9 理数科
2018年10月01日(月)
理数科プレゼンテーション講習会
9月28日(金),理数科2年生に対してプレゼンテーション講習会が開かれました。講師は群馬工業高等専門学校助教授の柴田恭幸先生。
5限目は班ごとに研究発表。中間発表からの1週間で1段進歩しています。写真は物理班。
6限目は柴田先生が各班を回り,スライドの構成やレイアウト,論旨の展開等についてアドバイスをしてくださいました。写真は化学班。
生物班。
地学班。
最後に講義。発表用スライドの作り方の基本から,発表の際の注意点まで細かく教えていただきました。
約1ヶ月後の県の発表会を前に,とても有意義なプレゼン講習会となりました。柴田先生,ありがとうございました。
2018年09月25日(火)
理数科課題研究 中間発表会
9月21日(金),理数科サイエンス部が行っている課題研究の中間発表会が行われました。
今年は同日にSSH運営指導委員会が行われるため,鹿児島大学や県立博物館の運営委員の先生方にも発表を見ていただきました。中間発表会とはいえ,聴衆(理数科1・2年生)と審査員の数は県大会本番の2倍くらいになり,発表した2年生はかなり緊張したようです。写真は物理班。
質疑応答の時間には先生方からも生徒からも鋭い質問や指摘がありました。こうやってみんなで研究を練り上げていく体制が国分高校の強みです。
化学班の発表の様子。
生物班。
地学班。
発表会終了後,会場を会議室に移して国分高校SSH運営指導委員会が行われました。
SSH主任から運営指導委員の先生方に概要説明。
運営委員の先生方,国分高校SSHの発展に向けてご指導をよろしくお願いします。
2018年09月18日(火)
理数科朝礼(9月)
9月13日(木),9月の理数科朝礼が行われました。
3年生のスピーチ。先日のSSH生徒研究発表会での受賞にも触れ,「部活との両立に苦労しながらも課題研究を頑張ってきて本当によかったです。皆さんもこれから頑張って!」と後輩たちにエールを送りました。
2年生のスピーチ。中間発表目前(8日後)となった課題研究への意気込みを語りました。
1年生のスピーチ。「8月に佐賀県で行われた理数科大会を見学に行きました。これから自分たちもこんな大きな舞台で発表するんだ!と思うとちょっと緊張しました。先輩方のように入賞できるように頑張りたいと思います。」
理数科主任の若松先生のお話。
理数科を有する山口県の山口高校の取り組みを紹介したプリントを配布し,「国分高校からも日本や世界で活躍するリーダーが育ってほしい!志を高く持って高校生活を送ってください。」と話されました。
2018年09月13日(木)
サイエンス部が鹿児島県教育長・鹿児島県知事等を表敬訪問!
SSH生徒研究発表会で文部科学大臣表彰を受けた2人が,鹿児島県の東條教育長,三反園知事を表敬訪問しました。
8月29日(水),県庁の教育長室を訪れ,発表会で使ったポスターで東條教育長に研究内容を説明しました。
研究内容にも興味を持ってくださり,色々と質問をしてくださいました。東條教育長,お忙しい中お時間を作っていただきありがとうございました。
「県庁の18階は眺めがいいよ」という噂を聞き,行ってみました。桜島と錦江湾を一望できる抜群の展望は一見の価値あり!
9月10日(月),三反園県知事を表敬訪問しました。
三反園知事にもポスターを使って研究内容を説明しました。報道の方たちがたくさんいてとても緊張したようです。
反対側から見るとこんな感じです。これは緊張するなという方が無理ですね。
三反園知事と記念撮影。
一旦終わったものの,「進路はどうするの?」と話が盛り上がり,予定の時間をだいぶオーバーしました。三反園知事,ありがとうございました。
その後は,まさかの「囲み取材」!KTS,KKB,MBC,南日本新聞,読売新聞等のカメラとマイクが並びました。どこを見たらいいのかわからなかったそうです。
昨年7月のサイエンス研修やエンマコガネのDNA解析でご指導いただいた鹿児島大学農学部の津田先生,坂巻先生にも受賞の報告に行きました。国分高校サイエンス部の研究をずっとサポートしていただいています。今後ともよろしくお願いします。
同じく鹿児島大学理学部の内海先生にも報告に伺いました。1月の九州大会の前には,研究内容や発表についてアドバイスを頂きました。今年から始まったSSHでは運営指導委員も引き受けてくださいました。これからもよろしくお願いします。
何だか実感のなかった2人も,そろそろすごいことをやってのけたという実感が湧いてきたのではないでしょうか。
2018年09月05日(水)
中学生の一日体験入学
8月23日(木),中学生の一日体験入学が行われました。当初は22日(水)の予定でしたが,台風の影響で23日に順延して実施されました。
体育館での生徒向けの説明会では,司会・進行も含めて,ほぼ全てを生徒会が中心となって企画・運営しました。写真は音楽部による演奏のパフォーマンス。
学校の概要説明に加えて,理数科生徒による理数科とSSHについての説明もありました。興味を持ってもらえたでしょうか。
同時進行で行われた保護者向け説明会(被服室)。こちらでも従来の学校概要説明に加えて,SSHに関する説明も時間をかけて行われました。
体育館での説明会のあとは体験授業。事前の希望調査をもとに,14の講座に分かれて各教室で行われました。
こちらは理科の化学の授業「電気分解」。理科では他に「DNAの抽出」など計3講座が開講されました。
地歴公民科の日本史の授業「国分タイムスリップ」。地歴公民科では他に「大航海時代のエピソード」が開講されました(計2講座)。
国語科のこの講座のテーマは,「百人一首を味わう」。国語科では他に「日本の古典」等,計3講座が開講されました。
数学科は,「高校入試を解こう!」というテーマで3講座。
英語科は「高校英語を体験しよう!」というテーマで3講座。中学生の皆さん,いかがでしたか?
同時進行の保護者説明会では,卒業生(男子1名,女子2名)による体験発表も行われました。
体験授業と保護者説明会終了後は,部活動見学と並行して,被服室で理数科説明会が開かれました。
理数科説明会では,中国・四国・九州理数科大会で地学ポスター部門最優秀賞を獲得した地学班が,天降川の旧河道の研究を発表しました。中学生,保護者の皆さんが興味津々で聴いています。
同時進行の部活動見学では,活動場所にイスが準備され,多くの中学生が練習の様子を見学しました。写真は体育館ステージ上のダンス部。
こちらは2年1組の教室で行われた演劇部の様子。この日のために準備した寸劇を披露しました。
理数科説明会の質疑応答タイム。中学生から多くの質問が飛び出し,楽しい説明会になりました。
説明会終了後は,先日のSSH生徒研究発表会で文部科学大臣表彰を受賞した生物班のメンバーがエンマコガネの研究を簡単に紹介。被服室後方に掲示されたポスター前に人だかりができました。
台風で一日順延となったものの,多くの中学生・保護者の皆さんが参加してくださり,有意義な体験入学になったと思います。
ご参加くださった皆様ありがとうございました。
企画・運営に関わった生徒会役員,音楽部,サポートメンバー,理数科3年生,卒業生の皆さんお疲れ様でした。
2018年09月04日(火)
霧島市教育長・霧島市長表敬訪問
8月21日(火),SSH生徒研究発表会に出場した理数科3年生の永田さんと牧瀬さんが,文部科学大臣表彰の報告のため,霧島市の瀬戸上教育長と,中重市長を表敬訪問しました。楠元校長と濵田SSH主任,大会に同行した1年生2名と2年生1名も一緒に訪問しました。
瀬戸上教育長はとても気さくな方で,今後も頑張ってください,と激励のお言葉をいただきました。
市長室に移り,中重市長にエンマコガネの研究を紹介。SSH生徒研究発表会で使用したポスターを持参しました。
中重市長もとても気さくな方で,ずっと笑顔の表敬訪問となりました。これからも国分高校をよろしくお願いします。
その後,同じ部屋でFMきりしまの収録。インタビューでは受賞の瞬間の気持ち等をたずねられ,笑顔で答えていました。楽しそうな雰囲気が伝わってきますね。
次は1・2年生が大きな賞を受賞して,また表敬訪問に伺います。
霧島市役所の皆様,お忙しいところありがとうございました。
2018年08月31日(金)
2冠達成!中国四国九州理数科大会報告
8月16日(木)~17日(金),佐賀県の佐賀市文化会館で,中国・四国・九州理数科高等学校課題研究発表大会が開催されました。国分高校からは,3年生の6班がポスター部門に出場しました。
8月16日(木)。貸し切りバスで移動して昼頃佐賀に到着し,午後は早速ポスター発表。
地学班の発表の様子(審査中)。天降川の旧河道の研究。
数学班の発表。ルービックキューブの研究。発表にもだいぶ慣れ,キューブを通した交流もあったようです。
物理波動班の発表(審査中)。円環に張られた星形五角形の免震性の研究。
化学班の発表。ムペンバ効果の研究。入賞は逃したものの,ムペンバ効果に関する斬新な考察は多くの方から高い評価をいただきました。
物理貝殻班の発表。貝殻から聞こえるゴーッという音の研究。
生物班の発表。大隅諸島のエンマコガネの研究。
ポスター発表終了後,会場を移しての生徒交流会の様子。くじで班に分かれて,軽食,マシュマロチャレンジ等で他県の高校生達と交流を深めました。各班には「唐津城班」,「ムツゴロウ班」等,佐賀の名物の名前がつけられていました。
かなり盛り上がり,アドレスの交換をした班もあったようです。あっという間の1時間でした。
8月17日(金),午前中と午後の1時間はステージ発表が行われ,鹿児島県からは錦江湾高校が出場しました。鹿児島県では理数科を持つ2校で交互に出場します。
中国・四国・九州16県の代表17チーム(開催県は2校)の発表は見応えがありました。質疑応答も盛んに行われました。
審査時間を兼ねた1時間のポスター交流会を経て,いよいよ表彰式。
結果は,ポスター5部門(物・化・生・地・数)のうち生物と地学の2部門で最優秀賞を受賞しました。2冠達成は国分高校だけ!。
入賞できなかった班は残念でしたが,発表を通して色々な手応えを感じることができたと思います。見学のため同行した1・2年生にも大きな刺激になったことでしょう。
夕方,バスで宿舎の雲仙に向かう途中,諫早干拓の潮受け堤防を見学。短時間ではありましたが,諫早干拓が今も抱える様々な問題についても学習しました。
8月18日(土),雲仙ジオパーク関連の施設等を見学しました。最初に訪れたのは旧大野木場小学校。平成3年6月3日の火砕流では報道関係者を中心に43名の方が亡くなりました。この大野木場小学校は火砕流の教訓を忘れないための遺構として保存され,となりには火砕流に関する展示館・学習館がつくられています。後ろにそびえているのが火砕流を引き起こした普賢岳(ふげんだけ)です。
「がまだすドーム」では,動画で火砕流について学習しました。駐車場からは普賢岳を始めとする雲仙の山々と,その右手前には江戸時代(1792年)に山体崩壊で麓の島原の街を襲い(島原大変),対岸の熊本に甚大な津波被害(肥後迷惑)をもたらした「眉山(まゆやま)」が見えています。
雲仙ジオパークでの学習を終え,オーシャンアローで島原から熊本へ。雲仙・眉山が見送ってくれています。
3年生にとっては,これで課題研究の発表会は終了。随分いろんな所に行き,いろんな大会に出ましたね。お疲れ様でした。
これからは頭を切り替えて生活を学習にシフトし,進路決定に向けてひたすら頑張っていきましょう!
2018年08月29日(水)
1年目での快挙!SSH生徒研究発表会で文部科学大臣表彰!
長野県で行われた全国総文祭と時を同じくして,8月8日(水)~9日(木)の2日間,神戸(神戸国際展示場)ではSSH生徒研究発表会が開催されました。全国のSSH指定校204校+経過措置4校の計208校,さらに海外招聘校26校の代表が出場する大きな発表会で,SSH指定1年目の国分高校からは理数科サイエンス部生物班の永田梨奈さんと牧瀬桃香さんが「大隅諸島のエンマコガネの研究」を発表しました。
1日目はポスター発表。物理,化学,生物(動物),生物(植物),地学,数学の6分野に分かれて審査が行われました。
最初は緊張もありぎこちない発表でしたが,だんだんと緊張も解け,自分たちの研究の面白さを自信を持って発表できました。
左のサブポスターには,結果の比較のために先輩方の研究を載せました。右のサブポスターは,エンマコガネ5種のDNAの塩基配列を一覧にして比較しています。前のテーブルにはエンマコガネの標本も展示していますね。
1日目のポスター発表の結果,国分高校サイエンス部生物班は,生物(動物)部門の1位に選ばれ,部門の代表として2日目のステージ発表に進むことになりました。もちろんそれを想定してパワーポイントのスライドは準備していましたが,完全に準備不足,練習不足だったため,「どうしよう…」という気持ちの方が強かったようです。その夜は引率の先生方や同行の1・2年生の協力をもらってスライドや説明の修正,発表練習,質疑応答の練習が遅くまで続きました。
2日目,各部門の代表6校のステージ発表。発表校とタイトルは発表順に次の通り。
福島県立福島高校「プラズマによる流体制御の研究」(物理),東京都立小石川中等教育学校「スライムを用いた偏光フィルムの作成」(化学),千葉県立船橋高校「ブレスレットモデルを用いたルカ数列の拡張」(数学),鹿児島県立国分高校「7300年たっても立ち直れない?~幸屋火砕流が大隅諸島のエンマコガネに与えた影響~」(動物),名古屋市立向陽高校「ユリの花粉管誘導2~誘導を無視して伸びる花粉管の謎~」(植物),横浜市立横浜サイエンスフロンティア高校「地球影~誰彼刻を追ふ~」(地学)
さあ国分高校の発表が始まりました。前半を牧瀬さん,後半を永田さんが担当しました。
ステージの左右の大画面にスライドが写しだされます。
先生方から「現段階で全国ベスト6は1年目の成果としては十分!あとはこの大舞台を楽しんでおいで。」と送り出された2人は,気負うことなく落ち着いてしっかりと説明することができました。
質疑応答では,多くの質問が出され,皆さんが興味を持ってくれたことがうかがえました。次から次に飛び出す質問に,時にはユーモアも交えながら,落ち着いて的確に答えていきました。質問は途切れることはなく,最後は時間で打ち切られました。
昼食をはさんでの結果発表。
いくつかの賞が発表され,いよいよ最高賞の発表。ドラムロールに続いて,「文部科学大臣表彰は…,」一呼吸おいてコールされた学校名は,「鹿児島県立国分高等学校!」(下写真)。
その瞬間を写した動画には,「エーッ」と生徒達よりも喜ぶ引率の先生の声がとらえられていました。
発表した2人は,うれしさよりも驚きの方が強く,しばらくの間放心状態だったようです。
表彰式の様子。昨年度から準備をして国分高校のSSH指定を実現し,今も力強く発展に向けて推進するSSH主任の濵田先生もステージに上がりました。
ステージ両側の巨大スクリーンには国分高校の3人の姿が大きく映し出されました。SSH指定1年目での最高賞受賞は,過去に例のない快挙です。
全国総文祭の報告のページで「全国制覇は後輩達が」,と書きましたが,同じクラスの仲間が意外と早く実現してくれました。
ステージ発表を行った6校のメンバー全員で記念写真。こうやって見ると,文部科学大臣表彰の賞状はひときわ大きいですね。
全ての日程を終えて,ポスター撤収後に記念の1枚。同校した理数科2年生1名,普通科2年生1名,普通科1年生2名は,様々な面で3年生をサポートをするとともに,他校の優れた研究発表を聞いて多くのことを学びました。学校名が書かれたボードは記念に(1年生が)持ち帰りました。
さあ1・2年生の皆さん,来年この結果を超えるのはちょっと難しそうですよ。でも並ぶことはできます!2連覇,3連覇を目指して頑張ってください。
2018年08月24日(金)
全国総文祭(長野大会) 出場報告① 自然科学部門
8月7日(火)~9日(木),長野県茅野市において,全国総文祭自然科学部門が開催されました。国分高校からは物理波動班,生物班,地学班の3班10名が出場しました。
会場となった諏訪東京理科大学は標高800mの高原にあり,周囲には自然がいっぱい。キャンパス内は鹿児島では聞くことができないエゾゼミの声に包まれていました。
1日目,地学班の発表の様子。やや緊張しているものの落ち着いて発表できました。
質疑応答の様子。実際のハザードマップを使って質問に答えていました。発表会場(地学部門)全体はこんな感じです。オレンジのポロシャツを着ているのは長野県のスタッフの方達です。
生物班の質疑応答の様子。1日目の最後の発表でした。
この日の宿舎はさらに標高が高くなり,約900m。とても涼しくてびっくりしました。夜,街灯の下を探すと大きなミヤマクワガタが!さすが長野県です。
2日目,物理波動班の質疑応答の様子。
台風の影響で飛行機が飛ばなくなる可能性が高くなり,午後の野外巡検と翌日の表彰式を諦めて,国分高校勢は長野をあとにしました。
翌日,審査結果の報告がありましたが,残念ながら3班とも入賞はなりませんでした。とはいえ多くの時間とエネルギーを使って本気で準備し,全国大会という大きな舞台を経験できたことは人生において大きな一歩です。この経験をこれからの人生にぜひ生かして欲しいと思います。全国大会入賞,全国制覇の夢は後輩達がきっと叶えてくれると思います。
2018年08月21日(火)
サイエンスインターハイ2018出場報告
7月29日(日),熊本市の崇城大学で,サイエンスインターハイ2018が開催されました。サイエンス部の夏の大会第1弾です。九州7県から27校,684名の高校生が参加し,課題研究の成果を競いました。国分高校からは3年生物班の5名が参加し,「大隅諸島のエンマコガネの研究」について発表しました。
研究要旨による予備審査の結果,上位20研究に選ばれ,「コンペティション部門」に出場しました。発表は全てポスター形式です。
多くの高校生が発表を聴きに来てくれました。他校の発表を聴くのもとてもいい勉強になります。
審査員の先生方だけでなく,崇城大学の先生方や,他校の引率の先生からも様々なアドバイスをいただきました。
残念ながら上位の賞を獲得することはできませんでしたが,今後の大会に向けて,ポスター発表や質疑応答の練習になりました。3年生の課題研究活動もいよいよ大詰めです。
2018年08月20日(月)
舞鶴フィールド研修1
7月24日(火),理数科1年生のSSH事業「舞鶴フィールド研修1」が行われ,天降川周辺の地質等を観察する巡検を行いました。講師は先日ブラタモリにも出演された鹿児島大学名誉教授の大木公彦先生。
岩戸では“姶良層”や火砕流堆積物を観察しました。
新川渓谷では,加久藤火砕流の溶結凝灰岩に形成された“甌穴”を観察しました。
最後は鹿児島神宮の裏にある貝塚の観察。大昔,“縄文海進”が起こった頃は今よりも約5m海面が高かったため,この辺りが海岸線だったのですね。
身近な場所で,太古の地学現象を肌で感じることができました。大木先生,楽しくわかりやすいお話をありがとうございました。
2018年08月20日(月)
舞鶴フィールド研修2
7月23日(月),理数科2年生のSSH事業「舞鶴フィールド研修2」が行われました。課題研究の班ごとに鹿児島大学の先生方の研究室を訪れ,今年の課題研究の方向性や論旨,分析方法等についてアドバイスをいただきました。ここでは化学班と生物班の様子をお伝えします。
化学班。まずは自分たちの研究の計画,途中経過等について説明。
アドバイスをいただくだけでなく,どんどん質問もしていたようです。しっかりメモもとっていますね。
生物班。セミを研究テーマにしたいようですが,肝心のサンプルが採れず,ガに関するテーマも考えているようです。
ガの交尾器を観察しています。さあ果たして今後セミは採れるのか?
鹿児島大学の先生方,大学院生の皆さん,ありがとうございました。
2018年07月12日(木)
理数科朝礼(7月)
7月12日(木),7月の理数科朝礼が行われました。
3年生のスピーチ。
2年生のスピーチ。
1年生のスピーチ。
理数科主任の先生のお話。
「2年生の課題研究は,この夏が実際にデータを取るなど研究の山場になると思います。1年生は舞鶴フィールド研修で天降川周辺の巡検があります。実際に生き物や岩石等に触れることになるでしょう。この夏は,“本物に触れる”をキーワードに様々な行事に取り組んでください。3年生は全国総文祭と中国四国九州理数科大会がやってきます。自分たちの研究を発表するのはもちろんですが,全国の高校生の素晴らしい研究を見て,本物に触れてください。」
2018年06月25日(月)
今年も大盛況!サイエンスフェスタ2018 in イオン
6月16日(土),イオン隼人国分店において,今年もサイエンスフェスタが開催されました。参加したのは理数科の1・2年生全員。今回は5つの実験を用意しました。
まずは受付をお願いします。
プラカードを持った係の生徒が誘導します。どれから行きますか?
「空気砲で遊ぼう!」。 ペットボトル下半分を切って,底の部分にゴム風船の上半分を貼り付けます。それを使って…,
ペットボトルの口の部分にソフトな「玉」をセットし,的を倒すゲームも楽しんでもらいました。
こちらは「吹き矢を飛ばそう!」。 1年生も頑張ってくれました。画用紙を筒状に丸めて,同じく紙で矢もつくり…,
的を狙ってみましょう。当たったかな?
こちらは定番,「液体窒素」。 希望者には凍ったアジサイをバリバリッとやってもらいました。
風船がみるみる小さくなっていくのは,わかっていても不思議ですよね。それがむくむくと元に戻るのはもっと不思議。保護者の皆様にも楽しんでいただけたようです。人気投票3位獲得!
こちらも定番,「スライムを作ろう!」。 ちょっとひんやりしたこの感触がたまりませんね。プラコップに入れて持って帰っていただきました。人気投票2位獲得!
最後は新たな試み,「キラキラビー玉作り」。 ビー玉をフライパンで熱し,氷水で冷やすと…,膨張したビー玉が冷えて縮む時に細かなひびが入ります。
普通に光で透かしてみても綺麗なのですが,スマホのライトの上に置くのが一番きれいに見えるということがわかりました。予想を超える?大人気で,人気投票1位を獲得!
今年も大いに盛り上がりました。ご来場くださった皆様,ありがとうございました。
生徒達は最初緊張していましたが,1回目よりも2回目,2回目よりも3回目と,どんどん説明がうまくなっていきました。こういった行事もプレゼン力育成のための貴重な学習の場です。今後の課題研究発表会等に生かせるといいですね。
2018年06月21日(木)
理数科朝礼(6月)
6月14日(木),6月の理数科朝礼が行われました。
3年生のスピーチ。
2年生のスピーチ。
1年生のスピーチ。堂々としていました。
理数科主任の先生の話。
「今から67年前の今日,世界で初めてコンピュータが販売されました。教室2つくらいの大きさがあり,値段は現在の約20億円!しかし性能としては現在の電卓程度…。現在ではパソコンやスマートフォンなど,より安くてはるかに高性能なコンピュータがあり,みなさんも課題研究や日頃のコミュニケーションに気軽に利用しています。科学の進歩でとても便利になりました。一方で,SNSでのトラブルやコンピュータウイルスなど様々な問題もあります。やはり最後は使う側の人間の問題。ぜひモラルを持って有効にコンピュータを活用し,研究成果をあげてください。」
2018年05月25日(金)
理数科朝礼(5月)
5月24日(木),5月の理数科朝礼が行われました。基本的に毎月1回行われ,各学年の代表が2名ずつスピーチをします。理数科1年生にとっては初めての理数科朝礼です。
3年生のスピーチ。
2年生のスピーチ。
1年生のスピーチ。緊張がこちらにも伝わってくるようでした。先輩方を含めて100人以上の人の前でスピーチをするというのは滅多にない経験です。
理数科主任の先生から。「今日5月24日は,ポーランドの天文学者コペルニクスが亡くなった日です。彼は地動説によって天文学の考え方を180度変えた人です。皆さんも既成概念にとらわれない視点を持ってください。コペルニクス的転回のヒントは意外と身近にあるかもしれませんよ。」
2018年05月01日(火)
理数科2年生 課題研究計画発表会
4月27日(金),理数科2年生の課題研究計画発表会が地学室で行われました。
地学班。「別府川河床で見つかった化石床の研究」。
物の理班。「ペリティエ素子の応用実験」。
化学班。「バイオエタノールの研究」。
生物班1。カワゴケミズメイガの研究」。
生物班2。「オオコフキコガネの研究」。
研究計画の発表のあとは,お互いに質問しあい,それによって今後の研究方針が見えてきたり,新たな課題が見えてきた班もあったようです。11月の県大会に向けてしっかりとしたデータを取り,いい研究に仕上げていってください。
2018年04月12日(木)
理数科集会
4月10日(火),対面式に続いて理数科集会が行われました。いわば理数科の対面式ですね。
理数科主任の先生から,理数科の概要説明。
化学が専門の教頭先生から一言。
3年生代表歓迎の言葉。
2年生代表歓迎の言葉。
1年生代表挨拶。
地学オリンピックに挑戦するメンバーからは地学オリンピックの説明もありました。
その後3年生の課題研究班の代表がそれぞれの研究内容について説明し,1年生は物・化・生・地・数の5分野に分かれて,先輩方の話を聞きました。下写真は化学班。
課題研究は2年生だけがやるものではありません。先輩方の話も参考にして1年次からやりたいことを見極め,早めにスタートを切れるようにしましょう。
2018年02月26日(月)
放課後の調理室にて
2月22日(木),放課後の調理室でサイエンス部の1年生がミキサーで何やら作っています。
何を作っているのか聞いてみると,バイオエタノール作りの予備実験として,ゆでたサツマイモを砕いてコウジカビを加え,デンプンを糖化させる実験中とのこと。
来年度の課題研究に向けて着々と準備が進んでいるようですね。4月には研究計画発表会も行われます。 しっかり計画を立てて,頑張ってください。
ただ,一言言わせてもらえば,ちょっと詰め込みすぎではないでしょうか。ミキサーが壊れないことを祈りつつ,調理室をあとにしました。
2018年02月22日(木)
サイエンス部が「いきいき教育活動表彰」受賞!
サイエンス部の生物ツクツク班が,日本学生科学賞での環境大臣賞,世界大会への出場等が評価されて,鹿児島県教育委員会から「いきいき教育活動表彰」を受けました。
代表生徒1名(3年生)が,2月9日(金)に鹿児島県庁で行われた表彰式に出席しました。
受賞者全員で記念撮影。皆さんおめでとうございます。
国分高校の後輩達にとっても大きな励みになると思います。
2018年02月13日(火)
サイエンス部 九州大会で健闘!
2月11日(日)~12日(月),大分県別府市の別府大学にて,九州高等学校生徒理科研究発表大会が行われました。国分高校からは,物理波動班,生物班,地学班が口頭発表部門,物理貝殻班がポスター発表部門に県代表として出場しました。
開会式の様子。九州各県から,物・化・生・地の口頭発表部門に2研究ずつ(開催県の大分県は3校)計68研究,ポスター発表に各県から4研究の計32研究,総計100の研究チームが集っています。
地学班の発表の様子。天降川の旧河道について調べ,防災の視点も含めて発表しました。
生物班の質疑応答の様子。大隅諸島のエンマコガネ類が幸屋火砕流によってどのような影響を受けたかを発表しました。
物理波動班の発表の様子。円環に張った星形五角形の免震構造の可能性について発表しました。
物理貝殻班のポスター発表の様子。貝殻から聞こえるゴーツという音の正体について発表しました。周りの音の影響で,モデル実験の音が聞こえにくかったのがちょっと残念でした。
2日間にわたる発表会を終えて,表彰式。口頭発表では各部門ごとに,最優秀賞1研究,優秀賞3研究が表彰されます。
全国大会の上位入賞に九州勢が多数入るほど九州のレベルが上がっている中,最優秀賞こそ逃したものの,生物班と地学班の2班が優秀賞(2位タイ,ベスト4)を受賞しました。これは大健闘と言っていいと思います。写真は生物班の表彰の様子。
昨年は3班出場して優秀賞が1班でしたが,今年はそれを上回る成績となりました。
次回佐賀大会では,現1年生がさらに多くの班の入賞,そして最優秀賞を目指してくれると思います。
2018年02月05日(月)
理数科朝礼(2月)
2月1日(木),2月の理数科朝礼が行われました。
2年生のスピーチでは,今週末に迫った九州大会に向けての意気込みが語られました。
理数科主任の先生からは,「湯川秀樹博士は1949年に中間子理論で日本人初のノーベル賞を受賞した日本の理論物理学者です。ノーベル賞受賞後,原爆の父と呼ばれたオッペンハイマーに招かれて渡米した際,訪ねてきたアインシュタインと出会います。アインシュタインは涙ながらに,『私の理論によって罪のない日本人を数多く殺してしまった』と詫びたそうです。湯川博士は,尊敬するアインシュタインが自責の念を抱いていることに衝撃を受け,『科学には善も悪もなく,科学を用いる人間にこそ善悪がある。』という信念のもと,アインシュタインとともに,平和運動に積極的に参加することになります。」という逸話を紹介し,理数科生徒としてのあり方について語りました。「研究さえしていればそれでいいというわけにはいきません。人間として正しい行動をしているか。国分高校生としてのルールやマナーを守っているか。日々の学習に真摯に取り組んでいるかということを常に意識して,学校生活・研究活動をさらに充実したものにしてほしいと思います。」と話がありました。
2018年01月23日(火)
目指せ超薄ピンク色!化学研究授業
1月23日(火),化学の研究授業が行われました。クラスは理数科1年8組。テーマは,「食酢の中和滴定」。それによって食酢の濃度を求めようという実験です。
食酢にビュレットという器具を使って慎重に水酸化ナトリウム水溶液を加えていきます。中和の指示薬として入れたフェノールフタレインがちょっとだけ色づいて薄いピンク色になればOKです。
ビュレットの調子が悪いにもかかわらず,完璧に中和に成功した奇跡の瞬間。ビーカーの薄いピンク色に注目!
滴定実験後,中和に要した水酸化ナトリウムの量をもとに食酢の濃度を算出します。
この班はちょっと水酸化ナトリウム水溶液を加えすぎたようですね。ビーカーがかなり赤紫色になっています。
各班が算出した値と市販の食酢に表示された濃度を比較しました。当然実験誤差はあるものの,各班とも概ね近い値になったようです。
各班とも実験器具の操作方法はバッチリですね。来年の課題研究も期待できそうです。
2017年12月28日(木)
寒さに負けず熱く学んだ冬期補習終了
12月25日(月)から始まった冬期補習も今日(28日)で終了です。3年生にとってはセンター試験に向けての有意義な補習になったでしょうか。
3年生の日本史の様子。
同じく3年生の化学の様子。
3年生は1月4日(木)~5日(金)にセンター試験プレテストが実施されます。お正月前後6日間は自宅での学習となります。休養を取りながらも,体調管理のため生活のリズムを崩さないように気をつけましょう。
1・2年生は3学期が始まるとすぐに実力考査があります。3年生の後ろ姿を見て,負けずにしっかりと自宅学習をして欲しいと思います。進路についての検討も忘れずに。
さて,3年生の補習が続く27日(水)の午後の校内の様子を少しだけご紹介します。
グラウンドではサッカー部が,「ドン」という気持ちのいい音とともにボールを蹴っています。
横ではマネージャーが完全防寒でゼッケンをたたんでいます。
野球部の縁の下の力持ちは,なんと保護者用のイスを並べるスペースをつくるための土木作業中でした。これで多くの保護者がイスに座って安全に練習を見学,応援することができそうです。
体育館の下では女子バレー部がラダートレーニング中。
調理室では,調理手芸部が活動していましたが,何をつくっているのかを聞き忘れました。
グラウンドの脇のエノキの周辺ではサイエンス部の1年生がなにやら探しています。
探しているのはこれ。ゴマダラチョウの越冬幼虫です。わかりますか?大きさは約1.5cm。エノキの根元の落ち葉の裏で寒さに耐えています。顧問の先生から10匹探すように言われたようですが,通りがかりのバスケ部員の強力なサポートもあり,21匹見つけたようです。春まで涼しい場所に保管して,春になったらエノキの新芽で飼育に挑戦するそうです。
取材に協力してくれた各部活動の皆さん,ありがとうございました。
これで平成29年度のブログ更新は終了します。今年もご愛読ありがとうございました。次回(来年)は1月4日(木)に更新予定です。
2017年12月26日(火)
サイエンスキャッスル2017 出場報告
12月17日(日),熊本県水俣市の水俣高校でサイエンスキャッスル2017九州大会が開催されました。
午前中は口頭発表部門。国分高校サイエンス部(昆虫班)は,60を超える研究の中から事前審査で上位12研究に選ばれ,口頭発表部門出場権を得ました(この時点で優秀賞)。この大会の口頭発表は7分という短時間なので,そこに収めるのが大変です。写真はトップバッターでの発表を終え,審査員からの質問に答えている様子。
昼食をはさんで午後はポスター発表部門。口頭発表に出場したチームは,ポスター発表にも参加できます。前半は男子2名が担当しました。この間女子3名は他のポスター発表を参観。
ポスター発表は型にはまった説明ではなく,相手の反応を見ながら,臨機応変に自分の言葉で説明しなければならないので,口頭発表よりも数段難しくなります。各自のプレゼン力が試される場面です。ポスター下の赤丸のシールは,聴いてくれた人が「いいね!」と思ったら張ってくれるシールです。シールは一人一枚しか持っていないので,人気投票と捉えることもできます。
ポスター発表を終えて,ポスター前で記念撮影。残念ながら,口頭発表部門で上位の賞を取ることはできませんでしたが,審査員の先生方や,ポスター発表を聴いていただいた方から貴重なアドバイスをいただくことができました。今後の大会でぜひ生かしてください。
2017年12月22日(金)
今年も白熱!理数科課題研究校内発表会
12月20日(水),理数科2年生の課題研究校内発表会が開かれました。理数科1年生は全員見学。加えて1・2年生の保護者が十数名参観してくださいました。審査は各教科代表の先生方が行いました。
校長挨拶。
数学班の発表。ルービックキューブの研究。
生物班(昆虫班)。大隅諸島のエンマコガネの研究。
地学班。天降川の旧河道の研究。
聞く側も真剣です。
先生方からは,結構厳しい質問や有益なアドバイスをいただきました。
休憩をはさんで,化学班。ムペンバ効果の研究。
物理貝殻班。貝殻から聞こえるゴーッという音の研究。
来年研究を引き継ぐかもしれない1年生からも質問がありました。
物理波動班。円環に張った弦の振動の研究。
霧島ジオパークの石川先生には審査もしていただき,最後にアドバイスをいただきました。
審査の結果,地学班が1位,生物班が2位,物理波動班が3位となりました。
12月24日(日)には,九州大会に出場する県の代表チームが鹿児島大学に集まって,「プレゼン講習会」も開かれます。来年2月の九州大会(大分県),8月の全国大会(長野県),同じく8月の理数科大会(佐賀県)に向けて,さらに研究に磨きをかけ,上位の大会でも入賞を狙ってください。
2017年12月21日(木)
双子座流星群観測会
12月13日(水),地学専門の若松先生の指導で,双子座流星群の観測会が開かれました。寒風吹きすさぶ中ではありましたが,第一グラウンドにブルーシートと断熱マットを敷き,防寒着を着込んで横になって観察しました。中には寝袋を持参した生徒もいました。19時~20時10分までの約1時間観察し,双子座流星群ならではのゆっくりと流れる流星を観察することができました。しかしゆっくり流れるとは言っても,どうしても「あっ流れた!」と言っていまい,なかなか願い事を3回とはいきません。
本当はもっとたくさんの流星を期待したのですが,残念ながら数としては一桁…とはいえ,学校の広いグラウンドに横たわり,冬の夜空を見上げた経験は貴重です。参加した生徒の皆さん,企画・指導の若松先生,お疲れ様でした。次回の企画を楽しみにしています。
2017年12月18日(月)
姶良市のサイエンスアイランドに参加しました
11月26日(日),姶良市のサイエンスアイランドが姶良公民館で開催され,理数科主任の若松先生が実験ブースを1つ担当し,理数科1年生有志数名がボランティアとしてサポートしました。
準備中の若松先生と,サポートの理数科1年生。机の上に土を盛っていますね。何が始まるのでしょう。内容は,火山噴火のモデル実験のようです。
まだ準備中。事前の説明と注意をしています。周りに防護シートがあるところを見ると,何か飛び出しそうですね。
どんどん人が集まってきました。
いよいよ始まります。
火山のてっぺんから…,火山にふたをしていた岩石が吹き飛び,続いて溶岩流が流れ出てきました。炭酸ジュースをマグマだまりに見立てた見事なモデル実験でした。詳しい仕組みを知りたい方は,国分高校若松先生までご連絡を!
この後の回も多くの人が集まり,大盛況でした。
他の生徒は他の実験ブースのサポートも行いました。
親子連れを中心に多くの方が参加され,今年もサイエンスアイランドは大変盛り上がったようです。大活躍の若松先生,理数科1年生有志の皆さん,お疲れ様でした。
2017年12月14日(木)
理数科朝礼(12月)
12月14日(木),12月の理数科朝礼が行われました。理数科3年生にとっては,これが最後の理数科朝礼になります。
スピーチ担当の各学年の生徒達は,「3年生は約1ヶ月後に控えたセンター試験,2年生は6日後に迫った校内課題研究発表会をしっかり頑張ってください。1年生は有意義な高校生活になるよう何事も積極的に取り組んでください。」とお互いにエールを送りました。
その後,教頭先生から,「化学反応には活性化エネルギーという越えなければならない山があります。それを越えるだけのエネルギーを加えなければ反応は起きず何も変化しません。人間も変わりたい,自分を変えたいと思ったらエネルギーが必要なのです。みんなで協働し衝突したり試行錯誤しながらその山を乗り越えて欲しいと思います。」と専門の化学を題材に話をしていただきました。また,「高校卒業時に人間として完成している必要はないと思います。多くの体験や失敗を通して“大きな未完成”になればいいのです。」というお話には,生徒達のみならず,教員も勇気をもらいました。教頭先生,ありがとうございました。
2017年12月12日(火)
理数科 松原なぎさ小で出前授業
12月9日(土),理数科の2年生11名と1年生3名が,松原なぎさ小学校へ出前授業に出かけました。7月のサイエンスフェスタを見に来てくださった保護者の方から提案があり,6年生の親子レクリェーションで「科学実験教室」が企画され,国分高校理数科に声がかかったようです。
実験ブース1 「カブトムシの幼虫に触ってみよう!」 恐る恐る何とか触れた子もいれば,両手に22匹乗せた子もいました。
実験ブース2 「炎は何色?(炎色反応実験)」 大まかに仕組みを説明した後,銅の緑色や,ナトリウムの黄色,ストロンチウムの紅色(右写真)の炎を観察しました。
実験ブース3 「人工イクラをつくって持ち帰ろう!」色とりどりの人工イクラは大人気でした。間違って食べないように,食欲をそそらない色にしました。
実験ブース4 「冷たすぎる世界(液体窒素)」 液体窒素に入れた風船があっという間に小さくしぼみ,取り出すとみるみるもとの大きさに戻る様子を見て,オーッと歓声が上がりました(左写真)。バリバリと木っ端みじんに砕けるバラの花や,大きな音を立てて割れるテニスボールも人気でしたが,一番盛り上がったのは「冷凍マシュマロ(右写真)」。食べてみたい子が群がり,大変でした。「まだ食べていない子優先だよ!」
小学生の皆さんも楽しんでくれたようでよかったです。理科に対する興味も高まったかな?高校生にとっても,わかりやすく説明する工夫をすることで,大いに勉強になったと思います。
松原なぎさ小の皆さん,貴重な機会をいただき,ありがとうございました。