9 理数科
2018年06月25日(月)
今年も大盛況!サイエンスフェスタ2018 in イオン
6月16日(土),イオン隼人国分店において,今年もサイエンスフェスタが開催されました。参加したのは理数科の1・2年生全員。今回は5つの実験を用意しました。
まずは受付をお願いします。
プラカードを持った係の生徒が誘導します。どれから行きますか?
「空気砲で遊ぼう!」。 ペットボトル下半分を切って,底の部分にゴム風船の上半分を貼り付けます。それを使って…,
ペットボトルの口の部分にソフトな「玉」をセットし,的を倒すゲームも楽しんでもらいました。
こちらは「吹き矢を飛ばそう!」。 1年生も頑張ってくれました。画用紙を筒状に丸めて,同じく紙で矢もつくり…,
的を狙ってみましょう。当たったかな?
こちらは定番,「液体窒素」。 希望者には凍ったアジサイをバリバリッとやってもらいました。
風船がみるみる小さくなっていくのは,わかっていても不思議ですよね。それがむくむくと元に戻るのはもっと不思議。保護者の皆様にも楽しんでいただけたようです。人気投票3位獲得!
こちらも定番,「スライムを作ろう!」。 ちょっとひんやりしたこの感触がたまりませんね。プラコップに入れて持って帰っていただきました。人気投票2位獲得!
最後は新たな試み,「キラキラビー玉作り」。 ビー玉をフライパンで熱し,氷水で冷やすと…,膨張したビー玉が冷えて縮む時に細かなひびが入ります。
普通に光で透かしてみても綺麗なのですが,スマホのライトの上に置くのが一番きれいに見えるということがわかりました。予想を超える?大人気で,人気投票1位を獲得!
今年も大いに盛り上がりました。ご来場くださった皆様,ありがとうございました。
生徒達は最初緊張していましたが,1回目よりも2回目,2回目よりも3回目と,どんどん説明がうまくなっていきました。こういった行事もプレゼン力育成のための貴重な学習の場です。今後の課題研究発表会等に生かせるといいですね。
2018年06月21日(木)
理数科朝礼(6月)
6月14日(木),6月の理数科朝礼が行われました。
3年生のスピーチ。
2年生のスピーチ。
1年生のスピーチ。堂々としていました。
理数科主任の先生の話。
「今から67年前の今日,世界で初めてコンピュータが販売されました。教室2つくらいの大きさがあり,値段は現在の約20億円!しかし性能としては現在の電卓程度…。現在ではパソコンやスマートフォンなど,より安くてはるかに高性能なコンピュータがあり,みなさんも課題研究や日頃のコミュニケーションに気軽に利用しています。科学の進歩でとても便利になりました。一方で,SNSでのトラブルやコンピュータウイルスなど様々な問題もあります。やはり最後は使う側の人間の問題。ぜひモラルを持って有効にコンピュータを活用し,研究成果をあげてください。」
2018年05月25日(金)
理数科朝礼(5月)
5月24日(木),5月の理数科朝礼が行われました。基本的に毎月1回行われ,各学年の代表が2名ずつスピーチをします。理数科1年生にとっては初めての理数科朝礼です。
3年生のスピーチ。
2年生のスピーチ。
1年生のスピーチ。緊張がこちらにも伝わってくるようでした。先輩方を含めて100人以上の人の前でスピーチをするというのは滅多にない経験です。
理数科主任の先生から。「今日5月24日は,ポーランドの天文学者コペルニクスが亡くなった日です。彼は地動説によって天文学の考え方を180度変えた人です。皆さんも既成概念にとらわれない視点を持ってください。コペルニクス的転回のヒントは意外と身近にあるかもしれませんよ。」
2018年05月01日(火)
理数科2年生 課題研究計画発表会
4月27日(金),理数科2年生の課題研究計画発表会が地学室で行われました。
地学班。「別府川河床で見つかった化石床の研究」。
物の理班。「ペリティエ素子の応用実験」。
化学班。「バイオエタノールの研究」。
生物班1。カワゴケミズメイガの研究」。
生物班2。「オオコフキコガネの研究」。
研究計画の発表のあとは,お互いに質問しあい,それによって今後の研究方針が見えてきたり,新たな課題が見えてきた班もあったようです。11月の県大会に向けてしっかりとしたデータを取り,いい研究に仕上げていってください。
2018年04月12日(木)
理数科集会
4月10日(火),対面式に続いて理数科集会が行われました。いわば理数科の対面式ですね。
理数科主任の先生から,理数科の概要説明。
化学が専門の教頭先生から一言。
3年生代表歓迎の言葉。
2年生代表歓迎の言葉。
1年生代表挨拶。
地学オリンピックに挑戦するメンバーからは地学オリンピックの説明もありました。
その後3年生の課題研究班の代表がそれぞれの研究内容について説明し,1年生は物・化・生・地・数の5分野に分かれて,先輩方の話を聞きました。下写真は化学班。
課題研究は2年生だけがやるものではありません。先輩方の話も参考にして1年次からやりたいことを見極め,早めにスタートを切れるようにしましょう。
2018年02月26日(月)
放課後の調理室にて
2月22日(木),放課後の調理室でサイエンス部の1年生がミキサーで何やら作っています。
何を作っているのか聞いてみると,バイオエタノール作りの予備実験として,ゆでたサツマイモを砕いてコウジカビを加え,デンプンを糖化させる実験中とのこと。
来年度の課題研究に向けて着々と準備が進んでいるようですね。4月には研究計画発表会も行われます。 しっかり計画を立てて,頑張ってください。
ただ,一言言わせてもらえば,ちょっと詰め込みすぎではないでしょうか。ミキサーが壊れないことを祈りつつ,調理室をあとにしました。
2018年02月22日(木)
サイエンス部が「いきいき教育活動表彰」受賞!
サイエンス部の生物ツクツク班が,日本学生科学賞での環境大臣賞,世界大会への出場等が評価されて,鹿児島県教育委員会から「いきいき教育活動表彰」を受けました。
代表生徒1名(3年生)が,2月9日(金)に鹿児島県庁で行われた表彰式に出席しました。
受賞者全員で記念撮影。皆さんおめでとうございます。
国分高校の後輩達にとっても大きな励みになると思います。
2018年02月13日(火)
サイエンス部 九州大会で健闘!
2月11日(日)~12日(月),大分県別府市の別府大学にて,九州高等学校生徒理科研究発表大会が行われました。国分高校からは,物理波動班,生物班,地学班が口頭発表部門,物理貝殻班がポスター発表部門に県代表として出場しました。
開会式の様子。九州各県から,物・化・生・地の口頭発表部門に2研究ずつ(開催県の大分県は3校)計68研究,ポスター発表に各県から4研究の計32研究,総計100の研究チームが集っています。
地学班の発表の様子。天降川の旧河道について調べ,防災の視点も含めて発表しました。
生物班の質疑応答の様子。大隅諸島のエンマコガネ類が幸屋火砕流によってどのような影響を受けたかを発表しました。
物理波動班の発表の様子。円環に張った星形五角形の免震構造の可能性について発表しました。
物理貝殻班のポスター発表の様子。貝殻から聞こえるゴーツという音の正体について発表しました。周りの音の影響で,モデル実験の音が聞こえにくかったのがちょっと残念でした。
2日間にわたる発表会を終えて,表彰式。口頭発表では各部門ごとに,最優秀賞1研究,優秀賞3研究が表彰されます。
全国大会の上位入賞に九州勢が多数入るほど九州のレベルが上がっている中,最優秀賞こそ逃したものの,生物班と地学班の2班が優秀賞(2位タイ,ベスト4)を受賞しました。これは大健闘と言っていいと思います。写真は生物班の表彰の様子。
昨年は3班出場して優秀賞が1班でしたが,今年はそれを上回る成績となりました。
次回佐賀大会では,現1年生がさらに多くの班の入賞,そして最優秀賞を目指してくれると思います。
2018年02月05日(月)
理数科朝礼(2月)
2月1日(木),2月の理数科朝礼が行われました。
2年生のスピーチでは,今週末に迫った九州大会に向けての意気込みが語られました。
理数科主任の先生からは,「湯川秀樹博士は1949年に中間子理論で日本人初のノーベル賞を受賞した日本の理論物理学者です。ノーベル賞受賞後,原爆の父と呼ばれたオッペンハイマーに招かれて渡米した際,訪ねてきたアインシュタインと出会います。アインシュタインは涙ながらに,『私の理論によって罪のない日本人を数多く殺してしまった』と詫びたそうです。湯川博士は,尊敬するアインシュタインが自責の念を抱いていることに衝撃を受け,『科学には善も悪もなく,科学を用いる人間にこそ善悪がある。』という信念のもと,アインシュタインとともに,平和運動に積極的に参加することになります。」という逸話を紹介し,理数科生徒としてのあり方について語りました。「研究さえしていればそれでいいというわけにはいきません。人間として正しい行動をしているか。国分高校生としてのルールやマナーを守っているか。日々の学習に真摯に取り組んでいるかということを常に意識して,学校生活・研究活動をさらに充実したものにしてほしいと思います。」と話がありました。
2018年01月23日(火)
目指せ超薄ピンク色!化学研究授業
1月23日(火),化学の研究授業が行われました。クラスは理数科1年8組。テーマは,「食酢の中和滴定」。それによって食酢の濃度を求めようという実験です。
食酢にビュレットという器具を使って慎重に水酸化ナトリウム水溶液を加えていきます。中和の指示薬として入れたフェノールフタレインがちょっとだけ色づいて薄いピンク色になればOKです。
ビュレットの調子が悪いにもかかわらず,完璧に中和に成功した奇跡の瞬間。ビーカーの薄いピンク色に注目!
滴定実験後,中和に要した水酸化ナトリウムの量をもとに食酢の濃度を算出します。
この班はちょっと水酸化ナトリウム水溶液を加えすぎたようですね。ビーカーがかなり赤紫色になっています。
各班が算出した値と市販の食酢に表示された濃度を比較しました。当然実験誤差はあるものの,各班とも概ね近い値になったようです。
各班とも実験器具の操作方法はバッチリですね。来年の課題研究も期待できそうです。
2017年12月28日(木)
寒さに負けず熱く学んだ冬期補習終了
12月25日(月)から始まった冬期補習も今日(28日)で終了です。3年生にとってはセンター試験に向けての有意義な補習になったでしょうか。
3年生の日本史の様子。
同じく3年生の化学の様子。
3年生は1月4日(木)~5日(金)にセンター試験プレテストが実施されます。お正月前後6日間は自宅での学習となります。休養を取りながらも,体調管理のため生活のリズムを崩さないように気をつけましょう。
1・2年生は3学期が始まるとすぐに実力考査があります。3年生の後ろ姿を見て,負けずにしっかりと自宅学習をして欲しいと思います。進路についての検討も忘れずに。
さて,3年生の補習が続く27日(水)の午後の校内の様子を少しだけご紹介します。
グラウンドではサッカー部が,「ドン」という気持ちのいい音とともにボールを蹴っています。
横ではマネージャーが完全防寒でゼッケンをたたんでいます。
野球部の縁の下の力持ちは,なんと保護者用のイスを並べるスペースをつくるための土木作業中でした。これで多くの保護者がイスに座って安全に練習を見学,応援することができそうです。
体育館の下では女子バレー部がラダートレーニング中。
調理室では,調理手芸部が活動していましたが,何をつくっているのかを聞き忘れました。
グラウンドの脇のエノキの周辺ではサイエンス部の1年生がなにやら探しています。
探しているのはこれ。ゴマダラチョウの越冬幼虫です。わかりますか?大きさは約1.5cm。エノキの根元の落ち葉の裏で寒さに耐えています。顧問の先生から10匹探すように言われたようですが,通りがかりのバスケ部員の強力なサポートもあり,21匹見つけたようです。春まで涼しい場所に保管して,春になったらエノキの新芽で飼育に挑戦するそうです。
取材に協力してくれた各部活動の皆さん,ありがとうございました。
これで平成29年度のブログ更新は終了します。今年もご愛読ありがとうございました。次回(来年)は1月4日(木)に更新予定です。
2017年12月26日(火)
サイエンスキャッスル2017 出場報告
12月17日(日),熊本県水俣市の水俣高校でサイエンスキャッスル2017九州大会が開催されました。
午前中は口頭発表部門。国分高校サイエンス部(昆虫班)は,60を超える研究の中から事前審査で上位12研究に選ばれ,口頭発表部門出場権を得ました(この時点で優秀賞)。この大会の口頭発表は7分という短時間なので,そこに収めるのが大変です。写真はトップバッターでの発表を終え,審査員からの質問に答えている様子。
昼食をはさんで午後はポスター発表部門。口頭発表に出場したチームは,ポスター発表にも参加できます。前半は男子2名が担当しました。この間女子3名は他のポスター発表を参観。
ポスター発表は型にはまった説明ではなく,相手の反応を見ながら,臨機応変に自分の言葉で説明しなければならないので,口頭発表よりも数段難しくなります。各自のプレゼン力が試される場面です。ポスター下の赤丸のシールは,聴いてくれた人が「いいね!」と思ったら張ってくれるシールです。シールは一人一枚しか持っていないので,人気投票と捉えることもできます。
ポスター発表を終えて,ポスター前で記念撮影。残念ながら,口頭発表部門で上位の賞を取ることはできませんでしたが,審査員の先生方や,ポスター発表を聴いていただいた方から貴重なアドバイスをいただくことができました。今後の大会でぜひ生かしてください。
2017年12月22日(金)
今年も白熱!理数科課題研究校内発表会
12月20日(水),理数科2年生の課題研究校内発表会が開かれました。理数科1年生は全員見学。加えて1・2年生の保護者が十数名参観してくださいました。審査は各教科代表の先生方が行いました。
校長挨拶。
数学班の発表。ルービックキューブの研究。
生物班(昆虫班)。大隅諸島のエンマコガネの研究。
地学班。天降川の旧河道の研究。
聞く側も真剣です。
先生方からは,結構厳しい質問や有益なアドバイスをいただきました。
休憩をはさんで,化学班。ムペンバ効果の研究。
物理貝殻班。貝殻から聞こえるゴーッという音の研究。
来年研究を引き継ぐかもしれない1年生からも質問がありました。
物理波動班。円環に張った弦の振動の研究。
霧島ジオパークの石川先生には審査もしていただき,最後にアドバイスをいただきました。
審査の結果,地学班が1位,生物班が2位,物理波動班が3位となりました。
12月24日(日)には,九州大会に出場する県の代表チームが鹿児島大学に集まって,「プレゼン講習会」も開かれます。来年2月の九州大会(大分県),8月の全国大会(長野県),同じく8月の理数科大会(佐賀県)に向けて,さらに研究に磨きをかけ,上位の大会でも入賞を狙ってください。
2017年12月21日(木)
双子座流星群観測会
12月13日(水),地学専門の若松先生の指導で,双子座流星群の観測会が開かれました。寒風吹きすさぶ中ではありましたが,第一グラウンドにブルーシートと断熱マットを敷き,防寒着を着込んで横になって観察しました。中には寝袋を持参した生徒もいました。19時~20時10分までの約1時間観察し,双子座流星群ならではのゆっくりと流れる流星を観察することができました。しかしゆっくり流れるとは言っても,どうしても「あっ流れた!」と言っていまい,なかなか願い事を3回とはいきません。
本当はもっとたくさんの流星を期待したのですが,残念ながら数としては一桁…とはいえ,学校の広いグラウンドに横たわり,冬の夜空を見上げた経験は貴重です。参加した生徒の皆さん,企画・指導の若松先生,お疲れ様でした。次回の企画を楽しみにしています。
2017年12月18日(月)
姶良市のサイエンスアイランドに参加しました
11月26日(日),姶良市のサイエンスアイランドが姶良公民館で開催され,理数科主任の若松先生が実験ブースを1つ担当し,理数科1年生有志数名がボランティアとしてサポートしました。
準備中の若松先生と,サポートの理数科1年生。机の上に土を盛っていますね。何が始まるのでしょう。内容は,火山噴火のモデル実験のようです。
まだ準備中。事前の説明と注意をしています。周りに防護シートがあるところを見ると,何か飛び出しそうですね。
どんどん人が集まってきました。
いよいよ始まります。
火山のてっぺんから…,火山にふたをしていた岩石が吹き飛び,続いて溶岩流が流れ出てきました。炭酸ジュースをマグマだまりに見立てた見事なモデル実験でした。詳しい仕組みを知りたい方は,国分高校若松先生までご連絡を!
この後の回も多くの人が集まり,大盛況でした。
他の生徒は他の実験ブースのサポートも行いました。
親子連れを中心に多くの方が参加され,今年もサイエンスアイランドは大変盛り上がったようです。大活躍の若松先生,理数科1年生有志の皆さん,お疲れ様でした。
2017年12月14日(木)
理数科朝礼(12月)
12月14日(木),12月の理数科朝礼が行われました。理数科3年生にとっては,これが最後の理数科朝礼になります。
スピーチ担当の各学年の生徒達は,「3年生は約1ヶ月後に控えたセンター試験,2年生は6日後に迫った校内課題研究発表会をしっかり頑張ってください。1年生は有意義な高校生活になるよう何事も積極的に取り組んでください。」とお互いにエールを送りました。
その後,教頭先生から,「化学反応には活性化エネルギーという越えなければならない山があります。それを越えるだけのエネルギーを加えなければ反応は起きず何も変化しません。人間も変わりたい,自分を変えたいと思ったらエネルギーが必要なのです。みんなで協働し衝突したり試行錯誤しながらその山を乗り越えて欲しいと思います。」と専門の化学を題材に話をしていただきました。また,「高校卒業時に人間として完成している必要はないと思います。多くの体験や失敗を通して“大きな未完成”になればいいのです。」というお話には,生徒達のみならず,教員も勇気をもらいました。教頭先生,ありがとうございました。
2017年12月12日(火)
理数科 松原なぎさ小で出前授業
12月9日(土),理数科の2年生11名と1年生3名が,松原なぎさ小学校へ出前授業に出かけました。7月のサイエンスフェスタを見に来てくださった保護者の方から提案があり,6年生の親子レクリェーションで「科学実験教室」が企画され,国分高校理数科に声がかかったようです。
実験ブース1 「カブトムシの幼虫に触ってみよう!」 恐る恐る何とか触れた子もいれば,両手に22匹乗せた子もいました。
実験ブース2 「炎は何色?(炎色反応実験)」 大まかに仕組みを説明した後,銅の緑色や,ナトリウムの黄色,ストロンチウムの紅色(右写真)の炎を観察しました。
実験ブース3 「人工イクラをつくって持ち帰ろう!」色とりどりの人工イクラは大人気でした。間違って食べないように,食欲をそそらない色にしました。
実験ブース4 「冷たすぎる世界(液体窒素)」 液体窒素に入れた風船があっという間に小さくしぼみ,取り出すとみるみるもとの大きさに戻る様子を見て,オーッと歓声が上がりました(左写真)。バリバリと木っ端みじんに砕けるバラの花や,大きな音を立てて割れるテニスボールも人気でしたが,一番盛り上がったのは「冷凍マシュマロ(右写真)」。食べてみたい子が群がり,大変でした。「まだ食べていない子優先だよ!」
小学生の皆さんも楽しんでくれたようでよかったです。理科に対する興味も高まったかな?高校生にとっても,わかりやすく説明する工夫をすることで,大いに勉強になったと思います。
松原なぎさ小の皆さん,貴重な機会をいただき,ありがとうございました。
2017年11月15日(水)
今年も快挙!県高校 生徒理科研究発表大会
11月10日(金),鹿児島市の宝山ホールで,県高等学校生徒理科研究発表大会が開催されました。
地学班の発表の様子。天降川の旧河道の研究。
昆虫班の発表の様子。大隅諸島のエンマコガネの研究。
午後の表彰式の様子。
物理部門では,物理波動班の振動に関する研究が最優秀賞(1位)!また物理貝殻班の貝殻から聞こえる音の研究が優秀賞(3位)!
生物部門では,昆虫班が優秀賞(2位)!残念ながら曽於高校に破れ,4連覇は逃しました…。しかし最優秀賞の曽於高校が総合1位でポスター部門に出場することになったため,繰り上げで全国大会出場権獲得!
地学部門では,地学班が最優秀賞(1位)!2連覇達成です。
大会を終えて,宝山ホール前で理数科1・2年生全員集合!
なんとポスター部門を含めて全国大会5部門中3部門で出場権を獲得!これは昨年に並ぶ成績で,2年連続の快挙となりました。しかし九州大会の出場数は昨年を超えて4チーム!国分高校理数科史上最高の成績となりました。鹿児島県の理科研究発表大会の歴史を見ても最高の成績です。発表した2年生の皆さん,お疲れ様でした。これで来週の修学旅行の準備に取りかかれますね。
1年生の皆さん(写真後方),来年はさらに上を目指して頑張ってください。
2017年11月14日(火)
理数科朝礼(11月)
11月9日(木),11月の理数科朝礼が行われました。
3年生のスピーチ。
2年生のスピーチ。翌日に迫った県の生徒理科研究発表大会のことにも触れました。
1年生のスピーチ。
理数科主任の先生の話。この日(11月9日)が誕生日の細菌学者 野口英世の「力だ,勉強だ,それが天才だ。誰よりも,3倍,4倍,5倍勉強する者,それが天才だ。」という言葉を紹介。努力の大切さを語りました。2年生のスピーチと一部ネタかぶりというハプニングも…。
服装がほぼ冬服に替わっていますが,13日からは全員冬服になります。寒くなってきましたが,教室の換気にも気をつけ,体調管理をしっかりしましょう。
2017年11月06日(月)
サイエンス部2年昆虫班 日本学生科学賞 県審査 鹿児島県知事賞
サイエンス部の2年昆虫班日本学生科学賞の県審査で鹿児島県知事賞を受賞しました。今年の研究テーマは,「大隅諸島のエンマコガネ類が幸屋火砕流から受けた影響」だそうです。
11月5日(日)に鹿児島市立科学館で表彰式があり,代表の生徒が参加しました。
今後は作品が東京に送られ,中央審査へと進みます。昨年の先輩達の環境大臣賞(全国ベスト4)を越えるのは簡単ではありませんが,再び世界大会を目指して頑張ってください。まずは県1位おめでとうございます。
2017年10月24日(火)
理数科朝礼(10月)
10月19日(木),10月の理数科朝礼が行われました。
3年生のスピーチ。2学期中間考査の反省。「訂正ノートをしっかりつくりましょう!」
2年生のスピーチ。夏に行ったマレーシアへの語学研修について。
1年生のスピーチ。「ネット社会について」
理数科主任の先生から。宇宙観測や語学を例に,様々な手法で様々な角度から考えることが大事,と語りました。
マスクをしている人も見受けられます。寒くなる季節,健康管理にも気をつけましょう。
2017年10月23日(月)
全国理数科教育研究大会
10月5日(木)~6日(金),鹿児島市の宝山ホールで第45回 全国理数科教育研究大会(鹿児島大会)が開かれました。全国の理数科を有する高校の先生方の研究会です。
1日目の昼食時間には,国分高校と錦江湾高校の生徒達が,課題研究をポスター発表しました。昼食を終えた先生方が熱心に発表を聞いてくださいました。国分高校からは3年生7名が参加しました。
写真は地学雲班。
化学氷班。
生物ツクツク班。
ツクツクボウシの方言を聴いてもらっているところ。
物理グリーンフラッシュ班
昨年の福井大会では生徒発表はありませんでしたが,参加された他県の先生方からの評判もよく,これから定番になっていくかもしれませんね。
3年生の出番もいよいよこれが最後です。お疲れ様でした。
2017年09月19日(火)
理数科朝礼(9月)
9月14日(木),9月の理数科朝礼がありました。
2年生のスピーチ。「マレーシアの空港で困ったこと…」 結論としては,英語って大事!ってことですね。
1年生のスピーチ。
理数科主任の先生から。土星探査衛星「カッシーニ」が9月15日に任務を終えて土星の大気圏に突入するのを受けて,異色の天文学者カッシーニの人生について紹介し,「とにかく自分で観察・実験することを大事にした人。その姿勢をぜひ見習いましょう。」と語りました。
20日は2年生の課題研究の中間発表も計画されています。カッシーニの姿勢を見習い,しっかりとデータを取り,いい研究に仕上げてください。
2017年08月29日(火)
サイエンス部 文部科学大臣表敬訪問!
8月8日(火),ISEFに出場したサイエンス部の2人が,文部科学大臣を表敬訪問しました。
文部科学省の庁舎前で記念撮影。日本学生科学賞の代表メンバーで。
大臣室では,先日の内閣改造で就任したばかりの林芳正文部科学大臣が優しく迎えてくださいました。研究を始めたきっかけや研究内容について質問されたり,ロサンゼルスでの世界大会の様子を報告したりしました。
その後,大臣から一人一人に記念品(ボールペン)をいただきました。
大臣を囲んで記念撮影。賞状を持っているのはISEFでの入賞者。 ※高校生科学技術チャレンジ(JSEC)の代表も一緒に。
就任直後でお忙しい中,丁寧に応対してくださった林大臣,ありがとうございました。
2017年08月23日(水)
中国・四国・九州 理数科大会 報告
8月10日(木)~11日(金),岡山市の岡山大学で,中国・四国・九州 理数科高等学校課題研究発表会(通称:理数科大会)が開催されました。国分高校からは理数科3年生の全員(7班)が出場し,2年生5名,1年生2名が見学として参加しました。
1日目,ポスター発表。物理班(審査中)。
地学雲班(審査中)。
地学星班。
生物ミズメイガ班。
生物ツクツク班。こう見えても審査中です。やはりセミの「方言」がウケたようです。
化学金属樹班。
化学氷班。
ポスター発表終了後,別会場で生徒交流会。グループごとに自己紹介をしたあと,軽食を取りながらマッジクショーやクイズ大会もありました。
2日目,ステージ発表。今年は国分高校のツクツク班が鹿児島県代表として出場しました(来年はローテーションで錦江湾高校)。
3人で協力して発表しました。
表彰式。ステージ部門では,ツクツク班が優秀賞(2位タイ)を受賞しました。本人達は最優秀賞を狙っていたようで悔しがっていましたが,ステージ部門は16県の代表1チームずつが物化生地数の分野をまたいで競い合うので,優秀賞は十分喜んでいいと思います。
化学ポスター部門では,化学氷班が「最優秀賞」を受賞!これまでの大会で入賞できませんでしたが,コツコツと研究を重ね,最後に大きな花を咲かせました! 地学ポスター部門では地学雲班が優秀賞(2位)を受賞しました。
3日目はひたすら移動日。ではもったいないので,山口県岩国市の「錦帯橋」でプチ観光。希望者は橋を渡りました。橋の上からは鮎がたくさん泳いでいるのが見えました。
高速道路の壇ノ浦ICでも記念撮影。
今年も国分高校大活躍の大会となりました。
2017年08月18日(金)
全国総文祭 自然科学部門
8月2日(水)~4日(金)の3日間,宮城県石巻市の石巻専修大学で開催された全国総文祭自然科学部門に,サイエンス部の物理班・生物ツクツク班・地学雲班が出場しました。
1日目の開会式。
全国から集まった精鋭達。みんな手強そうです。
生物ツクツク班の発表の様子。
審査員の先生方からはかなり専門的な質問も受けたようです。
地学雲班の発表の様子。
物理班の発表の様子。
石巻での宿舎は,牡鹿半島の付け根にあるサン・ファン・ヴィレッジ。隣には江戸時代に伊達政宗によりスペイン,ローマに派遣された慶長遣欧使節団の記念博物館があり,正使であった支倉常長が乗船した「サン・ファン・バウティスタ号」の復元船もありました。
2日目,午前中で全ての発表が終わり,3チーム合同で記念撮影。1校から3チーム出場というのは,全国でも国分高校と富山中部高校,青森の八戸高校の3校のみ。ちなみに最多は,広島国泰寺高校の4チーム。
2日目の午後は,バスに分乗して野外巡検へ。生物班は東日本大震災の被災地である石巻・女川の様子を視察。語り部の方から,当時の様子や復興作業の進捗状況等をうかがいました。後方には「がんばろう!石巻」の看板が見えます。ちなみに初代の看板は老朽化が進んだため,現在は2代目になっているそうです。被害の大きかったかつての商店街や住宅地は,広大な「祈念公園」として整備が進められていました。
女川では,津波や地震に関する講演を聴きました。女川は街全体を「かさ上げ」するという形で復旧が進められていました。
地学雲班は,仙台市の青葉城の麓で露頭の観察。専門の先生から説明を聞き…,
自分たちで露頭をたたいて,大昔の火砕流堆積物の地層等を観察しました。
3日目。表彰式。物理班のグリーンフラッシュの研究が,物理部門で奨励賞(全国ベスト5!)を受賞しました。
入賞した物理班を囲んで記念撮影。1月の九州大会では地学雲班が入賞しました。今の国分高校サイエンス部は,層が厚いです。他の2班は残念でしたが,この大きな舞台は貴重な経験です。さあ残る大会は岡山での理数科大会のみ。
大会終了後,希望者は閉会式会場(仙台国際センター)の隣にある「青葉城」に登り,有名な伊達政宗の像と記念撮影。写真は物理班。
2017年08月01日(火)
ノーベル賞受賞者 大村智博士 講演会
7月28日(金),昨年ノーベル賞を受賞された大村智博士の講演会(霧島商工会議所主催)が霧島市民会館で開かれ,理数科の1~3年生と普通科の希望者が参加しました。
開演直前の様子(講演中は撮影禁止)。大村先生の略歴に目を通している生徒も多かったです。会場の霧島市民会館は満員だったようです。
多くの先生方や志を同じくする友人との出会い,イベルメクチンの発見,ノーベル賞受賞,授賞式の様子等を,軽妙な語り口で,お話しくださいました。とても楽しい講演でした。生徒達は課題研究や進学,将来の生き方について大いに参考になったのではないでしょうか。ノーベル賞とまではいかなくても,研究によって人や社会のために貢献する,という志をもって歩んでいって欲しいと思います。大村先生,ありがとうございました。
2017年07月27日(木)
理数科サイエンス研修(2年)
7月24日(月),理数科2年生のサイエンス研修が行われました。物理・化学・生物・地学の4つの班に分かれて,鹿児島大学の先生方に課題研究の指導をしていただきました。ここでは,生物班と地学班の様子をお伝えします。
生物班。まずは農学部生物生産学科の坂巻准教授から,昆虫学の概要と学科の研究内容を合わせて説明がありました。
自分たちの研究テーマである「ヤクシマエンマコガネの研究」について,研究の計画と方向性,野外調査の現状,今後の計画等を説明。
午後からは鹿児島県立博物館の先生も加わってくださり,実験方法やDNA解析について多くの貴重なアドバイスをいただきました。
坂巻先生,ありがとうございました。
地学班。午前中は地域防災教育センターの眞木特任教授にご指導いただきました。
「天降川の旧河道はどこか?」の研究について説明中。
午後は共通教育センターの岩船教授と,法文学部人文学科の小林准教授にご指導いただきました。
緊張感の中で発表することで,発表のいい練習になったことでしょう。また,先生方と議論する中で見えてきた問題点や新たな視点もあったことでしょう。今後の研究にしっかりと生かし,研究をグレードアップさせてください。
ご指導くださった鹿児島大学の先生方,ありがとうございました。
2017年07月27日(木)
理数科サイエンス研修(1年)
7月21日(金),理数科1年生のサイエンス研修が行われました。講師の先生は,鹿児島大学名誉教授の大木先生。今年もよろしくお願いします。
岩戸での「火砕流堆積物」の観察。
大木先生の話は,壮大なスケールの地学現象を,生き生きとイメージさせてくれます。
大出水(おおでみず)の湧水。周辺が整備され,観察がしやすくなっていました。湧水はとても冷たく,澄み切っていました。
昼食後のひととき,しばし休憩。童心に返って遊んでいます。こういう時間もとても大事だと思います。
研修の最後は,鹿児島神宮裏の「貝塚」の見学。ここが海岸だったなんて信じられないですよね。
理数科1年生の皆さん,これから山や崖を見る目がかわってくるのでは?これまで気づかなかったことに気づけるようになる!サイエンスに限らず,学ぶって素晴らしいことです。
2017年07月14日(金)
理数科朝礼(7月)
7月13日(木),7月の理数科朝礼が行われました。
3年生のスピーチ。
2年生。
1年生。
期末考査の反省を含めてしっかり学習に取り組みましょう,という呼びかけの他,2年生は課題研究のデータ取り,3年生は夏の発表会(全国総文祭・理数科大会)を頑張りましょうという呼びかけがありました。それぞれの学年で状況は違いますが,みんな頑張って,有意義な夏にしましょう!