3 学校でのできごと
2020年11月27日(金)
JAによる「肥料学」レクチャー
11月26日(木),JA鹿児島県経済連及びJAあいらから講師をお招きして,肥料の基礎知識について講義をしていただきました。
本校の自主ゼミに所属する班の課題研究に関する内容で,植物の成長に必要なものから講義がスタートしました。自然界から供給されるものの他に,肥料で補う必要がある元素が紹介され,それが作物の成長に欠かせないものであることを分かりやすく教えていただきました。
次にサンプルを見せていただきながら肥料の三要素(N・P・K)について学び,見慣れた野菜に成長するためにも大切な要素になることを理解できました。
肥料の形状についても学び,サンプルを見せていただきながら,農作業の時期を踏まえて肥料が開発されていることを学びました。
お忙しい中,本校生徒のためにご尽力くださったJAの皆様,ありがとうございました。
今後とも引き続きよろしくお願いします。
2020年11月25日(水)
全校朝礼(11月)
11月24日(火),全校朝礼と表彰式が行われました。
表彰式の様子をご紹介します。
サイエンス部,県高校生徒理科研究発表大会 地学班が地学部門で最優秀賞!
同大会では,他に物理音波班(スズムシ班)が物理部門最優秀賞! 同太陽班が優秀賞(3位),
生物班が生物部門で優秀賞(3位)を受賞しました。
サイエンス部,鹿児島県SSH交流フェスタ ステージ部門 カブトムシ班が最優秀賞!
ステージ部門では,この他に地学班とカワゴケ班が優秀賞(2位タイ)を受賞しました。
鹿児島県SSH交流フェスタ のポスター部門では普通科自主ゼミのG班が最優秀賞を受賞!
同ポスター部門 普通科自主ゼミの観光班が優秀賞(2位タイ)。
同ポスター部門 普通科自主ゼミの男>女?班が特別賞。
実用英語技能検定 2級に11名が合格。代表の生徒が合格証を受け取りました。
男子ハンドボール部,南九州高校ハンドボール大会 県予選 優勝!
女子ハンドボール部,南九州高校ハンドボール大会 県予選 2位!
また国語科のT先生(ハンドボール部顧問)が,鹿児島県教育委員会から「優秀教員(部活動分野)」の表彰を受けました。
さらに本校のSSH推進部が,同じく鹿児島県教育委員会から「優秀組織」として表彰されました。
受賞した皆さんおめでとうございます。
その後,熊本市で行われる九州放送コンテスト(テレビ部門)に出場する放送部の壮行会も行われました。
放送部の皆さん頑張って下さい。
2020年11月23日(月)
LCSオンラインワークショップ(SCIENCE AGORA 2020)
11月21日,2年生がLCSオンラインワークショップに招待され,発表をしました。この取り組みは,SCIENCE AGORA 2020内で低炭素社会戦略センター(LCS)が主催したものです。
岩手県立釜石高等学校,公文国際学園高等学校とともに,2050年のゼロエミッション社会に向けた提案を発表しました(※エミッション=排出)。
本校は,鹿児島県の竹林面積が全国1位であることと放置竹林の増加に着目し,有効な活用方法の提案をしました。
質疑応答もあり緊張する場面もありましたが,コメンテーターの先生からもご助言・ご指導をいただき,大変有意義な活動となりました。
終了後,南日本新聞の取材も受けました。
ご指導をいただいたLCSの先生方や大学の先生方,一緒に発表した岩手県立釜石高等学校の皆さん,公文国際学園高等学校の皆さん,ありがとうございました。
2020年11月23日(月)
鹿児島昆虫同好会の年次大会で理数科1年生が研究発表
11月21日(土),鹿児島中央駅近くの「よかセンター」で行われた鹿児島昆虫同好会の年次大会にて,理数科1年生が研究発表を行いました。
内容は,9月上旬から11月までの抜け殻調査によって出水市におけるリュウキュウアブラゼミの羽化パターンを解明するというもの。これは理数科3年生物班のリュウキュウアブラゼミの研究において「今後の課題」とされていたことです。マウスシールドをつけての発表となりました。発表に加えて,こちらも初体験だったようです。
かなり緊張していましたが,なんとか研究内容は伝えられたと思います。質疑応答は意外と難しい!ということを体験できたのは大きな収穫でしたね。
昼食時間には,理数科2年生のカブトムシ班がポスター発表をさせていただきました。聴いてくださっているのは元県立博物館長,鹿児島大学の名誉教授,県立博物館の歴代昆虫担当4人を始めとするそうそうたるメンバーです。
多くの大先輩から貴重なアドバイスや励ましをいただきました。
その道の専門家の前で発表するというのは,科学コンテストよりも緊張すると思います。貴重な体験となりました。
発表の場をくださった鹿児島昆虫同好会の皆さん,ありがとうございました。
2020年11月18日(水)
学年朝礼(11月)
11月17日(火),11月の学年朝礼が行われました。
武道館で行われた1学年。
体育館で行われた3学年。
2年生は修学旅行の代替行事のため,学年朝礼はありませんでした。
2020年11月13日(金)
第2回鹿児島県SSH交流フェスタ
11月13日(金),第2回鹿児島県SSH交流フェスタ(県課題研究発表大会)が行われました。
県内5校のSSH校(錦江湾高校,池田高校,鹿児島中央高校,甲南高校,国分高校)が集まり,霧島市の第一工業大学のホールをお借りして,各学校で取組んでいる総合的な探究の学習の研究報告を行いました。
今年はコロナウイルス感染症拡大防止の観点から,参加者を発表者のみに制限し,手指の消毒の徹底,マスク着用等の措置を講じて実施しました。写真は受付の準備風景。
開会前の様子。ステージ発表の観覧席の後ろには各校のポスターが掲示されました。ただし密を避けるため今回はポスター発表は行わず,掲示のみでの審査となりました。
開会式。
ステージ発表にはSSH5校から各3チームが出場し,昼食をはさんで15チームが発表しました。国分高校は全て午後でした。写真はカブトムシ班。
カワゴケ班。
地学班。
前から見た観客席はこんな感じです。十分に間隔をとって座ってもらっています。コロナさえなければ満席のはずだったのですが…。
ステージ発表終了後,別室で審査会議が行われている間,今年のSSH全国大会で上位入賞したで県外校の発表動画を見ました。
表彰式。
ステージ部門では,カブトムシ班の「オキナワカブトを守れ!~ヤマトカブトとオキナワカブトの亜種間雑種に関する研究~」が最優秀賞を受賞しました。その他の結果は下記参照。
それぞれの高校の特徴もよく出て,また交流もでき,充実した一日を過ごしました。
ご協力いただきました第一工業大学をはじめ,各学校の担当の先生方,ありがとうございました。
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第2回 鹿児島県SSH交流フェスタ 国分高校 結果一覧ステージ部門結果
最優秀賞 カブトムシ班「オキナワカブトを守れ!~ヤマトカブトとオキナワカブトの亜種間雑種に関する研究~」
優秀賞 地学班「推定活断層の位置を特定する ~国分平野の地下構造を探る~」
優秀賞 カワゴケ班「カワゴケソウ科とカワゴケミズメイガの密?な関係」ポスター部門結果
最優秀賞 G班「ゴキブリの体内環境の比較」
優秀賞 観光班「健康と観光~コロナ禍の観光のあり方~」※ステージ部門,ポスター部門ともに最優秀賞をいただきました。
2020年10月28日(水)
全校朝礼 各種表彰式
10月27日(火),全校朝礼と表彰式が行われました。
表彰は数学科職員室で行われ,放送を通じて各クラスに流されました。
理数科サイエンス部生物班,令和2年度SSH生徒研究発表会 奨励賞(全国ベスト12)!
女子ハンドボール部,姶良伊佐地区大会 2位!
バドミントン部,姶良伊佐地区大会 女子1年ダブルス 優勝!
演劇部,姶良伊佐地区大会 最優秀賞!
男子バレーボール部,姶良伊佐地区大会 2位!
水泳部,姶良伊佐地区大会 男子団体 優勝!
水泳部,姶良伊佐地区大会 女子団体 優勝
剣道部,姶良伊佐地区大会 女子個人 優勝!
陸上部,全国高等学校陸上競技大会2020 第5位!
女子ソフトボール部,姶良伊佐地区大会 優勝!
卓球部,姶良伊佐地区大会 女子シングルス 優勝!
サイエンス部,鹿児島県標本展(植物) 特選!
表彰された各部活動の皆さん,おめでとうございます。
2020年10月26日(月)
教育実習生お別れ会
10月23日(金),3週間の教育実習を終えた先輩方とのお別れ会が行われました。
1年8組。最後に部活動のこと,受験勉強のこと,大学のこと等を話して下さいました。
記念の色紙とお花が手渡されました。
最後にマスクを外して記念撮影。
2年8組。お礼の言葉。同じ理数科の先輩ということで,当時の課題研究を発表してもらったのもよかったですね。
こちらも最後にマスクを外して記念撮影。
実習生にとっても国分高校にとっても有意義な教育実習になったと思います。
お疲れ様でした。
2020年10月26日(月)
教育実習生による課題研究発表!
10月23日(金),教育実習最後の日の7限目に実習生のA先輩が,理数科の後輩たちに向けて高校時代の課題研究を紹介してくれました。
前半は2年8組にて。テーマは「屋久島方言で鳴くツクツクボウシの研究」。ツクツクボウシの屋久島方言の分布域形成に幸屋火砕流が大きく関わっていた!という研究ですね。
後半は1年8組にて。こちらは1年生の教室に常備されている大型テレビを使っています。
SS(サステナビリティーサイエンス)の時間だった3年生の生物班(リュウキュウアブラゼミ班)も参加させてもらいました。そういえば生物班はセミの研究が結構多いですね。
4年間のブランクを感じさせない流石のプレゼン力でした。とてもわかりやすい発表だったと思います。
実習の合間に準備をしてくれたA先輩,ありがとうございました。
2020年10月26日(月)
教育実習生お別れ会
10月23日(金),3週間の教育実習を終えた2人の先輩方とのお別れ会がありました。
I先輩と理数科1年8組。
A先輩と理数科2年8組。
それぞれ有意義な実習ができたことが伝わってきます。
Iさん,Aさん,3週間お疲れ様でした。いい先生になって下さいね。
2020年10月23日(金)
教育実習生研究授業3(数学科)
10月22日(木),教育実習生のA先輩の数学の研究授業が行われました。授業のテーマは「極限」。
生徒の方をしっかり見ながら,いい表情で授業ができていますね(マスク越しですが)。
机間巡視にも余裕が見えます。理数科2年8組の生徒たちもしっかり授業を受けていますね。
生徒たちの様子を見ながら,理解度を測りながら,しっかりと授業ができていたと思います。
ちなみにA先輩は理数科のOGで,ツクツクボウシの屋久島方言の研究で全国総文祭(2016 広島大会)ポスター部門奨励賞(ベスト8)という成績を残しています。全国総文祭での入賞は,この他に宮城大会(2017)の口頭発表部門で物理班のグリーンフラッシュの研究が奨励賞を受賞(全国ベスト5)しています。
いわば国分高校のレジェンド!生徒の皆さんも先輩方に続けるよう頑張って下さい。A先生,お疲れ様でした。
2020年10月22日(木)
教育実習生研究授業2(数学科)
10月21日(水),教育実習生I先輩の数学の研究授業が行われました。授業のテーマは「二進法」。
机間巡視をして細やかな指導ができていました。
ここではなんだか人だかりが…。教え合っているのでしょうか。
ICT機器も使いながら,わかりやすい授業ができたのではないでしょうか。
I先輩,いやI先生,お疲れ様でした。
2020年10月22日(木)
1学年PTA
10月21日(水)午後,本校体育館にて1学年PTAが行われました。
学年の保護者の皆様にお集まりいただくのは,入学式以来となりました。文理選択や修学旅行などご説明申し上げたい内容があり,コロナ禍の中でしたが,感染症対策として除菌アルコールの準備や写真のようにソーシャルディスタンスを取りながら,極力短時間で済むように実施させていただきました。お忙しい中お集まりいただき,本当にありがとうございました。
写真は,来年11月の修学旅行について業者の方が説明をして下さっている様子です。それまでには新型コロナウィルスも収束しているといいですね。
この後,普通科は文理選択についての説明,理数科は学級PTAが行われました。
保護者の皆様,お忙しい中ご参加下さりありがとうございました。
2020年10月16日(金)
教育実習生研究授業1(家庭科)
10月15日(木),教育実習に来ている「Y先輩」の家庭科の研究授業が行われました。授業のテーマは「衣生活をつくる」。
板書だけでなく,ICT機器も使ってより効果的な授業を目指しました。
この実習を生かして,いい先生になって下さいね。頑張って下さい。
2020年10月13日(火)
1年生 文理選択説明会
10月12日(月),普通科1年生を対象に「文理選択説明会」が行われました。
普通科の生徒にとって,2年生から始まる文系か理系かのコース選択は大きな問題です。文系と理系では理科・地歴公民・数学等の単位数が大きく異なり,進路選択とも直結するためです。学年主任のT先生から全体的な説明があり,その後各教科(数・地歴・数学)からの説明,最後に進路主任のH先生から説明がありました。
普通科1年生の皆さん,様々な要素を踏まえてしっかり考え,ベストな選択をして下さい。
2020年10月12日(月)
国分小学校で出前授業
10月10日(土),理数科の2年生16名と1年生7名が,国分小学校で出前授業を行いました。
まずは物理班。始めの挨拶。よろしくお願いします。
アルミ缶にちょっとだけ水を入れてコンロの火で熱して…,
しばらく待ちます。水蒸気が空気を追い出したところで…,
口を下にして素早く水の中に投入!
すると,アルミ缶がぺちゃんこになりました。大気圧ってスゴイ!という実験でした。
続いて化学班。
「これからバラの花を液体窒素に入れまーす。手伝ってくれる人。多いのでジャンケンで決めまーす。」
それではバラの花を液体窒素へ。
バラは軽く握っただけでバラバラになりました。バラだけに…。
こちらは風船を使った実験。液体窒素に風船を入れるとみるみる小さくなります。そして外に出すと元に戻りました。液体窒素恐るべし!という実験でした。
次は生物班。たくさんの昆虫標本や生きた昆虫を持って行きました。
「これが今私たちが研究しているオキナワカブトで…,」と説明しています。右から3番目が高校生です。
研究中のカブトムシの幼虫も準備し,手に乗せてもらいました。初めて触った!という児童も少なからずいたようです。
こちらは生きたクワガタムシ。これが最も抵抗がなかったようです。
こちらは学校の近くで採ってきたカマキリを水に浸けて,お尻からハリガネムシが出てくるかどうかの実験。興味津々です。
奪い合うように触っているのは,ペット用ゴキブリ!名前は聞いたけど忘れました。動きがゆっくりで,ゴキブリが苦手な人もこれなら触れるかも。
みんなスゴイね…。
昆虫っていろいろいて面白いね,というテーマでした。
最後は校舎の外で地学班。
何やら怪しい装置が準備されています。そこから伸びたひもを引くと…,
メントスがコーラのボトルの中に落ち,コーラが一気に発泡!その上に被された土を吹き飛ばします。
火山の噴火を模した,いわゆる「メントスコーラ」実験でした。噴火のしくみや溶岩の流れ出しについても説明しました。
上から見ると,「火口」が形成されたのがよく分かりますね。
科学でこどもたちを楽しませたり,驚かせたり,なるほど!と感動させたりすることができるんですね。高校生にとっても貴重な体験になりました。
国分小学校の皆さん,このような機会を与えて下さり,ありがとうございました。
2020年10月07日(水)
全校朝礼・壮行会
10月6日(火),全校朝礼と壮行会が行われました。
3年生の新留君は広島で行われる「全国高等学校陸上競技大会2020 兼 U20全国陸上競技大会」に出場します。
校長激励の言葉。
出場者挨拶。新留君,頑張ってきて下さい!
続いて教育実習生紹介。大学4年生の先輩方が3名実習を行います。
実習生挨拶。
校長講話。2つの話題について,「やさしい気持ち」と「夢を持って生きること」について考える時間となりました。
1,将来あなたの子どもが,森の中で罠にかかった「ウサギを助けて」といったら,あ なたはどうしますか。(ある大学の教育学部の面接試験の問題)
2,ゲーテ「毎日を生きよ。あなたの人生が始まった時のように。」という言葉について。
「3年生は、新しい入試制度の最中で大変な時期ですが,「念ずれば花開く」です。一日一日を焦らず大切に過ごしてください。コロナもインフルも,学校に入れないために,全員でマスク着用を徹底しましょう。」2020年10月06日(火)
クラス弁論論大会
10月5日(月)7限目のLHRの時間に,クラス弁論大会が行われました。
グループを作ってその中でお互いの弁論を発表し合い,まずは班の代表を決めます。マスクをしているので分かりにくいですが,たぶん原稿を持っているのが発表中の生徒だと思います。
下の写真は1年生の様子。
その後,各班の代表がみんなの前で発表し,クラスの代表を決めました。
ここからは2年生の様子です。1年生よりも大きな声で発表できていました。
お互いの採点(評価)も真剣です。
今日決まったクラス代表が,11月2日に学年の弁論大会に臨みます。代表に選ばれた皆さん,次の舞台でも頑張って下さい。
2020年09月25日(金)
SSH運営指導委員会
9月16日(水),課題研究中間発表会の終了後,運営指導委員の先生方には会議室に移動していただき,国分高校のSSH活動について意見交換を行いました。
校長挨拶。
SSH主任による概要説明と活動紹介。
英語版のHPの作成等,多くの貴重なアドバイスをいただきました。課題研究の中間発表についても概ね好評だったようです。
運営指導委員の皆様,お忙しい中ありがとうございました。今後とも国分高校SSHをよろしくお願いします。
2020年09月25日(金)
SSH課題研究 中間発表会(理数科2年生)
9月16日(水),理数科2年の課題研究の中間発表が視聴覚室で行われました。普通科と同時進行です。例年は理数科1年生も同席するのですが,密を避けるため,1年生は課題研究各班の代表2名ずつが視聴覚室に入り,他の生徒は別室でリモート参加となりました(下写真)。
視聴覚室での発表の様子です。
物理超音波班「スズムシの鳴き声における超音波のうなりについて」。スズムシを題材にして「うなり」のメカニズムを探ります。
SSH運営指導委員の先生方が審査をしてくださいました。後ろの生徒たちもみんな真剣に聴いています。
物理太陽光班「太陽光を利用した殺菌装置の開発」。いわゆる「ソーラークッカー」の応用ですね。今後に期待します。
化学班「プラスチックの溶解」。溶かしてどうするのか。そこが重要になってきそうですね。
生物カワゴケ班「カワゴケソウとカワゴケミズメイガの密?な関係」。密な関係の議論に到達しておらず,なぜそのタイトル?という指摘がありました。これからですよね。
生徒どうしの質疑応答も活発でした。
生物カブトムシ班「ヤマトカブトとオキナワカブトの亜種間雑種の研究」。1年次からスタートしており,多くのデータで議論を展開しました。
地学班「推定活断層の位置特定」。ボーリング資料のイメージ模型がインパクトがありました。
質疑応答や審査員の先生方からのアドバイスを通して,修正すべき点や問題点が見えてきたと思います。それを活かして研究をブラッシュアップしていきましょう。
別室の1年生は音が聞き取りにくく,十分理解できなかったかもしれませんが,先輩方の真剣な発表の様子は感じ取れたと思います。次は君たちの番です。しっかり準備してください。
2020年09月25日(金)
SSH課題研究 中間発表会(普通科2年生)
9月16日(水),2年生のSSH課題研究の中間発表会が行われました。普通科は密を避けるために体育館と武道館に分かれてポスター発表を行いました。ここでは武道館の様子をお伝えします。
「私たちの腹持ち調査」。「男子より女子の方が早くおなかがすいたと感じています。」マジですか!「朝ご飯をゆっくり食べるとお腹がすきにくいようです。」なるほど!
野球部生徒による「ファーストストライクとは」。ピッチャーにとってファーストストライクをとることは心理面でとても大事なんですね。
「アラーム音の緊急感の要因」。音量や音色だけでなく,スペクトル解析までやったんですね。
「運動と脳の関係性」。どんな結論を導いたのでしょうか。
「霧島を食べよう」。今後の展開が楽しみです。
「理想の暮らしを探そう」。人が心地よいと感じる条件,素材等を調べました。
「救急救命最後の砦ドクターヘリ~日本の体制と機体について~」。みんな真剣に聴いてくれていますね。
「家族内の匂いの違いの謎~私とおかんとときどきオトン~」。匂いできたかー。気になりますね。
「コロナうつを防ごう」。タイムリーで大事な問題に取り組みました。
面白そうな研究がいっぱいありました。でもまだまだこれからというチームもいっぱいありました。
今回の反省やいただいたアドバイスを元にさらに練り直して,よりよい研究に仕上げていってください。
2020年09月24日(木)
学年朝礼(9月)
9月15日(火),9月の学年朝礼が行われました。
1年生(体育館)。「部活動の合同練習の際,他校の指導者の方から『国分高校生はよく挨拶をしてくれる。練習メニュー等を工夫して頑張っている。』と褒められました。練習時間や練習場所,そして今はコロナウィルス…。みんないろいろな制約の中で工夫して活動していると思います。その工夫が自分を成長させてくれると信じてそれぞれの活動を頑張ってください。」
2年生(武道館)。「もうすぐ高校生活の折り返し点です。今月の進路指導通信によると,高2の2学期に受験勉強を始めた生徒の65%は第一志望に合格しているのに対し,高2の3学期から始めた生徒では38%と激減しているそうです。今までの学習を見つめ直し,早めに意識を変えた方が良さそうです。受験勉強は日頃の予習ー授業ー復習にしっかり取り組み,基礎を固めることが何より重要です。」
3年生(正門付近のロータリー)。「今は『沈静』の季節,深く自分に潜り込み,自分と向き合ってすべきことに取り組んで下さい。学ぶときは姿形だけでなく,心を開いていおく必要があります。自分をコップに例えて考えてみましょう。どんなに大きなコップでも,その口が下を向いていたり,蓋をしたりしていたら何も入っていきません。スティーブジョブズは『学びは,学んでいるときはそれがどこに繋がっているのか分からないことが多い。振り返ったときに,ここに繋がっていたのかと気付くものだ。』と語っています。」
2020年09月24日(木)
全校朝礼(9月)
9月8日(火),表彰式と全校朝礼が放送で行われました。
まずは表彰式。なんせ放送室が狭いので,個人の賞状も各部の代表の生徒がまとめて受け取りました。
水泳部(男子)。県大会 団体2位!,100m平泳ぎ 優勝!,200m平泳ぎ 優勝!,100m平泳ぎ 2位,400m自由形 2位,400m個人メドレー 2位。
水泳部(女子)。県大会 ,200mバタフライ 2位,100mバタフライ 3位,100m自由形 3位,100mバタフライ 3位。
実用英語技能検定 2級。6名の生徒が合格しました。
音楽部。県高校音楽コンクール 木管楽器部門 金賞!
校長講話。タイミング悪く印刷室に入りきれない紙が放送室にまで搬入されており,窮屈な中での講話となりました。
コロナ禍による制約の中で大幅に縮小して行われた体育祭について触れ,「体育祭お疲れ様でした」と結びました。
講話を聴く生徒の様子。写真は1年3組。
放送による全校朝礼が続いています。表彰式を全校生徒の前で行えないのも本当に残念です。
コロナとの戦いはもうしばらく続きそうです。負けずに頑張っていきましょう。
2020年09月11日(金)
みんなで紡いだ舞鶴祭(体育祭)
9月5日(土)に行われた体育祭の様子を写真でご紹介します。全員の写真を掲載することは不可能ですが,ちょっと多めに写真を掲載しますので,体育祭の雰囲気を感じていただければと思います。
開会式。台風9号と10号の合間を縫って,奇跡的に好天に恵まれました。グラウンドコンディションも最高です。ウスバキトンボが群れ飛ぶ様子に秋を感じます。
選手宣誓。
準備運動。赤いはちまきは1年生です。
黄色いはちまきの3年生。
100m走。青いはちまきの2年生が僅差で1位。
こちらも2年生が1位。女子は特に2年生の強さが目立ちました。
一方男子は,3年生が気合いで1位をつかみ取っていました。
棒走。端っこの人は大変です。写真は2年生4走の4組。
1年生。転んで棒を追いかける姿も見られました。写真は7走の7組。
1位に輝いた3年生。写真はアンカー8組ですね。
200m走。各クラスから選ばれた選手たちの力走は見応えがありました。
200m走の歴代新記録達成の瞬間。3年生の馬場君おめでとう!
最終組の激戦を制したのは2年生。
輪回し。多くの生徒が写真のように手こずっていましたが…,
中にはと驚くほどの快走をを見せた生徒もいました。昔これで遊んでいたのでしょうか?
長縄跳び。コロナ対策のためクラスからの選手を2組に分け,例年の半分の人数で跳んでいます。2組の合計でクラスの回数が決まり,それをさらに合計した回数で学年の順位を決めます。
男女混合チームで跳ぶ1年6組。
1年5組も楽しそうです。大分ムダに高く跳んでいますが,端っこはこのくらいでいいのでしょう。
男女で分かれた1年8組の女子チーム。みんなの息がそろっています。
各自の集中した表情が絵になっている2年8組。
一生懸命な中にも楽しそうに跳んでいますね。3年1組。
集中しています。3年8組。
必死さが伝わってくる3年4組。集計の結果,3年生が1位でした!
綱引き。この競技もコロナ対策で選手を二組に分け,合計で競いました。Aチームでは三つ巴になり決着がつかず,Bチームで勝負がつくなど,見応えがありました。
竹取物語。優雅な名前の激しい競技です。今年は「自分の担当以外の竹に応援に行ってはいけない」というルールが加わりましたが,これも密を避けるためのコロナ対策です。
2年生と1年生の対戦。こちらの竹は3人対4人で,赤の1年生が有利そうですね。
と思っていたらやっぱりこうなりました。完全に引きずられています。でもこうなっても諦めない姿勢が素晴らしいですね。
2年生対3年生の対戦。さあこの竹は4人対4人で動きません。どちらが勝つのでしょう。
こちらの竹は多勢に無勢…。それでも諦めず,アクロバチックな体勢で耐えています。
転んだ仲間を乗り越えて,それでも竹に向かいます。
学級対抗リレー。まずは1年生がスタート。
いいバトンパスです。いや,右の2組は次の走者を追い越していますね。
ぶっちぎりで1位になった7組のお手本のようなバトンパス。
2年生。1組と6組の競り合い。
2組は笑顔でバトンパス。5組,完璧に合いましたね。
猛烈な追い上げを見せた6組を振り切って,1組が1位!
3年生。5組,慎重にバトンを渡しているのが伝わってきます。7組はちょっと息が合わなかったようです。
混戦です。バトンを落とさないように!3年生を制したのは2組でした。
応援合戦。
赤組,1年生。1列に並んでの演舞が見事でした。
学ランを放り投げて赤Tシャツに。
決まりました。
2年生。
団長の鹿子木君は少林寺流空手道全国チャンピオンです。その個人技にも注目が集まりました。
しかし団長だけではなく,全員が本気で練習してきたことが伝わる演舞でした。
3年生。
黄色い旗を使った演舞が見応えがありました。
応援席の声も一番大きく,全員で応援の部1位を勝ち取りました。
3年生のフォークダンス。今年は定番の「オクラホマミキサー」はなしです。もちろんコロナ対策です。オリジナルのダンスは距離をとってタッチは「エアタッチ」。
その後は文化祭で踊るはずだったダンスをクラスごとに披露した後,本部席に向かって決めポーズ。写真は5組。
3組。
1組。
2組。
7組。
6組。
8組。決めポーズが短かったなあ。シャッターチャンスを逃しました。
4組。真ん中で決めているのは担任の先生です。
閉会式。競技の部の優勝は2年生。応援の部の優勝は3年生でした。
今回はコロナ対策のため,3年生の保護者のみの参観とさせていただきましたが,学校にとっても生徒会にとっても,苦渋の決断でした。1・2年生の保護者の皆様,ご理解とご協力ありがとうございました。競技の部,2年生の優勝おめでとうございます。
2020年09月02日(水)
一昨年に続く入賞! SSH生徒研究発表会報告
お知らせ
令和2年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会において,理数科生物班の「出水市に侵入したリュウキュウアブラゼミはどこから来たのか」の研究が「SSH奨励賞」を受賞しました。一昨年の全国1位(文科大臣表彰)には及びませんが,全国ベスト12に相当する好成績です。
それでは,そこに至るまでの過程を簡単にご紹介します。
7月21日(火),発表要旨(和文・英文)とポスター発表の動画(5分)を事務局に送付しました。本来なら神戸で一堂に会してポスター発表のはずだったのですが,コロナの影響で撮影した動画での一次審査となりました。ビデオ撮影は放送物理部の生徒や先生に協力してもらいました。
その後は,絶対に2次審査に進むつもりで本気で準備を行いました。二次審査はZoomによる質疑応答20分のみ。練習のためのZoomの画面にはSSH主任のH先生が映っています。
8月11日に動画による1次審査が行われ,12日に「一次審査通過!」の連絡がありました。
8月15日~16日はカメラ位置やモニターの位置の調整,座り方等も含めて最後の質疑応答練習を行いました。
8月17日(月),Zoomによる2次審査当日。ビデオ撮影のためにH先生が離れたところから見守っている以外は先生方もシャットアウト。
発表直前,緊張してきました。
さあZoomでの質疑応答の開始です。自分たちの研究の面白さや意義を,先生方に思う存分語ってください!
画像はここまでです。
論旨の部分で先生方になかなか伝わらず苦労した部分もあったようですが,なんとかいい質疑応答ができたようです。
8月19日(水)二次審査結果(最終審査進出校)発表
9月1日(火),最終成績発表。
残念ながら最上位6校による最終審査に進むことはできませんでしたが,全国のSSH指定校222校の中で「今後の活躍が期待される」とされた6校に選ばれ,SSH奨励賞を受賞しました。
テーマに選んだ出水市のリュウキュウアブラゼミの発生が9月末だったため,たった1ヶ月で研究をまとめて準備不足のまま11月の県大会に臨むことになり,九州大会や全国大会への切符をつかめず,悔しい思いをしたと思います。最後の大舞台で賞を取ることができてよかったですね。本当におめでとうございます。
文部科学省へのリンクと,PDF資料も掲載します。ご協力いただいた皆様,ありがとうございました。
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/31/08/1419945_00001.htm
20200828-mxt_kiban01-000009630_1[PDF:252KB]
2020年09月02日(水)
美術部 壷アートに挑む!
壷アートの「壷」とは黒酢を熟成させる壷のことです。ひび割れたり中身が漏れたりして本来廃棄となる壷に,県内の高校生がアートを施し地域の活性化やPRにつなげようという企画で美術部が参加しました。
まず,壷の表面に絵の具がのりやすいように下地のお化粧を施している様子。
お化粧の上にデザインを施していきます。「コロナに負けずみんなが明るく笑顔で過ごせるように,願いを込めた作品にしたい!」
2点出品した作品のうち1点は,8月29日に実施された表彰式で特別賞「霧島市長賞」と「松下美術館賞」を受賞!
本企画が始まって以来初のダブル受賞を果たし,部員一同驚きました。アイディアを考案した1年生合同チームの代表星原君が表彰台へ!
上段中央の2つが国分高校の作品です。そのうち2つの賞をいただいた作品は右側の色とりどりの植物が描かれた作品「colorful レイワ」です。 ダブル受賞おめでとう!!
2020年08月24日(月)
世界遺産屋久島を学べ!舞鶴フィールド研修(屋久島サイエンスキャンプ)
8月20日(木)~21日(金),SSH活動の一環として,屋久島で研修を行いました。当初は3泊4日の予定でしたが,屋久島到着初日に屋久島での新型コロナウィルス感染が発生したことから,急遽日程を短縮して実施しました。参加したのは2年生19名(普通科6名,理数科13名)。
行きの船はフェリー屋久島。ここでの課題は,「カンムリウミスズメ,カツオドリ,トビウオを観察し,写真に収める」です。カンムリウミスズメは見られませんでしたが,オオミズナギドリを見ることができました。
屋久島での最初の研修場所は「白谷雲水峡」。下の写真は昼食後のくつろぎの一時。美しい渓谷です。
地質の専門家である成尾先生に同行していただき,屋久島の地質について説明していただきました。
植物の専門家である寺田先生には,屋久島の植物について説明していただきました。
1周約1時間の「弥生杉コース」を歩きながら,さらにいろいろな植物のお話を伺いました。
弥生杉。樹齢約3000年,樹高26mの立派な屋久杉です。大きすぎて写真に収めるのが難しいですね。
屋久島が「もののけ姫」の舞台のモデルになったのもうなずけます。息をのむほどの美しい森です。
途中,木が倒れて地層が垂直に剥ぎ取られている場所がありました。「これは約7300年前の幸屋火砕流の地層です。シラスのような赤っぽい土に軽石が混ざっているのが特徴です。」
第一人者の成尾先生に,現地で実物を前に幸屋火砕流の説明を聞く!来た甲斐がありました。
地質,美しい渓谷,美しい森,多様な動植物…,「世界遺産」屋久島はやはりすごいところです。
大きな花崗岩の上で記念写真。壮大な時間をかけて形成された正長石の大きな結晶が見えています。
宮之浦で夕食をとった後,2班に分かれ,地質班は宿にて研修。終了後は宿の周りで昆虫採集をした生徒もいたようです。
一方生物班は寺田先生から「ヤクシマカワゴロモ」の講義を受けた後,一湊川での灯火採集。
天然記念物に指定されている水生植物「ヤクシマカワゴロモ」を食べる「カワゴケミズメイガ」の研究を行っているメンバーが,明かりに飛んできた2頭を採集しました。写真のようにとまった状態の横幅が2cm位の小さな蛾です。幼虫は水中で天然記念物を食べているのでしょうね。
灯火採集終了間際の記念写真。
研修2日目。一湊に泊まった生物班は,早朝5時半に宿を出て,一湊川で「ヤクシマカワゴロモ」の観察。
天然記念物ではありますが,堰よりも下流は区域外であるため,持ち上げて観察しても大丈夫。地元のこどもたちがヤクシマカワゴロモに親しめる場所になっています。ちなみにそのように指定したのは今回の講師の寺田先生。
これがヤクシマカワゴロモ。石の表面に緑色の根が張っています。葉は針のようになっていてほとんど見えません。多くの株は水中にありますが,水しぶきがかかりさえすれば,この写真のように水面より上にあるものもあります。
現地で実物を手に取りながら,寺田先生からヤクシマカワゴロモの説明を聞く!この体験の貴重さが分かっているかな?
観察を終えて記念写真。持ち上げた石は全て元の形に戻しました。ちなみに朝の6時29分です。
朝食後は地質班と合流し,バスで屋久島南西部の「大川(おおこ)の滝」へ。
植物観察の様子。
地質の観察。この辺りの岩は屋久島の本体を形成する花崗岩ではなく,花崗岩が形成される時にマグマの熱が周辺の堆積岩を変性させてできた「ホルンフェルス」だそうです。
雄大な大川の滝をバックに,マスクを外して記念写真。
最後の研修地は「千尋の滝」。植物の観察もこれがラスト。
千尋の滝右岸の斜面は,想像を絶する巨大な花崗岩の一枚岩だそうです。
千尋の滝をバックに。今だけマスクを外して一枚。大川の滝とはまた違った迫力があります。
新型コロナウィルスの影響で半分に短縮されてしまった点は残念でしたが,生徒たちは屋久島の自然の素晴らしさを感じ,多くのことを学んでくれたのではないかと思います。
関係の皆様に厚く御礼申し上げます。
2020年08月19日(水)
大学の先生方による出前授業(1年生)
8月19日(水),14名の大学の先生方を学校に招いて,1年生を対象に「出前授業」が行われました。
人文科学分野「西洋における本と読書の歴史」鹿児島大学 法文学部 竹岡先生
心理学分野「やる気の科学」志學館大学 人間関係学部 野上先生
経済学分野「再生可能エネルギーの未来」鹿児島国際大学 経済学部 八木先生
国際関係分野「映画から学ぶ本物の英語」鹿児島国際大学 国際文化学部 飯田先生
法学・社会学分野「高校生が学ぶ消費者教育」志學館大学 法学部 柳田先生
工学分野「低炭素社会における自動車新技術」第一工業大学 工学部 仮屋先生
理学分野「チコちゃんに叱られる!から始めるミクロとマクロの科学」鹿児島大学 理工学研究科 秦先生
農学分野「土砂災害から身を守る」鹿児島大学 農学部 地頭薗先生
水産学分野「日本の食育と魚食文化」鹿児島大学 水産学部 佐野先生
栄養学分野「『食』のスペシャリストになろう」鹿児島県立短期大学 生活科学科 木下先生
薬学分野「薬学部での学び【入門編】」崇城大学 松田先生
看護学分野「看護と研究の関係性について」鹿児島純心女子大学 看護栄養学部 七川先生
保育学分野「こども学の道~保育者を志すあなたへ~」鹿児島純心女子短期大学 生活学科 河野先生
教育学分野「英語学」鹿児島大学 教育学部 濱崎先生
熱心にメモをとりながら聴いています。
授業後に,先生方に質問をする姿も見られました。
1年生はまだまだ自分の進路を模索しているところだと思います。
今日の授業がその進路探しの手がかりになるといいですね。
14名の先生方,ありがとうございました。
2020年08月18日(火)
放送による2学期 開始式
8月17日(月),令和2年度2学期の開始式が行われました。コロナ対策の観点から,1学期の終了式に続いて放送による実施となりました。
まずは表彰式。
県高校1年生ハンドボール大会 2位。今回は合同チームでの出場となりました。
続いて生徒会役員認証式。新生徒会長挨拶。
校長式辞。「秘めた才能の開花」
この夏,部活動のドリームマッチや練習試合,SSHのフィールド研修等,コロナ対策をしつつ,できる範囲の最大限の活動が行われました。これは3年生のリーダーシップがなければ,乗り越えられなかったと思います。3年生の皆さんの努力に感謝と敬意を表します。先ほど新生徒会の紹介がありましたが,各部活動でも新旧交代が行われました。バトンを引き継いだ1・2年生はこれからの国分高校をよろしくお願いします。
さて,「千と千尋の神隠し」等で有名な宮崎駿氏には,「自分の才能を判断してほしい,もし才能がなければあきらめる」という手紙がくるそうです。あるインタビューで,宮崎さんは「才能より内に秘めた自分の才能を発揮するエルネギーがあるかが大切でしょう。失敗にくじける人に隠れた才能は開花しないようです。私自身も才能に不安があります。」と答えています。「才能がなければあきらめます」という質問は,すで逃げ道を作っていると言いたかったように思います。
高校時代は進路を決める大切な時期です。高い目標も自ら納得して決定すると,エネルギーが満ちあふれます。内に秘めた才能を開花させる2学期にしてほしいと思います。
今夏は,コロナ感染が日本や世界各地で拡大しました。県内外の施設や高校でも大規模なクラスターが発生しています。熱中症にも気をつけながら,マスク,手指の消毒,換気の徹底が益々重要です。最後に,戦後75年の平和に感謝しつつ,日々できることを進めていきましょう。
2020年08月06日(木)
鹿児島大学の留学生と交流しました
8月5日(水),鹿児島大学から10名の留学生を招いて サイエンス&カルチャー・エクスチェンジ・プログラム(国際交流プログラム)が行われました。3月のマレーシア研修が中止になったため,それに変わる国際交流プログラムとして企画されたものです。参加したのはマレーシア研修に参加予定だった生徒を中心として,3年生30名,2年生20名,1年生12名の計62名です。
生徒館1階の1年生の教室を使い,生徒も留学生も5つのグループに分かれて交流しました。昼食時間も入れて5つのコマがあるので,きれいに一巡する形です。
運営は各グループに任されたので,様々な交流の形が見られました。写真は中国からの留学生がホワートボードを使って中国の説明をしているところです。もう一人はアフリカのマラウィからの留学生です。
この教室は日本文化を紹介し,さらに体験してもらおうというテーマだったようです。
定番の書道体験。マラウィからの留学生はどうやら水産学部ですね。ちなみにこのような記念写真の時は,マスクを外してもらいました。
日本文化を代表する?「二人羽織」は全世界でウけるようです。羽織が不十分ですが,十分楽しんでもらえたようです。
インドネシアからの留学生も喜んで参加。流暢な英語で話してくれましたが,日本文化が専門で,実は日本語もペラペラです。
上手に鶴を折り上げた手前の女性は,ネパールからの留学生。専攻は神経外科だそうです!
お返しに得意のダンスを披露してくれました。マスクのままのダンスはちょっときつかったのでは?
こちらの2年生中心の教室では,自分たちの課題研究を紹介してコメントをもらったり,調査に協力してもらったりしていました。
写真のタンザニアからの留学生は歯学部で勉強しています。「タンザニアとケニアの国境はとてもいい加減で,野生動物は普通に行ったり来たりするし,マサイ族も平気で行ったり来たりする。」と言う話はバカうけでした。
中国からの留学生の「天然パーマに悪いやつはいない!」と書かれたTシャツは,こういう場面での「つかみ」としては最高だなと思いました。
こちらの教室では,グループを作り,会話重視の交流を行いました。
とても真面目で誠実な人柄が印象的だったネパールからの留学生は神経外科専攻の医学生です。話せる言語はなんと6カ国語!
農業経済学を学ぶベトナムからの留学生。とても気さくな方で話しやすかったです。
こちらの教室はALTのジョニー先生も加わり,質疑応答形式で交流しました。向かって左が中国からの留学生で,工学部で勉強しています。右はウガンダからの留学生で,稲作等の農業について研究しています。
各教室での記念写真。
最後は校舎の前で記念写真。
短い時間でしたが,とても有意義な交流ができたと思います。マレーシア研修の代替案としてスタートした企画でしたが,今後も続けていってもいいかもしれません。
別れ際に握手をしようとした生徒に対して,ネパールの留学生が「今日はお互いのために握手はしないルールだから。」と断っている姿が見られました。生徒にも留学生にも申し訳ない気持ちになりましたが,コロナ対策上仕方ありません。留学生の皆さんの意識の高さを感じた一幕でした。マスクの着用にも協力してくださいました。
異国の地でのコロナ禍という大変な状況が続くと思いますが,お体に気をつけて勉強・研究の方も頑張ってください。
10名の留学生の皆さん,本当にありがとうございました。