボトルを半分に切って…,
切り口にゴム風船を切ったやつをはって…,
できた鉄砲で的を倒して遊んでもらいました。子供たちに楽しんでもらおうとする高校生たちの表情がとてもいいですね。
続いて洗濯のりとホウ砂を使って,「スライムを作ろう」。
洗濯のり中のポリビニルアルコール(PVA)という高分子どうしが,ホウ砂によって橋渡しされて結合することでゲル状になります。
絵の具を入れることで,それぞれ好みの色をつけます。さあ混ぜるよー。とても楽しそうです。
ヒンヤリ,ペッタリ,気持ちいいでしょ?子供たちの驚いた表情がたまりません。
お次は「吹き矢を飛ばそう」。厚紙を丸めて筒と矢を作ります。手を切らないように注意してね。
できた吹き矢で的を倒します。さあいくつ倒せるかな?高校生も見守っています。
中には百発百中でほとんどの的を倒した名手もいました。ランキング1位!優勝おめでとう!
途中,テレビの取材も入りました。
「キラキラビー玉作り」では,ビー玉をフライパンで熱し,それを氷水で急速に冷やします。
「さあ,それをライトの上に置くと…,」
「うわーっ」という歓声が上がりました。ビー玉の内部に入った亀裂に光が反射し,とてもきれいです。
残るは「-196度の世界(液体窒素)」。
「バラやアジサイの花を液体窒素に入れると…,中の水分があっという間に凍って…,」みんな聞いてる?
凍ったアジサイの葉っぱをバリバリッと砕いてもらっています。みんな手袋をちゃんとはめてね。膨らんだ風船が縮んで元に戻るのも好評でした。
バレエ教室の生徒さんたちも練習前に見に来てくれました。
今年も親子連れを中心に多くの方がご来場くださいました。ありがとうございました。
入場者数はまさかの408人。昨年まで300人弱だったので,大幅な増加です。今後はさらに面白い実験も工夫して,より一層盛り上げていきましょう。
理数科1・2年生の皆さん,お疲れ様でした。
2019年05月27日(月)
霧島市生物多様性啓発活動~カワゴケソウ観察会~
5月25日(土),理数科サイエンス部1年生の有志9名が,霧島市が主催する生物多様性啓発活動に参加しました。カワゴケソウの観察や保全活動を通して地元の自然や生き物に対する興味・関心を高めてもらおうという取り組みです。活動には他に曽於高校と舞鶴中学校の生徒も参加しました。
まずは牧園横川し尿処理場の会議室をお借りして,カワゴケソウについて学習しました。講師は元県立博物館主任学芸主事で現在鹿児島大学非常勤講師の寺田仁志先生。植物がご専門で,鹿児島県で一番植物に詳しい先生です。カワゴケソウは清流の浅い部分(水中)に生育する植物で,ちゃんと花を咲かせる高等植物です。日本では鹿児島県と宮崎県南部に分布しています。
その後新川渓谷(天降川水系)に移動して,カワゴケソウの観察ポイントへ。途中の道でも様々な植物の説明をしていただきました。
川に下りて,カワゴケソウを探します。しかしなかなか見つかりません。
寺田先生に教えていただきましたが…,どれ?
だから,どれ?
水中ではこんな感じ。こりゃー見つけられないわけだ。
石の表面に薄く平べったい緑色の「根」が張り付いてます。葉は針のように退化しており,根で光合成をするそうです。
寺田先生が見やすい個体を撮影中。その後目の慣れた国分高校生たちも自分でどんどん見つけていました。
観察と昼食を終えて,国分高校生集合。
午後は「馬込の甌穴群」の近くに移動。ここは昨年の大雨で上流から砂が流れてきて,平らな「溶結凝灰岩」の上に生息していたカワゴケソウの上を覆ってしまった場所です。その影響でカワゴケソウは壊滅状態になりました。その砂を取り除き,カワゴケソウが生育できる状態に戻すことが今日のもう一つの目的です。寺田先生から説明を受け,さあ作業開始です。
作業は二手に分かれて行いました。こちらでは一面を覆った砂を全て取り除くことは困難と判断し,真ん中に水路を作ることで次の大雨で砂を流してもらう作戦です。
完全に肉体労働です。腰を痛めないようにしてください。
約1時間半の作業で,ごく一部ではありますが,溶結凝灰岩の河床が姿を現しました。カワゴケソウが戻ってきてくれるといいですね。
分かれて作業していた別の班も合流して,「貫」と呼ばれる半天然の水路に突入しました。左は深いので,右側を注意して進んでください。
火砕流堆積物に走った天然の亀裂の下部を人力で掘って広げたものだそうです。よく見ると,のみの跡がはっきりとわかります。USJのアトラクションよりも迫力があります。
反対側は別の班が作業した付近の滝の上です。ここは是非また来たいです。
全ての作業を終えて,全員で記念撮影。皆さん,お疲れ様でした。
貴重な機会を与えてくださった霧島市環境衛生課の皆様に感謝いたします。今後も機会があれば地元の貴重な植物カワゴケソウの保全作業に協力していければと思います。課題研究で取り組んでもいいかもしれませんね。理数科1年生の皆さん,いかがですか?
2019年05月23日(木)
理数科朝礼(5月)& 告知!
5月23日(木),5月の理数科朝礼が行われました。
3年生のスピーチ。まさかの音楽部定期演奏会の告知でした。ありだと思います。
国分高校音楽部の定期演奏会は,5月26日(日)14:00開演です。皆さんぜひご来場ください!
2年生のスピーチ。
1年生のスピーチ。「6月1日(土)に行われるサイエンスフェスタ,絶対に成功させましょう!」これからの理数科活動に対する意気込みも含めて,素晴らしいスピーチでした。
理数科出身の教育実習生からも一言。みんなしっかり顔を上げて聞いています。
理数科主任の先生から。
1年生にとっては初めての理数科朝礼でした。これからの理数科の活動,頑張ってください。
2019年04月26日(金)
理数科SR(サイエンスリサーチ)研究計画発表会
4月25日(木),理数科2年生のSR研究計画発表会が地学講義室で行われました。これからこんな研究をします,という計画段階の発表ですが,ここでいろいろなアドバイスや指摘をもらうことで今後の研究が大きく飛躍します。普通科の2年生は体育館でSSHオリエンテーションが行われました。
普通科のSSHオリエンテーションの様子。SSHの副主任の先生がこれからのSSHの活動の流れや心構え等について話をされました。
理数科のSR研究計画発表会の様子。
物理班。炎の研究!
化学班。酢の研究。
生物班。オニクワガタの研究。
地学班。微化石の研究。
数学班。黄金比の研究。お互いに質問しあい,様々な議論がなされました。
一生懸命質問に答えています。
情報班。英語の学習アプリ作成。もっとも反響が大きく,今後の改良に向けて多くの意見が出されました。大きな科学コンテストに応募すること考えましょう!今後がとても楽しみです。
最後は霧島ジオパーク専門員の石川先生から全体に向けてアドバイスをいただきました。
国分高校のSSHの活動は今年も元気に進行中です!
これが「平成」最後のブログ更新になります。「令和」を迎えても,国分高校をよろしくお願いします。
2019年02月22日(金)
SSH成果発表会
2月21日(木),霧島市シビックセンターにてSSHの成果発表会が行われました。国分高校のSSHは多くの方々のご指導をいただき,1年目を終えようとしています。今日はそのお礼と報告の会です。
校長挨拶。
SSH主任の先生から,GS(グローカルサイエンス)やサイエンス研修,舞鶴最先端研修,課題研究等1年間の活動内容や成果が報告されました
続いて1年生のGSで行った課題研究の発表。
「霧島の観光について」
「霧島の水について」
その後は多目的ホール前や1階のホールでポスター発表。
多目的ホール前では,普通科1年生の課題研究班が発表しました。
「童話を他の国と比べたときの違い」
「子供の権利条約について」
「集団心理~ゴミ問題~」
「生徒問題について」
1階のホ-ルでは,理数科の1・2・3年生が発表しました。
1年生物班「ヤクシマオニクワガタの研究」
1年化学班「酢を作ろう」
2年物理班「グリーンフラッシュの謎に迫る」
「もみ殻を最大限活用したバイオエタノールの生成」
3年生物班「7300年たっても立ち直れない?~大隅諸島のエンマコガネと幸也火砕流の関係」
昼食は交代でとりました。
午後は再びステージでの発表。
理数科2年生物班「ヤクシマエゾゼミはなぜそこにいるのか?」
会場の1年生からは多くの質問が出されました。GSの講演会でもよく挙手をして質問をしています。このこと自体もSSHの成果かもしれませんね。
理数科2年地学班「蒲生川河川敷で見られる貝化石層の堆積環境を探る」
こちらも質問が相次ぎました。
最後に,元JAXA職員の柳川孝二先生による特別講演「宇宙の扉を開こう~見て,考えて,そして~」。宇宙や未来への夢を語ってくださいました。
成果発表会終了後には,国分高校SSH運営委員会が開かれました。発表会に関しては,生徒からの質問の多さや熱心な取り組みが評価されました。
別室では柳川先生を囲んでの座談会も行われました。役15名の生徒・職員が参加しました。
ご来場くださった皆様,ありがとうございました。今後とも国分高校をよろしくお願いします。
2019年02月04日(月)
サイエンス部 九州大会 初制覇!
2月2日(土)~3日(日),佐賀県の佐賀大学に於いて,九州高等学校生徒理科研究発表大会が行われました。今回は国分高校理数科史上初めて,理数科課題研究の全班=理数科2年生が全員が出場しました。
朝,バスで国分高校を出発し,昼前に佐賀大学に着きました。
午後は各部門に分かれて研究発表です。
物理班の発表(グリーンフラッシュの研究)。
化学班の発表(バイオエタノールの研究)。
生物班の発表(ヤクシマエゾゼミの研究)。
地学班の発表(別府川の貝化石層の研究)。
リラックススしていい発表ができたでしょうか。
2日目の朝,会場前にて理数科2年生全員で記念写真。
2時間ほどポスター発表を見学したあと,部門ごとに生徒交流会。グループに分かれて自己紹介で仲良くなり,マシュマロチャレンジで交流しました。アイデアを出し合い,協力して優勝を目指します。
表彰式では地学班が「最優秀賞」を受賞し,国分高校理数科史上初めて,九州制覇を果たしました!
最優秀賞の大きなトロフィーとともに,地学班の記念写真。
他の班は残念ながら入賞は叶いませんでしたが,大会を通して色々な課題も見えてきたようです。それをもとに研究をブラッシュアップして,夏の全国総文祭や理数科大会で活躍して欲しいと思います。九州制覇を果たすまでには時間がかかりましたが,これからはそれが当たり前になっていって欲しいものです。さあ次は全国制覇です!
2018年12月25日(火)
九大アカデミックフェスタ2018で最優秀賞!
12月22日(土),九州大学が主催する「九大アカデミックフェスタ 2018」に,理数科サイエンス部の4班が出場しました。この大会は本来7月末に計画されていましたが,台風の影響で12月に延期されたものです。当日は鹿児島県のプレゼン講習会も計画されていたため,各班から3名ずつ(物理班は2人)の計11名が参加。発表は全てポスター発表でした。
物理班の発表。
化学班の発表。
生物班の発表。
地学班の発表。
ポスター発表の後は,講演会もありました。
結果発表を前に。手応えがあったのでしょうか。表情は明るいですね。
審査の結果,九州を中心に有力校が多数参加する中,なんと…,
生物班が最優秀賞!本人達もびっくりしたようです。
そしてさらに,化学班が3位入賞!しかもこれらは部門ごとの成績ではなく,全体での順位です。
終了後出場者全員で記念撮影。これだけの出場者の中で,並み居る強豪を抑えての1位と3位!素晴らしい成績です。
国分高校から参加した11名で記念撮影。国分高校理数科サイエンス部の歴史にまた1つ大きな成果が加わりました。
参加した皆さん,お疲れ様でした。
2018年12月20日(木)
SSH国分高校理数科課題研究発表会
12月19日(水),理数科の課題研究発表会が行われました。今年は4班中3班が全国大会出場権を獲得,全ての班が九州大会の出場権を獲得していますので,この校内発表会で1位をとるのは県大会優勝よりもずっと難しいのです。しかしこの発表会の結果が,来年のSSH全国大会や理数科大会ステージ部門の出場チーム選考の参考にされるため,各班とも本気です。さらに今年から近隣の学校で科学系部活動の指導をされている先生方を審査員としてお迎えし,審査も本格的です。
まずは校長挨拶。
生物班の発表(ヤクシマエゾゼミの研究)。
物理班の発表(グリーンフラッシュの研究)。
会場の視聴覚室は満席で,後方では立ち見が出るほどでした。審査員の先生方の厳しい視線が怖いくらいですね。発表した生徒たちはさぞ緊張したことでしょう。
地学班の発表(蒲生川の貝化石の研究)。
化学班の発表(バイオエタノールの研究)。
審査もしていただいた霧島ジオパークの石川先生に講評をしていただきました。また審査員の先生方からも一言ずつコメントをいただきました。
質疑応答も活発で,大いに勉強になったのではないでしょうか。審査員の先生方,見学にきていただいた皆様,ありがとうございました。
2018年12月17日(月)
サイエンスキャッスル2018 ベスト3入賞!
12月16日(日),水俣市で行われたサイエンスキャッスル2018に理数科サイエンス部2年生の生物班が出場しました。書類審査の結果,上位12研究に選ばれ,口頭発表を行いました。
会場は審査員の先生方や出場する高校生,引率の先生方で満員の状態で,ステージに上がってからかなり緊張したようです。
発表時間が7分と短いのがこの大会の特徴です。なんとか時間内に終えることができました。質疑応答では的を射た鋭い質問に対してちょっと答えに窮する場面もありましたが,なんとか乗り切りました。
昼食の後はポスター発表です。口頭発表への参加チームはポスター部門の審査対象外ではありますが,ポスター発表を行って他校の生徒と交流することができました。
ポスター前にはエゾゼミ類の標本やPCを準備し,アニメーションを使ってより詳しく仮説の説明等を行いました。
熱心に質問してくれています。
審査結果の発表です。
昨年は現3年生がエンマコガネの研究で同じく口頭発表に出場したものの,入賞はできませんでした。
さあ今年の結果は…,「水俣環境アカデミア賞(3席,ベスト4)!」
参加した6名全員がステージに上がり,賞状をいただきました。
表彰式後,ポスター前で記念写真。
なかなか1位をとるのは難しいですね。しかし九州大会や全国大会の常連校の中でのベスト4入賞は立派です。お疲れ様でした。
2018年12月14日(金)
理数科朝礼(12月)
12月13日(木),12月の理数科朝礼が行われました。理数科3学年そろっての朝礼は今回が最後になります。
3年生のスピーチ。自分の経験を元に,進路が決定しても気を抜かないように!と語ってくれました。
2年生のスピーチ。
1年生のスピーチ。
理数科主任の若松先生のお話。「ビタミンを最初に発見したのは日本人の鈴木梅太郎なのですが,世界的にはそうは思われていません。それは発表された論文が日本語で書かれていたからです。科学の世界でも英語は大事なのです!」
3年生にとっては最後の理数科朝礼でした。これまで課題研究等で多くの成果を上げ,その経験を元に多くのことを後輩達に伝えてくれました。
後輩達は先輩方の後ろ姿を追いかけ,成長しています。そして颯爽と追い抜いていくのでしょう。
そうやって国分高校理数科の今の活躍があります。
2018年12月13日(木)
理数科の課題研究に「情報班」誕生!
理数科の1年生の課題研究は,班分けが終わり,これまでの物理・化学・生物・地学に加えて,数学班と情報班が新たに立ち上げられました。現在は「GS(グローカルサイエンス)」の時間を中心に,研究テーマの決定に向けて活動しています。ちなみに情報班はプログラミングについて学び,アプリの開発等に挑戦するそうです!
12月11日(火),情報班の生徒5名が,お隣の第一工業大学を訪れ,プログラミングによってどんなことが可能なのか等についてご指導いただきました。
集積回路等も見せていただきました。みんな興味津々ですね。
さあどんな研究になるのでしょうか。情報班の皆さん,頑張ってください!
2018年11月19日(月)
バイオ甲子園 優秀賞(2位)受賞!
11月17日(土),熊本市の国際交流センターで行われたバイオ甲子園2018の最終審査に,理数科サイエンス部の生物班が出場しました。最終審査には書類審査を勝ち抜いた9研究が出場。
昨年はエンマコガネの研究をした現3年生が最終審査に残れず悔しい思いをしました。今回はそのリベンジを果たすべく,国分高校として3年ぶりの最優秀賞を目指して大会に臨みました。
テーマはヤクシマエゾゼミの研究。
発表もわかりやすく,質疑応答もほぼ完璧でした。
審査結果を待つ間に,ポスターを使ってお互いに発表しあい,主に九州各県から参加した他校の生徒と交流を深めることもできました。
さあいよいよ表彰式です。
結果は優秀賞(2位タイ)! 最優秀賞を逃したのは残念ですが,強豪ひしめく大会での優秀賞は胸を張れる結果です。ちなみに最優秀賞は同じ鹿児島県から出場した市来農芸高校。ベスト3に鹿児島県勢が2校入るという結果になりました。
閉会式後の記念撮影。いい顔をしています。
バイオ甲子園2015では,ノコギリクワガタの研究をした先輩方が最優秀賞を受賞しています。また来年,それに続けるよう挑戦して欲しいと思います。
※写真は,バイオ甲子園事務局から提供していただきました。ありがとうございます。(バイオ甲子園HPもぜひご覧ください。http://www.biotech.gr.jp/kousien/2018/20181117report.pdf)
2018年11月12日(月)
理数科朝礼(11月)
11月8日(木),12月の理数科朝礼が行われました。
3年生のスピーチ。読売学生科学賞での受賞を題材に,諦めずに根気強く続けることの大切さにについて語りました。
2年生のスピーチ。課題研究について県大会での成果や反省点について語りました。
1年生のスピーチ。県大会の見学を通して学んだことや,自分たちの番となる来年に向けての意気込みを語りました。
理数科主任の先生から。
生徒指導の先生からも,理数科の活動や学校生活について激励をいただきました。
理数科朝礼に3年生が参加するのもあと1回となりました。
2018年11月05日(月)
日本学生科学賞 鹿児島県審査 表彰式
11月4日(日),日本学生科学賞鹿児島県審査の表彰式が行われました。日本学生科学賞は読売新聞が主催し,今年で62回目を数える日本で最も歴史のある科学コンテストです。今年は3年生の生物班と化学班が応募しました。
生物班,「大隅諸島のエンマコガネの研究」,鹿児島県知事賞!
化学班,「ムペンバ効果の研究」,鹿児島県教育委員会賞!
初挑戦で受賞した化学班は,これまで県の発表会等でも入賞できずにいましたが,3年生になってからもコツコツと研究に磨きをかけ,嬉しい初受賞となりました。
両班の皆さん,おめでとうございます。両研究はこれから全国審査に進みます。
2018年11月05日(月)
今年も快挙!県高校生徒理科研究発表大会 報告
11月2日(金),鹿児島県高等学校生徒理科研究発表大会が鹿児島市の宝山ホールで開催され,理数科2年生36名が物理・化学・生物・地学の4部門に分かれて出場しました。
化学班の発表の様子。もみ殻からバイオエタノールをつくるぞ!という研究です。
地学班の発表の様子。蒲生川で見つかった貝類の化石を詳細に調べることで錦江湾奥部地区の隆起と沈降を見つけ,活断層が存在する可能性を指摘しました。
生物班の発表の様子。近縁種から350km離れて隔離分布するヤクシマエゾゼミの種分化について,九州でたびたび起こった巨大噴火との関係から考察しました。
※物理班の発表の写真がなくて申し訳ありません。
表彰式の様子。
物理班,最優秀賞!グリーンフラッシュの発生のメカニズムを解明するという研究で,物理部門を制しました。
化学班,優秀賞3位!残念ながら最優秀賞は逃したものの,九州大会出場権を勝ち取りました。
生物班,最優秀賞!参加数の最も多い激戦の生物部門を制し,昨年のリベンジを果たしました。
地学部門,最優秀賞!こちらもまれに見る激戦でした。喜びもひとしおです。
結果として,4部門中3部門で国分高校が最優秀賞を獲得するという過去最高の成績となりました。その結果,2019年8月に佐賀県で行われる全国総文祭の自然科学5部門(ポスター部門含む)の内,3部門に国分高校が出場することになります。これはなんと3年連続です!さらに九州大会には4班全てが出場することになり,これは国分高校としても初めてのことになります。
今年からSSHもスタートし,8月にはSSHの全国大会(SSH生徒研究発表会)で最高賞を受賞するなど国分高校の勢いが加速しています。理数科では4つの班がお互いに刺激しあい,弱点を指摘しあって全体のレベルが上がっているのを感じます。県大会での過去最高の成績も不思議なことではありません。これからますます研究のレベルを上げ,九州,全国の舞台で活躍してください!
2018年10月15日(月)
国分小学校に出前授業!
10月13日(土),理数科2年生15名が,お隣の国分小学校に出前授業に出動しました。教室と屋外に計4つのコーナーを設けて,演示実験を行ったり,しくみについて説明したりしました。
こちらは液体窒素の実験のコーナー。バラの花が粉々に砕けると,オーッという歓声が上がっていました。
凍らせたマシュマロも大人気でした。
こちらは蓄音機実験のコーナー。紙コップにとりつけた針でレコードをなぞると…,音楽が流れます。不思議ですよね。
この教室には生き物に関する3つのコーナーがありました。こちらはカブトムシの幼虫に触ってみようというコーナー。
おっかなびっくりではありましたが,多くの児童がカブトムシの幼虫を手に乗せることができました。中には初めて!という児童もいたようです。
こちらはコオイムシやタイコウチ等の水生昆虫に触ってみようというコーナー。ちなみにこれらの水生昆虫は学校で飼育しているものではなく,私物です。さすがは理数科!
こちらは世界の昆虫の標本コーナー。児童たちは巨大なヘラクレスオオカブトやコーカサスオオカブトに興味津々でした。
最後は屋外で行われた火山噴火の実験コーナー。コーラとメントスを使って行う火山噴火のモデル実験です。
さあ,うまくいくかな?
このあとブシューッと“大噴火”が起こり,歓声が上がりました。
国分小学校の皆さん,出前授業はいかがでしたか?また機会があればお邪魔させてください。
理数科2年生の皆さん,お疲れ様でした。
2018年10月01日(月)
理数科プレゼンテーション講習会
9月28日(金),理数科2年生に対してプレゼンテーション講習会が開かれました。講師は群馬工業高等専門学校助教授の柴田恭幸先生。
5限目は班ごとに研究発表。中間発表からの1週間で1段進歩しています。写真は物理班。
6限目は柴田先生が各班を回り,スライドの構成やレイアウト,論旨の展開等についてアドバイスをしてくださいました。写真は化学班。
生物班。
地学班。
最後に講義。発表用スライドの作り方の基本から,発表の際の注意点まで細かく教えていただきました。
約1ヶ月後の県の発表会を前に,とても有意義なプレゼン講習会となりました。柴田先生,ありがとうございました。
2018年09月25日(火)
理数科課題研究 中間発表会
9月21日(金),理数科サイエンス部が行っている課題研究の中間発表会が行われました。
今年は同日にSSH運営指導委員会が行われるため,鹿児島大学や県立博物館の運営委員の先生方にも発表を見ていただきました。中間発表会とはいえ,聴衆(理数科1・2年生)と審査員の数は県大会本番の2倍くらいになり,発表した2年生はかなり緊張したようです。写真は物理班。
質疑応答の時間には先生方からも生徒からも鋭い質問や指摘がありました。こうやってみんなで研究を練り上げていく体制が国分高校の強みです。
化学班の発表の様子。
生物班。
地学班。
発表会終了後,会場を会議室に移して国分高校SSH運営指導委員会が行われました。
SSH主任から運営指導委員の先生方に概要説明。
運営委員の先生方,国分高校SSHの発展に向けてご指導をよろしくお願いします。
2018年09月18日(火)
理数科朝礼(9月)
9月13日(木),9月の理数科朝礼が行われました。
3年生のスピーチ。先日のSSH生徒研究発表会での受賞にも触れ,「部活との両立に苦労しながらも課題研究を頑張ってきて本当によかったです。皆さんもこれから頑張って!」と後輩たちにエールを送りました。
2年生のスピーチ。中間発表目前(8日後)となった課題研究への意気込みを語りました。
1年生のスピーチ。「8月に佐賀県で行われた理数科大会を見学に行きました。これから自分たちもこんな大きな舞台で発表するんだ!と思うとちょっと緊張しました。先輩方のように入賞できるように頑張りたいと思います。」
理数科主任の若松先生のお話。
理数科を有する山口県の山口高校の取り組みを紹介したプリントを配布し,「国分高校からも日本や世界で活躍するリーダーが育ってほしい!志を高く持って高校生活を送ってください。」と話されました。
2018年09月13日(木)
サイエンス部が鹿児島県教育長・鹿児島県知事等を表敬訪問!
SSH生徒研究発表会で文部科学大臣表彰を受けた2人が,鹿児島県の東條教育長,三反園知事を表敬訪問しました。
8月29日(水),県庁の教育長室を訪れ,発表会で使ったポスターで東條教育長に研究内容を説明しました。
研究内容にも興味を持ってくださり,色々と質問をしてくださいました。東條教育長,お忙しい中お時間を作っていただきありがとうございました。
「県庁の18階は眺めがいいよ」という噂を聞き,行ってみました。桜島と錦江湾を一望できる抜群の展望は一見の価値あり!
9月10日(月),三反園県知事を表敬訪問しました。
三反園知事にもポスターを使って研究内容を説明しました。報道の方たちがたくさんいてとても緊張したようです。
反対側から見るとこんな感じです。これは緊張するなという方が無理ですね。
三反園知事と記念撮影。
一旦終わったものの,「進路はどうするの?」と話が盛り上がり,予定の時間をだいぶオーバーしました。三反園知事,ありがとうございました。
その後は,まさかの「囲み取材」!KTS,KKB,MBC,南日本新聞,読売新聞等のカメラとマイクが並びました。どこを見たらいいのかわからなかったそうです。
昨年7月のサイエンス研修やエンマコガネのDNA解析でご指導いただいた鹿児島大学農学部の津田先生,坂巻先生にも受賞の報告に行きました。国分高校サイエンス部の研究をずっとサポートしていただいています。今後ともよろしくお願いします。
同じく鹿児島大学理学部の内海先生にも報告に伺いました。1月の九州大会の前には,研究内容や発表についてアドバイスを頂きました。今年から始まったSSHでは運営指導委員も引き受けてくださいました。これからもよろしくお願いします。
何だか実感のなかった2人も,そろそろすごいことをやってのけたという実感が湧いてきたのではないでしょうか。
2018年09月05日(水)
中学生の一日体験入学
8月23日(木),中学生の一日体験入学が行われました。当初は22日(水)の予定でしたが,台風の影響で23日に順延して実施されました。
体育館での生徒向けの説明会では,司会・進行も含めて,ほぼ全てを生徒会が中心となって企画・運営しました。写真は音楽部による演奏のパフォーマンス。
学校の概要説明に加えて,理数科生徒による理数科とSSHについての説明もありました。興味を持ってもらえたでしょうか。
同時進行で行われた保護者向け説明会(被服室)。こちらでも従来の学校概要説明に加えて,SSHに関する説明も時間をかけて行われました。
体育館での説明会のあとは体験授業。事前の希望調査をもとに,14の講座に分かれて各教室で行われました。
こちらは理科の化学の授業「電気分解」。理科では他に「DNAの抽出」など計3講座が開講されました。
地歴公民科の日本史の授業「国分タイムスリップ」。地歴公民科では他に「大航海時代のエピソード」が開講されました(計2講座)。
国語科のこの講座のテーマは,「百人一首を味わう」。国語科では他に「日本の古典」等,計3講座が開講されました。
数学科は,「高校入試を解こう!」というテーマで3講座。
英語科は「高校英語を体験しよう!」というテーマで3講座。中学生の皆さん,いかがでしたか?
同時進行の保護者説明会では,卒業生(男子1名,女子2名)による体験発表も行われました。
体験授業と保護者説明会終了後は,部活動見学と並行して,被服室で理数科説明会が開かれました。
理数科説明会では,中国・四国・九州理数科大会で地学ポスター部門最優秀賞を獲得した地学班が,天降川の旧河道の研究を発表しました。中学生,保護者の皆さんが興味津々で聴いています。
同時進行の部活動見学では,活動場所にイスが準備され,多くの中学生が練習の様子を見学しました。写真は体育館ステージ上のダンス部。
こちらは2年1組の教室で行われた演劇部の様子。この日のために準備した寸劇を披露しました。
理数科説明会の質疑応答タイム。中学生から多くの質問が飛び出し,楽しい説明会になりました。
説明会終了後は,先日のSSH生徒研究発表会で文部科学大臣表彰を受賞した生物班のメンバーがエンマコガネの研究を簡単に紹介。被服室後方に掲示されたポスター前に人だかりができました。
台風で一日順延となったものの,多くの中学生・保護者の皆さんが参加してくださり,有意義な体験入学になったと思います。
ご参加くださった皆様ありがとうございました。
企画・運営に関わった生徒会役員,音楽部,サポートメンバー,理数科3年生,卒業生の皆さんお疲れ様でした。
2018年09月04日(火)
霧島市教育長・霧島市長表敬訪問
8月21日(火),SSH生徒研究発表会に出場した理数科3年生の永田さんと牧瀬さんが,文部科学大臣表彰の報告のため,霧島市の瀬戸上教育長と,中重市長を表敬訪問しました。楠元校長と濵田SSH主任,大会に同行した1年生2名と2年生1名も一緒に訪問しました。
瀬戸上教育長はとても気さくな方で,今後も頑張ってください,と激励のお言葉をいただきました。
市長室に移り,中重市長にエンマコガネの研究を紹介。SSH生徒研究発表会で使用したポスターを持参しました。
中重市長もとても気さくな方で,ずっと笑顔の表敬訪問となりました。これからも国分高校をよろしくお願いします。
その後,同じ部屋でFMきりしまの収録。インタビューでは受賞の瞬間の気持ち等をたずねられ,笑顔で答えていました。楽しそうな雰囲気が伝わってきますね。
次は1・2年生が大きな賞を受賞して,また表敬訪問に伺います。
霧島市役所の皆様,お忙しいところありがとうございました。
2018年08月31日(金)
2冠達成!中国四国九州理数科大会報告
8月16日(木)~17日(金),佐賀県の佐賀市文化会館で,中国・四国・九州理数科高等学校課題研究発表大会が開催されました。国分高校からは,3年生の6班がポスター部門に出場しました。
8月16日(木)。貸し切りバスで移動して昼頃佐賀に到着し,午後は早速ポスター発表。
地学班の発表の様子(審査中)。天降川の旧河道の研究。
数学班の発表。ルービックキューブの研究。発表にもだいぶ慣れ,キューブを通した交流もあったようです。
物理波動班の発表(審査中)。円環に張られた星形五角形の免震性の研究。
化学班の発表。ムペンバ効果の研究。入賞は逃したものの,ムペンバ効果に関する斬新な考察は多くの方から高い評価をいただきました。
物理貝殻班の発表。貝殻から聞こえるゴーッという音の研究。
生物班の発表。大隅諸島のエンマコガネの研究。
ポスター発表終了後,会場を移しての生徒交流会の様子。くじで班に分かれて,軽食,マシュマロチャレンジ等で他県の高校生達と交流を深めました。各班には「唐津城班」,「ムツゴロウ班」等,佐賀の名物の名前がつけられていました。
かなり盛り上がり,アドレスの交換をした班もあったようです。あっという間の1時間でした。
8月17日(金),午前中と午後の1時間はステージ発表が行われ,鹿児島県からは錦江湾高校が出場しました。鹿児島県では理数科を持つ2校で交互に出場します。
中国・四国・九州16県の代表17チーム(開催県は2校)の発表は見応えがありました。質疑応答も盛んに行われました。
審査時間を兼ねた1時間のポスター交流会を経て,いよいよ表彰式。
結果は,ポスター5部門(物・化・生・地・数)のうち生物と地学の2部門で最優秀賞を受賞しました。2冠達成は国分高校だけ!。
入賞できなかった班は残念でしたが,発表を通して色々な手応えを感じることができたと思います。見学のため同行した1・2年生にも大きな刺激になったことでしょう。
夕方,バスで宿舎の雲仙に向かう途中,諫早干拓の潮受け堤防を見学。短時間ではありましたが,諫早干拓が今も抱える様々な問題についても学習しました。
8月18日(土),雲仙ジオパーク関連の施設等を見学しました。最初に訪れたのは旧大野木場小学校。平成3年6月3日の火砕流では報道関係者を中心に43名の方が亡くなりました。この大野木場小学校は火砕流の教訓を忘れないための遺構として保存され,となりには火砕流に関する展示館・学習館がつくられています。後ろにそびえているのが火砕流を引き起こした普賢岳(ふげんだけ)です。
「がまだすドーム」では,動画で火砕流について学習しました。駐車場からは普賢岳を始めとする雲仙の山々と,その右手前には江戸時代(1792年)に山体崩壊で麓の島原の街を襲い(島原大変),対岸の熊本に甚大な津波被害(肥後迷惑)をもたらした「眉山(まゆやま)」が見えています。
雲仙ジオパークでの学習を終え,オーシャンアローで島原から熊本へ。雲仙・眉山が見送ってくれています。
3年生にとっては,これで課題研究の発表会は終了。随分いろんな所に行き,いろんな大会に出ましたね。お疲れ様でした。
これからは頭を切り替えて生活を学習にシフトし,進路決定に向けてひたすら頑張っていきましょう!
2018年08月29日(水)
1年目での快挙!SSH生徒研究発表会で文部科学大臣表彰!
長野県で行われた全国総文祭と時を同じくして,8月8日(水)~9日(木)の2日間,神戸(神戸国際展示場)ではSSH生徒研究発表会が開催されました。全国のSSH指定校204校+経過措置4校の計208校,さらに海外招聘校26校の代表が出場する大きな発表会で,SSH指定1年目の国分高校からは理数科サイエンス部生物班の永田梨奈さんと牧瀬桃香さんが「大隅諸島のエンマコガネの研究」を発表しました。
1日目はポスター発表。物理,化学,生物(動物),生物(植物),地学,数学の6分野に分かれて審査が行われました。
最初は緊張もありぎこちない発表でしたが,だんだんと緊張も解け,自分たちの研究の面白さを自信を持って発表できました。
左のサブポスターには,結果の比較のために先輩方の研究を載せました。右のサブポスターは,エンマコガネ5種のDNAの塩基配列を一覧にして比較しています。前のテーブルにはエンマコガネの標本も展示していますね。
1日目のポスター発表の結果,国分高校サイエンス部生物班は,生物(動物)部門の1位に選ばれ,部門の代表として2日目のステージ発表に進むことになりました。もちろんそれを想定してパワーポイントのスライドは準備していましたが,完全に準備不足,練習不足だったため,「どうしよう…」という気持ちの方が強かったようです。その夜は引率の先生方や同行の1・2年生の協力をもらってスライドや説明の修正,発表練習,質疑応答の練習が遅くまで続きました。
2日目,各部門の代表6校のステージ発表。発表校とタイトルは発表順に次の通り。
福島県立福島高校「プラズマによる流体制御の研究」(物理),東京都立小石川中等教育学校「スライムを用いた偏光フィルムの作成」(化学),千葉県立船橋高校「ブレスレットモデルを用いたルカ数列の拡張」(数学),鹿児島県立国分高校「7300年たっても立ち直れない?~幸屋火砕流が大隅諸島のエンマコガネに与えた影響~」(動物),名古屋市立向陽高校「ユリの花粉管誘導2~誘導を無視して伸びる花粉管の謎~」(植物),横浜市立横浜サイエンスフロンティア高校「地球影~誰彼刻を追ふ~」(地学)
さあ国分高校の発表が始まりました。前半を牧瀬さん,後半を永田さんが担当しました。
ステージの左右の大画面にスライドが写しだされます。
先生方から「現段階で全国ベスト6は1年目の成果としては十分!あとはこの大舞台を楽しんでおいで。」と送り出された2人は,気負うことなく落ち着いてしっかりと説明することができました。
質疑応答では,多くの質問が出され,皆さんが興味を持ってくれたことがうかがえました。次から次に飛び出す質問に,時にはユーモアも交えながら,落ち着いて的確に答えていきました。質問は途切れることはなく,最後は時間で打ち切られました。
昼食をはさんでの結果発表。
いくつかの賞が発表され,いよいよ最高賞の発表。ドラムロールに続いて,「文部科学大臣表彰は…,」一呼吸おいてコールされた学校名は,「鹿児島県立国分高等学校!」(下写真)。
その瞬間を写した動画には,「エーッ」と生徒達よりも喜ぶ引率の先生の声がとらえられていました。
発表した2人は,うれしさよりも驚きの方が強く,しばらくの間放心状態だったようです。
表彰式の様子。昨年度から準備をして国分高校のSSH指定を実現し,今も力強く発展に向けて推進するSSH主任の濵田先生もステージに上がりました。
ステージ両側の巨大スクリーンには国分高校の3人の姿が大きく映し出されました。SSH指定1年目での最高賞受賞は,過去に例のない快挙です。
全国総文祭の報告のページで「全国制覇は後輩達が」,と書きましたが,同じクラスの仲間が意外と早く実現してくれました。
ステージ発表を行った6校のメンバー全員で記念写真。こうやって見ると,文部科学大臣表彰の賞状はひときわ大きいですね。
全ての日程を終えて,ポスター撤収後に記念の1枚。同校した理数科2年生1名,普通科2年生1名,普通科1年生2名は,様々な面で3年生をサポートをするとともに,他校の優れた研究発表を聞いて多くのことを学びました。学校名が書かれたボードは記念に(1年生が)持ち帰りました。
さあ1・2年生の皆さん,来年この結果を超えるのはちょっと難しそうですよ。でも並ぶことはできます!2連覇,3連覇を目指して頑張ってください。
2018年08月24日(金)
全国総文祭(長野大会) 出場報告① 自然科学部門
8月7日(火)~9日(木),長野県茅野市において,全国総文祭自然科学部門が開催されました。国分高校からは物理波動班,生物班,地学班の3班10名が出場しました。
会場となった諏訪東京理科大学は標高800mの高原にあり,周囲には自然がいっぱい。キャンパス内は鹿児島では聞くことができないエゾゼミの声に包まれていました。
1日目,地学班の発表の様子。やや緊張しているものの落ち着いて発表できました。
質疑応答の様子。実際のハザードマップを使って質問に答えていました。発表会場(地学部門)全体はこんな感じです。オレンジのポロシャツを着ているのは長野県のスタッフの方達です。
生物班の質疑応答の様子。1日目の最後の発表でした。
この日の宿舎はさらに標高が高くなり,約900m。とても涼しくてびっくりしました。夜,街灯の下を探すと大きなミヤマクワガタが!さすが長野県です。
2日目,物理波動班の質疑応答の様子。
台風の影響で飛行機が飛ばなくなる可能性が高くなり,午後の野外巡検と翌日の表彰式を諦めて,国分高校勢は長野をあとにしました。
翌日,審査結果の報告がありましたが,残念ながら3班とも入賞はなりませんでした。とはいえ多くの時間とエネルギーを使って本気で準備し,全国大会という大きな舞台を経験できたことは人生において大きな一歩です。この経験をこれからの人生にぜひ生かして欲しいと思います。全国大会入賞,全国制覇の夢は後輩達がきっと叶えてくれると思います。
2018年08月21日(火)
サイエンスインターハイ2018出場報告
7月29日(日),熊本市の崇城大学で,サイエンスインターハイ2018が開催されました。サイエンス部の夏の大会第1弾です。九州7県から27校,684名の高校生が参加し,課題研究の成果を競いました。国分高校からは3年生物班の5名が参加し,「大隅諸島のエンマコガネの研究」について発表しました。
研究要旨による予備審査の結果,上位20研究に選ばれ,「コンペティション部門」に出場しました。発表は全てポスター形式です。
多くの高校生が発表を聴きに来てくれました。他校の発表を聴くのもとてもいい勉強になります。
審査員の先生方だけでなく,崇城大学の先生方や,他校の引率の先生からも様々なアドバイスをいただきました。
残念ながら上位の賞を獲得することはできませんでしたが,今後の大会に向けて,ポスター発表や質疑応答の練習になりました。3年生の課題研究活動もいよいよ大詰めです。
2018年08月20日(月)
舞鶴フィールド研修1
7月24日(火),理数科1年生のSSH事業「舞鶴フィールド研修1」が行われ,天降川周辺の地質等を観察する巡検を行いました。講師は先日ブラタモリにも出演された鹿児島大学名誉教授の大木公彦先生。
岩戸では“姶良層”や火砕流堆積物を観察しました。
新川渓谷では,加久藤火砕流の溶結凝灰岩に形成された“甌穴”を観察しました。
最後は鹿児島神宮の裏にある貝塚の観察。大昔,“縄文海進”が起こった頃は今よりも約5m海面が高かったため,この辺りが海岸線だったのですね。
身近な場所で,太古の地学現象を肌で感じることができました。大木先生,楽しくわかりやすいお話をありがとうございました。
2018年08月20日(月)
舞鶴フィールド研修2
7月23日(月),理数科2年生のSSH事業「舞鶴フィールド研修2」が行われました。課題研究の班ごとに鹿児島大学の先生方の研究室を訪れ,今年の課題研究の方向性や論旨,分析方法等についてアドバイスをいただきました。ここでは化学班と生物班の様子をお伝えします。
化学班。まずは自分たちの研究の計画,途中経過等について説明。
アドバイスをいただくだけでなく,どんどん質問もしていたようです。しっかりメモもとっていますね。
生物班。セミを研究テーマにしたいようですが,肝心のサンプルが採れず,ガに関するテーマも考えているようです。
ガの交尾器を観察しています。さあ果たして今後セミは採れるのか?
鹿児島大学の先生方,大学院生の皆さん,ありがとうございました。
2018年07月12日(木)
理数科朝礼(7月)
7月12日(木),7月の理数科朝礼が行われました。
3年生のスピーチ。
2年生のスピーチ。
1年生のスピーチ。
理数科主任の先生のお話。
「2年生の課題研究は,この夏が実際にデータを取るなど研究の山場になると思います。1年生は舞鶴フィールド研修で天降川周辺の巡検があります。実際に生き物や岩石等に触れることになるでしょう。この夏は,“本物に触れる”をキーワードに様々な行事に取り組んでください。3年生は全国総文祭と中国四国九州理数科大会がやってきます。自分たちの研究を発表するのはもちろんですが,全国の高校生の素晴らしい研究を見て,本物に触れてください。」