4 学習・進学関係
2021年06月21日(月)
GS(グローカルサイエンス)世界に誇る霧島学1
6月18日(金),1年生のGS(グローカルサイエンス)の時間に,「世界に誇る霧島学」と題して講演会が行われました。講師は霧島市のジオパーク推進員の石川先生。
霧島市の文化や歴史,産業,ジオパーク,自然に至るまで幅広く話をしてくださいました。
それらを繋げて全体として理解するのが「霧島学」。とても面白い視点です。生徒たちはメモを取りながら聴いていました。
石川先生,いつもありがとうございます。これからもご指導よろしくお願いします。
2021年06月17日(木)
SR(サイエンスリサーチ)統計学講座
6月16日(水),2年生のSR(サイエンスリサーチ)の時間に,数学科のW先生による「統計学講座」が行われました。
課題研究を行う上で避けては通れないのが「統計学」。データから理路整然と誰もが納得のいく結論を導くために,絶対に必要なものです。
統計学が専門のW先生が,統計学に基づいた研究の流れ,データのとり方,グラフの描き方,データの解析法,適切な検定方法まで,パワーポイントを使って分かりやすく説明してくださいました(2回シリーズ)。
すでに本格スタートしている課題研究に直結する内容のため,みんな真剣に聴いています。
2年生の皆さん,統計学という最強の武器を身につけ,自分たちの研究を計画的に進めていってください。
W先生,ありがとうございました。
2021年05月19日(水)
SRウェブ講演会
5月19日(水),2年生のSR(サイエンスリサーチ)の時間にウェブ講演会が実施されました。講師は蔵満司夢先生。一昨年は学校に来ていただきお話しいただきましたが,コロナの影響で今回のようなウェブ講演会という形になりました。
蔵満先生は錦江湾高校の出身で,同校のSSH活動の経験も生かして筑波大学に進学し,その後同大学院で博士号を取得されました。現在も高校時代と同じ「寄生蜂」の研究をしておられます。いまや学会の最前線で活躍しているSSH活動の大先輩です。
高校時代のオトシブミの寄生蜂の研究や筑波大学での研究の紹介,「研究とは何か?」といった話題は興味深く,今まさに課題研究を行っている2年生は真剣に聴き入っていました。
「研究とは世界の誰も知らないことを調べ,人類の知識の枠を広げていくこと」,「研究は,最終的には論文という形にまとめて世界に発信することが大事」等,多くのことを教えていただきました。
蔵満先生お忙しい中,国分高校のためにお時間を割いていただきありがとうございました。
2021年02月26日(金)
よかアイデアコンテスト表彰式
2月25日(木),第5回高校生よかアイデアコンテスト(主催 鹿児島国際大学)の表彰式が国分高校校長室で実施されました。
2年普通科 竹班の「Take a distance ~竹と共生する未来~」の研究が最高賞である学長賞を受賞しました。
鹿児島国際大学の千々岩副学長から科学的な深い考察,システマティックな提案,わかりやすいプレゼンテーション,詳しい参考文献とすべてにおいてレベルの高い素晴らしい発表で学長賞にふさわしいと,大変高く評価していただきました。
竹班の研究班の5名も最高賞の受賞で大変うれしかったようです。
また2年普通科ドクターヘリ班の「最後の砦ドクターヘリ ~ランデブーポイントの必要性~」の研究班は審査員特別賞を受賞しました。
僻地や離島を抱える鹿児島県の救急医療では必要不可欠なクターヘリに注目し,病院等にインタビュー・アンケートを行った研究です。
両班とも受賞おめでとうございました。
今後も地域イノベーションにつながるような研究活動を深めて下さい。
2021年02月15日(月)
女性科学技術者・研究者講演会(1年生)
2月12日(金),1年生全員を対象に,女性科学技術者・研究者講演会が行われました。
講師は鹿児島大学・水産学部・助教・附属海洋資源環境教育研究センターの國師恵美子先生です。
國師先生が,鹿児島大学水産学部の研究者になるまでの生い立ちや,現在の研究について,研究者のやり甲斐,水産学の魅力等について,楽しく話してくださいました。
1年生は熱心に話を聴いていました。
最先端で活躍している女性科学研究者の國師先生の講演を聴くことで,理工系学部や科学技術への興味・関心が高まったようです!
講演終了後は何人かの女子生徒が先生のところに集い,多くの質問をしていました。
今日の講演を聴いた国分高校1年生の中から,きっと世界でイノベーションを起こすような女性科学技術者が誕生すると思います。
國師先生,遅い時間まで熱心に質問に答えていただき,大変ありがとうございました。
2021年02月11日(木)
SSH論文作成講座(2年生)
2月10日(水)に2年生を対象に論文作成講座を実施しました。講師は第一工業大学教授の大惠克俊先生です。
2年生は1年次の2学期から課題研究を行い,1月29日にSSH成果発表会で全班が発表を行いました。これから3年生にかけて,その研究を一人1本の論文にまとめていきます。
2年生は真剣に講演を聴いていました。
論文作成の意義や論文の基本的な書き方等を具体的に学ぶことができました。
2年生は大変高いレベルの研究を行ってきたので,今日の講義で学んだことを生かして,いい論文を書くことができると思います!
大惠先生,ご講演ありがとうございました。
2021年02月10日(水)
教科横断型授業の取り組み 英語×保健=「科学英語」
2月9日(火),1年生の科学英語の時間に,英語科のU先生を中心に・ALT・養護教諭が協力して,コロナウィルスに関する教科横断型の授業を展開しました。
まずは「When is pandemic over?」というコロナウィルスに関する動画を視聴。メモをとりながら視聴しています。視聴後,ワークシートの空欄を埋めていきます。
続いてALTのジョニー先生が,イギリスの現状を説明してくれました。お母さんやお姉さんはすでにワクチン接種を終えたそうです。「I’m jerous…(うらやましい)」という一言は,ひょっとしたら笑わせようとして言ったのかもしれませんが,笑ってはいられませんよね。
続いて養護教諭のY先生による,日本の現状についての説明。
コロナ感染を防ぐための生活様式等についても説明がありました。
その後,ワークシートに英作文を記入しました。テーマは「What should / should't we do to stop the covid-19 pandemic?」写真はそれを発表しているところです。
3人の先生方がそれぞれの専門を生かし,教科をまたいで英語で1つのテーマについて学習する。面白い授業だったと思います。
担当した先生方,お疲れ様でした。
2021年02月05日(金)
舞鶴最先端サイエンス研修(東京大学)報告1
2月3日(水),舞鶴最先端研修が行われました。東京大学と連携して「サステナビリティ(持続可能性)」に関するプログラムに取り組んで基礎的な科学リテラシーを養うとともに,課題研究に向けた素地を育成することが目的です。3回シリーズで,2月6日(土)には「イオン未来の地球フォーラム」に参加します。今回はそれに向けての事前ワークショップという位置づけです。
1年生16名(普通科11名,理数科5名)が参加しました。
最初に,本校の課題研究(3題)を紹介しました。
理数科1年地学班の研究発表。
普通科1年生の「校内の絶滅危惧種」についての発表。
この他に,理数科1年生物班の「カビゴケ」の研究も紹介されました。
グループワークでは,「コロナの前と後で変わったことは?それに伴って良かったことと悪かったことは?」について,付箋に書き出しました。
SDG’Sとの関わりにも注目して書き出していきます。
付箋での作業をパソコン上でも同時進行で行っています。
それを内容別に模造紙に貼って整理していきます。
お互いに協力し,情報交換をしながら作業を進めていきます。
3班に分かれて行った作業をお互いに発表し合いました。
その後,東大の菊池先生の講義。みんなメモをとりながら聴いています。専門用語を極力使わず,非常にわかりやすい講義でした。
コロナウィルスが世界に与えた影響は計り知れません。しかしコロナ対策で変化したこと,変化せざるを得なかったことが,これからの働き方や生き方,環境問題等に対していい方向に働くこともあるかもしれません。そんなことを考えさせられる有意義な研修になりました。願わくば,何らかの形で他の生徒たちや地域の皆さんにも還元できるといいですね。
関係者の皆さん,ありがとうございました。
2021年02月04日(木)
2年生「企業等による出前講座」実施
2月3日(水)午後の時間を使い,2年生のキャリア教育として,地元の企業等から講師の先生方をお招きして「企業等による出前講座」を実施しました。
6限目は,体育館で九州タブチ国分工場の竹内様より,2年生全員に向けて講話をしていただきました。
7限目は,希望制で7つの講座に分かれて講座を受講しました。
霧島市役所の渡辺様
霧島市消防局の岩下様。国分高校OGです。先日の避難訓練でもお世話になりました。
藤田ワークスの濱畑様。
南九州ケーブルテレビの永奥様。
株式会社 健 の重野様。
国分幼稚園の中筋様。
なんか間違っていそうな雰囲気です。
霧島医療センターの岸本様。
地元企業の皆様から,業務内容を聞くことで地元企業への理解を深めると同時に,働くことについても真剣に考える機会となりました。
お忙しい中,お時間を作っていただいた皆様,ありがとうございました。
2021年02月02日(火)
SSH発展数学
2月2日(火)午後,SSH発展数学講座として,鹿児島高専の白坂先生をお招きし,2・3年生約30人に対して講座を実施していただきました。

複素数平面上での図形的性質を利用した,高校から大学への橋渡しとなるような,教員にとっても意味ある講座でした。

生徒も写真のように板書したり質問を受けたりと,一瞬も気の抜けない,しかし数学の面白さに溢れた授業でした。

数学科職員も数人聴講させていただいたのですが,授業ネタに使えそうな面白いものばかりでした。

後半戦は,計算から一転,折り紙で幾何的な図形を手作業で作り上げたり,トランプ,数字当て手品(いずれも,2進法や3進法がキーになっています)など,リラックスする中に数学の美しさが含まれた興味深いものでした。
白坂先生,お忙しい中,ご指導ありがとうございました。
2021年01月28日(木)
舞鶴最先端研修①九州大学荒谷先生Zoom講義
1月27日(水),SSH舞鶴最先端研修の一環として,九州大学の荒谷邦雄先生にZOOMで講義をしていただきました。荒谷先生は様々な学問分野を統合してクワガタムシを研究する「クワガタ学」の第一人者です。
1コマ目は理数科2年のカブトムシ班が研究発表を行い,問題点を指摘していただいたり,今後に向けてのアドバイスをしていただいたりしました。同時に,研究の方向性が間違ってはいないことに自信を持つこともできたようです。
2コマ目は同じく理数科2年のカワゴケ班や1年生も加わって,荒谷先生の講義を受けました。
昆虫の分類について,外来種問題について等,幅広い内容であっという間の1時間でした。時間が足りないくらいでした。
荒谷先生,お忙しい中お時間を割いて下さりありがとうございました。
今後ともご指導をよろしくお願いします。
2021年01月20日(水)
国際宇宙ステーション観察会!
1月19日(火),空も暗くなりかけた18:00頃,理数科の生徒たちが2日後に控えた県探究コンテストの準備をしていると,突然地学科のW先生がやってきました。
「国際宇宙ステーションが上空を通過するから見に行こう!」
大急ぎで3階の渡り廊下に上がり,望遠鏡をセットしました。
するとすぐに「あれだ!」とW先生の声。「結構大きく見えるんですね。」と言うと,「それは普通の飛行機!」と怒られました。
そのはるか上,頭の真上を点滅せずにスーッと移動していく小さな光こそが,国際宇宙スーテーション(ISS:International Space Station)!
地上から400km上空を,秒速7.7kmで飛行し,約90分で地球を1周するのだそうです。
望遠鏡でも見てみましたが,明るすぎてなんか長方形だな,くらいしかわかりませんでした。後で調べてみると,ソーラーパネルを広げた全体像が確かに長方形で,実際はサッカー場くらいの面積があるそうです。
想像以上に早く通過してしまい,「え?もう終わり?」と言う印象でしたが,肉眼でこんなに普通に見られることにちょっと感動しました。
あの中には,今まさに日本人宇宙飛行士の野口聡一さんが乗り込んで作業をしているんですね。そう思うとさらに感動!

W先生,誘っていただきありがとうございました。
次見られるのは,90分後!(作業に夢中で忘れていました…。)
2021年01月15日(金)
取材成功,ピザ作り!
1月14日(木),先日食べている様子だけお伝えした家庭科の調理実習(ピザ),やっと調理の様子の取材に成功しました。
まずは生地をこねて広げています。
こちらは生地をこねながらトマトやハムを切っています。
この班もトマトを切っています。
広げた生地にトマトソースを塗っています。
そしてベーコンやトマトを載せていきます。
タマネギを載せています。
さあオーブンで焼いて早く食べましょう。
今回もお裾分けをいただきました。
ごちそうさまでした。
2021年01月15日(金)
共通テスト直前 激励会
1月15日(金)の朝,体育館にて3年生の明日からの共通テストに向けて,激励会が行われました。
校長先生から。「普段の力を発揮しましょう!」
学年主任のK先生から。「無駄に力まず,平常心で臨もう!」
進路指導部主任のH先生から。「自分を信じて最後まで頑張ろう!」
Y教頭先生から。「コロナ対策を十分行って,頑張ってください。」
最後はD教頭先生から,「君たちは声は出さずに手拍子だけね。」と念を押した上で,3年生全員に向けて力強いエールが送られました。
今年度は共通テストの第1回目ということに加えて,コロナウイルス感染対策もあり,例年とは異なったことばかりの受験となります。一つ一つ丁寧に進めましょう。
明日は暖かい予報ですが,日曜日は寒くなるようです。体調に気を付けて全力で取り組んで欲しいと思います。
ガンバレ3年生!,頑張れ受験生!
2020年12月22日(火)
家庭科調理実習 ピザ美味しかったです!
12月21日(月),調理室の前を通ると,いい匂いがしたのでお邪魔しました。
家庭科の授業の調理実習の時間でした。
残念ながら調理は終わっていましたが,美味しそうに食べているところを撮らせてもらいました。
思いっきりかじりついています。写真係としてはうれしい1枚です。
はい自然に!
そうそう美味しそうに。
よほど食べたそうにしていたのでしょうか,家庭科のT先生が,よかったらどうぞと1枚くれました。めちゃくちゃ美味しかったです。
今度はちゃんと調理中に間に合うように取材に来ますね。
ごちそうさまでした。
2020年12月17日(木)
SSH課題研究 中間発表会
12月16日(水),2年生のSSH課題研究の中間発表会が校内で行われました。
まずは武道館で行われた理数科です。1年生は大きく間隔をとって聴いています。
生物カブトムシ班「ヤマトカブトとオキナワカブトの亜種間雑種に関する研究」。今後学会等でも注目されるであろう研究結果でした。1年生からは鋭い質問も飛び出しました。
化学班「ポリスチレンをリモネンで溶かす」。ミカンの皮で発泡スチロールが溶かせるってことですね。
物理太陽炉班「太陽光を利用した殺菌装置の開発」。今後の活用,展開が期待されます。
生物カワゴケ班「カワゴケソウ科植物とカワゴケミズメイガの密?な関係」。タイトル(仮説)に反して全く密ではなかったんですね。
物理スズムシ班「スズムシの鳴き声における”うなり”について」。スズムシのうなりのメカニズムの解明に挑みました。
地学班「推定活断層の正確な位置を特定するには?」。見事なプレゼンでした。
審査を行ってくださった他校の先生方からは,厳しい指摘と多くの有益なアドバイスをいただきました。ありがとうございました。
体育館と2年生の教室を使って行われた普通科。
「男>女? ~男=女にするためには~」
「よかど~かごんま弁」
「日本人の『魚離れ』~私たちやこどもたちに与える影響~」
「四つ葉のクローバーを増やそう」
「水辺のゴミについて」
「運動と脳の関係性」
「救急救命 最後の砦 ドクターヘリ ~日本の体制と機体について~」
「『かわいい』は男女でなぜ違うのか」
「ストレスと上手に付き合おう」
「霧島を食べよう」
「家族間の臭いの違い ~私とおかんと,ときどきオトン~」
「免疫力アップについて!」
「竹取物語」文学ではなく,竹の活用法に関する研究でした。
「癒やしと治癒の魔法の湯 ~Onsen~」
「夏の海,砂浜海岸が熱い理由」
多くの班がパソコンを用いて,しっかりしたA0判の大型ポスターを作成していました。自分たちでデータをとり,わかりやすくグラフで示していた点もよかったです。全体として昨年よりもさらに一段レベルアップできたのではないでしょうか。
1月末にはSSH成果発表会があります。今日の発表で見えてきた課題を修正し,ブラッシュアップして臨んでください。
2年生の皆さん,お疲れ様でした。
見学した1年生も大いに刺激を受け,多くのことを学んだと思います。成果発表会では,1年生も「研究計画」を発表することになります。自分たちの研究にしっかり生かしてください。
2020年11月27日(金)
JAによる「肥料学」レクチャー
11月26日(木),JA鹿児島県経済連及びJAあいらから講師をお招きして,肥料の基礎知識について講義をしていただきました。
本校の自主ゼミに所属する班の課題研究に関する内容で,植物の成長に必要なものから講義がスタートしました。自然界から供給されるものの他に,肥料で補う必要がある元素が紹介され,それが作物の成長に欠かせないものであることを分かりやすく教えていただきました。
次にサンプルを見せていただきながら肥料の三要素(N・P・K)について学び,見慣れた野菜に成長するためにも大切な要素になることを理解できました。
肥料の形状についても学び,サンプルを見せていただきながら,農作業の時期を踏まえて肥料が開発されていることを学びました。
お忙しい中,本校生徒のためにご尽力くださったJAの皆様,ありがとうございました。
今後とも引き続きよろしくお願いします。
2020年11月26日(木)
グローバル サイエンティスト アワード 夢の翼
11月8日(日),「グローバル サイエンティスト アワード 夢の翼」という科学コンテストに,理数科6班と普通科自主ゼミ抜け殻班と計7班が出場しました。
大会はZoomで行われ,国分高校では会議室と生物室でカメラの向こうの審査員の先生方に向かって発表しました。
下の写真はちょっと緊張気味の物理スズムシ班。
化学班。
生物室で発表に臨んだ地学班。特に質疑応答が見事でした。
審査を待つ間,生物室で講演を視聴しています。


多くの生徒がZoomでの発表を経験することができ,いい機会となりました。
審査の結果上位の賞は逃しましたが,地学班が協賛社賞の「ソラシドエアー賞」を受賞しました。この賞は昨年普通科自主ゼミ抜け殻班(現3年生)が受賞した賞で,国分高校の2連覇となりました。また写真では紹介できなかった生物カワゴケ班が同じく協賛社賞の「新日本科学賞」を受賞しました。
参加した生徒の皆さんお疲れ様でした。
2020年11月23日(月)
LCSオンラインワークショップ(SCIENCE AGORA 2020)
11月21日,2年生がLCSオンラインワークショップに招待され,発表をしました。この取り組みは,SCIENCE AGORA 2020内で低炭素社会戦略センター(LCS)が主催したものです。
岩手県立釜石高等学校,公文国際学園高等学校とともに,2050年のゼロエミッション社会に向けた提案を発表しました(※エミッション=排出)。
本校は,鹿児島県の竹林面積が全国1位であることと放置竹林の増加に着目し,有効な活用方法の提案をしました。
質疑応答もあり緊張する場面もありましたが,コメンテーターの先生からもご助言・ご指導をいただき,大変有意義な活動となりました。
終了後,南日本新聞の取材も受けました。
ご指導をいただいたLCSの先生方や大学の先生方,一緒に発表した岩手県立釜石高等学校の皆さん,公文国際学園高等学校の皆さん,ありがとうございました。
2020年11月23日(月)
鹿児島昆虫同好会の年次大会で理数科1年生が研究発表
11月21日(土),鹿児島中央駅近くの「よかセンター」で行われた鹿児島昆虫同好会の年次大会にて,理数科1年生が研究発表を行いました。
内容は,9月上旬から11月までの抜け殻調査によって出水市におけるリュウキュウアブラゼミの羽化パターンを解明するというもの。これは理数科3年生物班のリュウキュウアブラゼミの研究において「今後の課題」とされていたことです。マウスシールドをつけての発表となりました。発表に加えて,こちらも初体験だったようです。
かなり緊張していましたが,なんとか研究内容は伝えられたと思います。質疑応答は意外と難しい!ということを体験できたのは大きな収穫でしたね。
昼食時間には,理数科2年生のカブトムシ班がポスター発表をさせていただきました。聴いてくださっているのは元県立博物館長,鹿児島大学の名誉教授,県立博物館の歴代昆虫担当4人を始めとするそうそうたるメンバーです。

多くの大先輩から貴重なアドバイスや励ましをいただきました。
その道の専門家の前で発表するというのは,科学コンテストよりも緊張すると思います。貴重な体験となりました。
発表の場をくださった鹿児島昆虫同好会の皆さん,ありがとうございました。

2020年10月26日(月)
教育実習生による課題研究発表!
10月23日(金),教育実習最後の日の7限目に実習生のA先輩が,理数科の後輩たちに向けて高校時代の課題研究を紹介してくれました。
前半は2年8組にて。テーマは「屋久島方言で鳴くツクツクボウシの研究」。ツクツクボウシの屋久島方言の分布域形成に幸屋火砕流が大きく関わっていた!という研究ですね。
後半は1年8組にて。こちらは1年生の教室に常備されている大型テレビを使っています。
SS(サステナビリティーサイエンス)の時間だった3年生の生物班(リュウキュウアブラゼミ班)も参加させてもらいました。そういえば生物班はセミの研究が結構多いですね。
4年間のブランクを感じさせない流石のプレゼン力でした。とてもわかりやすい発表だったと思います。
実習の合間に準備をしてくれたA先輩,ありがとうございました。
2020年10月23日(金)
教育実習生研究授業3(数学科)
10月22日(木),教育実習生のA先輩の数学の研究授業が行われました。授業のテーマは「極限」。
生徒の方をしっかり見ながら,いい表情で授業ができていますね(マスク越しですが)。
机間巡視にも余裕が見えます。理数科2年8組の生徒たちもしっかり授業を受けていますね。
生徒たちの様子を見ながら,理解度を測りながら,しっかりと授業ができていたと思います。
ちなみにA先輩は理数科のOGで,ツクツクボウシの屋久島方言の研究で全国総文祭(2016 広島大会)ポスター部門奨励賞(ベスト8)という成績を残しています。全国総文祭での入賞は,この他に宮城大会(2017)の口頭発表部門で物理班のグリーンフラッシュの研究が奨励賞を受賞(全国ベスト5)しています。
いわば国分高校のレジェンド!生徒の皆さんも先輩方に続けるよう頑張って下さい。A先生,お疲れ様でした。
2020年10月22日(木)
教育実習生研究授業2(数学科)
10月21日(水),教育実習生I先輩の数学の研究授業が行われました。授業のテーマは「二進法」。
机間巡視をして細やかな指導ができていました。
ここではなんだか人だかりが…。教え合っているのでしょうか。
ICT機器も使いながら,わかりやすい授業ができたのではないでしょうか。
I先輩,いやI先生,お疲れ様でした。
2020年10月16日(金)
教育実習生研究授業1(家庭科)
10月15日(木),教育実習に来ている「Y先輩」の家庭科の研究授業が行われました。授業のテーマは「衣生活をつくる」。
板書だけでなく,ICT機器も使ってより効果的な授業を目指しました。
この実習を生かして,いい先生になって下さいね。頑張って下さい。
2020年10月13日(火)
数学科研究授業(探究型授業の実践)
10月12日(月),数学科のA先生の研究授業が行われました。目的は「探究型授業の実践」。
命題の真偽,十分条件,必要条件といった数学の単元で,現在求められている「論理的思考力」を深めるための授業展開がなされました。

授業の中では,アクティブラーニング的な内容も盛り込みたいのですが,コロナ禍の中では,短時間で限定的にしかできず,もどかしさもあります。



自ら解いていくだけではなく,言うならば「問題を作っていく過程」を学ぶ問いでした。生徒たちの頭の中も,ぐるぐるとなったことでしょう。しかし,考えを深めるためには通過しなければならない試練です。いいですか?丸暗記の覚えるだけじゃだめですよ。
2020年10月13日(火)
1年生 文理選択説明会
10月12日(月),普通科1年生を対象に「文理選択説明会」が行われました。
普通科の生徒にとって,2年生から始まる文系か理系かのコース選択は大きな問題です。文系と理系では理科・地歴公民・数学等の単位数が大きく異なり,進路選択とも直結するためです。学年主任のT先生から全体的な説明があり,その後各教科(数・地歴・数学)からの説明,最後に進路主任のH先生から説明がありました。
普通科1年生の皆さん,様々な要素を踏まえてしっかり考え,ベストな選択をして下さい。
2020年09月25日(金)
1年生GS霧島学(大富先生の講演)
9月18日(金),GS霧島学講演会が行われました。講師は鹿児島大学水産学部の大富先生。錦江湾の自然や魚について話していただきました。
ブリとカンパチ,似てるなとは思っていましたが,そんなところに決定的な違いがあったとは!魚屋さんやスーパーに行って見分けてみたくなりました。カンパチはあそこを見れば天然か養殖かをだいたい見分けられるんですね。
「旬を味わう 魚食ファイル」や「九州発食べる地魚図鑑」等の著書やテレビ出演も多い面白い先生です。汗だくになりながら熱く語ってくださいました。
魚のことに興味をもった生徒も多かったようです。課題研究で何か取り組んでみますか?
放課後に行われた教育相談では,「鹿大の水産学部に行って大富先生の元で魚の研究をしたいです。」という生徒もいました。
大富先生,興味深く面白いお話をありがとうございました。
2020年09月25日(金)
SSH課題研究 中間発表会(普通科2年生)
9月16日(水),2年生のSSH課題研究の中間発表会が行われました。普通科は密を避けるために体育館と武道館に分かれてポスター発表を行いました。ここでは武道館の様子をお伝えします。
「私たちの腹持ち調査」。「男子より女子の方が早くおなかがすいたと感じています。」マジですか!「朝ご飯をゆっくり食べるとお腹がすきにくいようです。」なるほど!
野球部生徒による「ファーストストライクとは」。ピッチャーにとってファーストストライクをとることは心理面でとても大事なんですね。
「アラーム音の緊急感の要因」。音量や音色だけでなく,スペクトル解析までやったんですね。
「運動と脳の関係性」。どんな結論を導いたのでしょうか。
「霧島を食べよう」。今後の展開が楽しみです。
「理想の暮らしを探そう」。人が心地よいと感じる条件,素材等を調べました。
「救急救命最後の砦ドクターヘリ~日本の体制と機体について~」。みんな真剣に聴いてくれていますね。
「家族内の匂いの違いの謎~私とおかんとときどきオトン~」。匂いできたかー。気になりますね。
「コロナうつを防ごう」。タイムリーで大事な問題に取り組みました。
面白そうな研究がいっぱいありました。でもまだまだこれからというチームもいっぱいありました。
今回の反省やいただいたアドバイスを元にさらに練り直して,よりよい研究に仕上げていってください。
2020年09月24日(木)
プレゼン講習会(2年生)
9月23日(水),SSH活動の一環として,プレゼンテーション講習会が行われました。本来は群馬高専の柴田先生に講義をしていただく予定でしたが,新型コロナの影響でちょっと変わった形になりました。
5限目は2年生全員を対象に,SSH主任のH先生が柴田先生のスライドを使って講義を行いました。
タイトルの付け方から,研究のまとめ方,パワーポイントのスライドの作り方,プレゼンテーションの注意点まで,課題研究を行う上での様々なポイントをわかりやすく説明して下さいました。
真剣に聴いています。
6・7限目は,理数科2年生6班の課題研究について,柴田先生が「Zoom」でアドバイスをして下さいました。
事前に送っておいた発表スライドをもとに,スライドの構成や論旨の展開等について細かなアドバイスを頂きました。下写真はカブトムシ班。
カワゴケ班も真剣です。
貴重なご指摘をたくさんいただき,大変勉強になったと思います。
11月の県大会に向けてしっかり修正してクオリティーを上げていきましょう。柴田先生,ありがとうございました。
2020年08月24日(月)
世界遺産屋久島を学べ!舞鶴フィールド研修(屋久島サイエンスキャンプ)
8月20日(木)~21日(金),SSH活動の一環として,屋久島で研修を行いました。当初は3泊4日の予定でしたが,屋久島到着初日に屋久島での新型コロナウィルス感染が発生したことから,急遽日程を短縮して実施しました。参加したのは2年生19名(普通科6名,理数科13名)。
行きの船はフェリー屋久島。ここでの課題は,「カンムリウミスズメ,カツオドリ,トビウオを観察し,写真に収める」です。カンムリウミスズメは見られませんでしたが,オオミズナギドリを見ることができました。

屋久島での最初の研修場所は「白谷雲水峡」。下の写真は昼食後のくつろぎの一時。美しい渓谷です。

地質の専門家である成尾先生に同行していただき,屋久島の地質について説明していただきました。

植物の専門家である寺田先生には,屋久島の植物について説明していただきました。

1周約1時間の「弥生杉コース」を歩きながら,さらにいろいろな植物のお話を伺いました。

弥生杉。樹齢約3000年,樹高26mの立派な屋久杉です。大きすぎて写真に収めるのが難しいですね。

屋久島が「もののけ姫」の舞台のモデルになったのもうなずけます。息をのむほどの美しい森です。

途中,木が倒れて地層が垂直に剥ぎ取られている場所がありました。「これは約7300年前の幸屋火砕流の地層です。シラスのような赤っぽい土に軽石が混ざっているのが特徴です。」
第一人者の成尾先生に,現地で実物を前に幸屋火砕流の説明を聞く!来た甲斐がありました。

地質,美しい渓谷,美しい森,多様な動植物…,「世界遺産」屋久島はやはりすごいところです。

大きな花崗岩の上で記念写真。壮大な時間をかけて形成された正長石の大きな結晶が見えています。

宮之浦で夕食をとった後,2班に分かれ,地質班は宿にて研修。終了後は宿の周りで昆虫採集をした生徒もいたようです。
一方生物班は寺田先生から「ヤクシマカワゴロモ」の講義を受けた後,一湊川での灯火採集。
天然記念物に指定されている水生植物「ヤクシマカワゴロモ」を食べる「カワゴケミズメイガ」の研究を行っているメンバーが,明かりに飛んできた2頭を採集しました。写真のようにとまった状態の横幅が2cm位の小さな蛾です。幼虫は水中で天然記念物を食べているのでしょうね。

灯火採集終了間際の記念写真。

研修2日目。一湊に泊まった生物班は,早朝5時半に宿を出て,一湊川で「ヤクシマカワゴロモ」の観察。
天然記念物ではありますが,堰よりも下流は区域外であるため,持ち上げて観察しても大丈夫。地元のこどもたちがヤクシマカワゴロモに親しめる場所になっています。ちなみにそのように指定したのは今回の講師の寺田先生。

これがヤクシマカワゴロモ。石の表面に緑色の根が張っています。葉は針のようになっていてほとんど見えません。多くの株は水中にありますが,水しぶきがかかりさえすれば,この写真のように水面より上にあるものもあります。

現地で実物を手に取りながら,寺田先生からヤクシマカワゴロモの説明を聞く!この体験の貴重さが分かっているかな?

観察を終えて記念写真。持ち上げた石は全て元の形に戻しました。ちなみに朝の6時29分です。

朝食後は地質班と合流し,バスで屋久島南西部の「大川(おおこ)の滝」へ。

植物観察の様子。

地質の観察。この辺りの岩は屋久島の本体を形成する花崗岩ではなく,花崗岩が形成される時にマグマの熱が周辺の堆積岩を変性させてできた「ホルンフェルス」だそうです。

雄大な大川の滝をバックに,マスクを外して記念写真。

最後の研修地は「千尋の滝」。植物の観察もこれがラスト。

千尋の滝右岸の斜面は,想像を絶する巨大な花崗岩の一枚岩だそうです。

千尋の滝をバックに。今だけマスクを外して一枚。大川の滝とはまた違った迫力があります。

新型コロナウィルスの影響で半分に短縮されてしまった点は残念でしたが,生徒たちは屋久島の自然の素晴らしさを感じ,多くのことを学んでくれたのではないかと思います。
関係の皆様に厚く御礼申し上げます。
