4 学習・進学関係
2019年12月23日(月)
校内課題研究発表会&かごしまの未来(あす)を語る会
12月23日(火),校内課題研究発表会が行われ,その一部を三反園県知事が参観し,「かごしまの未来(あす)を語る」座談会も合わせて行われました。参加したのは1・2年生全員。
午前の部,理数科課題研究6班のステージ発表。まずは情報班。
数学班。
化学班。
物理班。
4班の発表が終わったところで,三反園知事が到着。
地学班。三反園知事は最前列の席で参観されました。
生物班。後半の2班はすごいプレッシャーだったと思います。
発表後,地学班と生物班は三反園知事からインタビューを受けました。地学班の宮本君,ガチガチに緊張しているのが伝わってきます。
生物班も緊張気味です。
続いては普通科生徒による「私が県知事になったら」。これは純心女子大学で行われた英語プレゼンテーションコンテストで発表したものです。鹿児島県をよりよくするための様々な提言を英語で行いました。知事の前で発表するのは勇気がいります。
このチームは随分にこやかにインタビューに答えていました。
続いて「かごしまの未来(あす)を語る」座談会。次々飛び出す生徒からの質問に的確に答えてくださいました。
生徒会長からお礼の言葉。
三反園知事を囲んで記念撮影。
三反園知事,お忙しい中ありがとうございました。
昼食をはさんで,午後は普通科2年生の課題研究ポスター発表。1年生は発表を聞いてコメントを書き,「Good Job」欄に貼り付けていきます。
発表する2年生も,聞いている1年生もみんな真剣です。
国分高校生の課題研究の「本気度」を感じていただけたのではないかと思います。
理数科2年生もポスター発表に参加しました。化学班はできあがった酢を手の甲に一滴垂らして,試飲(試しなめ?)をしてもらっていました。そういう意味ではポスター発表向きかもしれませんね。
3年生は授業中ですが,7月に行われた「CASTIC」でグランドアワード1等を受賞した3年生2人は特別に参加しました。ポスターの作り方や発表の仕方など,1・2年生にとっては大いに参考になったのではないでしょうか。
冬休み明けの1月末には,SSH成果発表会も行われます。今日質問されたことやいただいたアドバイスを活かし,さらに研究に磨きをかけて臨んでください。
1・2生の皆さん,お疲れ様でした。
2019年12月17日(火)
人権・同和教育全校研修会
12月16日(月),人権同和教育全校研修会が行われました。講師は伊集院で太鼓店を営む宮内礼二さん。演題は「誇りをもって生きる」。宮内さんは部落解放同盟鹿児島県連合会書記次長としても活動されています。
まずは自己紹介ですが,いつもの講演会と雰囲気が違います。宮内さんが生徒の列の中に入っているように見えるためです。
実はこのように生徒の列の真ん中が空けられていて,宮内さんの作業台が置かれていたためです。太鼓作りの実演をしながら,これまでの経歴や太鼓作りにかける思い,子どもたちからかけられた言葉等について話されました。
経験したことのない位置関係も新鮮で,生徒たちの顔も生き生きとしています。
手際のよい太鼓作りの技にも興味津々です。
全然違う方を見ている生徒もいるじゃないかと思うかもしれませんが,さにあらず。宮内さんの手元がビデオで撮影され,スクリーンに映し出されているのです。
途中で質問タイムもありました。
昔テレビで放映された太鼓作りの番組の一部も上映されました。出演したのは宮内さんのお父さんだそうです。
ペラペラでふにゃふにゃだった牛の皮が,ピンと張られ,さらに乾燥することでいい音が鳴るようになります。
講演終了後は宮内さんの周りに生徒たちが大挙して押しかけました。講演会の後に講師の先生がこんなに囲まれるのを初めてみました。
太鼓をたたいてみたり,においをかいだり,余った皮を触ってみたり…。君たちは終礼は大丈夫?
体育館後方には牛1頭分の皮が広げられていました。これが太鼓になっていくんですね。
牛の皮を使うことで,太鼓作りは残酷な仕事と誤解されることもあるそうです。実際は余った皮を無駄にしないよう,命を無駄にしないよう有効に使っているのに。
差別の根底にあるのは,無知や誤解なのかもしれません。「聞いたことやうわさなど表面的な知識で誤解してそれが差別につながる。いろいろなことを正しく知って自分の頭で考えることが大事です。」という宮内さんの言葉は重みがありました。
宮内さん,貴重なお話をありがとうございました。
2019年12月09日(月)
サイエンスキャッスル 2019で化学班がポスター発表優秀賞!
12月8日(日),熊本市の熊本第二高校で行われたサイエンスキャッスル2019に3つの課題研究班が出場しました。
まず午前中はポスター発表です。
理数科サイエンス部2年生物班。「出水市に侵入したリュウキュウアブラゼミの研究」。生物班は午後の口頭発表にエントリーしているので,ポスターはオープン参加です。
理数科サイエンス部2年化学班。「特産物から新たな酢を!」。作った酢のサンプルを持っていき,なめてもらったのが好評だったようです。
審査員の先生方もずっと笑顔でした。いい雰囲気で発表できたようですね。
他校の生徒もたくさん聞きに来てくれました。
普通科2年自主ゼミ「抜け殻班」。「セミの抜け殻は語る」。こちらも楽しそうに発表できていました。
昼食をはさんで口頭発表です。生物班は12チーム中11番目の発表でした。この大会の口頭発表は7分という短時間なので,時間内に収めるのが大変です。
生物班は,受賞はかないませんでしたがよく頑張っていました。次に向けての課題を見つけることができました。
そして,化学班がポスター部門で優秀賞(2位タイ)を受賞しました。おめでとうございます。
出場したメンバーはもちろんですが,同行した理数科1年生も大いに勉強になったと思います。今後の研究活動に生かしてほしいと思います。
2019年12月06日(金)
企業等による出前講座
12月4日(水),2年生全員を対象に,「企業等による出前講座」が行われました。地元の企業8社から講師をお招きして,それぞれの会社の業務内容や地元とのつながりについてお話しいただきました。
6限目は武道館で九州タブチ国分工場の竹内先生から,仕事をする上での心構えや意識,姿勢の大切さ等について教えていただきました。教員にとっても勉強になる貴重なお話でした。
7限目はそれぞれの進路希望に応じて8つの講座に分かれて講義を受けました。
上野原テクノパークにある藤田ワークスは板金の精密加工を行う会社です。担当の濱畑先生は国分高校のOBだそうです。
国分広瀬にある「としクリニック」は耳鼻咽喉科をメインとした病院です。副院長の竪山先生が医療分野についてお話しくださいました。
瀬戸川動物病院は学校のすぐ近くにあります。院長の瀬戸川先生が獣医の仕事内容等について説明してくださいました。
国分敷根にある鎌田建設。専務取締役の鎌田先生が土木・建築分野について説明してくださいました。鹿児島掃除に学ぶ会の活動にも取り組んでいらっしゃいます。
鹿児島空港前にあるバレルバレープラハ&GEN。代表取締役の山元先生が麹(こうじ)や発酵食品について説明をしてくださいました。
霧島市消防局。総務企画課の上水流先生が消防士の仕事について話してくださいました。
霧島市役所。落合先生が市役所の役割,働く上での心構え等について話してくださいました。
最後に国分幼稚園。二渡先生と古城先生のお二人が保育分野についてお話しくださいました。
後半は子どもたちと行う体を使った本気の遊びを体験しました。写真は「かみなりどんがやってきた」。かみなりどんに持っていかれないようにコールされた場所を手で押さえて守ります。写真は二人組バージョンですね。
守り切ったら…,ガッツポーズとともに大きな声で「イエス!」。高校生もつい本気になります。
最後は「からだかるた」。コールされたところを素早くたたきます。「ひざー」。Y先生,早さを競う遊びなんですけどわかってますか?
「ほっぺたー」。このゲームは二人組にならない方がよさそうですね。
様々な業種の仕事内容だけではなく,仕事をする上での真摯な姿勢や社会に貢献するという意識の大切さを学ぶことができました。各教室とも非常に有意義な時間になったと思います。
講師の先生方,本当にありがとうございました。
2019年10月28日(月)
グローバル サイエンティスト アワード ”夢の翼”で普通科生徒が入賞!
10月27日(日),城山観光ホテルでホテルで行われた「グローバル サイエンティスト アワード ”夢の翼”」に普通科2年自主ゼミの3班が出場しました。
抜け殻班,「セミの抜け殻は語る」。校内のセミの抜け殻をすべて採集し,種類や雌雄による発生消長の違いやセミの羽化数と気象条件との関係を調べました。
シジミ班,「国分平野はほぼ占領?」。国分平野における外来種タイワンシジミの分布,生息状況について調べました。
雑草班,「ヒトの影響を大きく受けている場所の外来植物」。近くの国分寺跡(400m2)における外来植物の現状について調べました。
表彰式。
抜け殻班が「株式会社ソラシドエアー賞」を受賞しました。前列右から4番目ですね。おめでとうございます。夏の盛りに毎日1時間以上かけて校内のセミの抜け殻を全て採集するという大変な作業が報われましたね。
まだまだ経験は浅いですが,このような発表会を通してプレゼン力がどんどん向上しているのが分かります。入賞できなかったチームにとってもいい経験になりました。
国分高校SSH事業の要である普通科課題研究にとっても,大きな一歩になりました。
2019年08月22日(木)
大学出前講座
8月21日(水),1年生全員を対象に,外部講師による特別講座が実施されました。14の講座が開かれ,生徒たちは希望する講座を2つ受講しました。
文学(語学)分野。鹿児島国際大学の木村先生による「ハングルの歴史と文字的特徴」
心理学分野。志學館大学の野上先生による「『やる気』の科学」。
経済学分野。下関市立大学の関野先生による「アベノミクスとは何だったのか」。
国際関係分野。宮崎公立大学の梅津先生による「1964年の東京オリンピックはどう報道されたか」。
法学社会学分野。鹿児島大学の松田先生による「商法入門」。
工学分野。九州工業大学の淵脇先生による「見えない“流れ”を視る!」。
工学(建築・デザイン)分野。近畿大学の小池先生による「『街並み』を科学する」。
理学分野。福岡大学の松原先生による「生活を支える有機化学」。
農学分野。宮崎大学の續木先生による「家畜のあゆみ」。
水産学分野。鹿児島大学の佐野先生による「日本の食育と魚食文化」。
栄養学分野。鹿児島県立短期大学の木下先生による「食品の香りや色を作り出す酵素の働き」。
看護学分野。鹿児島純心女子大学の小楠先生による「看護ってどんな仕事?」。
保育学分野。鹿児島女子短期大学の丸田先生による「子どもの生活と遊び」。
教育学分野。福岡大学の伊藤先生による「外国人児童生徒と日本の学校」。
1年生の皆さんにとっては専門的な部分がちょっと難しかったかもしれませんが,大学等でさらに詳しく学びたい!という気持ちが強くなったのではないでしょうか。
14名の先生方,ありがとうございました。
2019年08月21日(水)
桜蔭理工系女子育成プログラムで女性研究者を訪問!
8月20日(火),国分高校SSH特別事業「桜蔭理工系女子育成プログラム」の一環として,女子生徒のロールモデルを育成することを目的として,第一線で活躍する女性の科学研究者を訪問。お2人の女性研究者に研究者を目指した理由や研究内容等の講義をしていただきました。参加したのは2年生の女子18名,男子3名。
9:10~10:40,第一工業大学 自然環境工学科助教の森園先生に,研究者になるまでの生い立ちや栄養学,霧島の魅力,地域イノベーション,研究の手法等について講義をしていただきました。
先生は国分高校のOGでもあります。
かっこいい先輩の姿は大いに刺激になったと思います。
その後鹿児島大学に移動し,学食で昼食。
13:30~15:30,鹿児島大学 電気電子学科教授の青野先生に研究者になるまでの生い立ちや,電気電子の魅力等について講義をしていただきました。プラズマを利用したタネの発芽の実験や人工ダイヤモンドの作成等様々な研究をしてこられたそうです。また大学生活で心がけて欲しいことや学部学科の選び方等の話もありました。「継続は力なり。自分の興味があることを,続けることが一番大事です。」
第一線で活躍するお2人の女性研究者のお話を通して,「研究」を仕事にするということの意味や研究の面白さが伝わったのではないでしょうか。
森園先生,青野先生,お忙しい中 貴重なお話をありがとうございました。
2019年07月25日(木)
トヨタリコチャレ
令和元年7月24日(水),トヨタ車体さんと内閣府男女共同参画局が企画・実施している理工系女子を育成するためのプログラム「理工チャレンジ2019」に本校生が参加しました。参加したのは,1年生 女子9名,3年生 男子1名。
10:00~10:20 スケジュール説明,社長挨拶,会社紹介。
10:20~10:40 女性技術者による業務説明。女性技術者の必要性や女性の働きやすい環境の整備に取り組んでいる等の話がありました。トヨタ車体の働きやすい環境を実感することができました。
10:40~11:20 車の製図ソフトであるCATIAの使い方の説明があり,CATIAを活用して3Dプリンタで,それぞれの名前の入ったキーホルダーを作成しました。
3Dプリンターをのぞき込んでいます。
名前入りキーホルダー完成!
昼食はちょっと早めの時間に社食でとらせていただきました。好きなメニューを好きなだけ選べてみんなおいしそうです。
食事後はポッチャ体験。社員の皆さんのリフレッシュ法なのでしょうね。
12:30~13:00 電気ノイズの影響についての実験とハーネスを使ったブレスレット作り。
まずは材料を選んで…,
説明に従って作っていきます。
時にはお互いに協力しながら。
できた!
13:05~13:50 プログラミング体験。プログラミングで業務が効率化できていること,プログラミングを学ぶことで論理的思考力が高まり人の気持ちが分かるようになること等,プログラミングの意義や重要性を学ぶことができました。
13:55~14:40 厚紙を使ったワイパーリンクの作成。
ワイパーってこうやって動いてるんだ。
14:40~14:50 質疑応答,アンケート記入。
女性技術者の生き生きとした話を聞いたり働きぶりを見たりすることで,そのやりがいを体感し,女子生徒の将来の進路の選択肢も広がったことでしょう。また,ものづくりや科学実験を楽しみながら体験することで,ものづくりや科学技術に対する興味・関心が高まりました。すばらしい先輩方に続いてほしいと思います。
ご指導くださったトヨタ車体の皆さん,ありがとうございました。
2019年06月10日(月)
英語科研究授業
5月30日(木),英語科の研究授業が行われました。対象は1年生,テーマは環境問題でした。
前半はレイチェル・カーソンが「沈黙の春」を書くきっかけとなったDDT(農薬)の散布に関する文章をALTの先生が読み,それを聞き取りました。
後半は班ごとに「Kokubu Times」という新聞を作成しました。写真は,協力しながら記事の準備をしている様子。
自信のないところは,教科担任の先生やALTの先生にアドバイスをもらいました。
英語力に加えて,コミュニケーション力,表現力,紙面の構成力等,様々な力が求められるアクティブな授業が展開されていました。
2019年06月04日(火)
課題研究基礎講座
5月31日(金),筑波大学生命環境系 常勤研究員の蔵満司夢先生(農学博士)を講師に招いて,課題研究基礎講座が行われました。先生ご自身も高校時代にSSHの活動を経験されたそうです。
高校時代にSSHで行ったオトシブミという昆虫の寄生蜂のお話や,現在も続く寄生蜂研究のディープなお話はインパクトがありました。芋虫体内の寄生蜂の幼虫の様子も動画で流されましたが,生徒たちは驚きながらも興味津々でした。
寄生蜂が寄生する相手(ホスト)の行動をコントロールしたり,特定の植物を食べた芋虫には寄生蜂が寄生できなかったりと,寄生蜂の世界は不思議がいっぱいです。質疑応答の時間には質問が相次ぎ,最後は残念ながら時間のため打ち切られました。
「世界の誰も知らないことを調べることが大事。巨人の肩に乗ることで知識の端っこを知ろう。」,「調べたことは何らかの形で必ず論文(印刷物)にまとめるようにしよう!」など,これから課題研究を進めるに当たってとても大切なことをたくさん教えていただきました。
国分高校のためにはるばるお越しいただいた蔵満先生,貴重なお話をありがとうございました。
2019年05月24日(金)
世界に誇る霧島学
5月24日(金),霧島市や鹿児島県の現状や課題,新しい取組などを講演形式で学ぶ「世界に誇る霧島学」の第1回目の講座が開かれました。対象は1年生全員。
講師は霧島市商工観光部霧島PR課総務企画グループの亀石先生。霧島市の魅力の発掘や発信に向けた様々な活動に取り組んでいらっしゃいます。
「日本」の中の霧島市,「世界」の中の霧島市,等の視点で霧島市の特色が紹介されました。霧島の温泉は国内屈指なんですね。
「まずは住んでいる人が『地域に関心を持つこと』,『地域の良さを知ること』,『地域に愛着を持つこと』が大事です。」
今日学んだことを生かし,生徒たちが各々の興味・関心に基づいて意欲的な課題研究に繋げてくれることを期待します。
2019年05月13日(月)
普通科課題研究 観光班 フィールドワーク
今回は,普通科課題研究の観光班による持ち込み企画です。
5月6日(月),私たち観光班は,「霧島市周遊観光バス」の新たなツアープランを考るため,現在設定されている「海コース」に乗ってみました。
まずは鹿児島神宮。好天に恵まれました。
次に標高約200mに位置する上野原テクノパーク内にある「国分ハイテク展望台」へ行きました。国分平野と錦江湾,桜島を一望できました。
次に日当山にある「西郷どん村」へ行きました。日当山は西郷隆盛が度々訪れた場所で,温泉や狩りを楽しんだそうです。写真は物産館。
西郷さんが日当山で逗留した龍寶家を基に作られた「西郷どんの宿」。ボランティアの方が詳しく説明をしてくださいました。写真左上のイヌマキ(ヒトツバ)は西郷さんが馬をつないだといわれる「西郷どんの一つ葉」。
無料の着付け体験もあり,観光客に喜ばれるだろうなと感じました。
次に坂元の黒酢「壺畑」レストランで昼食。ずらりと並ぶ壺畑は壮観で,奥には桜島も見ることができました。
最後に「上野原縄文の森」へ行き,縄文時代の生活や文化について説明をしていただきました。
今回のツアーを参考にして,これから若者を対象にしたツアープラン等についても提案していければと考えています。
ご協力くださいました霧島市役所観光PR課の方々に感謝申し上げます。
2019年04月24日(水)
課題研究アドバイス講座
4月23日(火),1年生全員と普通科2年生を対象に,課題研究のアドバイス講座が行われました。
先輩たちの課題研究の発表を聴いて,これから自分たちで取り組む際の参考にしてもらおうという講座です。
1つめの発表は2年生観光班による,「霧島=〇〇 ~インパクトと差別化の観光とは~」。
落ち着いてしっかり発表し,みんなの参考になったと思います。
2つめの発表は,理数科3年生地学班の「蒲生川で発見された貝化石層の堆積環境」。
今後も様々な講座がありますので,それらを参考にして,課題研究にしっかり取り組んでください。
2019年04月22日(月)
いじめ問題を考えるLHR
4月22日(月),いじめ問題を考えるLHRが行われ,学年ごとに異なるテーマに取り組みました。
1年生は「暖かな人間関係を作るための自己紹介スキル」について学びました。
友達の自己紹介を真剣に聴いています。
とてもいい雰囲気です。
2年生は「人と温かく関わろう・プラスのストローク」というテーマで,友達を元気にするあたたかい言葉の存在に気付くための活動を行いました。
写真はありませんが,3年生は「ある女子高生の話」という文章を読んでそれを正しく理解するという活動を通して,予断や偏見があると真実が見えにくくなることを学びました。
国分高校生の皆さん,今日の学習を生かして,あたたかく円滑な人間関係を作っていってください。
2019年04月12日(金)
情報モラル講演会
4月12日(金),「情報モラル講演会」が行われました。講師は,NPO法人ネットポリス鹿児島代表の戸高成人先生。
現在問題になっているスマホ依存やサイバー犯罪について,多くのデータを示しながらわかりやすく教えていただきました。
「スマートフォンは『賢い電話機』ではなく,『賢い人が使う電話機』です。スマホ依存によって学力の低下や視力低下,思考力の低下などを招かないようにしましょう。スマホのデメリットをしっかり認識してください。」
生徒たちは次々に提示される衝撃的なデータに釘付けでした。
生徒代表お礼の言葉。
1年生の中には,高校入学を機にスマホを購入した人もいたかもしれませんね。いいタイミングでの講演会になったのではないでしょうか。皆さん,家庭でのルールを決めて,生活リズムを整え,スマホは賢く使いましょう!
2019年04月12日(金)
オリエンテーション
4月11日(木),12日(金)の2日間,各学年をスタートするに当たってのオリエンテーションが行われました。
まず,武道館で行われた2年生のオリエンテーションの様子をお伝えします。中堅学年としての心構え等が話されました。
学年主任の先生から。
進路指導主任の先生から。
生徒指導主任の先生から。
1年生は,武道館でのオリエンテーションに加えて,各教科の授業の受け方の説明や校内の施設の見学も行われました。さらに同時進行でクラス写真の撮影も行われました。
クラス写真撮影の様子。ちょっと曇ってはいますが,まだ桜がきれいです。
こちらは校内見学中。「購買部でお弁当を買う場合は,1限の休み時間までに…,」と説明を受けています。
数学科の職員室前を通過中。いっぱい質問に来ましょう。
ソメイヨシノもだいぶ散り,足下にはほんの一時だけの美しい光景が。
それぞれの学年をスムーズにスタートするための有意義なオリンテーションになったと思います。
2019年03月25日(月)
かごんま若人の会と高校生の交流会
3月23日(土)午後,本校にて「かごんま若人の会」と国分高校生の交流会が行われました。
「かごんま若人の会」とは,県内外で意欲的に活躍している鹿児島県内の大学生(社会人含む)を中心としたグループです。所属している学生の中には,自ら学生団体を立ち上げたり,大学生ながら会社に所属し二足のわらじを両立させていたりする方もいます。
交流会に先立って,3月19日(火)の放課後に会議室で事前説明会が行われました。本校生徒の参加者は約30名。若人の会から3名の学生が来校し,会の趣旨やワークシートの取り組み方などを説明してくださいました。またフィンランドで北欧の教育について研修を行ったことがある学生がアイスブレイクを行ってくれて,全体が和やかな雰囲気になりました。
23日(土)交流会当日,若人の会から話をしてくれる6名の学生と,サポートの学生2名の計8名が来校してくれました。
セッションの流れとしては,高校生が話を聞きたい学生の班に行き,それぞれ質問をしてお互い話をしていくというもので,1セッションを30分として,3セッション行いました。
セッションが始まると,多くの高校生が積極的に質問し,学生もそれに丁寧に答えてくれ,時には笑いもおこって,和やかな雰囲気で行われていました。
参加した生徒たちはいきいきと目を輝かせて先輩方の話を聴いており,どんどん質問していました。先輩方との距離も近く,素晴らしい交流会になったと思います。
以下参加した生徒の感想
○「自分の視野を広げる事ができて素晴らしい機会となりました。本当にありがとうございました。先輩方一人一人がしっかりとした『目標』や『自分』を持っていてかっこいいなあと刺激をたくさん受けることができました。」
○「好きなことを追求して将来に向かっていくことはとてもすてきだなと思いました。私は音楽が好きなので,その世界を支える人になってみたいと思い始めました。4月からの1年間でじっくり考えて進路を決めたいと思います。この会に参加してほんとに良かったです。ありがとうございました。」
「かごんま若人の会」の皆さん,ありがとうございました。
2019年03月20日(水)
合格体験談を聴く会
3月19日(火),卒業した3年生の合格体験談を聞く会が開かれました。
鹿児島大学にAO入試で合格。「この強化は誰にも負けない!という教科をまず作ってください。そこで自信をつけて全体に広げていきましょう!」
和歌山大学にAO入試で合格。「AO入試は自己推薦入試です。高校自体の様々な活動を通して自分のアピールできるポイントをたくさん集めてください。これでもかというほど情報を集めることも大事です。」
鹿児島大学に推薦入試で合格。「本をたくさん読んでいたことが,小論文にとても役立ちました。夢・目標を絶対に諦めないという強い心を持って頑張ってください!」
鹿児島大学にセンターあり推薦で合格。「国分高校は夢を見つける場所。先生方はどんな夢でもサポートしてくれます。自分の夢を探してください!」
一般試験(前期)で佐賀大学に合格。「勉強を楽しいと思えるようになりましょう。1日も無駄にせず,受験・進路実現に生かしてください!」
一般試験(前期)で大分大学に合格。「まず一刻も早く苦手教科をなくしましょう。結局合否を決めるのは勉強量です。センター試験でE判定でも,最後まで諦めずに頑張ることが大事です!」
一般試験(前期)で広島大学に合格。「頭の中でもう一人の自分に教えるという感覚で深く理解することが大事。今の自分の生活を振り返って,まずは勉強時間を増やすことから始めましょう!」
1・2年生は授業よりも真剣に?しっかり聴いていました。
生徒代表お礼の言葉。
卒業生の皆さん,ありがとうございました。これからそれぞれの道で頑張ってください。
2019年02月22日(金)
SSH成果発表会
2月21日(木),霧島市シビックセンターにてSSHの成果発表会が行われました。国分高校のSSHは多くの方々のご指導をいただき,1年目を終えようとしています。今日はそのお礼と報告の会です。
校長挨拶。
SSH主任の先生から,GS(グローカルサイエンス)やサイエンス研修,舞鶴最先端研修,課題研究等1年間の活動内容や成果が報告されました
続いて1年生のGSで行った課題研究の発表。
「霧島の観光について」
「霧島の水について」
その後は多目的ホール前や1階のホールでポスター発表。
多目的ホール前では,普通科1年生の課題研究班が発表しました。
「童話を他の国と比べたときの違い」
「子供の権利条約について」
「集団心理~ゴミ問題~」
「生徒問題について」
1階のホ-ルでは,理数科の1・2・3年生が発表しました。
1年生物班「ヤクシマオニクワガタの研究」
1年化学班「酢を作ろう」
2年物理班「グリーンフラッシュの謎に迫る」
「もみ殻を最大限活用したバイオエタノールの生成」
3年生物班「7300年たっても立ち直れない?~大隅諸島のエンマコガネと幸也火砕流の関係」
昼食は交代でとりました。
午後は再びステージでの発表。
理数科2年生物班「ヤクシマエゾゼミはなぜそこにいるのか?」
会場の1年生からは多くの質問が出されました。GSの講演会でもよく挙手をして質問をしています。このこと自体もSSHの成果かもしれませんね。
理数科2年地学班「蒲生川河川敷で見られる貝化石層の堆積環境を探る」
こちらも質問が相次ぎました。
最後に,元JAXA職員の柳川孝二先生による特別講演「宇宙の扉を開こう~見て,考えて,そして~」。宇宙や未来への夢を語ってくださいました。
成果発表会終了後には,国分高校SSH運営委員会が開かれました。発表会に関しては,生徒からの質問の多さや熱心な取り組みが評価されました。
別室では柳川先生を囲んでの座談会も行われました。役15名の生徒・職員が参加しました。
ご来場くださった皆様,ありがとうございました。今後とも国分高校をよろしくお願いします。
2019年01月21日(月)
大学入試センター試験
1月19日(土)~20日(日),いよいよ大学入試センター試験です。本番です。会場は第一工業大学。
毎年,学食を国分高校の控え室として使わせていただいています。
最後の確認をする姿があちこちで見られます。
体調管理のためにマスクをしている生徒が多いですね。
先生方も質問に備えて待機しています。
先生方の激励と見送りを受けて,いざ出発!
受験票はもちましたね?
控え室を出て,各試験会場へ。
試験の合間を縫って昼食。腹が減っては戦はできません。この時ばかりはリラックス。
両日とも最後の科目が終わる頃には外は暗くなっていました。
3年生にとっては長い長い2日間でした。お疲れ様でした。
2019年01月18日(金)
3年生頑張れ!センター試験激励会
1月18日(金),5限目に明日から始まる大学入試センター試験に向けて,激励会が武道館で行われました。
校長先生から激励の言葉。
学年主任の先生から。「周囲を気にせず平常心で臨んでください。」
各教科の先生方から,直前アドバイス。教科ごとの注意点や受験の際の心構え等が話されました。写真は地歴公民科と数学科の先生。
先生方の話をまとめると,「体調管理に気をつけ,平常心で,できる問題から,1分1秒も無駄にせず,最後まで解ききる!」ということになりそうです。
最後に進路主任の先生から日程や携行品等についての全般的な説明がありました。
その後は試験会場である第一工業大学に行き,控え室や試験場の場所を確認しました。
3年生の皆さん,これまでの努力を信じて,精一杯頑張ってください!
2018年12月18日(火)
GS女性科学技術者講演会
12月17日(月),GS(グローカルサイエンス)の時間に,1年生全員を対象として,「女性科学技術者講演会」が行われました。講師は種子島にある国立研究開発法人 医療基盤・健康・栄養研究所 薬用植物資源研究センターの安食菜穂子先生。講演のタイトルは「薬用植物~自然からの贈り物」。
種子島から国分高校1年生のためにわざわざお越しくださいました。
実は身近な場所にもある薬用植物について,わかりやすく説明してくださいました。
「世界の誰も知らないことを私は知ってる!という喜びが,研究の醍醐味です。皆さんも課題研究でそんなわくわくする研究活動を楽しんでください。」
男性に比べて女性の研究者は少ないようですが,最近は「リケジョ」という言葉も広まり,女性の研究者も増えつつあるのではないでしょうか。国分高校生の皆さん,世界で誰も知らないことを研究してみませんか?
安食先生,お忙しい中,国分高校のために貴重なご講演をありがとうございました。
2018年11月17日(土)
1年生 サイエンス研修④ Eコース(スポーツ科学・工学)
11月14日(金)のサイエンス研修Eコース(スポーツ科学・工学)の報告です。Eコースには77人の生徒(バス2台)が参加し,午前中は鹿屋体育大学で研修を行いました。
外から見ると4~5階建ての建物ですが,中に入ると全面吹き抜けの天井がとても高い屋内練習場でした。効率よく,かつ安全に競技力を向上させるための「スポーツ科学」について教えていただきました。
走るフォームや…,
サッカーのキックのフォームを撮影し…,
その場で解析!
バッティングのフォームも撮影し…,
その場で解析! SSHの課題研究でも「スポーツ科学」をテーマにしてもいいのでは?
屋内プールも見せていただきました。
大学の概要やスポーツ科学の意義についても学ぶことができ,大変勉強になりました。
鹿屋体育大学の関係者の皆様,ありがとうございました。
午後は京セラ総合研究所で研修を行いました。京セラ総合研究所の皆様ありがとうございました。
1年生全員を対象にしたサイエンス研修は,SSH事業の一環として今年から始まりました。5つのコースそれぞれにとても有意義な研修を行うことができたようです。今後はさらに内容を充実させ,発展させていく予定です。今回ご指導,サポートしていただいた皆様,本当にありがとうございました。
2018年11月17日(土)
1年生 サイエンス研修③ C・Dコース(社会科学・工学)
11月14日(金)のサイエンス研修C・Dコース(社会科学・工学)の報告です。Cコースには20人の生徒が参加し,午前中に(株)トヨタ車体さんで研修。Dコースには21人の生徒が参加し,午前中に鹿児島県工業技術センターと(株)マイクロカットさんで研修を行いました。
Cコース,(株)トヨタ車体さんの玄関前で。
Dコース,県工業技術センターでの研修。研究者・技術者の心構えとして,「失敗はない。うまくいかない方法がわかったという学びがあるだけ。」という言葉がとても印象的でした。SSHの課題研究にも通じる考え方だと思います。
シラスバルーン等の製造工程や鹿児島県の重要な工業製品の展示も見せていただきました。
Dコース,(株)マイクロカットでの研修。技術者の心構えやものづくりの重要性を教えていただきました。
様々な作業,機械も見せていただきました。
午後はC・D2つのコースが合流して一緒に鹿児島県立埋蔵文化財センターで研修を行いました。
開講式の様子。
遺跡等からの出土品の説明。写真は古銭のようですね。
出土品のクリーニングの様子も見学させていただきました。身を乗り出して熱心に説明を聞いていますね。
保管庫を見学中。
こちらは出土品の撮影を行う部屋です。デジタルカメラが主流になってきた現在でも,こういった撮影には映像を加工しにくいフィルムのカメラが使われているそうです。
内容も豊富で有意義な研修ができました。(株)トヨタ車体,(株)マイクロカット,県工業技術センター,埋蔵文化財センターの関係者の皆様,ありがとうございました。
2018年11月17日(土)
1年生 サイエンス研修① Aコース(宇宙・航空工学)
11月14日(水),1年生全員が,各自の興味関心に応じて5つのコースに別れて研修を行う「サイエンス研修」に出かけました。写真も多いので,数回に分けてご紹介します。
まずはAコース(宇宙・航空工学)。82名の生徒が参加しました(バス2台)。
午前中はJAXA内之浦宇宙観測所を訪れ,日本のロケット開発の歴史や技術について学びました。
外には「日本の宇宙開発の父」といわれる糸川英夫氏の銅像があり,眼下に広がる太平洋を見渡しています。台座には「人生で最も大切なものは 逆境とよき友である」と刻まれています。
午前中の研修を終えて,出発前のひととき。園田先生の周りにはいつも生徒がいっぱいです。ただどんなに先生のことが好きでも,鍛え抜いた腹筋を気安く触ってはいけません。
教頭先生に無茶なポーズを要求しないように。
緑に囲まれた観測所で,楽しく充実した研修ができたようですね。
肝付町のやぶさめの里総合公園で昼食をとった後,午後は第一工業大学でロケットや航空関係について学びました。
最後はなんとセスナ機にも乗せていただきました。
実際の飛行機やシミュレーターも体験することができ,飛行機を身近に感じることができたのではないでしょうか。
研修を全面的にサポートしていただいた内之浦宇宙観測所と第一工業大学の関係者の皆様,お世話になりました。ありがとうございました。
2018年11月12日(月)
公開授業(英語科)
11月9日(金),英語科の公開授業が行われ,近隣の中学校や高校から多くの先生方が参観に来てくださいました。
今日ののテーマは,「Our Ideas Of Using Drones at Maizuru Festival (舞鶴祭でドローンを使うアイデア)」。自ら考え,グループ内でアイデアを出し合い,検討し,代表者が発表。動きのあるアクティブな授業が展開されました。
教室の後ろや廊下は参観の先生方でいっぱいでした。
次の時間,先生方はLL教室で授業研究。「良かった」,「改善点」を付箋紙に書いて張っていき,それを元にさらに良い授業を目指して議論を深めていきます。
後半は様々な情報交換も行われました。
理想の授業とはどんな授業でしょう。生徒が主体的に取り組めて,楽しく,わかりやすく,考える力を含めて学力を向上させる授業…。言うは易く行うは難し。でもそれを目指して先生方も日夜研修と技能向上に努めています。
ご参加くださった先生方,ありがとうございました。
2018年09月06日(木)
1年生出前授業
8月24日(金),夏季補習の最終日,1年生を対象に14人の大学の先生方による出前授業が行われました。事前に希望調査を行い,生徒達は2時間で2つの講座を受講しました。
熊本大学の秋元先生による「巨大津波のモニタリング」に関する研究の紹介。
鹿児島純心女子短期大学の進藤先生による「調理学~食べ物の不思議Q&A~」。
志學館大学の木下先生による「はじめての心理学」。
鹿児島大学の清水先生による「命を支える看護師の役割」。
鹿児島大学の金子先生による「子ども・若者が主役となるまちづくり」。
大分大学の田中先生による「教科の指導法や指導内容」に関する講義。
福岡大学の高橋先生による「行間で読む日本昔話」。
九州工業大学の白土先生による「工学部ってどんなところ」。
鹿児島女子短期大学の松崎先生による「とてもすてきな職業 教師・保育士になろう!」。
鹿児島国際大学の里園先生による「鹿児島の意外な貿易」。
宮崎大学の津山先生による「木になるひみつ~地球を変えるリグニン~」。
大分大学の隅田先生による「社会福祉に関する講座」。
宮崎公立大学の村上先生による「洋楽の歌詞 英詩を読む」。
福岡大学の村田先生による「いい薬って何だろう」。
それぞれの進路希望や興味関心に応じて,大学レベルの専門的なお話を聴くことができ,大いに勉強になるとともに,今後の進路選択にとってよい刺激になったと思います。
14名の先生方,お忙しい中,国分高校生のために貴重なお話をありがとうございました。
2018年09月04日(火)
霧島市教育長・霧島市長表敬訪問
8月21日(火),SSH生徒研究発表会に出場した理数科3年生の永田さんと牧瀬さんが,文部科学大臣表彰の報告のため,霧島市の瀬戸上教育長と,中重市長を表敬訪問しました。楠元校長と濵田SSH主任,大会に同行した1年生2名と2年生1名も一緒に訪問しました。
瀬戸上教育長はとても気さくな方で,今後も頑張ってください,と激励のお言葉をいただきました。
市長室に移り,中重市長にエンマコガネの研究を紹介。SSH生徒研究発表会で使用したポスターを持参しました。
中重市長もとても気さくな方で,ずっと笑顔の表敬訪問となりました。これからも国分高校をよろしくお願いします。
その後,同じ部屋でFMきりしまの収録。インタビューでは受賞の瞬間の気持ち等をたずねられ,笑顔で答えていました。楽しそうな雰囲気が伝わってきますね。
次は1・2年生が大きな賞を受賞して,また表敬訪問に伺います。
霧島市役所の皆様,お忙しいところありがとうございました。
2018年08月30日(木)
リコチャレに参加しました
8月10日(金)に霧島市にあるトヨタ車体で行われた「理工チャレンジ(リコチャレ)」に参加しました。リコチャレとは,理工系分野に興味がある女子中高生が,将来の自分をしっかりイメージして進路選択(チャレンジ)することを応援するため,内閣府男女共同参画局が中心となって行っている取り組みです。第一工業大学の学生さんや,霧島市周辺の高校生が参加しました。国分高校からは,普通科1年生の猿楽さんが参加しました。
日程説明のあと,車作りや安全性向上のための取り組みについて女性技術者から説明がありました。トヨタ車体は女性が働きやすい環境を推進しているそうです。
クルマが半分に切断されている前で,記念写真。
オフロードレース用の車にも乗せてもらいました。
理系の進路選択は,自分が最も興味のあることを見つけることが大事です。様々な取り組みに参加して,「これだ!」と思えるものを探しましょう。
トヨタ車体の皆さん,ありがとうございました。
2018年08月29日(水)
1年目での快挙!SSH生徒研究発表会で文部科学大臣表彰!
長野県で行われた全国総文祭と時を同じくして,8月8日(水)~9日(木)の2日間,神戸(神戸国際展示場)ではSSH生徒研究発表会が開催されました。全国のSSH指定校204校+経過措置4校の計208校,さらに海外招聘校26校の代表が出場する大きな発表会で,SSH指定1年目の国分高校からは理数科サイエンス部生物班の永田梨奈さんと牧瀬桃香さんが「大隅諸島のエンマコガネの研究」を発表しました。
1日目はポスター発表。物理,化学,生物(動物),生物(植物),地学,数学の6分野に分かれて審査が行われました。
最初は緊張もありぎこちない発表でしたが,だんだんと緊張も解け,自分たちの研究の面白さを自信を持って発表できました。
左のサブポスターには,結果の比較のために先輩方の研究を載せました。右のサブポスターは,エンマコガネ5種のDNAの塩基配列を一覧にして比較しています。前のテーブルにはエンマコガネの標本も展示していますね。
1日目のポスター発表の結果,国分高校サイエンス部生物班は,生物(動物)部門の1位に選ばれ,部門の代表として2日目のステージ発表に進むことになりました。もちろんそれを想定してパワーポイントのスライドは準備していましたが,完全に準備不足,練習不足だったため,「どうしよう…」という気持ちの方が強かったようです。その夜は引率の先生方や同行の1・2年生の協力をもらってスライドや説明の修正,発表練習,質疑応答の練習が遅くまで続きました。
2日目,各部門の代表6校のステージ発表。発表校とタイトルは発表順に次の通り。
福島県立福島高校「プラズマによる流体制御の研究」(物理),東京都立小石川中等教育学校「スライムを用いた偏光フィルムの作成」(化学),千葉県立船橋高校「ブレスレットモデルを用いたルカ数列の拡張」(数学),鹿児島県立国分高校「7300年たっても立ち直れない?~幸屋火砕流が大隅諸島のエンマコガネに与えた影響~」(動物),名古屋市立向陽高校「ユリの花粉管誘導2~誘導を無視して伸びる花粉管の謎~」(植物),横浜市立横浜サイエンスフロンティア高校「地球影~誰彼刻を追ふ~」(地学)
さあ国分高校の発表が始まりました。前半を牧瀬さん,後半を永田さんが担当しました。
ステージの左右の大画面にスライドが写しだされます。
先生方から「現段階で全国ベスト6は1年目の成果としては十分!あとはこの大舞台を楽しんでおいで。」と送り出された2人は,気負うことなく落ち着いてしっかりと説明することができました。
質疑応答では,多くの質問が出され,皆さんが興味を持ってくれたことがうかがえました。次から次に飛び出す質問に,時にはユーモアも交えながら,落ち着いて的確に答えていきました。質問は途切れることはなく,最後は時間で打ち切られました。
昼食をはさんでの結果発表。
いくつかの賞が発表され,いよいよ最高賞の発表。ドラムロールに続いて,「文部科学大臣表彰は…,」一呼吸おいてコールされた学校名は,「鹿児島県立国分高等学校!」(下写真)。
その瞬間を写した動画には,「エーッ」と生徒達よりも喜ぶ引率の先生の声がとらえられていました。
発表した2人は,うれしさよりも驚きの方が強く,しばらくの間放心状態だったようです。
表彰式の様子。昨年度から準備をして国分高校のSSH指定を実現し,今も力強く発展に向けて推進するSSH主任の濵田先生もステージに上がりました。
ステージ両側の巨大スクリーンには国分高校の3人の姿が大きく映し出されました。SSH指定1年目での最高賞受賞は,過去に例のない快挙です。
全国総文祭の報告のページで「全国制覇は後輩達が」,と書きましたが,同じクラスの仲間が意外と早く実現してくれました。
ステージ発表を行った6校のメンバー全員で記念写真。こうやって見ると,文部科学大臣表彰の賞状はひときわ大きいですね。
全ての日程を終えて,ポスター撤収後に記念の1枚。同校した理数科2年生1名,普通科2年生1名,普通科1年生2名は,様々な面で3年生をサポートをするとともに,他校の優れた研究発表を聞いて多くのことを学びました。学校名が書かれたボードは記念に(1年生が)持ち帰りました。
さあ1・2年生の皆さん,来年この結果を超えるのはちょっと難しそうですよ。でも並ぶことはできます!2連覇,3連覇を目指して頑張ってください。