分類
2018年09月06日(木)
1年生出前授業
8月24日(金),夏季補習の最終日,1年生を対象に14人の大学の先生方による出前授業が行われました。事前に希望調査を行い,生徒達は2時間で2つの講座を受講しました。
熊本大学の秋元先生による「巨大津波のモニタリング」に関する研究の紹介。
鹿児島純心女子短期大学の進藤先生による「調理学~食べ物の不思議Q&A~」。
志學館大学の木下先生による「はじめての心理学」。
鹿児島大学の清水先生による「命を支える看護師の役割」。
鹿児島大学の金子先生による「子ども・若者が主役となるまちづくり」。
大分大学の田中先生による「教科の指導法や指導内容」に関する講義。
福岡大学の高橋先生による「行間で読む日本昔話」。
九州工業大学の白土先生による「工学部ってどんなところ」。
鹿児島女子短期大学の松崎先生による「とてもすてきな職業 教師・保育士になろう!」。
鹿児島国際大学の里園先生による「鹿児島の意外な貿易」。
宮崎大学の津山先生による「木になるひみつ~地球を変えるリグニン~」。
大分大学の隅田先生による「社会福祉に関する講座」。
宮崎公立大学の村上先生による「洋楽の歌詞 英詩を読む」。
福岡大学の村田先生による「いい薬って何だろう」。
それぞれの進路希望や興味関心に応じて,大学レベルの専門的なお話を聴くことができ,大いに勉強になるとともに,今後の進路選択にとってよい刺激になったと思います。
14名の先生方,お忙しい中,国分高校生のために貴重なお話をありがとうございました。
2018年09月05日(水)
中学生の一日体験入学
8月23日(木),中学生の一日体験入学が行われました。当初は22日(水)の予定でしたが,台風の影響で23日に順延して実施されました。
体育館での生徒向けの説明会では,司会・進行も含めて,ほぼ全てを生徒会が中心となって企画・運営しました。写真は音楽部による演奏のパフォーマンス。
学校の概要説明に加えて,理数科生徒による理数科とSSHについての説明もありました。興味を持ってもらえたでしょうか。
同時進行で行われた保護者向け説明会(被服室)。こちらでも従来の学校概要説明に加えて,SSHに関する説明も時間をかけて行われました。
体育館での説明会のあとは体験授業。事前の希望調査をもとに,14の講座に分かれて各教室で行われました。
こちらは理科の化学の授業「電気分解」。理科では他に「DNAの抽出」など計3講座が開講されました。
地歴公民科の日本史の授業「国分タイムスリップ」。地歴公民科では他に「大航海時代のエピソード」が開講されました(計2講座)。
国語科のこの講座のテーマは,「百人一首を味わう」。国語科では他に「日本の古典」等,計3講座が開講されました。
数学科は,「高校入試を解こう!」というテーマで3講座。
英語科は「高校英語を体験しよう!」というテーマで3講座。中学生の皆さん,いかがでしたか?
同時進行の保護者説明会では,卒業生(男子1名,女子2名)による体験発表も行われました。
体験授業と保護者説明会終了後は,部活動見学と並行して,被服室で理数科説明会が開かれました。
理数科説明会では,中国・四国・九州理数科大会で地学ポスター部門最優秀賞を獲得した地学班が,天降川の旧河道の研究を発表しました。中学生,保護者の皆さんが興味津々で聴いています。
同時進行の部活動見学では,活動場所にイスが準備され,多くの中学生が練習の様子を見学しました。写真は体育館ステージ上のダンス部。
こちらは2年1組の教室で行われた演劇部の様子。この日のために準備した寸劇を披露しました。
理数科説明会の質疑応答タイム。中学生から多くの質問が飛び出し,楽しい説明会になりました。
説明会終了後は,先日のSSH生徒研究発表会で文部科学大臣表彰を受賞した生物班のメンバーがエンマコガネの研究を簡単に紹介。被服室後方に掲示されたポスター前に人だかりができました。
台風で一日順延となったものの,多くの中学生・保護者の皆さんが参加してくださり,有意義な体験入学になったと思います。
ご参加くださった皆様ありがとうございました。
企画・運営に関わった生徒会役員,音楽部,サポートメンバー,理数科3年生,卒業生の皆さんお疲れ様でした。
2018年09月04日(火)
霧島市教育長・霧島市長表敬訪問
8月21日(火),SSH生徒研究発表会に出場した理数科3年生の永田さんと牧瀬さんが,文部科学大臣表彰の報告のため,霧島市の瀬戸上教育長と,中重市長を表敬訪問しました。楠元校長と濵田SSH主任,大会に同行した1年生2名と2年生1名も一緒に訪問しました。
瀬戸上教育長はとても気さくな方で,今後も頑張ってください,と激励のお言葉をいただきました。
市長室に移り,中重市長にエンマコガネの研究を紹介。SSH生徒研究発表会で使用したポスターを持参しました。
中重市長もとても気さくな方で,ずっと笑顔の表敬訪問となりました。これからも国分高校をよろしくお願いします。
その後,同じ部屋でFMきりしまの収録。インタビューでは受賞の瞬間の気持ち等をたずねられ,笑顔で答えていました。楽しそうな雰囲気が伝わってきますね。
次は1・2年生が大きな賞を受賞して,また表敬訪問に伺います。
霧島市役所の皆様,お忙しいところありがとうございました。
2018年09月03日(月)
桜蔭会総会
8月18日(土),17時からホテル京セラで,国分高校同窓会(桜蔭会)総会が行われました。
会場には同窓生や恩師など国分高校にゆかりのある方々が全国から217名参加されました。明るく華やかな雰囲気で,あちこちで昔話に花が咲いていました。
国分高校ダンス部がゲスト出演し,若々しく力強いパフォーマンスで桜蔭会に花を添えてくれました。
同窓会の皆様,ありがとうございました。これからも国分高校をよろしくお願いします。
2018年08月31日(金)
2冠達成!中国四国九州理数科大会報告
8月16日(木)~17日(金),佐賀県の佐賀市文化会館で,中国・四国・九州理数科高等学校課題研究発表大会が開催されました。国分高校からは,3年生の6班がポスター部門に出場しました。
8月16日(木)。貸し切りバスで移動して昼頃佐賀に到着し,午後は早速ポスター発表。
地学班の発表の様子(審査中)。天降川の旧河道の研究。
数学班の発表。ルービックキューブの研究。発表にもだいぶ慣れ,キューブを通した交流もあったようです。
物理波動班の発表(審査中)。円環に張られた星形五角形の免震性の研究。
化学班の発表。ムペンバ効果の研究。入賞は逃したものの,ムペンバ効果に関する斬新な考察は多くの方から高い評価をいただきました。
物理貝殻班の発表。貝殻から聞こえるゴーッという音の研究。
生物班の発表。大隅諸島のエンマコガネの研究。
ポスター発表終了後,会場を移しての生徒交流会の様子。くじで班に分かれて,軽食,マシュマロチャレンジ等で他県の高校生達と交流を深めました。各班には「唐津城班」,「ムツゴロウ班」等,佐賀の名物の名前がつけられていました。
かなり盛り上がり,アドレスの交換をした班もあったようです。あっという間の1時間でした。
8月17日(金),午前中と午後の1時間はステージ発表が行われ,鹿児島県からは錦江湾高校が出場しました。鹿児島県では理数科を持つ2校で交互に出場します。
中国・四国・九州16県の代表17チーム(開催県は2校)の発表は見応えがありました。質疑応答も盛んに行われました。
審査時間を兼ねた1時間のポスター交流会を経て,いよいよ表彰式。
結果は,ポスター5部門(物・化・生・地・数)のうち生物と地学の2部門で最優秀賞を受賞しました。2冠達成は国分高校だけ!。
入賞できなかった班は残念でしたが,発表を通して色々な手応えを感じることができたと思います。見学のため同行した1・2年生にも大きな刺激になったことでしょう。
夕方,バスで宿舎の雲仙に向かう途中,諫早干拓の潮受け堤防を見学。短時間ではありましたが,諫早干拓が今も抱える様々な問題についても学習しました。
8月18日(土),雲仙ジオパーク関連の施設等を見学しました。最初に訪れたのは旧大野木場小学校。平成3年6月3日の火砕流では報道関係者を中心に43名の方が亡くなりました。この大野木場小学校は火砕流の教訓を忘れないための遺構として保存され,となりには火砕流に関する展示館・学習館がつくられています。後ろにそびえているのが火砕流を引き起こした普賢岳(ふげんだけ)です。
「がまだすドーム」では,動画で火砕流について学習しました。駐車場からは普賢岳を始めとする雲仙の山々と,その右手前には江戸時代(1792年)に山体崩壊で麓の島原の街を襲い(島原大変),対岸の熊本に甚大な津波被害(肥後迷惑)をもたらした「眉山(まゆやま)」が見えています。
雲仙ジオパークでの学習を終え,オーシャンアローで島原から熊本へ。雲仙・眉山が見送ってくれています。
3年生にとっては,これで課題研究の発表会は終了。随分いろんな所に行き,いろんな大会に出ましたね。お疲れ様でした。
これからは頭を切り替えて生活を学習にシフトし,進路決定に向けてひたすら頑張っていきましょう!
2018年08月30日(木)
リコチャレに参加しました
8月10日(金)に霧島市にあるトヨタ車体で行われた「理工チャレンジ(リコチャレ)」に参加しました。リコチャレとは,理工系分野に興味がある女子中高生が,将来の自分をしっかりイメージして進路選択(チャレンジ)することを応援するため,内閣府男女共同参画局が中心となって行っている取り組みです。第一工業大学の学生さんや,霧島市周辺の高校生が参加しました。国分高校からは,普通科1年生の猿楽さんが参加しました。
日程説明のあと,車作りや安全性向上のための取り組みについて女性技術者から説明がありました。トヨタ車体は女性が働きやすい環境を推進しているそうです。
クルマが半分に切断されている前で,記念写真。
オフロードレース用の車にも乗せてもらいました。
理系の進路選択は,自分が最も興味のあることを見つけることが大事です。様々な取り組みに参加して,「これだ!」と思えるものを探しましょう。
トヨタ車体の皆さん,ありがとうございました。
2018年08月29日(水)
平成30年度 9月行事予定表 及び 年間行事予定表(2学期以降)
9月行事予定表及び年間行事予定表(2学期以降)を掲載します。
なお,年間行事予定表(2学期以降)は8月29日(水)現在の予定です。
最新の行事予定は月ごとの行事予定表をご確認ください。
2018年08月29日(水)
1年目での快挙!SSH生徒研究発表会で文部科学大臣表彰!
長野県で行われた全国総文祭と時を同じくして,8月8日(水)~9日(木)の2日間,神戸(神戸国際展示場)ではSSH生徒研究発表会が開催されました。全国のSSH指定校204校+経過措置4校の計208校,さらに海外招聘校26校の代表が出場する大きな発表会で,SSH指定1年目の国分高校からは理数科サイエンス部生物班の永田梨奈さんと牧瀬桃香さんが「大隅諸島のエンマコガネの研究」を発表しました。
1日目はポスター発表。物理,化学,生物(動物),生物(植物),地学,数学の6分野に分かれて審査が行われました。
最初は緊張もありぎこちない発表でしたが,だんだんと緊張も解け,自分たちの研究の面白さを自信を持って発表できました。
左のサブポスターには,結果の比較のために先輩方の研究を載せました。右のサブポスターは,エンマコガネ5種のDNAの塩基配列を一覧にして比較しています。前のテーブルにはエンマコガネの標本も展示していますね。
1日目のポスター発表の結果,国分高校サイエンス部生物班は,生物(動物)部門の1位に選ばれ,部門の代表として2日目のステージ発表に進むことになりました。もちろんそれを想定してパワーポイントのスライドは準備していましたが,完全に準備不足,練習不足だったため,「どうしよう…」という気持ちの方が強かったようです。その夜は引率の先生方や同行の1・2年生の協力をもらってスライドや説明の修正,発表練習,質疑応答の練習が遅くまで続きました。
2日目,各部門の代表6校のステージ発表。発表校とタイトルは発表順に次の通り。
福島県立福島高校「プラズマによる流体制御の研究」(物理),東京都立小石川中等教育学校「スライムを用いた偏光フィルムの作成」(化学),千葉県立船橋高校「ブレスレットモデルを用いたルカ数列の拡張」(数学),鹿児島県立国分高校「7300年たっても立ち直れない?~幸屋火砕流が大隅諸島のエンマコガネに与えた影響~」(動物),名古屋市立向陽高校「ユリの花粉管誘導2~誘導を無視して伸びる花粉管の謎~」(植物),横浜市立横浜サイエンスフロンティア高校「地球影~誰彼刻を追ふ~」(地学)
さあ国分高校の発表が始まりました。前半を牧瀬さん,後半を永田さんが担当しました。
ステージの左右の大画面にスライドが写しだされます。
先生方から「現段階で全国ベスト6は1年目の成果としては十分!あとはこの大舞台を楽しんでおいで。」と送り出された2人は,気負うことなく落ち着いてしっかりと説明することができました。
質疑応答では,多くの質問が出され,皆さんが興味を持ってくれたことがうかがえました。次から次に飛び出す質問に,時にはユーモアも交えながら,落ち着いて的確に答えていきました。質問は途切れることはなく,最後は時間で打ち切られました。
昼食をはさんでの結果発表。
いくつかの賞が発表され,いよいよ最高賞の発表。ドラムロールに続いて,「文部科学大臣表彰は…,」一呼吸おいてコールされた学校名は,「鹿児島県立国分高等学校!」(下写真)。
その瞬間を写した動画には,「エーッ」と生徒達よりも喜ぶ引率の先生の声がとらえられていました。
発表した2人は,うれしさよりも驚きの方が強く,しばらくの間放心状態だったようです。
表彰式の様子。昨年度から準備をして国分高校のSSH指定を実現し,今も力強く発展に向けて推進するSSH主任の濵田先生もステージに上がりました。
ステージ両側の巨大スクリーンには国分高校の3人の姿が大きく映し出されました。SSH指定1年目での最高賞受賞は,過去に例のない快挙です。
全国総文祭の報告のページで「全国制覇は後輩達が」,と書きましたが,同じクラスの仲間が意外と早く実現してくれました。
ステージ発表を行った6校のメンバー全員で記念写真。こうやって見ると,文部科学大臣表彰の賞状はひときわ大きいですね。
全ての日程を終えて,ポスター撤収後に記念の1枚。同校した理数科2年生1名,普通科2年生1名,普通科1年生2名は,様々な面で3年生をサポートをするとともに,他校の優れた研究発表を聞いて多くのことを学びました。学校名が書かれたボードは記念に(1年生が)持ち帰りました。
さあ1・2年生の皆さん,来年この結果を超えるのはちょっと難しそうですよ。でも並ぶことはできます!2連覇,3連覇を目指して頑張ってください。
2018年08月28日(火)
全国総文祭(長野大会) 出場報告④ 写真部門
全国総文祭の報告もいよいよ最後です。4つめは写真部(4つの部が全国大会というのもすごいことです)。
8月7日(火),写真部3年の山口柚香さんは,松本市で行われた総合開会式にも出席し,鹿児島県代表としてスピーチも行いました。次の写真はそのリハーサル風景です。総合開会式には秋篠宮様も出席されたため,開会式本番の写真はNGだったのだそうです。
写真部門は8月8日(水)~10日(金)の日程で,松本市の北西に位置する安曇野市豊科で開催されました。次の写真は8日(水)に豊科公民館で行われた写真部門の開会式の様子です。座席の背に京都,大阪,広島,大分等の県名が見えています。
写真展の会場は,豊科近代美術館(下写真)。バックには名峰槍ヶ岳を擁する北アルプスの山並みが見えています。
写真展の様子。画面中央が山口さんの作品。
作品のタイトルは,「桜の木の下で」。見事に咲き誇る桜と画面左下の子ども達の対比が作品のポイントだそうです。
9日(木)には松本市で撮影会が行われました。当初は美しい梓川が流れる上高地で行われる予定でしたが,台風の影響もあり,松本市に変更になりました。街角の何気ない風景もカメラマンの切り取り方1つで「作品」になっていくのですね。
国宝「松本城」にて。
10日(金)は豊科公民館で講演会と表彰式が行われました。下は大西みつぐ氏による講演会の様子。
表彰式を終えて,豊科公民館前にて。鹿児島県の代表3校5名で記念写真。
残念ながら入賞はできませんでしたが,他校の生徒達と交流を深め,長野の雄大な風景・何気ない風景も満喫(撮影)することができました。お疲れ様でした。
2018年08月27日(月)
全国総文祭(長野大会) 出場報告③ 書道部門
全国総文祭報告第3弾は書道部です。書道部門は8月8日(水)~9日(木)に,長野県松本市のまつもと市民芸術館で開催されました。国分高校からは3年2組の福重晴乃さんが出場しました。
会場前にて鹿児島県選手団が集まって記念写真。おそろいの赤いポロシャツ姿で。
出品した作品(全景)
一部を拡大するとこんな感じです。
展示室の様子。ここでも皆で記念撮影(写真の背景中央が福重さんの作品)。
作品とともに。
研修で訪れた松本市美術館(草間彌生アート前)にて。本当に仲のよい鹿児島県選手団でした。
結果は「文化連盟賞」。上位の賞には届かなかったものの他校生とも大いに交流を深めることができ,思い出に残る貴重な体験になったようです。
お疲れ様でした。