9 理数科

  • 2017年12月28日(木)

    寒さに負けず熱く学んだ冬期補習終了

     12月25日(月)から始まった冬期補習も今日(28日)で終了です。3年生にとってはセンター試験に向けての有意義な補習になったでしょうか。

     3年生の日本史の様子。

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     同じく3年生の化学の様子。

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     3年生は1月4日(木)~5日(金)にセンター試験プレテストが実施されます。お正月前後6日間は自宅での学習となります。休養を取りながらも,体調管理のため生活のリズムを崩さないように気をつけましょう。

     1・2年生は3学期が始まるとすぐに実力考査があります。3年生の後ろ姿を見て,負けずにしっかりと自宅学習をして欲しいと思います。進路についての検討も忘れずに。

     さて,3年生の補習が続く27日(水)の午後の校内の様子を少しだけご紹介します。

     グラウンドではサッカー部が,「ドン」という気持ちのいい音とともにボールを蹴っています。20171228_120139

     横ではマネージャーが完全防寒でゼッケンをたたんでいます。20171228_115811

     野球部の縁の下の力持ちは,なんと保護者用のイスを並べるスペースをつくるための土木作業中でした。これで多くの保護者がイスに座って安全に練習を見学,応援することができそうです。20171228_115836

     体育館の下では女子バレー部がラダートレーニング中。20171228_120107 

     調理室では,調理手芸部が活動していましたが,何をつくっているのかを聞き忘れました。20171228_115917

     グラウンドの脇のエノキの周辺ではサイエンス部の1年生がなにやら探しています。20171228_120400

     探しているのはこれ。ゴマダラチョウの越冬幼虫です。わかりますか?大きさは約1.5cm。エノキの根元の落ち葉の裏で寒さに耐えています。顧問の先生から10匹探すように言われたようですが,通りがかりのバスケ部員の強力なサポートもあり,21匹見つけたようです。春まで涼しい場所に保管して,春になったらエノキの新芽で飼育に挑戦するそうです。20171228_120233

     取材に協力してくれた各部活動の皆さん,ありがとうございました。 

     これで平成29年度のブログ更新は終了します。今年もご愛読ありがとうございました。次回(来年)は1月4日(木)に更新予定です。

  • 2017年12月26日(火)

    サイエンスキャッスル2017 出場報告

     12月17日(日),熊本県水俣市の水俣高校でサイエンスキャッスル2017九州大会が開催されました。

     午前中は口頭発表部門。国分高校サイエンス部(昆虫班)は,60を超える研究の中から事前審査で上位12研究に選ばれ,口頭発表部門出場権を得ました(この時点で優秀賞)。この大会の口頭発表は7分という短時間なので,そこに収めるのが大変です。写真はトップバッターでの発表を終え,審査員からの質問に答えている様子。20171226_145824

     昼食をはさんで午後はポスター発表部門。口頭発表に出場したチームは,ポスター発表にも参加できます。前半は男子2名が担当しました。この間女子3名は他のポスター発表を参観。20171226_145944

     ポスター発表は型にはまった説明ではなく,相手の反応を見ながら,臨機応変に自分の言葉で説明しなければならないので,口頭発表よりも数段難しくなります。各自のプレゼン力が試される場面です。ポスター下の赤丸のシールは,聴いてくれた人が「いいね!」と思ったら張ってくれるシールです。シールは一人一枚しか持っていないので,人気投票と捉えることもできます。20171226_145632

     ポスター発表を終えて,ポスター前で記念撮影。残念ながら,口頭発表部門で上位の賞を取ることはできませんでしたが,審査員の先生方や,ポスター発表を聴いていただいた方から貴重なアドバイスをいただくことができました。今後の大会でぜひ生かしてください。

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  • 2017年12月22日(金)

    今年も白熱!理数科課題研究校内発表会

     12月20日(水),理数科2年生の課題研究校内発表会が開かれました。理数科1年生は全員見学。加えて1・2年生の保護者が十数名参観してくださいました。審査は各教科代表の先生方が行いました。

     校長挨拶。

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     数学班の発表。ルービックキューブの研究。

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     生物班(昆虫班)。大隅諸島のエンマコガネの研究。

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     地学班。天降川の旧河道の研究。

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     聞く側も真剣です。

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     先生方からは,結構厳しい質問や有益なアドバイスをいただきました。DSC_0163-2

     休憩をはさんで,化学班。ムペンバ効果の研究。

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     物理貝殻班。貝殻から聞こえるゴーッという音の研究。

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     来年研究を引き継ぐかもしれない1年生からも質問がありました。DSC_0182-2

     物理波動班。円環に張った弦の振動の研究。

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     霧島ジオパークの石川先生には審査もしていただき,最後にアドバイスをいただきました。

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     審査の結果,地学班が1位,生物班が2位,物理波動班が3位となりました。  

     12月24日(日)には,九州大会に出場する県の代表チームが鹿児島大学に集まって,「プレゼン講習会」も開かれます。来年2月の九州大会(大分県),8月の全国大会(長野県),同じく8月の理数科大会(佐賀県)に向けて,さらに研究に磨きをかけ,上位の大会でも入賞を狙ってください。

  • 2017年12月21日(木)

    双子座流星群観測会

     12月13日(水),地学専門の若松先生の指導で,双子座流星群の観測会が開かれました。寒風吹きすさぶ中ではありましたが,第一グラウンドにブルーシートと断熱マットを敷き,防寒着を着込んで横になって観察しました。中には寝袋を持参した生徒もいました。19時~20時10分までの約1時間観察し,双子座流星群ならではのゆっくりと流れる流星を観察することができました。しかしゆっくり流れるとは言っても,どうしても「あっ流れた!」と言っていまい,なかなか願い事を3回とはいきません。

     本当はもっとたくさんの流星を期待したのですが,残念ながら数としては一桁…とはいえ,学校の広いグラウンドに横たわり,冬の夜空を見上げた経験は貴重です。参加した生徒の皆さん,企画・指導の若松先生,お疲れ様でした。次回の企画を楽しみにしています。20171221_091131-1008x619

     

  • 2017年12月18日(月)

    姶良市のサイエンスアイランドに参加しました

     11月26日(日),姶良市のサイエンスアイランドが姶良公民館で開催され,理数科主任の若松先生が実験ブースを1つ担当し,理数科1年生有志数名がボランティアとしてサポートしました。

     準備中の若松先生と,サポートの理数科1年生。机の上に土を盛っていますね。何が始まるのでしょう。内容は,火山噴火のモデル実験のようです。IMGP2776

     まだ準備中。事前の説明と注意をしています。周りに防護シートがあるところを見ると,何か飛び出しそうですね。

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     どんどん人が集まってきました。

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     いよいよ始まります。

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     火山のてっぺんから…,火山にふたをしていた岩石が吹き飛び,続いて溶岩流が流れ出てきました。炭酸ジュースをマグマだまりに見立てた見事なモデル実験でした。詳しい仕組みを知りたい方は,国分高校若松先生までご連絡を!

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     この後の回も多くの人が集まり,大盛況でした。

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     他の生徒は他の実験ブースのサポートも行いました。

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     親子連れを中心に多くの方が参加され,今年もサイエンスアイランドは大変盛り上がったようです。大活躍の若松先生,理数科1年生有志の皆さん,お疲れ様でした。

  • 2017年12月14日(木)

    理数科朝礼(12月)

     12月14日(木),12月の理数科朝礼が行われました。理数科3年生にとっては,これが最後の理数科朝礼になります。

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     スピーチ担当の各学年の生徒達は,「3年生は約1ヶ月後に控えたセンター試験,2年生は6日後に迫った校内課題研究発表会をしっかり頑張ってください。1年生は有意義な高校生活になるよう何事も積極的に取り組んでください。」とお互いにエールを送りました。

     その後,教頭先生から,「化学反応には活性化エネルギーという越えなければならない山があります。それを越えるだけのエネルギーを加えなければ反応は起きず何も変化しません。人間も変わりたい,自分を変えたいと思ったらエネルギーが必要なのです。みんなで協働し衝突したり試行錯誤しながらその山を乗り越えて欲しいと思います。」と専門の化学を題材に話をしていただきました。また,「高校卒業時に人間として完成している必要はないと思います。多くの体験や失敗を通して“大きな未完成”になればいいのです。」というお話には,生徒達のみならず,教員も勇気をもらいました。教頭先生,ありがとうございました。

  • 2017年12月12日(火)

    理数科 松原なぎさ小で出前授業

     12月9日(土),理数科の2年生11名と1年生3名が,松原なぎさ小学校へ出前授業に出かけました。7月のサイエンスフェスタを見に来てくださった保護者の方から提案があり,6年生の親子レクリェーションで「科学実験教室」が企画され,国分高校理数科に声がかかったようです。

     実験ブース1 「カブトムシの幼虫に触ってみよう!」 恐る恐る何とか触れた子もいれば,両手に22匹乗せた子もいました。

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     実験ブース2 「炎は何色?(炎色反応実験)」 大まかに仕組みを説明した後,銅の緑色や,ナトリウムの黄色,ストロンチウムの紅色(右写真)の炎を観察しました。20171209_121014-4

     実験ブース3 「人工イクラをつくって持ち帰ろう!」色とりどりの人工イクラは大人気でした。間違って食べないように,食欲をそそらない色にしました。20171209_121346-2

     実験ブース4 「冷たすぎる世界(液体窒素)」 液体窒素に入れた風船があっという間に小さくしぼみ,取り出すとみるみるもとの大きさに戻る様子を見て,オーッと歓声が上がりました(左写真)。バリバリと木っ端みじんに砕けるバラの花や,大きな音を立てて割れるテニスボールも人気でしたが,一番盛り上がったのは「冷凍マシュマロ(右写真)」。食べてみたい子が群がり,大変でした。「まだ食べていない子優先だよ!」 20171209_122353-3

     小学生の皆さんも楽しんでくれたようでよかったです。理科に対する興味も高まったかな?高校生にとっても,わかりやすく説明する工夫をすることで,大いに勉強になったと思います。

     松原なぎさ小の皆さん,貴重な機会をいただき,ありがとうございました。

  • 2017年11月15日(水)

    今年も快挙!県高校 生徒理科研究発表大会

     11月10日(金),鹿児島市の宝山ホールで,県高等学校生徒理科研究発表大会が開催されました。

     地学班の発表の様子。天降川の旧河道の研究。

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     昆虫班の発表の様子。大隅諸島のエンマコガネの研究。DSC_0646-2

     午後の表彰式の様子。 

     物理部門では,物理波動班の振動に関する研究が最優秀賞(1位)!また物理貝殻班の貝殻から聞こえる音の研究が優秀賞(3位)!DSC_0655-2

     生物部門では,昆虫班が優秀賞(2位)!残念ながら曽於高校に破れ,4連覇は逃しました…。しかし最優秀賞の曽於高校が総合1位でポスター部門に出場することになったため,繰り上げで全国大会出場権獲得!DSC_0660-2

     地学部門では,地学班が最優秀賞(1位)!2連覇達成です。

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     大会を終えて,宝山ホール前で理数科1・2年生全員集合!DSC_0671-2

      なんとポスター部門を含めて全国大会5部門中3部門で出場権を獲得!これは昨年に並ぶ成績で,2年連続の快挙となりました。しかし九州大会の出場数は昨年を超えて4チーム!国分高校理数科史上最高の成績となりました。鹿児島県の理科研究発表大会の歴史を見ても最高の成績です。発表した2年生の皆さん,お疲れ様でした。これで来週の修学旅行の準備に取りかかれますね。

     1年生の皆さん(写真後方),来年はさらに上を目指して頑張ってください。

  • 2017年11月14日(火)

    理数科朝礼(11月)

     11月9日(木),11月の理数科朝礼が行われました。

     3年生のスピーチ。

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     2年生のスピーチ。翌日に迫った県の生徒理科研究発表大会のことにも触れました。DSC_0634-2

     1年生のスピーチ。

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     理数科主任の先生の話。この日(11月9日)が誕生日の細菌学者 野口英世の「力だ,勉強だ,それが天才だ。誰よりも,3倍,4倍,5倍勉強する者,それが天才だ。」という言葉を紹介。努力の大切さを語りました。2年生のスピーチと一部ネタかぶりというハプニングも…。

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     服装がほぼ冬服に替わっていますが,13日からは全員冬服になります。寒くなってきましたが,教室の換気にも気をつけ,体調管理をしっかりしましょう。

  • 2017年11月06日(月)

    サイエンス部2年昆虫班 日本学生科学賞 県審査 鹿児島県知事賞

     サイエンス部の2年昆虫班日本学生科学賞の県審査で鹿児島県知事賞を受賞しました。今年の研究テーマは,「大隅諸島のエンマコガネ類が幸屋火砕流から受けた影響」だそうです。

     11月5日(日)に鹿児島市立科学館で表彰式があり,代表の生徒が参加しました。20171106_085326-985x641 

     今後は作品が東京に送られ,中央審査へと進みます。昨年の先輩達の環境大臣賞(全国ベスト4)を越えるのは簡単ではありませんが,再び世界大会を目指して頑張ってください。まずは県1位おめでとうございます。20171106_084644-862x615

  • 2017年10月24日(火)

    理数科朝礼(10月)

     10月19日(木),10月の理数科朝礼が行われました。

     3年生のスピーチ。2学期中間考査の反省。「訂正ノートをしっかりつくりましょう!」

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     2年生のスピーチ。夏に行ったマレーシアへの語学研修について。

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     1年生のスピーチ。「ネット社会について」

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     理数科主任の先生から。宇宙観測や語学を例に,様々な手法で様々な角度から考えることが大事,と語りました。DSC_0388-2

     マスクをしている人も見受けられます。寒くなる季節,健康管理にも気をつけましょう。

  • 2017年10月23日(月)

    全国理数科教育研究大会

     10月5日(木)~6日(金),鹿児島市の宝山ホールで第45回 全国理数科教育研究大会(鹿児島大会)が開かれました。全国の理数科を有する高校の先生方の研究会です。

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     1日目の昼食時間には,国分高校と錦江湾高校の生徒達が,課題研究をポスター発表しました。昼食を終えた先生方が熱心に発表を聞いてくださいました。国分高校からは3年生7名が参加しました。

     写真は地学雲班。

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     化学氷班。

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     生物ツクツク班。

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    ツクツクボウシの方言を聴いてもらっているところ。

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     物理グリーンフラッシュ班

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    昨年の福井大会では生徒発表はありませんでしたが,参加された他県の先生方からの評判もよく,これから定番になっていくかもしれませんね。 

    3年生の出番もいよいよこれが最後です。お疲れ様でした。

  • 2017年09月19日(火)

    理数科朝礼(9月)

     9月14日(木),9月の理数科朝礼がありました。

     2年生のスピーチ。「マレーシアの空港で困ったこと…」 結論としては,英語って大事!ってことですね。

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     1年生のスピーチ。

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     理数科主任の先生から。土星探査衛星「カッシーニ」が9月15日に任務を終えて土星の大気圏に突入するのを受けて,異色の天文学者カッシーニの人生について紹介し,「とにかく自分で観察・実験することを大事にした人。その姿勢をぜひ見習いましょう。」と語りました。

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     20日は2年生の課題研究の中間発表も計画されています。カッシーニの姿勢を見習い,しっかりとデータを取り,いい研究に仕上げてください。

  • 2017年08月29日(火)

    サイエンス部 文部科学大臣表敬訪問!

     8月8日(火),ISEFに出場したサイエンス部の2人が,文部科学大臣を表敬訪問しました。

     文部科学省の庁舎前で記念撮影。日本学生科学賞の代表メンバーで。

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     大臣室では,先日の内閣改造で就任したばかりの林芳正文部科学大臣が優しく迎えてくださいました。研究を始めたきっかけや研究内容について質問されたり,ロサンゼルスでの世界大会の様子を報告したりしました。IMG_0530-2

     その後,大臣から一人一人に記念品(ボールペン)をいただきました。IMG_0529-2

     大臣を囲んで記念撮影。賞状を持っているのはISEFでの入賞者。 ※高校生科学技術チャレンジ(JSEC)の代表も一緒に。IMG_0528-2

     就任直後でお忙しい中,丁寧に応対してくださった林大臣,ありがとうございました。

  • 2017年08月23日(水)

    中国・四国・九州 理数科大会 報告

     8月10日(木)~11日(金),岡山市の岡山大学で,中国・四国・九州 理数科高等学校課題研究発表会(通称:理数科大会)が開催されました。国分高校からは理数科3年生の全員(7班)が出場し,2年生5名,1年生2名が見学として参加しました。

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     1日目,ポスター発表。物理班(審査中)。

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     地学雲班(審査中)。

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     地学星班。

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     生物ミズメイガ班。

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     生物ツクツク班。こう見えても審査中です。やはりセミの「方言」がウケたようです。DSC_0526-2

     化学金属樹班。

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     化学氷班。

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     ポスター発表終了後,別会場で生徒交流会。グループごとに自己紹介をしたあと,軽食を取りながらマッジクショーやクイズ大会もありました。P_20170810_173520_vHDR_Auto-2

     2日目,ステージ発表。今年は国分高校のツクツク班が鹿児島県代表として出場しました(来年はローテーションで錦江湾高校)。DSC_0582-2

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     3人で協力して発表しました。

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     表彰式。ステージ部門では,ツクツク班が優秀賞(2位タイ)を受賞しました。本人達は最優秀賞を狙っていたようで悔しがっていましたが,ステージ部門は16県の代表1チームずつが物化生地数の分野をまたいで競い合うので,優秀賞は十分喜んでいいと思います。

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     化学ポスター部門では,化学氷班が「最優秀賞」を受賞!これまでの大会で入賞できませんでしたが,コツコツと研究を重ね,最後に大きな花を咲かせました! 地学ポスター部門では地学雲班が優秀賞(2位)を受賞しました。

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     3日目はひたすら移動日。ではもったいないので,山口県岩国市の「錦帯橋」でプチ観光。希望者は橋を渡りました。橋の上からは鮎がたくさん泳いでいるのが見えました。DSC_0667-2

     高速道路の壇ノ浦ICでも記念撮影。

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     今年も国分高校大活躍の大会となりました。

  • 2017年08月18日(金)

    全国総文祭 自然科学部門

     8月2日(水)~4日(金)の3日間,宮城県石巻市の石巻専修大学で開催された全国総文祭自然科学部門に,サイエンス部の物理班・生物ツクツク班・地学雲班が出場しました。

     1日目の開会式。

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     全国から集まった精鋭達。みんな手強そうです。

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     生物ツクツク班の発表の様子。

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     審査員の先生方からはかなり専門的な質問も受けたようです。DSC_0312-2

     地学雲班の発表の様子。

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     物理班の発表の様子。

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     石巻での宿舎は,牡鹿半島の付け根にあるサン・ファン・ヴィレッジ。隣には江戸時代に伊達政宗によりスペイン,ローマに派遣された慶長遣欧使節団の記念博物館があり,正使であった支倉常長が乗船した「サン・ファン・バウティスタ号」の復元船もありました。

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     2日目,午前中で全ての発表が終わり,3チーム合同で記念撮影。1校から3チーム出場というのは,全国でも国分高校と富山中部高校,青森の八戸高校の3校のみ。ちなみに最多は,広島国泰寺高校の4チーム。DSC_0332-2

     2日目の午後は,バスに分乗して野外巡検へ。生物班は東日本大震災の被災地である石巻・女川の様子を視察。語り部の方から,当時の様子や復興作業の進捗状況等をうかがいました。後方には「がんばろう!石巻」の看板が見えます。ちなみに初代の看板は老朽化が進んだため,現在は2代目になっているそうです。被害の大きかったかつての商店街や住宅地は,広大な「祈念公園」として整備が進められていました。DSC_0386-2

     女川では,津波や地震に関する講演を聴きました。女川は街全体を「かさ上げ」するという形で復旧が進められていました。DSC_0405-2

     地学雲班は,仙台市の青葉城の麓で露頭の観察。専門の先生から説明を聞き…,P_20170803_134725_vHDR_Auto-2

     自分たちで露頭をたたいて,大昔の火砕流堆積物の地層等を観察しました。

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     3日目。表彰式。物理班のグリーンフラッシュの研究が,物理部門で奨励賞(全国ベスト5!)を受賞しました。

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     入賞した物理班を囲んで記念撮影。1月の九州大会では地学雲班が入賞しました。今の国分高校サイエンス部は,層が厚いです。他の2班は残念でしたが,この大きな舞台は貴重な経験です。さあ残る大会は岡山での理数科大会のみ。

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     大会終了後,希望者は閉会式会場(仙台国際センター)の隣にある「青葉城」に登り,有名な伊達政宗の像と記念撮影。写真は物理班。

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  • 2017年08月01日(火)

    ノーベル賞受賞者 大村智博士 講演会

     7月28日(金),昨年ノーベル賞を受賞された大村智博士の講演会(霧島商工会議所主催)が霧島市民会館で開かれ,理数科の1~3年生と普通科の希望者が参加しました。

     開演直前の様子(講演中は撮影禁止)。大村先生の略歴に目を通している生徒も多かったです。会場の霧島市民会館は満員だったようです。

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     多くの先生方や志を同じくする友人との出会い,イベルメクチンの発見,ノーベル賞受賞,授賞式の様子等を,軽妙な語り口で,お話しくださいました。とても楽しい講演でした。生徒達は課題研究や進学,将来の生き方について大いに参考になったのではないでしょうか。ノーベル賞とまではいかなくても,研究によって人や社会のために貢献する,という志をもって歩んでいって欲しいと思います。大村先生,ありがとうございました。

  • 2017年07月27日(木)

    理数科サイエンス研修(2年)

     7月24日(月),理数科2年生のサイエンス研修が行われました。物理・化学・生物・地学の4つの班に分かれて,鹿児島大学の先生方に課題研究の指導をしていただきました。ここでは,生物班と地学班の様子をお伝えします。

     生物班。まずは農学部生物生産学科の坂巻准教授から,昆虫学の概要と学科の研究内容を合わせて説明がありました。DSC_0260-2

     自分たちの研究テーマである「ヤクシマエンマコガネの研究」について,研究の計画と方向性,野外調査の現状,今後の計画等を説明。DSC_0264-2

     午後からは鹿児島県立博物館の先生も加わってくださり,実験方法やDNA解析について多くの貴重なアドバイスをいただきました。DSC_0269-2

     坂巻先生,ありがとうございました。

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     地学班。午前中は地域防災教育センターの眞木特任教授にご指導いただきました。P_20170724_100154_vHDR_Auto~01-2

     「天降川の旧河道はどこか?」の研究について説明中。P_20170724_100451_vHDR_Auto~01-2

     午後は共通教育センターの岩船教授と,法文学部人文学科の小林准教授にご指導いただきました。P_20170724_130522_vHDR_Auto~01-2

     緊張感の中で発表することで,発表のいい練習になったことでしょう。また,先生方と議論する中で見えてきた問題点や新たな視点もあったことでしょう。今後の研究にしっかりと生かし,研究をグレードアップさせてください。

     ご指導くださった鹿児島大学の先生方,ありがとうございました。

  • 2017年07月27日(木)

    理数科サイエンス研修(1年)

     7月21日(金),理数科1年生のサイエンス研修が行われました。講師の先生は,鹿児島大学名誉教授の大木先生。今年もよろしくお願いします。

     岩戸での「火砕流堆積物」の観察。

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     大木先生の話は,壮大なスケールの地学現象を,生き生きとイメージさせてくれます。P_20170721_093023_vHDR_Auto~01-2

     大出水(おおでみず)の湧水。周辺が整備され,観察がしやすくなっていました。湧水はとても冷たく,澄み切っていました。

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     昼食後のひととき,しばし休憩。童心に返って遊んでいます。こういう時間もとても大事だと思います。P_20170721_133315_vHDR_Auto~01-2

     研修の最後は,鹿児島神宮裏の「貝塚」の見学。ここが海岸だったなんて信じられないですよね。P_20170721_144540_vHDR_Auto~01-2

     理数科1年生の皆さん,これから山や崖を見る目がかわってくるのでは?これまで気づかなかったことに気づけるようになる!サイエンスに限らず,学ぶって素晴らしいことです。

  • 2017年07月14日(金)

    理数科朝礼(7月)

     7月13日(木),7月の理数科朝礼が行われました。

     3年生のスピーチ。

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     2年生。

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     1年生。

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     期末考査の反省を含めてしっかり学習に取り組みましょう,という呼びかけの他,2年生は課題研究のデータ取り,3年生は夏の発表会(全国総文祭・理数科大会)を頑張りましょうという呼びかけがありました。それぞれの学年で状況は違いますが,みんな頑張って,有意義な夏にしましょう!

  • 2017年07月03日(月)

    国分高校サイエンスフェスタ 2017

     7月2日(日),イオン隼人国分店において,サイエンスフェスタ2017を開催しました。晴天にも恵まれ(恵まれすぎてかなり暑かったですが),親子連れを中心に,多くの方々が来てくださいました。6つのブースが設置され,2年生は課題研究の班ごとに,1つのブースを担当しました。1年生は受付や各ブースのサポートを行いました。入り口に近い方から紹介していきます。

     数学班(ルービックキュー部)担当の,「ルービックキューブで高校生に勝って商品をゲットしよう!」のブース。かなりいい勝負をした小学生の強者がいたそうです。そしてなんとルービックキュー部員全員を打ち負かした中学生も!ぜひ国分高校理数科へ!ルービックキュー部の皆さん,もっと腕を磨いてください。  

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     物理班担当の「ストロンボーン(ストロー笛)」。きちんと定規で測ってカットして…,

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     綿棒を出し入れして音階を作ります。カットして曲げたところの角度が重要みたいです。

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     同じく物理班担当の「紙コプター(紙トンボ)」。ストローの長さを調整することで,滞空時間がかなり変わってくるようです。背面の壁には,主に昨年の(現3年生の)課題研究のポスターも掲示されました。

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     今年から登場,地学班担当の「-196℃の世界(液体窒素の演示実験)」。練習の時と比べると,説明もうまくなりました。液体窒素に入れて凍らせたアジサイの葉や花がバリバリと砕けたり,風船が縮んだり…,

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     「冷凍マシュマロ食べてみる?」,マシュマロを凍らせて食べてみたり,と盛りだくさんの内容で,大いに盛り上がりました。

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     生物班担当の「人工イクラ」。色のついた液体を水槽にポタポタと落とすと,あっという間に人工イクラが!間違って食べてしまわないように,食欲をそそらない色が並んでいます。ジップロックで持ち帰れるのも好評でした。

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     一番奥は化学班担当,根強い人気の「スライム」。鹿児島市からスライムを作りに来た,という女の子も!

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     この手触り!みんなこんな顔になりますね。

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     子どもたちは大いに喜んでくれたようです。理数科の生徒達にとってもコミュニケーション力やプレゼン力の養成になったと思います。アンケートによると,リピーターのご家族も多かったようなので,少しずつメニューも変えながら,これからも続けていけるといいですね。

  • 2017年06月07日(水)

    今年もやります サイエンスフェスタ!

     7月2日(日),イオン隼人国分店にて,今年も国分高校理数科主催のサイエンスフェスタを開催します。

     内容は下のポスターをご覧ください。 

    SF宣伝用ポスター

     今回は,イオン隼人国分店1Fにて行います。今回の新たな取り組みは,液体窒素の実験「-196℃の世界」です。ソフトテニスのボールや花,酸素や二酸化炭素は超低温によってどうなるのか?2年生数学班,別名「ルービックキュー部」によるパフォーマンスも必見です。ルービックキューブに自信のある挑戦者の皆さん,国分高校ルービックキュー部に勝って,景品をゲットしましょう!

     会場の壁面には,これまでの課題研究のポスターも掲示しますので,理科や課題研究に興味がある中学生の皆さんも見学に来てください。

     休日のひととき,科学の世界のドアをノックしてみませんか。後日準備風景等もご紹介したいと思います。

  • 2017年06月02日(金)

    サイエンス部 霧島市長・教育長を表敬訪問

     6月1日(木),ISEFに出場したサイエンス部の3名が,校長先生と一緒に,霧島市長と霧島市教育長を表敬訪問しました。

     市長室で前田終止市長と。

     ご自身の経験も交えながら,「これを機に,世界に目を向けよう!」と激励してくださいました。また生徒達が観光課からお借りした霧島市の法被(はっぴ)は,前田市長のデザインだったとのことで,法被を着ての発表の写真を大変喜んでくださいました。

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     高田肥文教育長は,真新しい教育長室で出迎えてくださり,「この経験を今後の進路にも生かせるといいですね。」と,励ましてくださいました。

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     前田市長,高田教育長,ありがとうございました。次回のISEFでも「霧島」の文字と龍馬のシルエットの入った法被で参加できるよう,そして次は入賞できるよう,理数科全体で頑張りたいと思います。

  • 2017年06月02日(金)

    サイエンス部 取材ラッシュ!

     サイエンス部がISEFに参加したことで,各方面からの取材が続いています。 

     5月24日(水),MBCラジオの朝の番組「モーニング・スマイル」に生出演! 慣れない生出演で,ちょっと表情が硬いですね。

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     校内にはあのポニー号が! ※写真は生出演終了後。

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     校長室で,取材に来られたお2人と記念撮影。

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     6月1日(木),FMきりしまの夕方の番組「プラきりイブニング」に生出演。 出演にも慣れてきて,リラックスしています。

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     生放送中の様子。

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     終了後,記念撮影。

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     5月23日には,南日本新聞の取材もあり,27日(土)の朝刊に掲載されました。

     この後も,中高連絡会や文化祭での出場報告,各方面への表敬訪問等が予定されています。8月の全国総文祭,理数科大会への準備もありまだまだ忙しいですが,勉強と両立させて頑張ってください。

     

  • 2017年05月28日(日)

    理数科朝礼

     5月25日(木)、理数科朝礼が行われました。理数科朝礼では、各学年2人ずつスピーチをします。

     3年生のスピーチ。

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     1年生のスピーチ。1年生にとっては初めての理数科朝礼です。

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     教育実習生の先輩にもスピーチをしてもらいました。平成26年3月の卒業生で、在学中は理数科朝礼の司会を1年間務めてくれた先輩です。

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     今日は短い時間でしたが、課題研究や進路選択について等、いろいろと質問に行きましょう。

  • 2017年05月22日(月)

    ISEF 選手団帰国

     5月20日(土),約1週間滞在したロサンゼルスをあとにし,一路日本へと飛び立ちました。

     ロサンゼルスからサンフランシスコまではカリフォルニア州の海岸線に沿って北上するように飛びます。写真左に見える湾は,モンテレー湾。もうすぐサンフランシスコです。来たときと同様,サンフランシスコ上空からはゴールデンゲートブリッジを見ることができました。

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     ロサンゼルスを20日の13:30頃に飛び立ち,機内食を2回食べて,日本の成田空港に着いてみると,21日の16:00。フライト時間が約12時間と行きよりも長くなるのは,偏西風に逆らって飛ぶためです。日付変更線を右から左に超えるため,手帳に書くと26時間以上飛んだように見えます。行きに14日が2回あった分,帰りは20日の午後と21日の午前がどこかにいった感じです。要するに何が何だかわかりません。これが「時差ボケ」の原因でしょうか?ちなみに太陽と同じ方向に進むので,フライト中はずっと昼間です。

     成田空港で解散式。ここからは日本各地に帰って行きます。ちなみに国分高校チームはこの日の最終便に間に合わないため,羽田空港近くにもう1泊です。みんなかなり疲れています。

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     ISEF(国際学生科学技術フェア)は終わってみるとあっという間の,夢のような舞台でした。入賞こそできなかったものの,逆にISEFでの入賞も決して夢ではないと確信することができました。これまでは「世界進出!」を目標にしてきましたが,今後理数科1・2年生にとっては,「ISEF入賞」が目標になります。3年生は今回の経験を後輩達にしっかり伝えて欲しいと思います。そうした縦のつながりも,理数科の強みです。

     最後になりましたが,今回多くの方々に様々な形でお世話になり,世界の舞台に立つことができました。生徒達にとっては人生を左右するような大きな経験になったと思います。この場をお借りして厚くお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

  • 2017年05月21日(日)

    ISEF グランドアワード表彰式・ロス市内観光

     5月19日(金),ISEF最終日,午前中はグランドアワードの表彰式が行われました。こちらが公式な審査による表彰です。

     日本からは,個人研究3研究が,グランドアワード2等を受賞しました。写真には日本人3人が写っています。日本学生科学賞からは島根県立益田高校(カイコの繭に色をつける研究)が入賞しました。残念ながら国分高校のツクツクボウシの研究は,世界の舞台での入賞は叶いませんでした。

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     表彰式終了後,ステージ前で日本学生科学賞(JSSA)のメンバーで記念撮影。

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     高校生科学技術チャレンジ(JSEC)の代表も交えて,日本代表全員で記念撮影。胸に赤いリボンを付けているのが入賞者。

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     会場の外のISEFのロゴの前でも記念撮影を,と思ったら,またも外国チームが乱入。どこから来たのか尋ねると,「ジョージア」と答えたので,アメリカ・ジョージア州の代表かと思いましたが,国旗が気になり調べてみると,「グルジア」でした。それぞれの国の名前を英語で何というかは要注意です。ちなみにヨルダンは「ジョーダン」と聞こえますね。みんなモデルさんのようでした。

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     ポスターの撤収後,読売新聞の方から,「この場で発表できたこと自体が,素晴らしい経験になったと思います。受賞できなかったチームもこの経験を糧にしてこれからも頑張ってください。」とお話がありました。

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     さあ,いつまでも落ち込んではいられません。切り替えていきましょう。バスを待ちながら,青森南高校のメンバー&添乗員(中央)さんと。

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     午後からは,ロス市内観光。まずは「ジョージ.C.ペイジ記念 タールピッツ博物館」ここは地上に原油が湧き出している場所で,そこに大昔の動物達がはまり込んで,化石として発掘されたのだそうです。その中には絶滅した動物たちも数多く含まれ,北米大陸の自然史を理解するうえで重要な場所なのだそうです。

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     ここが発見される以前は,北米大陸にはマンモスはいなかったというのが定説だったようですが,下写真の骨格が出てきてあっさり覆されたということでした。他にも絶滅した巨大なナマケモノや有名なサーベルタイガー等興味深い骨格が多数展示されていました。

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     中庭にはヘゴなどの亜熱帯の植物が植えられ,デイゴの仲間が花を咲かせていました。よく見るとデイゴの花の蜜を吸う蜂のような生き物が…。そうハチドリの仲間です。南北アメリカ大陸に多くの種類が生息しています。どうやら若鳥のようで,種類まではわかりませんでした。

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     次に向かったのは,なんとハリウッド!町から見上げる高台に,あの有名な「HOLLY WOOD」の文字が見えます。

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     ハリウッドといえば映画の都。アカデミー賞のレッドカーペットの階段で,先生方や添乗員さんも一緒に記念撮影。この階段を上がったところがアカデミー賞の授賞式の会場です。

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     下を見て歩いているのは,有名な「ウォーク・オブ・フェイム」を見ているからです。日本人では黒澤明監督と,日本人といえるかどうかわかりませんが,「ゴジラ」の2人?の名前があるそうです。

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     こちらも超有名な,チャイニーズ・シアター前のスターの手形・足形。画面下の中央は「メル・ギブソン」のもの。その他,何度綺麗にしても,あまりにも多くの人が触るのですぐに真っ黒になるマリリン・モンローの手形,亡くなった後に子供たちが遺品の靴で押したマイケル・ジャクソンの足形,等いろいろな逸話をガイドさんから教えていただきました。

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     町全体が映画の博物館のようでした。クラークゲーブルなどの往年の名優のものもあり,生徒たちよりも先生方の方が興味津々だったかもしれません。映画ファンにはたまらない場所ですね。

     これで全ての予定が終了。名残惜しい気もしますが、明日帰国の途に就きます。今夜は荷物の整理をしっかりやってください。

  • 2017年05月20日(土)

    ISEF 一般公開・スペシャルアワード表彰式

     5月18日(木),午前中は引率者や地元の小中学生等に対して研究を発表しました。もちろんファイナリスト自身が興味のある研究を聞きに行ってもかまいません。

     開始早々,女子2人が浴衣の帯を整えに行っている間に聞きに来てくれたのは,アメリカ在住の日本人。ちなみに男子生徒が着ているのは,2年上の先輩たちがISEF参加を目指して作った「No Science, No Life」のノコギリクワガタのTシャツ!2年遅れましたが,先輩たちの想いをのせたTシャツが世界の舞台に立ちました。

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     多くの方が聞きに来てくれて,ツクツクボウシの屋久島方言の声の違いは,外国の方にもわかってもらえたようです。「霧島」法被も活躍しました。

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     こちらの女性はロサンゼルスの小学校の先生で,「ぜひ子供たちにこの研究を話してあげたいわ!」と言ってくれました。

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     ちなみに日本チームの女子は,全員浴衣で一般公開に臨みましたが,これは大変好評だったようです。写真は,「一緒に写真を撮らせて」と言ってきたサウジアラビアの引率の女性。

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     英語がなかなか出てこなくても,みんなで協力して発表していました。写真は香港の若者たち。

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    下の男性は,オーストラリアのアマチュア昆虫研究者。セミも調べているそうです。外国の人と共通の話題で盛り上がれるというのは貴重な体験です。

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     日本語は全く話せない日系の男性と娘さん。浴衣を着てみたそうでした。発表も熱心に聞いてくれました。

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     英語ではなかなか伝わらなかったタイの引率の先生。日本語でゆっくり説明したら通じたそうです。日本に留学経験があるのだとか…。

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     約4時間の長丁場でしたが,終わってみるとあっという間でした。英語というツールを使って,いろいろな国の方と話すことができました。最後に浴衣と法被姿で記念撮影。

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    会場前でも記念撮影。

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     19:00からはスペシャルアワードの表彰式がありました。これは大学や研究機関,軍や企業等が選定する表彰で,日本でいうと「特別賞・協賛社賞」という感じでしょうか。残念ながら今回は日本からの受賞はありませんでした。

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     明日のグランドアワードの表彰に期待しましょう!

  • 2017年05月19日(金)

    ISEF グランドアワード審査!

     5月17日(水),いよいよISEFグランドアワードの本審査の日を迎えました。同時進行でスペシャルアワード(特別賞・協賛社賞)の審査も行われます。みんなビシッとスーツで決めています。

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     読売新聞の方から,激励と最後の注意・確認がありました。

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     いざ審査会場へ!

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     他の国のファイナリストたちも続々と入場していきます。本当にいろいろな国から参加しています。雰囲気にのまれず,頑張ってきてください。

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     当然大人は入れてもらえず,近くの「サンタモニカ」という海辺の街に取材に行きました。

     海に着くと,いきなりBrown Pelican(カッショクペリカン)の若鳥が出迎えてくれました。びっくりする大きさでした。

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     午前の審査が終わり,昼食。ターキーのサンドイッチをほおばっています。発表は比較的順調だったようです。

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     そして午後の審査のために再び審査会場へ。

     外に取材に出かけると,Purple Finch のオスが綺麗な声でさえずっていました。

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     午後4:30,全ての審査が終了。みんないい表情ですね。

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     英語での発表をサポートしてくれた通訳の大鶴さんと記念撮影。質疑応答では何度も助けていただき,なんといっても精神的な面でとても心強かったようです。

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     ホテルで着替え,USH(ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド)で最後の交流会。なんとUSHを貸し切って,アトラクションや飲食もすべてFree!長かった審査の疲れを吹き飛ばしましょう。

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     USH内にはあちこちに「ISEF」のロゴが映し出されていました。食べきれないほどのピザやパスタを食べ,バタービールを飲み,ハリウッドの夜を満喫したようです。

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     貸し切りは深夜0:00まででしたが,明日の一般公開に備えて少し早めにUSHを後にしました。長い一日でした。

     

  • 2017年05月18日(木)

    ISEF ポスターによる予備審査実施

     5月16日(火),ISEF選手団は,ポスターによる予備審査を受けました。とはいっても,ポスターだけで審査されるので,生徒たちは午前・午後とも別室で通訳の方と発表練習を行いました。

     今朝はロサンゼルスの街を楽しみながら,ホテルから会場まで歩きました(約25分)。朝食は途中の店でパンケーキ。

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     会場につくと早速,通訳の大鶴さん(アメリカ生まれアメリカ育ち)のアドバイスで,発表原稿の最終修正。みんな真剣です。

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     昼食は近くのレストランでパスタ。今ロサンゼルスはジャカランダの花が満開で,あちこちで紫色の花が見られます。

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     会場の芝生では,繁殖期を迎えたCommon Starling(ホシムクドリ)が虫を捕まえて巣に運んでいました。

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     午後も通訳の大鶴さんとともに発表練習と質問対策。アリゾナ州立大学大学院で保全生物学を専攻している大鶴さんは,アリゾナから7時間かけてバスで来てくれました。

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     午後7:00からは交流会。写真は会場前の様子。ここでも大人たちはシャットアウト。

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     中では,ダンスを踊ったり,

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     後方で食事をしたり,一緒に写真を撮ったり,

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     またダンスで盛り上がったり,一緒にゲームを楽しんだりと,大いに交流を深めたようです。

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     午後9:00解散。明日はいよいよ審査会です。ゆっくり休んで,英気を養いましょう。