分類
2017年05月23日(火)
生徒総会・家庭クラブ総会
5月23日(火),生徒総会と家庭クラブ総会が行われました。
議長の司会のもと,様々な問題について協議されました。
1年生からも活発に意見が出されました。
自分たちの良くない点について,多くの意見が出されたのが印象的でした。学校をさらによくしていきたい,という気持ちを強く感じる生徒総会でした。
生徒総会終了後,3年生は武道館に移動して奨学金についての説明。1・2年生は引き続き,家庭クラブ総会です。写真は今年度の家庭クラブ役員の紹介。
家庭クラブでは,昨年熊本の復興支援ボランティア活動を中心に,充実した活動が行われました。今年も様々な取り組みを期待しています。
生徒の皆さん頑張ってください。
2017年05月22日(月)
ISEF 選手団帰国
5月20日(土),約1週間滞在したロサンゼルスをあとにし,一路日本へと飛び立ちました。
ロサンゼルスからサンフランシスコまではカリフォルニア州の海岸線に沿って北上するように飛びます。写真左に見える湾は,モンテレー湾。もうすぐサンフランシスコです。来たときと同様,サンフランシスコ上空からはゴールデンゲートブリッジを見ることができました。
ロサンゼルスを20日の13:30頃に飛び立ち,機内食を2回食べて,日本の成田空港に着いてみると,21日の16:00。フライト時間が約12時間と行きよりも長くなるのは,偏西風に逆らって飛ぶためです。日付変更線を右から左に超えるため,手帳に書くと26時間以上飛んだように見えます。行きに14日が2回あった分,帰りは20日の午後と21日の午前がどこかにいった感じです。要するに何が何だかわかりません。これが「時差ボケ」の原因でしょうか?ちなみに太陽と同じ方向に進むので,フライト中はずっと昼間です。
成田空港で解散式。ここからは日本各地に帰って行きます。ちなみに国分高校チームはこの日の最終便に間に合わないため,羽田空港近くにもう1泊です。みんなかなり疲れています。
ISEF(国際学生科学技術フェア)は終わってみるとあっという間の,夢のような舞台でした。入賞こそできなかったものの,逆にISEFでの入賞も決して夢ではないと確信することができました。これまでは「世界進出!」を目標にしてきましたが,今後理数科1・2年生にとっては,「ISEF入賞」が目標になります。3年生は今回の経験を後輩達にしっかり伝えて欲しいと思います。そうした縦のつながりも,理数科の強みです。
最後になりましたが,今回多くの方々に様々な形でお世話になり,世界の舞台に立つことができました。生徒達にとっては人生を左右するような大きな経験になったと思います。この場をお借りして厚くお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
2017年05月22日(月)
平成29年度 6月行事予定表
6月行事予定表を掲載します。
2017年05月21日(日)
ISEF グランドアワード表彰式・ロス市内観光
5月19日(金),ISEF最終日,午前中はグランドアワードの表彰式が行われました。こちらが公式な審査による表彰です。
日本からは,個人研究3研究が,グランドアワード2等を受賞しました。写真には日本人3人が写っています。日本学生科学賞からは島根県立益田高校(カイコの繭に色をつける研究)が入賞しました。残念ながら国分高校のツクツクボウシの研究は,世界の舞台での入賞は叶いませんでした。
表彰式終了後,ステージ前で日本学生科学賞(JSSA)のメンバーで記念撮影。
高校生科学技術チャレンジ(JSEC)の代表も交えて,日本代表全員で記念撮影。胸に赤いリボンを付けているのが入賞者。
会場の外のISEFのロゴの前でも記念撮影を,と思ったら,またも外国チームが乱入。どこから来たのか尋ねると,「ジョージア」と答えたので,アメリカ・ジョージア州の代表かと思いましたが,国旗が気になり調べてみると,「グルジア」でした。それぞれの国の名前を英語で何というかは要注意です。ちなみにヨルダンは「ジョーダン」と聞こえますね。みんなモデルさんのようでした。
ポスターの撤収後,読売新聞の方から,「この場で発表できたこと自体が,素晴らしい経験になったと思います。受賞できなかったチームもこの経験を糧にしてこれからも頑張ってください。」とお話がありました。
さあ,いつまでも落ち込んではいられません。切り替えていきましょう。バスを待ちながら,青森南高校のメンバー&添乗員(中央)さんと。
午後からは,ロス市内観光。まずは「ジョージ.C.ペイジ記念 タールピッツ博物館」ここは地上に原油が湧き出している場所で,そこに大昔の動物達がはまり込んで,化石として発掘されたのだそうです。その中には絶滅した動物たちも数多く含まれ,北米大陸の自然史を理解するうえで重要な場所なのだそうです。
ここが発見される以前は,北米大陸にはマンモスはいなかったというのが定説だったようですが,下写真の骨格が出てきてあっさり覆されたということでした。他にも絶滅した巨大なナマケモノや有名なサーベルタイガー等興味深い骨格が多数展示されていました。
中庭にはヘゴなどの亜熱帯の植物が植えられ,デイゴの仲間が花を咲かせていました。よく見るとデイゴの花の蜜を吸う蜂のような生き物が…。そうハチドリの仲間です。南北アメリカ大陸に多くの種類が生息しています。どうやら若鳥のようで,種類まではわかりませんでした。
次に向かったのは,なんとハリウッド!町から見上げる高台に,あの有名な「HOLLY WOOD」の文字が見えます。
ハリウッドといえば映画の都。アカデミー賞のレッドカーペットの階段で,先生方や添乗員さんも一緒に記念撮影。この階段を上がったところがアカデミー賞の授賞式の会場です。
下を見て歩いているのは,有名な「ウォーク・オブ・フェイム」を見ているからです。日本人では黒澤明監督と,日本人といえるかどうかわかりませんが,「ゴジラ」の2人?の名前があるそうです。
こちらも超有名な,チャイニーズ・シアター前のスターの手形・足形。画面下の中央は「メル・ギブソン」のもの。その他,何度綺麗にしても,あまりにも多くの人が触るのですぐに真っ黒になるマリリン・モンローの手形,亡くなった後に子供たちが遺品の靴で押したマイケル・ジャクソンの足形,等いろいろな逸話をガイドさんから教えていただきました。
町全体が映画の博物館のようでした。クラークゲーブルなどの往年の名優のものもあり,生徒たちよりも先生方の方が興味津々だったかもしれません。映画ファンにはたまらない場所ですね。
これで全ての予定が終了。名残惜しい気もしますが、明日帰国の途に就きます。今夜は荷物の整理をしっかりやってください。
2017年05月20日(土)
ISEF 一般公開・スペシャルアワード表彰式
5月18日(木),午前中は引率者や地元の小中学生等に対して研究を発表しました。もちろんファイナリスト自身が興味のある研究を聞きに行ってもかまいません。
開始早々,女子2人が浴衣の帯を整えに行っている間に聞きに来てくれたのは,アメリカ在住の日本人。ちなみに男子生徒が着ているのは,2年上の先輩たちがISEF参加を目指して作った「No Science, No Life」のノコギリクワガタのTシャツ!2年遅れましたが,先輩たちの想いをのせたTシャツが世界の舞台に立ちました。
多くの方が聞きに来てくれて,ツクツクボウシの屋久島方言の声の違いは,外国の方にもわかってもらえたようです。「霧島」法被も活躍しました。
こちらの女性はロサンゼルスの小学校の先生で,「ぜひ子供たちにこの研究を話してあげたいわ!」と言ってくれました。
ちなみに日本チームの女子は,全員浴衣で一般公開に臨みましたが,これは大変好評だったようです。写真は,「一緒に写真を撮らせて」と言ってきたサウジアラビアの引率の女性。
英語がなかなか出てこなくても,みんなで協力して発表していました。写真は香港の若者たち。
下の男性は,オーストラリアのアマチュア昆虫研究者。セミも調べているそうです。外国の人と共通の話題で盛り上がれるというのは貴重な体験です。
日本語は全く話せない日系の男性と娘さん。浴衣を着てみたそうでした。発表も熱心に聞いてくれました。
英語ではなかなか伝わらなかったタイの引率の先生。日本語でゆっくり説明したら通じたそうです。日本に留学経験があるのだとか…。
約4時間の長丁場でしたが,終わってみるとあっという間でした。英語というツールを使って,いろいろな国の方と話すことができました。最後に浴衣と法被姿で記念撮影。
会場前でも記念撮影。
19:00からはスペシャルアワードの表彰式がありました。これは大学や研究機関,軍や企業等が選定する表彰で,日本でいうと「特別賞・協賛社賞」という感じでしょうか。残念ながら今回は日本からの受賞はありませんでした。
明日のグランドアワードの表彰に期待しましょう!
2017年05月19日(金)
ISEF グランドアワード審査!
5月17日(水),いよいよISEFグランドアワードの本審査の日を迎えました。同時進行でスペシャルアワード(特別賞・協賛社賞)の審査も行われます。みんなビシッとスーツで決めています。
読売新聞の方から,激励と最後の注意・確認がありました。
いざ審査会場へ!
他の国のファイナリストたちも続々と入場していきます。本当にいろいろな国から参加しています。雰囲気にのまれず,頑張ってきてください。
当然大人は入れてもらえず,近くの「サンタモニカ」という海辺の街に取材に行きました。
海に着くと,いきなりBrown Pelican(カッショクペリカン)の若鳥が出迎えてくれました。びっくりする大きさでした。
午前の審査が終わり,昼食。ターキーのサンドイッチをほおばっています。発表は比較的順調だったようです。
そして午後の審査のために再び審査会場へ。
外に取材に出かけると,Purple Finch のオスが綺麗な声でさえずっていました。
午後4:30,全ての審査が終了。みんないい表情ですね。
英語での発表をサポートしてくれた通訳の大鶴さんと記念撮影。質疑応答では何度も助けていただき,なんといっても精神的な面でとても心強かったようです。
ホテルで着替え,USH(ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド)で最後の交流会。なんとUSHを貸し切って,アトラクションや飲食もすべてFree!長かった審査の疲れを吹き飛ばしましょう。
USH内にはあちこちに「ISEF」のロゴが映し出されていました。食べきれないほどのピザやパスタを食べ,バタービールを飲み,ハリウッドの夜を満喫したようです。
貸し切りは深夜0:00まででしたが,明日の一般公開に備えて少し早めにUSHを後にしました。長い一日でした。
2017年05月18日(木)
ISEF ポスターによる予備審査実施
5月16日(火),ISEF選手団は,ポスターによる予備審査を受けました。とはいっても,ポスターだけで審査されるので,生徒たちは午前・午後とも別室で通訳の方と発表練習を行いました。
今朝はロサンゼルスの街を楽しみながら,ホテルから会場まで歩きました(約25分)。朝食は途中の店でパンケーキ。
会場につくと早速,通訳の大鶴さん(アメリカ生まれアメリカ育ち)のアドバイスで,発表原稿の最終修正。みんな真剣です。
昼食は近くのレストランでパスタ。今ロサンゼルスはジャカランダの花が満開で,あちこちで紫色の花が見られます。
会場の芝生では,繁殖期を迎えたCommon Starling(ホシムクドリ)が虫を捕まえて巣に運んでいました。
午後も通訳の大鶴さんとともに発表練習と質問対策。アリゾナ州立大学大学院で保全生物学を専攻している大鶴さんは,アリゾナから7時間かけてバスで来てくれました。
午後7:00からは交流会。写真は会場前の様子。ここでも大人たちはシャットアウト。
中では,ダンスを踊ったり,
後方で食事をしたり,一緒に写真を撮ったり,
またダンスで盛り上がったり,一緒にゲームを楽しんだりと,大いに交流を深めたようです。
午後9:00解散。明日はいよいよ審査会です。ゆっくり休んで,英気を養いましょう。
2017年05月17日(水)
ISEF 開幕!オープニングセレモニー
5月15日(月),ポスターの設営をして,ポスター・展示・研究内容に違反がないかの審査を受ける日です。そして夜はオープニングセレモニー。
まずはポスター・展示ブースの設営。PCの調整,提出書類の確認,秘密兵器の製作等,それぞれ分担して仕事を進めます。
一応,設営完了。さあ展示チェックのボランティアさんを呼んできましょう。
さあ展示の審査です。「ポスターが台からはみ出しているからもっと中に入れて。審査員に示すPCの画面を一通り見せて。」そんなことまで?
10分くらいかかって,審査をクリア。なんとか予定通りの展示で行けそうです。
展示審査終了後,会場内のフードコートで昼食。休憩時間に外に出てみると,大都会ロサンゼルスの町中にもかかわらず,小鳥たちの姿が見られました。写真はYellow Warbler(キイロアメリカムシクイ)。そのほかPurple Finch, Mourning dove 等がいました。
午後は通訳の方との打ち合わせ & 発表練習。
午後5:00,ビュッフェ形式のオープニングディナー。写真は,JSECからの代表も含めた日本代表女子のテーブル。左奥のテーブルに男子と残りの女子が座っています。とんでもなく広い会場で料理を取りに行くのが大変でした。
オープニングセレモニーの様子。主催者あいさつや,講演会のあと,オリンピックと同じようにアルファベット順に国名がコールされました。スクリーンにはそれぞれの国を代表する風景とともに,7秒ほどのメッセージ映像が映し出されました。日本の映像には国分高校の反田さんが出演。「I have a JA, I have a PAN, んー, JAPAN! 」と大きな声ではじけていました。そうPPAPですね。全ての国に大きな拍手が送られ,とても感動的なセレモニーでした。
オープニングセレモニーを終えて。
記念写真を撮っていると,クウェート代表チームが乱入。すぐ友達になれそうな雰囲気です。
これからこの若者たちは,この交流をきっかけに,更に視野を広げていくことでしょう。今回生まれたつながりを大切にしてほしいと思います。
2017年05月16日(火)
ISEF選手団アメリカに到着
5月14日(日)12:00(現地時間),日付変更線を西から東にまたいだため,終わったはずの14日の昼にアメリカロサンゼルス空港に到着しました。途中,サンフランシスコ上空からは有名なゴールデンゲートブリッジを見ることができました。
荷物を受け取り,バスでホテルへ。
ロサンゼルス空港周辺の風景。右手奥に見えるのがダウンタウンの高層ビル群。
ホテルに大きな荷物を置き,ISEF会場のロサンゼルスコンベンションセンターに到着。入り口付近のボードには全ての参加者(約2000人)の名前が!
あると分かっていても,やっぱり見つけるとホッとしますね。
発表用のポスターを簡単に設置し,今日のメインイベント、「ピンバッジ交換会」へ。ただし引率者はシャットアウト…。会場内の様子は後日紹介します。
ピンバッジ交換会を終えて,日本学生科学賞(以降JSSA)の代表6チームで記念写真。それぞれ100個くらいのバッジを交換できたようです。
ちなみに国分高校チームは,霧島市からお借りした法被(はっぴ)で臨みました(霧島市観光課にお礼申し上げます)。霧島の文字と龍馬のシルエットが何ヶ国のHPに掲載されるでしょう。
シャトルバスを待ちながら,マレーシア代表チームと。後ろに見えるのはカナリヤ軍団,ブラジル代表チームです。
さらに,UAE代表チームと。すごい数のバッジを名札に付けています。
人種や国籍,文化の違いなどを超えた若者たちの交流はとても微笑ましいですね。明日以降のプログラムも楽しみです。
とても長かった5月14日が,やっと終わりました。
2017年05月15日(月)
国際科学技術フェア(ISEF)に向けて出発❗
5月14日(日)、国際科学技術フェア(ISEF)に出場する3名が、アメリカに向け旅立ちました。
家族に見送られ、鹿児島空港を出発。
羽田空経由で成田空港へ行き,出国審査を終えたところ。さあいよいよ日本を出発です。
成田空港を出てしばらくすると,1回目の機内食。肉派が多かったようです。
英語での質疑応答に若干不安が残るものの、できる準備はすべてやって来ました。あとはとにかく世界大会を楽しむつもりでいきましょう。