9 理数科
2021年08月02日(月)
全国高等学校総合文化祭(和歌山大会)出場報告
7月31日(土),和歌山県の近畿大学を会場に,全国高等学校総合文化祭(全国総文祭)自然科学部門が開催されました。コロナの影響で開催が危ぶまれましたが,何とか現地開催が実現しました。
30日(金)に飛行機で移動。
宿舎前の夕日。これから夕食です。
31日(土),JRとバスで近畿大学につくとすぐに昼食。間隔を開けて座ったり,正面にガードを設置したりしてコロナ対策がとられていました。
その後,物理班はポスター会場でブースの設営。ポスターを張り,机にスズムシの翅やマラカス,実験装置等を並べていきます。
エアーで発表練習中。
熊本県の引率の先生が発表を聴きに来てくださいました。
さあ1回目の審査。囲み取材みたいです。発表時間が4分しかなく,すべてを説明するのは難しいです。質疑応答はきちんと答えられていました。
2回目の審査は質疑応答のみ。のはずが,まずは「1分で説明して」といきなり言われ,困っていました。
地学班は地学口頭発表部門に出場。いつも通りの発表ができました。
質疑応答もばっちりです。持てる力は出し切りました。
全ての発表を終えて,引率の先生たちも一緒にマスクを外して記念写真。
密を避けるため3グループに分けたことで他校の発表を十分聞くことができなかったり,開会式にも閉会式にも参加できなかったりという制約はありましたが,出場した生徒たちにとっては,とても貴重な経験になったと思います。関係者の皆さん,ありがとうございました。
8月1日(月),結果発表があり,生徒たちは鹿児島の自宅でリアルタイムで視聴しました。残念ながら国分高校の2チームは入賞は叶いませんでしたが,鹿児島県勢では曽於高校が生物部門,物理部門で優秀賞を受賞しました。再来年の鹿児島大会に向けて,みんなで切磋琢磨し,高めあっていけるといいですね。
2021年07月27日(火)
サイエンスインターハイ 2021
7月25日(日),サイエンスインターハイ 2021がZOOMによるリモートで開催されました。出場したのは理数科2年の化学系の2班と生物(カビゴケ)班,理数科1年の生物(ヤマビル)班の計4班。
午前中は化学系の2班が発表しました。
「海水中の全リン測定器の開発」について発表しました。
「二酸化炭素測定器の開発」について発表しました。
午後は生物系の2班が発表。
理数科2年のカビゴケ班。あまり知られていない「カビゴケ」の分布や生育条件,生活史等について発表しました。
理数科1年のヤマビル班。ヤマビルの集合性,忌避性について発表しました。
1年生の発表について,2年生がアドバイスをしてくれています。こういった「反省会」も大事にしています。そしてこのような縦のつながりも理数科の強みです。
ZOOMによる発表もだいぶ慣れてきましたが,他校の生徒との交流ができず,発表会や大会に参加した実感があまりありません。早く普通に開催できるようになって欲しいですね。
出場した皆さん,お疲れさまでした。
2021年07月26日(月)
舞鶴フィールド研修(理数科2年)
7月26日(月),理数科2年生を対象にした舞鶴フィールド研修2が行われました。
物理班は鹿児島大学の小山先生に学校に来ていただき,磁石について学習を深め,磁力の測定等に実習を行いました。
化学班は鹿児島大学の神長先生に来ていただき,二酸化炭素ややリンの測定器の開発についてご助言をいただきました。
生物班は宮崎県にある服部植物研究所の片桐所長と連携し,Zoomでカビゴケ研究の方向性等についてご指導いただきました。
地学班は鹿児島大学の中谷先生に来ていただき,桜島の噴煙の研究に関する様々なことを教えていただきました。
理数科2年生の皆さん,今日教えていただいたことを生かして自分たちの研究に磨きをかけていってください。
ご指導いただいた先生方,貴重なお時間をいただきありがとうございました。
2021年07月21日(水)
舞鶴フィールド研修(理数科1年)
7月21日(水)夏季補習1日目,理数科1年生は舞鶴フィールド研修に出かけました。講師は鹿児島大学名誉教授の大木先生と,霧島市ジオパーク推進員の石川先生。
まずは「岩戸」の火砕流堆積物の観察。
道路脇の崖には,国分平野が大きな湖だったころの地層が見えています。
ここは年代の古い順に南九州で発生した火砕流堆積物を見ることのできる極めて貴重な場所です。
右手は訳11万年前に指宿市沖の阿多カルデラから噴き出した「阿多火砕流」が作った溶結凝灰岩の崖。ここでは真っ黒い色をしていますが,南薩では赤いそうです。
これは「岩戸火砕流」が作った溶結凝灰岩の崖。下に祠が作られています。岩戸火砕流はごく限られた場所でしか見られない不思議な火砕流堆積物なのだそうです。
崖に沢山咲いていた「イワタバコ」。1週間前が満開だったかな。
山をだいぶ上がって,この辺りは約3万年前の「入戸火砕流」の堆積物。いわゆる「シラス」です。
岩戸を後にして,次の研修地は新川渓谷。
石川先生からジオパーク等について説明を受けています。
大木先生からは「甌穴(おうけつ)」のでき方について教えていただきました。ここの川床は約30万年前の「加久藤火砕流」がつくった溶結凝灰岩です。その川床を石が削って甌穴が形成されました。
霧島ジオパークを代表する景観の一つです。
3か所目は横川の「大出水の湧水」。
美しい湧水です。湧出量は毎分22トン! このくらいの角度から見ると水が盛り上がって見えます。
水中カメラを突っ込んで中を撮影してみました。どこまでも透明です。水圧でカメラを落としそうになりました。
ここでは昼食をとり,しばらく自由に湧水周辺の自然を満喫しました。水は年間通じて15度。ずっと入っているのはつらい冷たさでした。
最後に集合してマスクを外して記念写真。
4か所目は鹿児島神宮裏の「宮坂貝塚」。画面奥に隼人3島とうっすら桜島が見えています。ここに貝塚があるということは昔はこの辺りが海岸線だったことを示しています。
昨年の大雨で一部が崩れてしまってシートがかけられていますが…,
テントの下からのぞくと,貝塚を見ることができました。
15時45分,研修を終えて国分高校に到着。
理数科1年生の皆さん,霧島ジオパークのすごさが分かりましたか?地質に対する興味・関心が高まったのではないでしょうか。
大木先生,石川先生今日は一日ありがとうございました。
2021年06月18日(金)
理数科朝礼(6月)
6月17日(木),6月の理数科朝礼が行われました。
3年生のスピーチ。
2年生のスピーチ。
1年生のスピーチ。早くもスタートした課題研究について熱く語りました。
理数科主任のN先生のお話。「私は地学の教員ですが,実は昔昆虫少年でした。」という衝撃の告白がありました。科学の世界の入り口は人それぞれです。今やっている課題研究を入り口にして,それぞれ本当にやりたいことを見つけていってください。
2021年05月22日(土)
快挙!世界大会(ISEF)でグランドアワード4等受賞!
5月21日(金)夜11時から,国際科学技術フェア(ISEF)Grand Award(グランドアワード)の表彰式がオンラインで行われました。
午前中のSpecial Awardは各団体の方たちが独自に審査をして入賞者を決めるのですが,Grand Award は複数の審査員による公式な審査で順位が決められます。
審査の結果,国分高校の「Where are they from? The Origin of Alien Cicada(出水市のリュウキュウアブラゼミの研究)」が動物科学部門でグランドアワード4等を受賞しました!
2年次の修学旅行の時に京都で撮ったと思われる着物姿の写真もいいですね。受賞した3人(有村さん,中島さん,板倉さん)にとってはとても貴重な経験になったと思います。
国分高校としては初,2011年に錦江湾高校による桜島の火山雷の研究が同じ4等を受賞して以来,鹿児島県勢として10年ぶり2度目のISEFグランドアワード入賞です。
国分高校のSSH活動が世界に認められたということです。
在校生の皆さん,世界大会(ISEF)出場はもはや夢物語ではありません。世界大会入賞の目標さえも叶いました。これからの国分高校の目標は「世界大会上位入賞」です。この先輩たちを超えることを目標に頑張ってください。
関係の皆様,応援いただいた皆様,ありがとうございました。
2021年05月21日(金)
リュウキュウアブラゼミの研究 世界大会(ISEF)で特別賞!
5月21日(金)午前9時,国際科学技術フェア(ISEF)の Special Award(特別賞)の表彰式がオンラインで行われました。Special Awardは大学や研究機関,学会や企業等がそれぞれの活動にマッチした研究に対して授与するもので,「協賛社賞」と考えればいいでしょう。審査は5月3日に行われ、理数科の卒業生3名が出場しました。
その結果,「SIGMA XI The Science Research Honor Society(シグマ ザイ 科学研究名誉協会)」のLife Science(生命科学)分野の特別賞(2等賞)をいただきました。
出水市に侵入したリュウキュウアブラゼミの研究が世界で評価されました。世界の舞台で,出場した卒業生3名の名前とともに「Kirishima City, Japan」と映し出されています。
ちなみにこの賞を日本チームが受賞するのは初めてのようです。またこの賞はアメリカの大学に推薦で入れるレベルの賞だそうです。
2017年のISEFロサンゼルス大会では,ツクツクボウシ班が入賞なしに終わり悔しい思いをしました。以前は世界大会出場が国分高校の目標でしたが,2017年以降は「世界大会入賞」を目標に頑張ってきました。今回有村さん,板倉さん,中島さんの3名がそれを叶えてくれました。国分高校にとっても大きな一歩です。
今夜11時からはいよいよ公式な審査によるGrand Award の表彰式がオンラインで行われます。結果は後日ご報告させていただきます。
2021年05月06日(木)
国際科学技術フェア(ISEF)出場報告
5月3日(月),理数科の卒業生3名が日本代表のトップバッターとして国際科学技術フェア(ISEF)に出場しました。昨年12月の日本学生科学賞で環境大臣賞(全国ベスト4)を受賞し,出場権を獲得したものです。
この大会は一言で言うならば課題研究の世界大会,最高の舞台です。本来はアメリカで開催される大会なのですが,今年はコロナの影響で残念ながらオンライン開催となりました。同じくコロナの影響を受けた昨年は結局中止となり,発表も審査も行われなかったので,それと比べれば発表できただけでもありがたいことかもしれません。国分高校としては2017年のロサンゼルス大会に続いて2回目の出場になります。
テーマは「出水市に侵入したリュウキュウアブラゼミはどこから来たのか」。理数科OGの3人は沖縄と福岡から2日に鹿児島入りし,この日読売新聞鹿児島支局から審査に臨みました。
さあ会場入りです。マスクを外して記念写真。
あまりに見事な胡蝶蘭があったのでついでにパチリ。
会場に入るとまずは発表準備です。PCやマイク,スピーカー,3人を仕切るパーティションを設置したところでとりあえず設営の様子を撮影。まだ余裕があります。
さらに英語での質疑応答に備えて,重要単語を付箋で貼ったり,補助資料を準備したりしています。
オンライン発表用の「Zフェア」というソフトの使い方の確認も重要です。発表10分前でちょっとピリピリしています。
夜9時15分,通訳の方を交えて司会の方との打ち合わせが始まりました。
9時50分,1回目の審査開始。公式な審査(グランドアワードの審査)は合計4回,他に特別賞の審査もありました。
壁を隔てた部屋の外で音声だけ聞いていましたが,ずっと頑張ってきた質疑応答対策の成果を発揮し,詰まりながらも英語でほぼ的確に答えられていました。審査員の先生方からは,「移入種であるにもかかわらず在来種に対してほとんど害がないというのは非常に珍しく興味深い」,というコメントをいただき,おおむね好評でした。
残念ながら審査中は会場に入れず,まったく写真がありません。
日付変わって4日の0時50分,すべての審査が終了。大会の拠点がアメリカなので,こんな時間になるのは仕方ありません。
出場が決定した12月以降,受験と同時進行で必要書類の提出,発表資料の作成,質疑応答問答集の作成,英会話の特訓等,準備を進めてきました。4月からは3人とも鹿児島を離れたためZoomで発表や質疑応答の練習を重ねてきました。英語での発表ということでだいぶ苦労しましたが,これで肩の荷が下りましたね。ほっとした表情です。
サポートしてくださった英語科の立神先生とALTのJonny先生をはじめとしてご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。
ちなみにISEFのプログラムはしばらく続きます。他の日本代表チームの多くは5月5日に審査に臨みます。審査結果の発表は5月21日です。
2021年04月23日(金)
理数科2年生 課題研究計画発表会
4月23日(水),理数科2年生の課題研究計画発表会が行われました。まだ計画の段階で,「これからこんなことを調べていきます」という発表会なのですが,すでに「ここまではわかりました」というデータがある班も多かったようです。順番は予めくじ引きで決めました。
地学班,桜島の噴煙に関する研究。4名で発表しました。右端は司会を務めたSSH委員のSさんです。
物理班,マグネットシートに関する研究。担任のK先生からアドバイスをもらっているところです。
生物班,独特な匂いのするカビゴケの研究。
聴く側も真剣です。お互いに質問も多くだされました。後ろ姿は司会と計時を担当したS君。
化学班,使い捨てカイロの再利用に関する研究。
最後に霧島市ジオパーク推進委員の石川先生から講評とアドバイスをいただきました。
理数科の課題研究は,今年も順調に進んでいるようです。
2021年04月16日(金)
シビックセンター1階で生物多様性に関する展示
4月16日(金)現在,シビックセンター(市役所)1階のロビーで生物多様性に関する展示がなされています。キリシマツツジの写真など美しいものが展示されていますが,その中で,本校生徒の生物多様性に関する研究ポスターも3枚掲示していただきました。霧島市と協力し,本校SSH研究も展示の一端を担わせていただいています。
たまたまシビックセンターに行く用事があり,たまたま知り合いの方がご覧になっている場面で写真を撮影させていただきました。
展示されているポスターは,カワゴケミズメイガ,オキナワカブト,ガビゴケの3枚です。お近くにお越しの際は,是非ご覧ください。本校生徒の活躍をお近くでご覧いただけるチャンスです!
2021年04月08日(木)
理数科集会 ~理数科の対面式~
4月8日(木),新入生歓迎式のあと,理数科集会が行われました。全体の歓迎式はコロナ対策のため放送で実施しましたが,理数科3クラスだけですので密にならず,体育館で実施しました。
昨日の入学式の保護者席をそのまま使わせていただきました。十分間隔がとられ,当然全員マスク着用です。
理数科1~3年生107名が一堂に会しました。前に立っているのは新理数科主任のN先生です。
3年生代表歓迎の言葉。「課題研究頑張ってください。でもその土台としての勉強をおろそかにしないように。しっかり学んでください!」
2年生代表歓迎の言葉。2年生は2人で行いました。「課題研究をやりたくて理数科を希望した人もいると思います。楽しんで取り組んでください。そして困ったら先輩たちに聞いてください。理数科ならではの縦の繋がりも大事にして欲しいと思います。」
1年生代表あいさつ。「高校生活は楽しみですが,不安もあります。先輩方いろいろと教えてください。これからよろしくお願いします。」
みんな,素晴らしいあいさつでした。
後半は,物理・化学・生物・地学の4分野に分かれて,2・3年生が取り組んでいる研究を説明してもらいました。
3年生,生物カブトムシ班。
3年生,物理太陽炉班。
3年生,地学班。
2年生,化学班。
2年生,生物班。
2年生,地学班。
約10分ずつ,3つの分野の説明を聞きました。
1年生の皆さん,どの分野が一番面白そうでしたか?夏くらいまでにまずは分野を選択し,2学期からはテーマを決めて実際に研究に取り組んでいくことになります。
学習や部活動と両立して頑張ってくださいね。
使わせていただいた椅子をみんなで片付けて終了しました。
2021年03月08日(月)
理数科2年地学班が霧島市役所で発表
3月5日(金)に霧島市役所にて研究成果の発表を行いました。
理数科2年生地学班は,霧島市役所よりボーリング資料をお借りして研究を行いました。そのお礼と報告を兼ねての研究成果発表でした。
霧島市危機管理監、学校教育課指導監、安心安全課、土木課、霧島ジオパーク推進課の皆様と,ボーリングを担当された業者の方々にもご参加いただき,研究発表に対して質疑やご意見をいただきました。
お忙しいところ多くの職員の方々にお集まりいただきました。
皆さん興味津々です。
いつもの大会より格段に緊張したようです。
研究の内容や方法について多くの質問をいただきました。
業者の方からも専門的なアドバイスをいただくことができました。
これからも地域の素材を研究対象として,霧島市役所やジオパーク,企業などと積極的に連携して研究を進めて参ります。
このような機会をいただきました市役所の皆様,ありがとうございました。
2021年02月04日(木)
ISEFに向けての研修 英語と格闘中!
課題研究の世界大会(ISEF)の研修会が1月中に2回行われました。研修会は全6回です。
1月24日(日),第1回研修会。本来は東京で行われる研修会も,今年はZOOMです。仕方ありません。
1回目の研修では,ISEF(アイセフ)とはどんな大会か,という説明がメインでした。体験談を発表してくれた大学2年生の方は,2017年のロサンゼルス大会に国分高校の先輩方と一緒に出場した方でした。
1月30日(土),第2回研修会。テーマは英語での発表における注意点!ひたすら英語でした。オールイングリッシュです。全体をイントロ,メインボディー,コンクルージョンの3パートに分けて,それぞれの部分でどんなことを言えばいいのか,について会話形式でレクチャー。聞き取ることはできても,話すとなるとなかなか英語が出てきません。3人ともかなり苦労していました。
終了後,頑張った自分たちへのご褒美でしょうか。せっかくマスクを外して記念写真なのに顔が見えません…。
研修会はあと4回。卒業式までにあと1回,国分高校に在籍中はあと2回です。
英語での提出資料作成に加えて,英会話,頑張ってください!
2021年02月01日(月)
霧島市生物多様性に関する発表会に生物系3研究が参加
1月30日(土),霧島市役所別館で,霧島市の生物多様性に関する発表会と講演会が行われ,理数科1・2年生の生物系の3班が参加させていただきました。
まずは1年生の「カビゴケ」に関する研究発表。霧島市横川で見つけた,植物の葉っぱの上で生育する超小型のコケ,「カビゴケ」。見た目は葉っぱに生えたカビ…、においもカビみたいなんです。その生態をこれから徹底解明するけど,今ここまでわかりました,という発表でした。認知度の低いこのコケも,霧島市の生物多様性を語る上では重要です。
続いて2年生のカブトムシ班。カブトムシの亜種間雑種に関する研究。こちらは霧島市との関係は薄いのですが,雑種化が生物多様性の低下につながる、ということで参加。
会場の様子はこんな感じです。かなり多くの方が出席してくださっています。密を避けて間隔をあけて座っていただいています。手前は発表した国分高校生です。
続いて2年生のカワゴケ班。霧島市天降川におけるカワゴケソウの生育状況や生息地の保全活動の様子,県内各地におけるカワゴケミズメイガの採集の様子等を紹介しました。
カワゴケソウの保全活動等をご指導いただいた寺田先生から講評をいただきました。
後半は寺田先生による講義,「カワゴケソウが訴える」。カワゴケ班にとっては大いに勉強になる講演で,盛んにメモを取っていました。
霧島市の皆さんに生物多様性の重要性,霧島市の豊かな自然を知っていただくと同時に,国分高校の活動もお伝え出来たと思います。
発表の場を与えてくださった霧島市環境衛生課の皆さん,ありがとうございました。
2021年01月21日(木)
第1回 県探究コンテスト出場報告
1月21日(木),今年から始まった「鹿児島県探究コンテスト」が鹿児島県庁で開催されました。12月末までに4ページの研究論文を提出し,それをもとに1次審査が行われ,社会科学分野で3チーム,自然科学分野で3チームが最終審査に臨みました。国分高校からは理数科地学班と理数科生物班が自然科学分野の最終審査に残り,各班3名ずつが出場しました。つまり自然科学分野3チームのうちの2チームが国分高校ということです(もう一つは曽於高校)。
会場は県庁の16階。普段なかなか来ないところです。皆さんの前でポスター発表という初めての形式で,生徒たちはちょっと戸惑っていました。
地学班は全体の5番目に発表。国分平野の活断層の研究です。落ち着いていい発表ができました。
生物班は最後の発表でした。カブトムシの亜種間雑種の研究。PCや標本も活用して,こちらもいい発表だったと思います。
社会科学分野も自然各学分野も,どこが最優秀をとってもおかしくないくらい素晴らしい研究発表でした。
表彰式。
自然科学分野,栄えある第1回最優秀賞は,「国分高校 地学班」でした!
カブトムシ班は優秀賞(2位タイ)。本人たちはとても悔しがっていました。
閉会後,18階の展望台で,国分高校チームみんなでマスクを外して記念撮影。
出場者の皆さん,お疲れさまでした。
このような発表の場を作っていただいた関係者の皆様,ありがとうございました。
2021年01月20日(水)
国際宇宙ステーション観察会!
1月19日(火),空も暗くなりかけた18:00頃,理数科の生徒たちが2日後に控えた県探究コンテストの準備をしていると,突然地学科のW先生がやってきました。
「国際宇宙ステーションが上空を通過するから見に行こう!」
大急ぎで3階の渡り廊下に上がり,望遠鏡をセットしました。
するとすぐに「あれだ!」とW先生の声。「結構大きく見えるんですね。」と言うと,「それは普通の飛行機!」と怒られました。
そのはるか上,頭の真上を点滅せずにスーッと移動していく小さな光こそが,国際宇宙スーテーション(ISS:International Space Station)!
地上から400km上空を,秒速7.7kmで飛行し,約90分で地球を1周するのだそうです。
望遠鏡でも見てみましたが,明るすぎてなんか長方形だな,くらいしかわかりませんでした。後で調べてみると,ソーラーパネルを広げた全体像が確かに長方形で,実際はサッカー場くらいの面積があるそうです。
想像以上に早く通過してしまい,「え?もう終わり?」と言う印象でしたが,肉眼でこんなに普通に見られることにちょっと感動しました。
あの中には,今まさに日本人宇宙飛行士の野口聡一さんが乗り込んで作業をしているんですね。そう思うとさらに感動!
W先生,誘っていただきありがとうございました。
次見られるのは,90分後!(作業に夢中で忘れていました…。)
2021年01月03日(日)
日本学生科学賞で環境大臣賞の快挙!再び世界へ!
12月23日(水),がZOOMで行われ,24日(木)に表彰式がありました。
理数科サイエンス部3年生物班の3名が,「出水市に侵入したリュウキュウアブラゼミ」の研究で日本学生科学賞の最終審査に臨み,「環境大臣賞」を受賞しました!日本学生科学賞は日本で最も歴史のある科学コンテストです。上には文部科学大臣賞と内閣総理大臣賞しかありません。文部科学大臣賞が2件ありましたので,全国ベスト4ということになります。
ここでは審査に向けての準備や,リハーサル,審査直前の様子等をご紹介します。
12月10日(木),ZOOMの録画機能を使って発表を録画します。
発表時間5分という厳しい制約があり,Take10くらいでようやく時間内に満足のいく発表ができました。
12月14日(月),ZOOM審査のリハーサル。ネット環境が整っていて静かな場所ということで,会議室をお借りすることになりました。
12月22日(火),最終審査前日はY教頭先生とZOOMで質疑応答の練習をした後,説明用の補助スライドを整えました。
12月23日(水),ZOOMによる最終審査当日。後ろには自分たちのポスターに加えて説明用に過去2年分の先輩方のポスター,横には原産地(奄美諸島と沖縄)と出水市のリュウキュウアブラゼミの標本,図鑑,羽化殻等を準備しました。
もうすぐ審査開始。リラックスしているようです。
審査時は締め出されたので,残念ながら審査中の写真はありません。
午前の審査ではまず5分間の発表映像が流され,それをもとに10分間の質疑応答が行われました。そして午後にも5分間の質疑応答。ある程度の手ごたえはあったようです。
12月24日(木),午前中はオンラインで講演会。表彰式は午後から行われました。
協賛社賞の発表が終わり,科学技術政策担当大臣賞が終わり,残るはベスト4。または呼ばれずに入選1等。
「環境大臣賞 中学の部,鹿児島 川辺中学校」。おなじく最終審査に臨んでいた川辺中学校が受賞し,「すごーい。」と拍手していると…,
「環境大臣賞 高校の部,鹿児島 国分高校」のコール。思わず涙が溢れました。
大臣賞の受賞コメント中。「コメントの準備していると名前を呼ばれない」という国分ジンクスに従って誰が言うかも決めていませんでしたが,きちんとお礼のあいさつができました。
その後,2021年5月に行われるISEF(国際学生科学技術フェア)への推薦校としても国分高校の名前がコールされました!
表彰式終了後の記念写真。受験の合間を縫って,多くの時間をかけて研究を深め,準備をしてきました。努力が報われましたね。最高の笑顔です。
12月25日(金),ISEF説明会。ISEF出場の意思確認があり,3人とも「出ます!」と答えたことで,ISEF出場が決定しました。2017年以来2度目の世界大会です。世界大会入賞を目指して頑張ってください。
理数科3年生物班の皆さん,本当におめでとうございます。
※2017年(ツクツクボウシの研究)のISEFについてはこちらもご覧ください。
国際科学技術フェア(ISEF)に向けて出発❗
ISEF選手団アメリカに到着
ISEF 開幕!オープニングセレモニー
ISEF ポスターによる予備審査実施
ISEF グランドアワード審査!
ISEF 一般公開・スペシャルアワード表彰式
ISEF グランドアワード表彰式・ロス市内観光
ISEF 選手団帰国
2020年12月28日(月)
速報!日本学生科学賞で環境大臣賞の快挙!
12月23日(水),日本学生科学賞の最終審査がZoomで行われ,24日(木)に表彰式がありました。日本学生科学賞は日本で最も歴史のある科学コンテストです。
理数科サイエンス部3年生物班の3名が,「出水市に侵入したリュウキュウアブラゼミ」の研究で出場し,審査の結果,「環境大臣賞」を受賞しました!上には文部科学省と内閣総理大臣賞しかありません。文部科学大臣賞が2件ありましたので,全国ベスト4ということになります。
さらに,2021年5月に行われるISEF(国際学生科学技術フェア)への出場も決定しました!
とりあえず速報ということで,喜びの表情を載せておきます。
後日改めて審査に向けての準備や,リハーサル,審査直前の様子等の写真もご紹介したいと思います。
理数科3年生物班の皆さん,おめでとうございます。
2020年12月22日(火)
土星と木星の大接近を目撃せよ!
12月21日(月),夏以降ずっと寄り添っていた土星と木星が,いよいよ望遠鏡の1つの視野に収まるまでに大接近。これを見ないという選択肢はありません。理数科1年生を中心に急遽観察会を企画。
高度が結構低かったので,体育館の2階から見ました。使ったのは野鳥観察用の望遠鏡ですが…,
ちゃんと2つの惑星を見ることができました。右上の細長いのが土星です。細長く見えているのは,土星の輪が右に傾いているためです。
左下の木星は,直線状に4つの衛星(ガリレオ衛星 イオ,エウロパ,ガニメデ,カリスト)も見ることができました。
望遠鏡にスマホ(特別許可)を押し付けて撮ったにしてはちゃんと撮れてます。Iさんグッジョブです。
「えー衛星が3つしか見えない!」,「土星のわっかがちゃんと離れて見える!」と大騒ぎでした。
ついでに見た月の様子です。
400年ぶりの天文ショーを見られてラッキーでした。理科のH先生やO先生,日本学生科学賞の準備中だった理数科3年生,通りすがりに見ていった人たちを含めると25人くらいの人が見ることができました。
約400年ぶりと書きましたが,正確には397年ぶり。つまり前回は1623年。徳川幕府2代将軍秀忠公が3代家光公に将軍職を譲った年です。
次は何世代後の人たちが見ることになるのでしょう。
2020年12月18日(金)
学習塾対象公立高等学校入試説明会と国分高校説明会
12月17日(木)の午後,国分,霧島,加治木,姶良の学習塾様に御案内を差し上げ,公立高校入試説明会兼国分高校説明会を行いました。
今年はコロナウイルス対応のため,特例選抜など,例年とは異なった形での入学者選抜を実施する予定です。
そのため学習塾の皆様方にも手続きなどを御理解いただくために,標記の説明会を開催しました。
10校ほど来校いただき,入試の手順や,今年度のコロナ対応に関してご質問もいただきました。
高校説明としても,写真のとおり,普通科のポスター発表と理数科のプレゼンテーション発表をお聞きいただきました。
本校生徒がSSHとしてどのような探究活動を進めているかご理解いただけたと思います。
お忙しい中お越しいただき,ありがとうございました。
今後とも国分高校をよろしくお願いいたします。
2020年12月17日(木)
理数科朝礼(12月)
12月17日(木),12月の理数科朝礼が行われました。
3年生。進路決定や課題研究の生かし方に関するスピーチでした。
2年生。前日の校内課題研究発表会に関するスピーチでした。
1年生。前日の校内発表会の感想や3年生の進路についての激励のスピーチでした。
理数科主任のW先生のお話。
「1903年の今日12月17日,ライト兄弟が人類初の動力飛行を成し遂げました。しかし,一説にはグスターヴ・ホワイトヘッドによる1901年8月の初飛行が世界初であるともいわれています。ではなぜライト兄弟の飛行が公式に世界初とされているのでしょうか。それは,実験の記録が写真とともに詳細に残されているからです。一方でホワイトヘッドの飛行は関係者の証言に留まっています。科学研究に大切なことは客観的証拠と再現性です。今理数科の皆さんは課題研究に熱心に取り組んでいますが,研究に行き詰って再検討を強いられることがあるかもしれません。そんなときは研究を振り返ってどこに問題点があるのかを自らあぶりだす必要があります。そこで必要なのは詳細な研究記録・研究ノートです。ぜひしっかりとした研究記録を残すことも心掛けてください。もしかすると皆さんの研究から「世界初」が生まれるかもしれませんよ!」
今日で3年生が参加する理数科朝礼は最後です。
3年生の皆さん,進路決定に向けて頑張って下さい!
2020年12月17日(木)
SSH課題研究 中間発表会
12月16日(水),2年生のSSH課題研究の中間発表会が校内で行われました。
まずは武道館で行われた理数科です。1年生は大きく間隔をとって聴いています。
生物カブトムシ班「ヤマトカブトとオキナワカブトの亜種間雑種に関する研究」。今後学会等でも注目されるであろう研究結果でした。1年生からは鋭い質問も飛び出しました。
化学班「ポリスチレンをリモネンで溶かす」。ミカンの皮で発泡スチロールが溶かせるってことですね。
物理太陽炉班「太陽光を利用した殺菌装置の開発」。今後の活用,展開が期待されます。
生物カワゴケ班「カワゴケソウ科植物とカワゴケミズメイガの密?な関係」。タイトル(仮説)に反して全く密ではなかったんですね。
物理スズムシ班「スズムシの鳴き声における”うなり”について」。スズムシのうなりのメカニズムの解明に挑みました。
地学班「推定活断層の正確な位置を特定するには?」。見事なプレゼンでした。
審査を行ってくださった他校の先生方からは,厳しい指摘と多くの有益なアドバイスをいただきました。ありがとうございました。
体育館と2年生の教室を使って行われた普通科。
「男>女? ~男=女にするためには~」
「よかど~かごんま弁」
「日本人の『魚離れ』~私たちやこどもたちに与える影響~」
「四つ葉のクローバーを増やそう」
「水辺のゴミについて」
「運動と脳の関係性」
「救急救命 最後の砦 ドクターヘリ ~日本の体制と機体について~」
「『かわいい』は男女でなぜ違うのか」
「ストレスと上手に付き合おう」
「霧島を食べよう」
「家族間の臭いの違い ~私とおかんと,ときどきオトン~」
「免疫力アップについて!」
「竹取物語」文学ではなく,竹の活用法に関する研究でした。
「癒やしと治癒の魔法の湯 ~Onsen~」
「夏の海,砂浜海岸が熱い理由」
多くの班がパソコンを用いて,しっかりしたA0判の大型ポスターを作成していました。自分たちでデータをとり,わかりやすくグラフで示していた点もよかったです。全体として昨年よりもさらに一段レベルアップできたのではないでしょうか。
1月末にはSSH成果発表会があります。今日の発表で見えてきた課題を修正し,ブラッシュアップして臨んでください。
2年生の皆さん,お疲れ様でした。
見学した1年生も大いに刺激を受け,多くのことを学んだと思います。成果発表会では,1年生も「研究計画」を発表することになります。自分たちの研究にしっかり生かしてください。
2020年11月27日(金)
理数科朝礼(11月)
11月26日(木),11月の理数科朝礼が行われました。
3年生のスピーチ。
2年生のスピーチ。
1年生のスピーチ。
理数科主任のW先生のお話。
「今から15年前の今日11月26日,日本の宇宙探査機「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」にタッチダウンしました。ただ,その前の20日に一度タッチダウンを試みて不時着してしまっています。「はやぶさ」はその際の衝撃やそれまでのトラブルも重なって一時行方不明になりましたが,科学者たちの努力と工夫で7年かけて地球にサンプルを持ち帰りました。3億キロも離れたところでは直接指示して探査機を操作することは不可能です。なので,探査機はほとんど自律的に動作するように設計されています。もちろん,科学者がありとあらゆる事態を想定して事前に入念な準備をしていることは言うまでもありません。生徒スピーチにもあったように,事前にできる限りの準備をしておくこと,その場で柔軟に主体的に行動できることが課題研究のみならずこれからの人生でも大切だと思います。さて,来月6日には後継機の「はやぶさ2」が地球に帰還してカプセルを投下します。ライブ中継などもあるのでぜひ視聴して,科学者たちの英知の結晶に思いを馳せてみてください。」
2020年11月26日(木)
グローバル サイエンティスト アワード 夢の翼
11月8日(日),「グローバル サイエンティスト アワード 夢の翼」という科学コンテストに,理数科6班と普通科自主ゼミ抜け殻班と計7班が出場しました。
大会はZoomで行われ,国分高校では会議室と生物室でカメラの向こうの審査員の先生方に向かって発表しました。
下の写真はちょっと緊張気味の物理スズムシ班。
化学班。
生物室で発表に臨んだ地学班。特に質疑応答が見事でした。
審査を待つ間,生物室で講演を視聴しています。
多くの生徒がZoomでの発表を経験することができ,いい機会となりました。
審査の結果上位の賞は逃しましたが,地学班が協賛社賞の「ソラシドエアー賞」を受賞しました。この賞は昨年普通科自主ゼミ抜け殻班(現3年生)が受賞した賞で,国分高校の2連覇となりました。また写真では紹介できなかった生物カワゴケ班が同じく協賛社賞の「新日本科学賞」を受賞しました。
参加した生徒の皆さんお疲れ様でした。
2020年11月23日(月)
鹿児島昆虫同好会の年次大会で理数科1年生が研究発表
11月21日(土),鹿児島中央駅近くの「よかセンター」で行われた鹿児島昆虫同好会の年次大会にて,理数科1年生が研究発表を行いました。
内容は,9月上旬から11月までの抜け殻調査によって出水市におけるリュウキュウアブラゼミの羽化パターンを解明するというもの。これは理数科3年生物班のリュウキュウアブラゼミの研究において「今後の課題」とされていたことです。マウスシールドをつけての発表となりました。発表に加えて,こちらも初体験だったようです。
かなり緊張していましたが,なんとか研究内容は伝えられたと思います。質疑応答は意外と難しい!ということを体験できたのは大きな収穫でしたね。
昼食時間には,理数科2年生のカブトムシ班がポスター発表をさせていただきました。聴いてくださっているのは元県立博物館長,鹿児島大学の名誉教授,県立博物館の歴代昆虫担当4人を始めとするそうそうたるメンバーです。
多くの大先輩から貴重なアドバイスや励ましをいただきました。
その道の専門家の前で発表するというのは,科学コンテストよりも緊張すると思います。貴重な体験となりました。
発表の場をくださった鹿児島昆虫同好会の皆さん,ありがとうございました。
2020年11月13日(金)
第2回鹿児島県SSH交流フェスタ
11月13日(金),第2回鹿児島県SSH交流フェスタ(県課題研究発表大会)が行われました。
県内5校のSSH校(錦江湾高校,池田高校,鹿児島中央高校,甲南高校,国分高校)が集まり,霧島市の第一工業大学のホールをお借りして,各学校で取組んでいる総合的な探究の学習の研究報告を行いました。
今年はコロナウイルス感染症拡大防止の観点から,参加者を発表者のみに制限し,手指の消毒の徹底,マスク着用等の措置を講じて実施しました。写真は受付の準備風景。
開会前の様子。ステージ発表の観覧席の後ろには各校のポスターが掲示されました。ただし密を避けるため今回はポスター発表は行わず,掲示のみでの審査となりました。
開会式。
ステージ発表にはSSH5校から各3チームが出場し,昼食をはさんで15チームが発表しました。国分高校は全て午後でした。写真はカブトムシ班。
カワゴケ班。
地学班。
前から見た観客席はこんな感じです。十分に間隔をとって座ってもらっています。コロナさえなければ満席のはずだったのですが…。
ステージ発表終了後,別室で審査会議が行われている間,今年のSSH全国大会で上位入賞したで県外校の発表動画を見ました。
表彰式。
ステージ部門では,カブトムシ班の「オキナワカブトを守れ!~ヤマトカブトとオキナワカブトの亜種間雑種に関する研究~」が最優秀賞を受賞しました。その他の結果は下記参照。
それぞれの高校の特徴もよく出て,また交流もでき,充実した一日を過ごしました。
ご協力いただきました第一工業大学をはじめ,各学校の担当の先生方,ありがとうございました。
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第2回 鹿児島県SSH交流フェスタ 国分高校 結果一覧ステージ部門結果
最優秀賞 カブトムシ班「オキナワカブトを守れ!~ヤマトカブトとオキナワカブトの亜種間雑種に関する研究~」
優秀賞 地学班「推定活断層の位置を特定する ~国分平野の地下構造を探る~」
優秀賞 カワゴケ班「カワゴケソウ科とカワゴケミズメイガの密?な関係」ポスター部門結果
最優秀賞 G班「ゴキブリの体内環境の比較」
優秀賞 観光班「健康と観光~コロナ禍の観光のあり方~」※ステージ部門,ポスター部門ともに最優秀賞をいただきました。
2020年10月30日(金)
理数科朝礼(10月)
10月29日(木),10月の理数科朝礼が行われました。
3年生のスピーチ。
2年生のスピーチ。
1年生のスピーチ。
理数科主任のW先生のお話。
11月4日が課題研究の県大会なので,それに関するスピーチも多かったですね。2年生にとって一番大事な大会です。頑張って下さい。
全員マスクをつけて参加していました。
2020年10月26日(月)
教育実習生お別れ会
10月23日(金),3週間の教育実習を終えた先輩方とのお別れ会が行われました。
1年8組。最後に部活動のこと,受験勉強のこと,大学のこと等を話して下さいました。
記念の色紙とお花が手渡されました。
最後にマスクを外して記念撮影。
2年8組。お礼の言葉。同じ理数科の先輩ということで,当時の課題研究を発表してもらったのもよかったですね。
こちらも最後にマスクを外して記念撮影。
実習生にとっても国分高校にとっても有意義な教育実習になったと思います。
お疲れ様でした。
2020年10月26日(月)
教育実習生による課題研究発表!
10月23日(金),教育実習最後の日の7限目に実習生のA先輩が,理数科の後輩たちに向けて高校時代の課題研究を紹介してくれました。
前半は2年8組にて。テーマは「屋久島方言で鳴くツクツクボウシの研究」。ツクツクボウシの屋久島方言の分布域形成に幸屋火砕流が大きく関わっていた!という研究ですね。
後半は1年8組にて。こちらは1年生の教室に常備されている大型テレビを使っています。
SS(サステナビリティーサイエンス)の時間だった3年生の生物班(リュウキュウアブラゼミ班)も参加させてもらいました。そういえば生物班はセミの研究が結構多いですね。
4年間のブランクを感じさせない流石のプレゼン力でした。とてもわかりやすい発表だったと思います。
実習の合間に準備をしてくれたA先輩,ありがとうございました。
2020年10月12日(月)
国分小学校で出前授業
10月10日(土),理数科の2年生16名と1年生7名が,国分小学校で出前授業を行いました。
まずは物理班。始めの挨拶。よろしくお願いします。
アルミ缶にちょっとだけ水を入れてコンロの火で熱して…,
しばらく待ちます。水蒸気が空気を追い出したところで…,
口を下にして素早く水の中に投入!
すると,アルミ缶がぺちゃんこになりました。大気圧ってスゴイ!という実験でした。
続いて化学班。
「これからバラの花を液体窒素に入れまーす。手伝ってくれる人。多いのでジャンケンで決めまーす。」
それではバラの花を液体窒素へ。
バラは軽く握っただけでバラバラになりました。バラだけに…。
こちらは風船を使った実験。液体窒素に風船を入れるとみるみる小さくなります。そして外に出すと元に戻りました。液体窒素恐るべし!という実験でした。
次は生物班。たくさんの昆虫標本や生きた昆虫を持って行きました。
「これが今私たちが研究しているオキナワカブトで…,」と説明しています。右から3番目が高校生です。
研究中のカブトムシの幼虫も準備し,手に乗せてもらいました。初めて触った!という児童も少なからずいたようです。
こちらは生きたクワガタムシ。これが最も抵抗がなかったようです。
こちらは学校の近くで採ってきたカマキリを水に浸けて,お尻からハリガネムシが出てくるかどうかの実験。興味津々です。
奪い合うように触っているのは,ペット用ゴキブリ!名前は聞いたけど忘れました。動きがゆっくりで,ゴキブリが苦手な人もこれなら触れるかも。
みんなスゴイね…。
昆虫っていろいろいて面白いね,というテーマでした。
最後は校舎の外で地学班。
何やら怪しい装置が準備されています。そこから伸びたひもを引くと…,
メントスがコーラのボトルの中に落ち,コーラが一気に発泡!その上に被された土を吹き飛ばします。
火山の噴火を模した,いわゆる「メントスコーラ」実験でした。噴火のしくみや溶岩の流れ出しについても説明しました。
上から見ると,「火口」が形成されたのがよく分かりますね。
科学でこどもたちを楽しませたり,驚かせたり,なるほど!と感動させたりすることができるんですね。高校生にとっても貴重な体験になりました。
国分小学校の皆さん,このような機会を与えて下さり,ありがとうございました。