分類
2023年11月11日(土)
延岡高校とのSSH交流の2日目
11月9日(木)に宮崎県立延岡高等学校とSSHサイエンス交流会2日目がありました。
1日目は課題研究のポスター発表を中心とした交流会を行いましたが,2日目は霧島ジオパークのフィールドワークを中心とした交流会です。
霧島ジオパーク研修の講師は鹿児島大学名誉教授の大木先生です。大木先生はブラタモリの案内役もされた先生です。
まずは岩戸公民館裏林道を上り,世界でも貴重な霧島ジオパークの断層を観察しながら,大木先生の説明を聞きました。
延岡高校生も本校生も大木先生の説明に時より合図を打ちながら真剣に聞いています。
大木先生が削った地層を触ったり,なめたりしながら観察を行いました。
大木先生が地層を叩き,地層ごとの音の違いも感じることができました。堅い地層では高い音がします。
次に新川渓谷に行き,ジオパークについての説明がありました。紅葉も始まっており素晴らしい景観でした。
最後に横川大出水の湧水で昼食をとった後に,水中生物の観察,採取等を両校一緒に行いました。
大出水の湧水は1分間に20トン以上の水が湧き出しています。時より地元の方々や旅館の関係者が水を汲みに来ていました。飲んでもおいしい湧水です。
両校で仲良くフィールドワーク,水中生物の観察・採取を行いました。
川の水は冷たかったですが,その寒さにも負けない暑い交流会となりました。
本校サイエンス部のリン酸班は水を採取し,リン酸測定を行っています。
ヤゴやカニ,ハゼなどいくつかの水中生物を採取することもできました。
2時まで大出水の湧水で過ごし,3時前に国分駅に着きました。いよいよ交流会も終わり,お別れの時間です。
ポスター発表や霧島ジオパークのフィールドワークでの交流会で,両校の生徒たちは仲がよくなったようです。
名残惜しい別れの時間です。国分高校生も延岡高校生も充実した時間を過ごし,素晴らしい体験ができなのではないでしょうか。
今回のジオパーク研修で講師をしていただいた大木先生,遠い国分まで来て下さった延岡高校の生徒の皆さん,先生方,校長先生,大変ありがとうございました。来年度以降もこの素晴らしい交流を継続していきます。
2023年11月10日(金)
秋の中高連絡会
11月9日(木),中高連絡会を開催しました。
受付から開始までの間,普通科2年生の課題研究を紹介するポスター発表を行いました。国分高校で行われている課題研究を実感していただくために,3班が中学校の先生方に研究を紹介しました。
中学校の先生方からの質問にも,しっかりと答えることができていました。さすが国分高校生!と感じていただけたでしょうか。
開会後,総合型選抜で合格をもぎ取った生徒による「国分高校での経験と大学合格の関係」について,熊本大学,熊本県立大学に合格した3年生が,それぞれの経験を交えて説明してくれました。
課題研究で「自ら問いを立てて」「調べる方法を計画して」「集まったデータを加工して」「データの示す意味を熟考して」「わかりやすい発表方法を考えて」「様々な大会で発表する」という一連の中で得た経験が,大学が発表しているアドミッション・ポリシーにぴったり合い,まさに大学が求めている人材は「私だ!」という自信を持って受験に臨んだと説明してくれました。
本校での経験が,さらに先の学びにつながっているという典型的なパターンをお示しできたと思います。
国分高校の現状説明や,中学校からのご質問に対応させていただきました。
新しい制服も披露し,先生方から中学生に「国分高校の魅力」を伝えていただければと思います。
夏の一日体験に参加できなかった中学生や保護者の方,例えば定期考査の午後などに来校されれば,校内案内や説明,質問にお答えするなど対応可能です。お気軽にお問い合わせください。
2023年11月09日(木)
延岡高校とのSSH交流会
11月8日(水),延岡高校の生徒12名が国分高校を訪問し,課題研究に関する交流会を行いました。
まずは互いに自己紹介。しかし,とても名前を覚えきることはできませんので,早速ポスター発表で交流し,その中でより知り合うようにしました。
お互いに最初は緊張しています。延岡高校の生徒が3人ずつに分かれて,4つの班のポスター発表を聞き,質疑応答を行います。つまり,発表者は今日一日で4回発表を行います。発表者も鍛えられる交流会です。
質疑応答でようやく盛り上がってきました。同じ世代の聴衆に,わかりやすく説明する経験を積むことが,力になります。
延岡高校からの4班も,同じように発表を繰り返しました。お互いに「へぇ~」という時間を共有でき,とても良い時間でした。
11月9日(木)は,鹿児島大学名誉教授の大木公彦先生を講師に,ジオパーク研修を行います。35万年前からつい最近までの間に,国分平野に何が起こってきたのか,地層から読み解く講座です。楽しんでください。
2023年11月06日(月)
缶サット甲子園九州大会への参加について
11月4日(土)に福岡県北九州市にある九州工業大学で開催された缶サット甲子園九州大会に,2年生普通科缶サット班の4名が参加しました。缶サット甲子園への参加は本校初めてです。
下は九州工業大学のラボで缶サット打ち上げの準備(プログラミング,機器の組み立て等)をしている様子です。
缶サット甲子園とは,高校生が自作した缶サット(空き缶サイズの模擬人工衛星)を打上げ,上空での放出・降下・着地の過程を通じて,技術力・創造力を競う競技会です。従来の競技会のように「定められた技能」を競うのではなく,生徒の皆さんが斬新でオリジナリティーのある缶サットを作り,「coolさ」を競います。
九州大会ではドローンを使って上空40mで,缶サットを降下させました。下は打ち上げの様子です。
缶サット降下後に,測定したデータを取り出します。
国分高校の缶サットは着地の際の衝撃で,缶サットに搭載していたプログラムが飛んでしまったようです。残念ですがデータを取り出すことができませんでした。
その後,作成した缶サットや今回の投下実験についてのプレゼンテーションを行いました。
今回の実験でできた点,できなかった点を分析・考察しました。課題がたくさん見つかった実験となりました。
作成した缶サットの重量の計測や検査もありました。国分高校生も大学の先生方の質問に対して一生懸命に答えました。
最後に成績発表と閉会式がありました。残念ながら本校の缶サット班は3位となり全国大会への出場は叶いませんでした。しかし,今回が缶サット甲子園への最初の出場です。大会について知り,他校の生徒たちとも交流することができ,多くのことを学ぶことができました。
このようなすばらしい大会を開催して下さった九州工業大学の先生方・学生の皆さん,指導して下さった本校の連携大学の千葉工業大学の先生方,缶サット甲子園関係者の方々本当にありがとうございました。
2023年10月31日(火)
「かごしまの教育」県民週間にかかる公開授業について
さて,県教育委員会では,11月1日から7日までを地域が育む「かごしまの教育」県民週間として設定しています。これは,この期間に多くの県民の方が,学校開放等の行事に参加し,学校や子どもたちの様子を見ていただくことにより,これからの「かごしまの教育」について考えていただこうとするものです。
本校でも,下記のとおり授業参観を計画しております。御多忙中とは存じますが,生徒たちの学校生活の様子を御覧下さい。同時に様々な視点で,本校の教育活動に対する御意見・御感想をお寄せ下さい。
多くの保護者の皆様の御来校をお待ちいたしております。期間:11月1日(水)~11月7日(火) (期間中の1~6限目)
※11月3日(金),11月4日(土),11月5日(日)は公開しません
行事名:授業参観
行事内容:授業参観 保護者・地域の方々に対して全学級の授業を公開します。
2023年10月30日(月)
令和5年度11 月行事予定表
令和5年度11月行事予定表を掲載します。
状況によって変更,緊急の場合は安心安全メールを流すこともありますので,今後も,ブログやメールの確認をお願いします。
2023年10月28日(土)
霧島市教育フェスタで本校生が発表
霧島市教育フェスタが10月28日(土)に開催されました。
この催しは,平成30年に青少年議会で児童生徒から「自分たちの学びを発表する場が欲しい」という提言を受けて,開催されるものです。
本校生徒が参加した霧島市青少年議会,姉妹都市岐阜県海津市青少年交流事業なども報告されていました。
エントランスには,本校の課題研究ポスターも展示してもらいました。全国大会で受賞したポスターだけではなく,高校生が自分の興味関心を明らかにするために活動した結果も展示しました。
いよいよ本校生の発表です。
理数科1年生の小濵有貴君が,夏休みに参加したボランティア活動について報告しました。
保育園や介護施設での体験を発表してくれました。子供への接し方,介護者への丁寧な対応など初めての経験が多かったようですが,一番の経験はこのような場で発表する機会を得られたことです,との発表に拍手が送られました。
小濵君,大勢の前での発表,緊張したことでしょう。お疲れ様でした。
2023年10月26日(木)
理数科朝礼
2023年10月26日,理数科朝礼が行われました。理数科は1~3年生が一堂に集まり,定期的に朝礼を行います。3年生から後輩に向けての経験談などが語られます。
3年生津崎君「自分は課題研究がしたくて国分高校に入学しました。2年生の生徒理科研究発表大会で入賞できず,とっても悔しい思いをしました。それを覆そうと,つくばScienceEdgeに応募し,文部科学大臣賞を受賞しました。夏にはシンガポールで行われたグローバルリンクにも出場できました。皆さん,一度認められなくても,是非いろいろな大会に貪欲に参加してください」
理数科主任の河野先生から「なんとなく歩いていたら,富士山の頂上と言うことはあり得ない。日本最高峰の山には,目標を持って歩まなければたどり着かない」「11月上旬に行われる生徒理科研究発表大会も同じです。なんとなく研究していて,県の最高峰にはたどりつきません。狙って,そのための努力をできる限りして,大会に臨みましょう」
まさに理数科がいかに日々を過ごすのか,考えられるお話でした。是非「活動メモ」に残しておいてくださいね。
2023年10月25日(水)
2年生SR 外部への協力依頼
2年生の課題研究は,中間発表も終わり研究を進めるところ,改訂するところなどが明確化してきています。
普通科の「ハッピーキッズ班」は,コミュニティスクールについて,さらに外部から情報をいただこうと,アンケートを計画しました。今日はある小学校に「お願い」の電話をかけました。
電話で協力を依頼するなんて,初めての経験ですね。もちろんシナリオを書いて臨みましたが,先方から予定外の質問が入り,ドギマギしました。
何とか依頼を終え,安堵したメンバー。受話器を握り話すのは1人でしたが,5人同じ気持ちでお願いを伝えました。安堵の笑顔と拍手の面々。次回は別な人がチャレンジです!
社会人と直接やりとりするような経験ができるのも,課題研究の醍醐味ですね。ご苦労様でした。
2023年10月18日(水)
2年生プレゼンテーション講習会
2年生は,毎年2学期にプレゼンテーション講習会を実施しています。講師は東京海洋大学の柴田先生で,国際大会ISEFに出場する日本チームの練習の場を設定するなど,高校生の発表を数多く指導しておられます。
普通科は体育館で講演を受けました。「課題研究のまとめ方は,まるで推理小説を読み進めるのと似ています。まず事件が起きて(研究背景)→登場人物が紹介され(材料と方法)→捜査結果が披露され(実験・研究結果)→犯人が推理される(考察) という感じです。
2年生は先日の中間発表を思い出しながら,ポスターがどのようにまとまっていたか,思い出してください。不足した実験や調査を追加して,12月の中間発表2につなげましょう。
理数科は,2年生の課題研究班ごとにプレゼンを確認していただき,コメントをもらいます。
11月上旬には,高校生理科研究発表大会の県大会があります。これに向けてプレゼンをより高めるために,今日の経験を是非生かしてください。
柴田先生,午後の長い時間ご指導くださり,ありがとうございました。