9 理数科
2020年12月28日(月)
速報!日本学生科学賞で環境大臣賞の快挙!
12月23日(水),日本学生科学賞の最終審査がZoomで行われ,24日(木)に表彰式がありました。日本学生科学賞は日本で最も歴史のある科学コンテストです。
理数科サイエンス部3年生物班の3名が,「出水市に侵入したリュウキュウアブラゼミ」の研究で出場し,審査の結果,「環境大臣賞」を受賞しました!上には文部科学省と内閣総理大臣賞しかありません。文部科学大臣賞が2件ありましたので,全国ベスト4ということになります。
さらに,2021年5月に行われるISEF(国際学生科学技術フェア)への出場も決定しました!
とりあえず速報ということで,喜びの表情を載せておきます。
後日改めて審査に向けての準備や,リハーサル,審査直前の様子等の写真もご紹介したいと思います。
理数科3年生物班の皆さん,おめでとうございます。
2020年12月22日(火)
土星と木星の大接近を目撃せよ!
12月21日(月),夏以降ずっと寄り添っていた土星と木星が,いよいよ望遠鏡の1つの視野に収まるまでに大接近。これを見ないという選択肢はありません。理数科1年生を中心に急遽観察会を企画。
高度が結構低かったので,体育館の2階から見ました。使ったのは野鳥観察用の望遠鏡ですが…,
ちゃんと2つの惑星を見ることができました。右上の細長いのが土星です。細長く見えているのは,土星の輪が右に傾いているためです。
左下の木星は,直線状に4つの衛星(ガリレオ衛星 イオ,エウロパ,ガニメデ,カリスト)も見ることができました。
望遠鏡にスマホ(特別許可)を押し付けて撮ったにしてはちゃんと撮れてます。Iさんグッジョブです。
「えー衛星が3つしか見えない!」,「土星のわっかがちゃんと離れて見える!」と大騒ぎでした。
ついでに見た月の様子です。
400年ぶりの天文ショーを見られてラッキーでした。理科のH先生やO先生,日本学生科学賞の準備中だった理数科3年生,通りすがりに見ていった人たちを含めると25人くらいの人が見ることができました。
約400年ぶりと書きましたが,正確には397年ぶり。つまり前回は1623年。徳川幕府2代将軍秀忠公が3代家光公に将軍職を譲った年です。
次は何世代後の人たちが見ることになるのでしょう。
2020年12月18日(金)
学習塾対象公立高等学校入試説明会と国分高校説明会
12月17日(木)の午後,国分,霧島,加治木,姶良の学習塾様に御案内を差し上げ,公立高校入試説明会兼国分高校説明会を行いました。
今年はコロナウイルス対応のため,特例選抜など,例年とは異なった形での入学者選抜を実施する予定です。
そのため学習塾の皆様方にも手続きなどを御理解いただくために,標記の説明会を開催しました。
10校ほど来校いただき,入試の手順や,今年度のコロナ対応に関してご質問もいただきました。
高校説明としても,写真のとおり,普通科のポスター発表と理数科のプレゼンテーション発表をお聞きいただきました。
本校生徒がSSHとしてどのような探究活動を進めているかご理解いただけたと思います。
お忙しい中お越しいただき,ありがとうございました。
今後とも国分高校をよろしくお願いいたします。
2020年12月17日(木)
理数科朝礼(12月)
12月17日(木),12月の理数科朝礼が行われました。
3年生。進路決定や課題研究の生かし方に関するスピーチでした。
2年生。前日の校内課題研究発表会に関するスピーチでした。
1年生。前日の校内発表会の感想や3年生の進路についての激励のスピーチでした。
理数科主任のW先生のお話。
「1903年の今日12月17日,ライト兄弟が人類初の動力飛行を成し遂げました。しかし,一説にはグスターヴ・ホワイトヘッドによる1901年8月の初飛行が世界初であるともいわれています。ではなぜライト兄弟の飛行が公式に世界初とされているのでしょうか。それは,実験の記録が写真とともに詳細に残されているからです。一方でホワイトヘッドの飛行は関係者の証言に留まっています。科学研究に大切なことは客観的証拠と再現性です。今理数科の皆さんは課題研究に熱心に取り組んでいますが,研究に行き詰って再検討を強いられることがあるかもしれません。そんなときは研究を振り返ってどこに問題点があるのかを自らあぶりだす必要があります。そこで必要なのは詳細な研究記録・研究ノートです。ぜひしっかりとした研究記録を残すことも心掛けてください。もしかすると皆さんの研究から「世界初」が生まれるかもしれませんよ!」
今日で3年生が参加する理数科朝礼は最後です。
3年生の皆さん,進路決定に向けて頑張って下さい!
2020年12月17日(木)
SSH課題研究 中間発表会
12月16日(水),2年生のSSH課題研究の中間発表会が校内で行われました。
まずは武道館で行われた理数科です。1年生は大きく間隔をとって聴いています。
生物カブトムシ班「ヤマトカブトとオキナワカブトの亜種間雑種に関する研究」。今後学会等でも注目されるであろう研究結果でした。1年生からは鋭い質問も飛び出しました。
化学班「ポリスチレンをリモネンで溶かす」。ミカンの皮で発泡スチロールが溶かせるってことですね。
物理太陽炉班「太陽光を利用した殺菌装置の開発」。今後の活用,展開が期待されます。
生物カワゴケ班「カワゴケソウ科植物とカワゴケミズメイガの密?な関係」。タイトル(仮説)に反して全く密ではなかったんですね。
物理スズムシ班「スズムシの鳴き声における”うなり”について」。スズムシのうなりのメカニズムの解明に挑みました。
地学班「推定活断層の正確な位置を特定するには?」。見事なプレゼンでした。
審査を行ってくださった他校の先生方からは,厳しい指摘と多くの有益なアドバイスをいただきました。ありがとうございました。
体育館と2年生の教室を使って行われた普通科。
「男>女? ~男=女にするためには~」
「よかど~かごんま弁」
「日本人の『魚離れ』~私たちやこどもたちに与える影響~」
「四つ葉のクローバーを増やそう」
「水辺のゴミについて」
「運動と脳の関係性」
「救急救命 最後の砦 ドクターヘリ ~日本の体制と機体について~」
「『かわいい』は男女でなぜ違うのか」
「ストレスと上手に付き合おう」
「霧島を食べよう」
「家族間の臭いの違い ~私とおかんと,ときどきオトン~」
「免疫力アップについて!」
「竹取物語」文学ではなく,竹の活用法に関する研究でした。
「癒やしと治癒の魔法の湯 ~Onsen~」
「夏の海,砂浜海岸が熱い理由」
多くの班がパソコンを用いて,しっかりしたA0判の大型ポスターを作成していました。自分たちでデータをとり,わかりやすくグラフで示していた点もよかったです。全体として昨年よりもさらに一段レベルアップできたのではないでしょうか。
1月末にはSSH成果発表会があります。今日の発表で見えてきた課題を修正し,ブラッシュアップして臨んでください。
2年生の皆さん,お疲れ様でした。
見学した1年生も大いに刺激を受け,多くのことを学んだと思います。成果発表会では,1年生も「研究計画」を発表することになります。自分たちの研究にしっかり生かしてください。
2020年11月27日(金)
理数科朝礼(11月)
11月26日(木),11月の理数科朝礼が行われました。
3年生のスピーチ。
2年生のスピーチ。
1年生のスピーチ。
理数科主任のW先生のお話。
「今から15年前の今日11月26日,日本の宇宙探査機「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」にタッチダウンしました。ただ,その前の20日に一度タッチダウンを試みて不時着してしまっています。「はやぶさ」はその際の衝撃やそれまでのトラブルも重なって一時行方不明になりましたが,科学者たちの努力と工夫で7年かけて地球にサンプルを持ち帰りました。3億キロも離れたところでは直接指示して探査機を操作することは不可能です。なので,探査機はほとんど自律的に動作するように設計されています。もちろん,科学者がありとあらゆる事態を想定して事前に入念な準備をしていることは言うまでもありません。生徒スピーチにもあったように,事前にできる限りの準備をしておくこと,その場で柔軟に主体的に行動できることが課題研究のみならずこれからの人生でも大切だと思います。さて,来月6日には後継機の「はやぶさ2」が地球に帰還してカプセルを投下します。ライブ中継などもあるのでぜひ視聴して,科学者たちの英知の結晶に思いを馳せてみてください。」
2020年11月26日(木)
グローバル サイエンティスト アワード 夢の翼
11月8日(日),「グローバル サイエンティスト アワード 夢の翼」という科学コンテストに,理数科6班と普通科自主ゼミ抜け殻班と計7班が出場しました。
大会はZoomで行われ,国分高校では会議室と生物室でカメラの向こうの審査員の先生方に向かって発表しました。
下の写真はちょっと緊張気味の物理スズムシ班。
化学班。
生物室で発表に臨んだ地学班。特に質疑応答が見事でした。
審査を待つ間,生物室で講演を視聴しています。
多くの生徒がZoomでの発表を経験することができ,いい機会となりました。
審査の結果上位の賞は逃しましたが,地学班が協賛社賞の「ソラシドエアー賞」を受賞しました。この賞は昨年普通科自主ゼミ抜け殻班(現3年生)が受賞した賞で,国分高校の2連覇となりました。また写真では紹介できなかった生物カワゴケ班が同じく協賛社賞の「新日本科学賞」を受賞しました。
参加した生徒の皆さんお疲れ様でした。
2020年11月23日(月)
鹿児島昆虫同好会の年次大会で理数科1年生が研究発表
11月21日(土),鹿児島中央駅近くの「よかセンター」で行われた鹿児島昆虫同好会の年次大会にて,理数科1年生が研究発表を行いました。
内容は,9月上旬から11月までの抜け殻調査によって出水市におけるリュウキュウアブラゼミの羽化パターンを解明するというもの。これは理数科3年生物班のリュウキュウアブラゼミの研究において「今後の課題」とされていたことです。マウスシールドをつけての発表となりました。発表に加えて,こちらも初体験だったようです。
かなり緊張していましたが,なんとか研究内容は伝えられたと思います。質疑応答は意外と難しい!ということを体験できたのは大きな収穫でしたね。
昼食時間には,理数科2年生のカブトムシ班がポスター発表をさせていただきました。聴いてくださっているのは元県立博物館長,鹿児島大学の名誉教授,県立博物館の歴代昆虫担当4人を始めとするそうそうたるメンバーです。
多くの大先輩から貴重なアドバイスや励ましをいただきました。
その道の専門家の前で発表するというのは,科学コンテストよりも緊張すると思います。貴重な体験となりました。
発表の場をくださった鹿児島昆虫同好会の皆さん,ありがとうございました。
2020年11月13日(金)
第2回鹿児島県SSH交流フェスタ
11月13日(金),第2回鹿児島県SSH交流フェスタ(県課題研究発表大会)が行われました。
県内5校のSSH校(錦江湾高校,池田高校,鹿児島中央高校,甲南高校,国分高校)が集まり,霧島市の第一工業大学のホールをお借りして,各学校で取組んでいる総合的な探究の学習の研究報告を行いました。
今年はコロナウイルス感染症拡大防止の観点から,参加者を発表者のみに制限し,手指の消毒の徹底,マスク着用等の措置を講じて実施しました。写真は受付の準備風景。
開会前の様子。ステージ発表の観覧席の後ろには各校のポスターが掲示されました。ただし密を避けるため今回はポスター発表は行わず,掲示のみでの審査となりました。
開会式。
ステージ発表にはSSH5校から各3チームが出場し,昼食をはさんで15チームが発表しました。国分高校は全て午後でした。写真はカブトムシ班。
カワゴケ班。
地学班。
前から見た観客席はこんな感じです。十分に間隔をとって座ってもらっています。コロナさえなければ満席のはずだったのですが…。
ステージ発表終了後,別室で審査会議が行われている間,今年のSSH全国大会で上位入賞したで県外校の発表動画を見ました。
表彰式。
ステージ部門では,カブトムシ班の「オキナワカブトを守れ!~ヤマトカブトとオキナワカブトの亜種間雑種に関する研究~」が最優秀賞を受賞しました。その他の結果は下記参照。
それぞれの高校の特徴もよく出て,また交流もでき,充実した一日を過ごしました。
ご協力いただきました第一工業大学をはじめ,各学校の担当の先生方,ありがとうございました。
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第2回 鹿児島県SSH交流フェスタ 国分高校 結果一覧ステージ部門結果
最優秀賞 カブトムシ班「オキナワカブトを守れ!~ヤマトカブトとオキナワカブトの亜種間雑種に関する研究~」
優秀賞 地学班「推定活断層の位置を特定する ~国分平野の地下構造を探る~」
優秀賞 カワゴケ班「カワゴケソウ科とカワゴケミズメイガの密?な関係」ポスター部門結果
最優秀賞 G班「ゴキブリの体内環境の比較」
優秀賞 観光班「健康と観光~コロナ禍の観光のあり方~」※ステージ部門,ポスター部門ともに最優秀賞をいただきました。
2020年10月30日(金)
理数科朝礼(10月)
10月29日(木),10月の理数科朝礼が行われました。
3年生のスピーチ。
2年生のスピーチ。
1年生のスピーチ。
理数科主任のW先生のお話。
11月4日が課題研究の県大会なので,それに関するスピーチも多かったですね。2年生にとって一番大事な大会です。頑張って下さい。
全員マスクをつけて参加していました。
2020年10月26日(月)
教育実習生お別れ会
10月23日(金),3週間の教育実習を終えた先輩方とのお別れ会が行われました。
1年8組。最後に部活動のこと,受験勉強のこと,大学のこと等を話して下さいました。
記念の色紙とお花が手渡されました。
最後にマスクを外して記念撮影。
2年8組。お礼の言葉。同じ理数科の先輩ということで,当時の課題研究を発表してもらったのもよかったですね。
こちらも最後にマスクを外して記念撮影。
実習生にとっても国分高校にとっても有意義な教育実習になったと思います。
お疲れ様でした。
2020年10月26日(月)
教育実習生による課題研究発表!
10月23日(金),教育実習最後の日の7限目に実習生のA先輩が,理数科の後輩たちに向けて高校時代の課題研究を紹介してくれました。
前半は2年8組にて。テーマは「屋久島方言で鳴くツクツクボウシの研究」。ツクツクボウシの屋久島方言の分布域形成に幸屋火砕流が大きく関わっていた!という研究ですね。
後半は1年8組にて。こちらは1年生の教室に常備されている大型テレビを使っています。
SS(サステナビリティーサイエンス)の時間だった3年生の生物班(リュウキュウアブラゼミ班)も参加させてもらいました。そういえば生物班はセミの研究が結構多いですね。
4年間のブランクを感じさせない流石のプレゼン力でした。とてもわかりやすい発表だったと思います。
実習の合間に準備をしてくれたA先輩,ありがとうございました。
2020年10月12日(月)
国分小学校で出前授業
10月10日(土),理数科の2年生16名と1年生7名が,国分小学校で出前授業を行いました。
まずは物理班。始めの挨拶。よろしくお願いします。
アルミ缶にちょっとだけ水を入れてコンロの火で熱して…,
しばらく待ちます。水蒸気が空気を追い出したところで…,
口を下にして素早く水の中に投入!
すると,アルミ缶がぺちゃんこになりました。大気圧ってスゴイ!という実験でした。
続いて化学班。
「これからバラの花を液体窒素に入れまーす。手伝ってくれる人。多いのでジャンケンで決めまーす。」
それではバラの花を液体窒素へ。
バラは軽く握っただけでバラバラになりました。バラだけに…。
こちらは風船を使った実験。液体窒素に風船を入れるとみるみる小さくなります。そして外に出すと元に戻りました。液体窒素恐るべし!という実験でした。
次は生物班。たくさんの昆虫標本や生きた昆虫を持って行きました。
「これが今私たちが研究しているオキナワカブトで…,」と説明しています。右から3番目が高校生です。
研究中のカブトムシの幼虫も準備し,手に乗せてもらいました。初めて触った!という児童も少なからずいたようです。
こちらは生きたクワガタムシ。これが最も抵抗がなかったようです。
こちらは学校の近くで採ってきたカマキリを水に浸けて,お尻からハリガネムシが出てくるかどうかの実験。興味津々です。
奪い合うように触っているのは,ペット用ゴキブリ!名前は聞いたけど忘れました。動きがゆっくりで,ゴキブリが苦手な人もこれなら触れるかも。
みんなスゴイね…。
昆虫っていろいろいて面白いね,というテーマでした。
最後は校舎の外で地学班。
何やら怪しい装置が準備されています。そこから伸びたひもを引くと…,
メントスがコーラのボトルの中に落ち,コーラが一気に発泡!その上に被された土を吹き飛ばします。
火山の噴火を模した,いわゆる「メントスコーラ」実験でした。噴火のしくみや溶岩の流れ出しについても説明しました。
上から見ると,「火口」が形成されたのがよく分かりますね。
科学でこどもたちを楽しませたり,驚かせたり,なるほど!と感動させたりすることができるんですね。高校生にとっても貴重な体験になりました。
国分小学校の皆さん,このような機会を与えて下さり,ありがとうございました。
2020年09月25日(金)
理数科朝礼(9月)
9月17日(木),9月の理数科朝礼が行われました。
3年生のスピーチ。
2年生のスピーチ。
1年生のスピーチ。
理数科主任のW先生のお話。
「1857年9月17日にコンスタンチン・ツォルコフスキーが生まれました。彼は「宇宙旅行の父」とも言われ,「地球は人類のゆりかごである。しかし,人類はいつまでもゆりかごに留まってはいないだろう」という言葉を残しました。彼は貧しくて学校へは通えませんでしたが,図書館で独学し,ロケットの基礎理論となる「ツォルコフスキーの公式」を発表します。彼は論文の中で,「今日の不可能は,明日可能になる」と述べています。
皆さんにとって国分高校はゆりかごです。3年生はいよいよこのゆりかごを飛び出す日が近づいています。また,2年生・1年生も研究発表会などで学校外での発表機会が多くなります。現在はコロナ禍で満足な学習・研究環境ではないかもしれませんが,逆境に負けず,「今日の不可能は,明日可能になる」という強い気持ちで学習や研究に取り組み,このゆりかごから大きく羽ばたいてください。」
2020年09月25日(金)
SSH課題研究 中間発表会(理数科2年生)
9月16日(水),理数科2年の課題研究の中間発表が視聴覚室で行われました。普通科と同時進行です。例年は理数科1年生も同席するのですが,密を避けるため,1年生は課題研究各班の代表2名ずつが視聴覚室に入り,他の生徒は別室でリモート参加となりました(下写真)。
視聴覚室での発表の様子です。
物理超音波班「スズムシの鳴き声における超音波のうなりについて」。スズムシを題材にして「うなり」のメカニズムを探ります。
SSH運営指導委員の先生方が審査をしてくださいました。後ろの生徒たちもみんな真剣に聴いています。
物理太陽光班「太陽光を利用した殺菌装置の開発」。いわゆる「ソーラークッカー」の応用ですね。今後に期待します。
化学班「プラスチックの溶解」。溶かしてどうするのか。そこが重要になってきそうですね。
生物カワゴケ班「カワゴケソウとカワゴケミズメイガの密?な関係」。密な関係の議論に到達しておらず,なぜそのタイトル?という指摘がありました。これからですよね。
生徒どうしの質疑応答も活発でした。
生物カブトムシ班「ヤマトカブトとオキナワカブトの亜種間雑種の研究」。1年次からスタートしており,多くのデータで議論を展開しました。
地学班「推定活断層の位置特定」。ボーリング資料のイメージ模型がインパクトがありました。
質疑応答や審査員の先生方からのアドバイスを通して,修正すべき点や問題点が見えてきたと思います。それを活かして研究をブラッシュアップしていきましょう。
別室の1年生は音が聞き取りにくく,十分理解できなかったかもしれませんが,先輩方の真剣な発表の様子は感じ取れたと思います。次は君たちの番です。しっかり準備してください。
2020年09月24日(木)
プレゼン講習会(2年生)
9月23日(水),SSH活動の一環として,プレゼンテーション講習会が行われました。本来は群馬高専の柴田先生に講義をしていただく予定でしたが,新型コロナの影響でちょっと変わった形になりました。
5限目は2年生全員を対象に,SSH主任のH先生が柴田先生のスライドを使って講義を行いました。
タイトルの付け方から,研究のまとめ方,パワーポイントのスライドの作り方,プレゼンテーションの注意点まで,課題研究を行う上での様々なポイントをわかりやすく説明して下さいました。
真剣に聴いています。
6・7限目は,理数科2年生6班の課題研究について,柴田先生が「Zoom」でアドバイスをして下さいました。
事前に送っておいた発表スライドをもとに,スライドの構成や論旨の展開等について細かなアドバイスを頂きました。下写真はカブトムシ班。
カワゴケ班も真剣です。
貴重なご指摘をたくさんいただき,大変勉強になったと思います。
11月の県大会に向けてしっかり修正してクオリティーを上げていきましょう。柴田先生,ありがとうございました。
2020年09月02日(水)
一昨年に続く入賞! SSH生徒研究発表会報告
お知らせ
令和2年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会において,理数科生物班の「出水市に侵入したリュウキュウアブラゼミはどこから来たのか」の研究が「SSH奨励賞」を受賞しました。一昨年の全国1位(文科大臣表彰)には及びませんが,全国ベスト12に相当する好成績です。
それでは,そこに至るまでの過程を簡単にご紹介します。
7月21日(火),発表要旨(和文・英文)とポスター発表の動画(5分)を事務局に送付しました。本来なら神戸で一堂に会してポスター発表のはずだったのですが,コロナの影響で撮影した動画での一次審査となりました。ビデオ撮影は放送物理部の生徒や先生に協力してもらいました。
その後は,絶対に2次審査に進むつもりで本気で準備を行いました。二次審査はZoomによる質疑応答20分のみ。練習のためのZoomの画面にはSSH主任のH先生が映っています。
8月11日に動画による1次審査が行われ,12日に「一次審査通過!」の連絡がありました。
8月15日~16日はカメラ位置やモニターの位置の調整,座り方等も含めて最後の質疑応答練習を行いました。
8月17日(月),Zoomによる2次審査当日。ビデオ撮影のためにH先生が離れたところから見守っている以外は先生方もシャットアウト。
発表直前,緊張してきました。
さあZoomでの質疑応答の開始です。自分たちの研究の面白さや意義を,先生方に思う存分語ってください!
画像はここまでです。
論旨の部分で先生方になかなか伝わらず苦労した部分もあったようですが,なんとかいい質疑応答ができたようです。
8月19日(水)二次審査結果(最終審査進出校)発表
9月1日(火),最終成績発表。
残念ながら最上位6校による最終審査に進むことはできませんでしたが,全国のSSH指定校222校の中で「今後の活躍が期待される」とされた6校に選ばれ,SSH奨励賞を受賞しました。
テーマに選んだ出水市のリュウキュウアブラゼミの発生が9月末だったため,たった1ヶ月で研究をまとめて準備不足のまま11月の県大会に臨むことになり,九州大会や全国大会への切符をつかめず,悔しい思いをしたと思います。最後の大舞台で賞を取ることができてよかったですね。本当におめでとうございます。
文部科学省へのリンクと,PDF資料も掲載します。ご協力いただいた皆様,ありがとうございました。
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/31/08/1419945_00001.htm
20200828-mxt_kiban01-000009630_1[PDF:252KB]
2020年08月05日(水)
第一工業大学で国分高校SSHドクターヘリ班への説明会
本校のSSHの取組で,ドクターヘリ班が第一工業大学に説明を聞きに伺いました。
以下第一工業大学のHPから引用です。
~~~~
航空工学科トピックス
8/1(土)国分高校SSHドクターヘリ班への説明会を実施 2020-08-04
8/1(土)国分高校SSH(スーパーサイエンスハイスクール)ドクターヘリ班への説明会を実施しました理想のドクターヘリを研究することを課題とする国分高校SSHドクターヘリ班から普通のヘリコプターとドクターヘリの構造の違い等について、話を伺いたいとの依頼があり 8/1(土)に説明会を実施しました。昨年度のSSH研究発表会の時に、何か聞きたいことがあれば連絡してくださいと名刺を渡しておいたのが今回のきっかけです。
航空工学科/社会・地域連携センター
~~~~~
リンクを貼っておきます。ご覧ください。
http://www.daiichi-koudai.ac.jp/topics-kouku/index.html?pid=15157&id=60888
第一工業大学の先生方,たいへんお世話になりました。
2020年07月22日(水)
舞鶴フィールド研修1(理数科1年生)
7月22日(水),理数科1年生の舞鶴フィールド研修1が行われました。バスで霧島ジオパークをめぐる研修です。
アルコールで手を消毒してから,バスに乗り込みました。
1カ所目は学校から20分くらいの位置にある岩戸。火砕流堆積物の地層を観察しました。講師はおなじみの大木先生(鹿児島大学名誉教授)。ブラタモリでは,タモリさんを案内された先生です。
山を登るにつれて,約30万年前に北から流れてきた加久藤火砕流,約11万年前に南から来た阿多火砕流,約3万年前に目の前の巨大火山(現在の錦江湾北部)から噴出した入戸火砕流等を順に見ていくことができます。この山自体が九州南部の巨大噴火の歴史を閉じ込めた博物館と言ってもいいでしょう。
大木先生は生徒たちからの質問にも丁寧に答えてくださいました。
2カ所目は天降川の中流,新川渓谷。ここでは霧島ジオパークの石川先生がジオパークの説明をしてくださいました。
ここの河床は加久藤火砕流によってつくられた溶結凝灰岩でできています。その溶結凝灰岩の河床をこんな石が削って作り上げたのが「甌穴」です。
ここは水中に生えるカワゴケソウの生息地でもありますが,水位が高く,近くで見ることはできませんでした。
きれいな甌穴です。こんな穴が無数に存在します。自然の力とともに「時間の力」みたいなものを感じます。
3カ所目は横川の「大出水の湧水」。ボードをよーく見ると,「毎分22トンもの湧水」と言う文字が見えます。すごすぎてピンときません。
この穴から水がすごい勢いで湧き出しています。
この写真で,湧き出している様子が伝わるでしょうか?光の加減によっては奥が青く見えます。とても神秘的です。吸い込まれそうです。
清流を見ながら昼食。
しばしの休憩時間には清流に足を浸して涼みました。足だけでは気が済まなかった生徒もいるようですね。
4カ所目は鹿児島神宮横の「宮坂貝塚」。
しかしここは先日の大雨で崩壊していました。霧島市では数少ない貴重な貝塚の流失は大きな損失です。速やかに適切に調査,復元されることが望まれます。
課題研究のテーマを探している理数科1年生にとって,大変有意義な研修になりました。
大木先生,石川先生,貴重なお話をありがとうございました。
2020年07月21日(火)
舞鶴フィールド研修2(理数科2年生)
7月21日(火),理数科2年生の舞鶴フィールド研修が行われました。例年は鹿児島大学や第一工業大学に伺って,自分たちの研究に対するアドバイスやご指導をいただくのですが,今年は新型コロナウィルス対策ということで,大学の先生方に学校まで来ていただきました。
物理「超音波班」。第一工業大学の石元先生にご指導いただきました。
物理「製鉄班(仮名)」。第一工業大学の古川先生にご指導いただきました。
化学班。鹿児島大学の岡村先生にご指導いただきました。
生物「カワゴケ班」。今後のカワゴケミズメイガ研究計画を練り直しました。
生物「カブトムシ班」。やり尽くされていそうなカブトムシを研究対象に選ぶとはチャレンジングです。
取り終わっている分のデータ整理。ある程度予想通りのグラフになったようです。
地学班。鹿児島大学の大木先生にご指導いただきました。
各班とも本格的な研究はまだ始まったばかりです。今日の専門の先生方との討議を経て,研究が大分深まったのではないでしょうか。
ご指導いただいた先生方,ありがとうございました。
2020年06月22日(月)
理数科朝礼(6月)
6月18日(木),今年初めての理数科朝礼が行われました。毎月1回の理数科朝礼は,理数科の縦のつながりを意識する機会となっています。また各学年の代表者がスピーチを行いますが,これは大勢の前で自分の意見を述べる練習になります。
3年生のスピーチ。
「3年生はいろいろな発表会にが中止となり,論文の提出のみになったのは残念ですが,しっかり仕上げていい形で引退できるようにしましょう。2年生はこれから理数科課題研究の中心になるので,壁にぶつかってもメンバーで協力して乗り越えていってください。1年生は課題研究の班を決めているところだと思います。班が決まったら早めにテーマを話し合い,一刻も早く研究に取りかかってください。」
同じく3年生。課題研究で取り組んだハザードマップの研究について触れ,興味がある人は引き継いで欲しいと呼びかけました。
2年生のスピーチ。
「私の姉は大学の薬学部で薬剤師になるために学んでいます。どうやってなりたいものを見つけたのかと聞くと,なりたいではなく,したいことを見つけたのだと言っていました。『人を助けたい,人が健康に生きることの手伝いをしたい』と思ったそうです。私も自分のしたいことをしっかり考えて進路を決めていきたいと思います。」
同じく2年生。次期生徒会長です。
「ネイティブアメリカンの教えを紹介します。『あなたが生まれてきたとき,あなたは泣いて周りの人は笑っていたでしょう。だからあなたが死ぬときは,あなたは笑って周りの人に泣いてもらえるような,そんな人生にしましょう。』私は学校をより良くしていきたいというのはもちろんですが,後から思い出していい高校生活だったなあと思いたいし,皆さんにもそう思ってもらいたい。そのために生徒会長になりました。さらにはネイティブアメリカンの教えのような人生にしたいし,皆さんにもそんな人生を送って欲しいと思っています。これからこの国分高校を一緒につくっていきましょう。」
1年生のスピーチ。部活動も本格的に再開したことについて触れ,課題研究や学習と両立しながら毎日の練習を頑張っていきたいと語りました。
理数科主任のW先生のお話。
「今日6月18日は,大森貝塚を発見したことで知られるエドワード・モースが生まれた日です。モースは明治10年に腕足類(貝類)の研究のためにアメリカから来日し,東京大学の教授として多くの研究者を育てました。東京大学の図書館の設立や多くの学会の設立にも関わり,腕足類の研究だけでなく民俗学の研究も行いました。アメリカとの学術交流にも大きく貢献しました。東京大学の礎だけでなく.明治初期の日本の科学会に大きな影響を与えたモースの人生に思いを馳せてみてください。」
とても中身の濃い理数科朝礼になりました。
2020年04月09日(木)
理数科集会
4月8日(水),放送による対面式の後,理数科の生徒は体育館に移動し,窓を全開にして理数科集会を行いました。
理数科主任のW先生の話。
3年生代表による歓迎の言葉。
1年生代表挨拶。入学式後のLHRで,代表に立候補したそうです。その積極性を今後も大切にしてください。
その後は課題研究の班に分かれての活動。1年生はもちろんまだ班は決まっていませんが,興味のある分野の話を聴きに行きました。
こちらは物理班。
情報班。
数学班。
生物班。
地学班。
化学班。
理数科ならではの縦のつながりを大事にして欲しいと思います。
さあ理数科1年生の皆さん,何班に入って何の研究をしますか?日常生活の中にも研究の種は転がっていますよ。アンテナをいっぱいに広げてそんな研究の種を見つけてください。
2020年01月29日(水)
令和元年度 SSH成果発表会
1月28日(火),SSH成果発表会が行われました。会場は高大連携をさせていただいている第一工業大学のキャンパスをお借りしました。
第一工業大学の石元先生のご挨拶。
国分高校SSH活動の概要説明をSSH委員会の生徒が行いました。
舞鶴最先端研修(於 東京大学等)の報告。
続いて普通科自主セミの課題研究発表。12月に行われた校内の発表会で上位に入った5チームが発表しました。
まずは雑草班。「国分寺跡地の外来植物の研究」
ジェンダー班。「女性の社会進出を阻む要因」
口頭発表の会場となった大きな講堂は1・2年生全員約600名が座っても十分余裕があり,写真では分かりませんが後ろには保護者席もあります。全員が注目しています。
茶節班。「茶節を活かした霧島包み」
抜け殻班。「セミの抜け殻は語る~校内のセミの発生消長」
観光班。「霧島市の活性化のためにできること」
昼食をはさんで,午後はポスター発表。前半は2年生(1時間),後半は1年生(1時間)。
「日本神話と火山信仰の関連性に関する考察」
「 Youは何しに鹿児島へ?」
「因幡の白兎」
「スパイクの助走の歩数によるジャンプの変化について」
「お茶の染色における媒染液による差」厳しくも温かいコメントをいただきました。
「おくらの認知度と給食の関係」霧島市の職員の方たちも見に来てくださいました。
「国分大根復活!~家庭の食卓へ」 試食用の漬物のかぐわしい香りが漂っていました。美味しかったですよ。
「片頭痛を改善しよう!」
「ジョロウグモの生態」
「日本と海外の高校の違いは」
「集中力を上げるには」
「出水に侵入したリュウキュウアブラゼミはどこから来たのか」
「蜃気楼の研究」
「姶良市山田川河床の堆積物はどんなイベント堆積物であるか」
「新しいハザードマップのカタチ」保護者や一般の方からも貴重なアドバイスをいただきました。
「女性の社会的地位を向上させるには」 英語での質問に答えられましたか?
「紙飛行機をより遠くに飛ばすには」 他校の先生方にも審査に加わっていただきました。
ポスター発表のあとは再び大講義室に戻り,理数科2班の口頭発表。
生物班。「出水に侵入したリュウキュウアブラゼミはどこから来たのか」
化学班。「酢酸菌の活動変化による副産物の変化について~特産物から新たな酢を!~」
国分高校のSSH活動は,理数科を中心として普通科生徒にも浸透しつつあり,非常に多くの生徒が課題研究に真剣に取り組んでいます。この取り組みが進路決定や進学後の学習,さらには将来の生き方にも生かされるよう,今後一層の努力をしていきたいと思います。
第一工業大学の先生方,運営指導委員の先生方を始め,関係の皆様に厚く御礼申し上げます。
保護者の皆様におかれましても,SSH活動のさらなる活性化,国分高校の活性化に向けてご助言ご指導をいただければと思います。
2020年01月27日(月)
科学リテラシー 特別授業「鹿児島の天然記念物」
1月24日(金),理数科1年生の科学リテラシーの授業の一環として,元埋蔵文化財センター所長の寺田仁志先生に特別授業をしていただきました。寺田先生は元々は高校の生物の教員であり,県立博物館の主任学芸主事を務めたこともあります。そして現在も鹿児島県における天然記念物の指定に関わるお仕事をされています。要するに鹿児島県の天然記念物について最も詳しい方です。
天然記念物指定までの流れや鹿児島県にどんな天然記念物があるかなど,詳しく教えていただきました。貴重な写真もたくさん見せていただきました。
授業が終わったあとは,天然記念物カワゴケソウとそれを食べる蛾についての研究に挑戦するカワゴケソウ班が研究計画を発表し,貴重なアドバイスをいただきました。
寺田先生貴重なお時間を割いていただき,ありがとうございました。
2020年01月16日(木)
理数科朝礼(1月)
1月16日(木),1月の理数科朝礼が行われました。今回から3年生は参加しないので,1・2年生のみの朝礼になります。
2年生のスピーチ。
1年生のスピーチ。
理数科主任のW先生のお話。
南極探検で知られる白瀬矗(しらせ のぶ)の生涯に触れ,その言葉を引用して「初心忘るべからず」,「初心を貫くためには普通の人の二倍も三倍も頑張らねばならぬ。」と話されました。そして最後に,今の君たちは,まずはしっかりとした初心を持たねばならない,と結びました。
3年生は数日後にセンター試験を控えています。1・2年生の皆さんも,1年後または2年後の自分をイメージし,気を引き締めて頑張ってください。
2019年12月23日(月)
校内課題研究発表会&かごしまの未来(あす)を語る会
12月23日(火),校内課題研究発表会が行われ,その一部を三反園県知事が参観し,「かごしまの未来(あす)を語る」座談会も合わせて行われました。参加したのは1・2年生全員。
午前の部,理数科課題研究6班のステージ発表。まずは情報班。
数学班。
化学班。
物理班。
4班の発表が終わったところで,三反園知事が到着。
地学班。三反園知事は最前列の席で参観されました。
生物班。後半の2班はすごいプレッシャーだったと思います。
発表後,地学班と生物班は三反園知事からインタビューを受けました。地学班の宮本君,ガチガチに緊張しているのが伝わってきます。
生物班も緊張気味です。
続いては普通科生徒による「私が県知事になったら」。これは純心女子大学で行われた英語プレゼンテーションコンテストで発表したものです。鹿児島県をよりよくするための様々な提言を英語で行いました。知事の前で発表するのは勇気がいります。
このチームは随分にこやかにインタビューに答えていました。
続いて「かごしまの未来(あす)を語る」座談会。次々飛び出す生徒からの質問に的確に答えてくださいました。
生徒会長からお礼の言葉。
三反園知事を囲んで記念撮影。
三反園知事,お忙しい中ありがとうございました。
昼食をはさんで,午後は普通科2年生の課題研究ポスター発表。1年生は発表を聞いてコメントを書き,「Good Job」欄に貼り付けていきます。
発表する2年生も,聞いている1年生もみんな真剣です。
国分高校生の課題研究の「本気度」を感じていただけたのではないかと思います。
理数科2年生もポスター発表に参加しました。化学班はできあがった酢を手の甲に一滴垂らして,試飲(試しなめ?)をしてもらっていました。そういう意味ではポスター発表向きかもしれませんね。
3年生は授業中ですが,7月に行われた「CASTIC」でグランドアワード1等を受賞した3年生2人は特別に参加しました。ポスターの作り方や発表の仕方など,1・2年生にとっては大いに参考になったのではないでしょうか。
冬休み明けの1月末には,SSH成果発表会も行われます。今日質問されたことやいただいたアドバイスを活かし,さらに研究に磨きをかけて臨んでください。
1・2生の皆さん,お疲れ様でした。
2019年12月16日(月)
集まれ!理系女子 女子生徒による科学研究発表交流会
12月14日(土),奈良女子大学で開催された「集まれ!理系女子~女子生徒による科学研究発表交流会(関西大会)」に理数科2年生の化学班の女子2名が参加しました。
会場となった奈良女子大学記念館は明治42年に完成した由緒ある建物で,国の重要文化財に指定されています。
開会式の様子。
課題研究ポスターセッションの様子。
化学班の発表の様子。机には試飲のための酢が並んでいます。
大会後半の研究分野別ワークショップの様子。他校の生徒や奈良女子大学の先生方とグループを作り,情報交換を行いました。
今後の研究に役立てられるといいですね。お疲れ様でした。
2019年12月13日(金)
理数科朝礼(12月)
12月12日(木),12月の理数科朝礼が行われました。3学年そろって行う最後の理数科朝礼です。
3年生のスピーチ。
2年生のスピーチ。
1年生のスピーチ。
理数科主任のW先生のお話。
先日ノーベル化学賞を受賞された吉野彰さんのリチウムイオン電池の話題に触れ,「基礎研究と応用研究はどちらも大事。今君たちが行っている基礎研究が何か大きな発見・開発に繋がるかもしれません。将来ノーベル賞を受賞したら,授賞式のスピーチで『国分高校理数科で学んだの基礎のおかげです』と言うんだよ!」
そんな日が来るといいですね。世界に羽ばたけ国分高校理数科!
2019年12月09日(月)
サイエンスキャッスル 2019で化学班がポスター発表優秀賞!
12月8日(日),熊本市の熊本第二高校で行われたサイエンスキャッスル2019に3つの課題研究班が出場しました。
まず午前中はポスター発表です。
理数科サイエンス部2年生物班。「出水市に侵入したリュウキュウアブラゼミの研究」。生物班は午後の口頭発表にエントリーしているので,ポスターはオープン参加です。
理数科サイエンス部2年化学班。「特産物から新たな酢を!」。作った酢のサンプルを持っていき,なめてもらったのが好評だったようです。
審査員の先生方もずっと笑顔でした。いい雰囲気で発表できたようですね。
他校の生徒もたくさん聞きに来てくれました。
普通科2年自主ゼミ「抜け殻班」。「セミの抜け殻は語る」。こちらも楽しそうに発表できていました。
昼食をはさんで口頭発表です。生物班は12チーム中11番目の発表でした。この大会の口頭発表は7分という短時間なので,時間内に収めるのが大変です。
生物班は,受賞はかないませんでしたがよく頑張っていました。次に向けての課題を見つけることができました。
そして,化学班がポスター部門で優秀賞(2位タイ)を受賞しました。おめでとうございます。
出場したメンバーはもちろんですが,同行した理数科1年生も大いに勉強になったと思います。今後の研究活動に生かしてほしいと思います。
2019年11月25日(月)
バイオ甲子園 2019 優秀賞!
11月23日(土),熊本市の国際交流会館で開催されたバイオ甲子園2019に,理数科サイエンス部2年生物班が出場しました。この大会では,一次審査を勝ち抜いた11チームのみがこの日の口頭発表に出場できます。
国分高校は昼食後,10番目の発表でした。研究テーマは「出水市に侵入したリュウキュウアブラゼミはどこからきたのか」。
研究の動機,目的,先行研究,調査地等の説明。
研究1(形態比較),研究2(抜け殻調査),研究3(体内卵数調査)の説明。
研究4(DNA比較)の説明。
考察の説明。
質疑応答の様子。会場全体はこんな感じです。他校の生徒や審査員の先生方から多くの質問が出ました。
口頭発表の後はポスター交流会。ポスター発表を通して他校の生徒や先生方と交流ができました。
表彰式。
昨年に続き優秀賞(2位)を受賞! 最優秀賞と「紫紺の優勝旗」を逃したのはちょっと残念ですが,それでも受賞はうれしいですね。
閉会式後に記念撮影。
会場となった国際交流会館の目の前は,まだ修理中の熊本城。入口にある加藤清正公の像の前でも記念撮影。時間がなくてお城の近くまではいけませんでしたが,石垣も含めてかなり修復が進んでいるのが分かりました。
生物班の皆さん,お疲れさまでした。