分類
2023年10月18日(水)
2年生プレゼンテーション講習会
2年生は,毎年2学期にプレゼンテーション講習会を実施しています。講師は東京海洋大学の柴田先生で,国際大会ISEFに出場する日本チームの練習の場を設定するなど,高校生の発表を数多く指導しておられます。
普通科は体育館で講演を受けました。「課題研究のまとめ方は,まるで推理小説を読み進めるのと似ています。まず事件が起きて(研究背景)→登場人物が紹介され(材料と方法)→捜査結果が披露され(実験・研究結果)→犯人が推理される(考察) という感じです。
2年生は先日の中間発表を思い出しながら,ポスターがどのようにまとまっていたか,思い出してください。不足した実験や調査を追加して,12月の中間発表2につなげましょう。
理数科は,2年生の課題研究班ごとにプレゼンを確認していただき,コメントをもらいます。
11月上旬には,高校生理科研究発表大会の県大会があります。これに向けてプレゼンをより高めるために,今日の経験を是非生かしてください。
柴田先生,午後の長い時間ご指導くださり,ありがとうございました。
2023年10月17日(火)
宮崎県立都城泉ヶ丘高等学校との連携協定締結式について
10月16日(月)に宮崎県立都城泉ヶ丘高等学校と本校との連携協定締結式が行われました。
この連携は同じ霧島ジオパークのエリアにある高等学校として「探究活動・課題研究」を中軸とした教育活動,教育課程や進路指導,生徒指導等の多様な観点について必要な教育交流や情報交換をすることとを目的としています。
都城泉ヶ丘高校の校長室で締結式が行われました。都城泉ヶ丘高校は,宮崎県都城市にあり普通科と理数科を有する創立120周年を越える伝統ある進学校です。校長室も広く立派でした。
16時より両校長による挨拶があり,締結書にサインが記されました。
今後の両校の交流では
(1) 「探究活動・課題研究」の推進に関する双方の情報交換や人的交流(生徒・職員)
(2) 授業改善や進路指導に関する情報交換や人的交流(同上)
(3) 高大接続や産学官連携に関する情報交換や人的交流(同上)
(4) 霧島ジオパークの世界ジオパーク認定に向けた取組(同上)
等が行われます。今後の探究活動・課題研究や授業,部活動を通した交流を通して,両校のさらなる飛躍が期待されます。
連携協定式を開催してくださった宮崎県立都城泉ヶ丘高等学校の先生方,ありがとうございました。今後も本校との交流をよろしくお願いいたします。
2023年10月14日(土)
国体カヌー競技 3位入賞!
10月13日(金)からカヌー競技が始まりました。本校からは1年2組の城ノ下倫太郎君が少年カヌースプリント・カナディアンペア500mと,同200mに参加しています。
10月13日(金)のカナディアンペア500m予選では1分57秒904の好記録で,準決勝を超えて決勝進出を決めました。10月14日(土)午後2時26分決勝が始まりました。
後ろを漕いでいるのが城ノ下君です。
力強い漕ぎで,水上をすべるように進んでいきます。
試合後に,カメラマンの要望に応えてポーズを決める二人です。500mを漕ぎ終えて,きっと腕に力も入らないことでしょう。
タイムは1分56秒662。予選よりも1秒以上縮めて3位となりました。本当におめでとうございます!
明日10月15日(日)は,午後0時10分から200mの予選が始まります。お時間のある方は,是非応援に参加してください!
2023年10月13日(金)
1年生グローカルサイエンスがいよいよ!
1年生は入学後,グローカルサイエンス(GS)として,講演会や課題研究の進め方講座を受講してきました。理数科は夏休み明けには研究がスタートした班もありますが,普通科は先日から本格的に班に分かれ,何をテーマにすべきか話し合っています。
まずは理数科をのぞいてみましょう。
化学班が実験をしていました。さすがに理数科を志望しただけあって,実験する姿もサマになっていますね。
地学班は県大会に向けての作業確認をしていました。具体的にやるべきことを決めれば,スムーズに進められますね。
普通科は,農水産や教育など,大きなテーマごとに集まって,どのように研究を進めるのか話し合います。
どのように進めるべきか,今まで講演会等で聞いては来ましたが,やはり自分で進めるとなると迷いますね。国分高校のホームページには,SSHの進め方に関するヒントや,過去の先輩達の成果も掲載しています。是非参考にしてください。
「こんな感じで進めてみようと思います」というアイデアの卵を,先生方に相談します。先生方からは「面白そうだね」「昔先輩で似たようなことをしていて,とっても面白い結果が出たよ」というようなコメントを寄せます。
「こうしなければならない」とは,言いません。自分たちで考えて,時には失敗して,「何で?」を考え,自分たちで解決する。そういう経験を積んだかどうかが,これからの社会で必要とされる人材になれるか否かを決めていきます。
いつでも相談に乗ります。どんどんアイデアの卵を産みだして,大きく育てていきましょう!
2023年10月02日(月)
9月29日,中間発表会
9月29日(金),2年生が約1年間継続していた課題研究をまとめて発表する「中間発表会」が開かれました。3月の「これから調べようと思うこと」をまとめて以来,継続してきた,あるいは方向転換した内容について,まとめたものを発表します。
理数科は,視聴覚室でパワーポイントを用いた発表を行います。
校長挨拶
SSH交流フェスタや九州大学未来の翼など,上位の大会へのオーディションにもなっています。皆さん,気合いが入っています。
普通科は,体育館でポスター発表です。
広い空間で,聴衆を呼び込んで自分たちの結果を聞いてもらいます。
ポスター発表は,発表者がどのように伝えるかも必要ですが,聴衆が何を聞き取ったか,何が受け取れなかったかが大事です。「ここはどうしてそんな風に考えたのですか?」という聴衆からの質問を受けて,改めて自分たちの論理立てが正しいかどうかを見つめ直すことができます。
生徒の主張が独りよがりになっていないか,先生達は予習することもなく,新たな気持ちで聞き入ります。素人に説明して分かってもらえなければ,発表が悪いのです。
覆面の審査員が,各ポスターを審査しています。この評価で,普通科からも交流フェスタに出場する班を選出します。上位の大会を経験することで,さらに意識が高まります。
放課後は,今年1回目のSSH運営指導委員会が行われました。
運営指導員を委嘱した外部委員から,国分高校への期待や意見をいただきました。
「なぜか分からないけれど,国分高校は順調に課題研究が進み,生徒もよりよく育っている」という委員の言葉に,一同報われた気がしました。
一番大切なのは「指導しなければならない」と肩を張らずに,生徒の活動や発表を見守り「そう考えたのはなぜ?」と気軽に語りかける雰囲気ができあがっているからだと思います。
「なんとなくうまくいく国分高校」が,今後も展開していくのが楽しみです!
2023年10月02日(月)
令和5年度10 月行事予定表
令和5年度10月行事予定表を掲載します。
状況によって変更,緊急の場合は安心安全メールを流すこともありますので,今後も,ブログやメールの確認をお願いします。
2023年10月01日(日)
第23回生体触媒化学シンポジウムへの参加について
9月28日,29日に鹿児島大学で開催された生体触媒化学シンポジウムに,サイエンス部の生物班3班,化学班1班が参加しました。
国分高校生はポスター発表に参加しましたが,全国の大学・研究機関等の専門家の方々に対して,自分たちの研究を堂々と発表することができました。
専門家の方々に貴重なアドバイスをいただきました。また,英語ポスターを作成し,英語で発表する班もありました。海外の研究者に対しても,英語で発表・質疑応答を行いました。
今後の研究活動の示唆となる多くのアドバイスをいただくことができました。このような貴重な発表会にご招待いただきありがとうございました。生体触媒化学シンポジウムを開催された鹿児島大学や関係者の方々,本校の研究班にアドバイスをくださった多くの方々にお礼を申し上げます。
2023年09月27日(水)
中間発表まで秒読み!
課題研究を中心的に進めている2年生は,9月29日(金)午後に中間発表会があります。1年後期から班を作成して取り組んできた内容を,普通科はポスターに仕上げて,聴衆にアピールします。
中間発表前の最後のSRの時間,今日は実際にポスターを使いリハーサルしています。
各班に分かれて,友人や先生方に向けてポスター内容を説明します。「それはどういう意味?」と指摘されれば,金曜日までにもっと良い説明を考えなければなりません。
自分たちの順番を待ちながら,みんなの発表を聞いています。質問を考えましょう!
廊下でタブレットをみんなで覗きながら,誰がどこを発表するか,どういう発表をするのか,話し合います。生々しくていいですね!
今回の中間発表での成績は,秋の交流フェスタ出場などの予選を兼ねています。皆さんの頑張りを楽しみにしています!
2023年09月22日(金)
1年生の課題研究がスタート
9月22日(金),7限目の1年生GS(グローカル・サイエンス)の時間に,1年生普通科の生徒が体育館に集合しました。
はじめに,過去のSSH全国大会等で発表した先輩達の様子を動画で見ました。発表の際には原稿を見ずに,聴衆の方を見て話すことで「聞きやすい」環境を作っていること,質疑応答の際にどのように受け答えすると「相手にいいイメージ」を与えられるか,などを確認しました。来週には2年生のポスター発表を聴衆として聞く側に回ります。イメージトレーニングできましたか?
さて,いよいよ今日から班分けです!
どのような分野で,何をテーマに課題研究を進めるのか考えます。面白いテーマを見つけられれば,課題研究の時間が楽しくなります。たとえクラス替えがあっても,来年以降も継続できるメンバーで班を作り,課題研究のテーマを考えていきます。
テーマ選びのポイントは「壮大すぎるテーマにせず,身近な話題を調べながら広く世間に共通できるもの」を考えることです。
「田んぼの水銀量を調べる」なんて,高校生の知識や設備でできますか?
「田んぼの生きものを地域ごとに比べてみる」これなら何とかできそうでは?比べて違いが見つかれば,「何でその違いがあるのかしら?」という新たな疑問が出てきます。
比べて,違いを見つけて,その原因を考える。その積み重ねこそが,課題研究を楽しくする秘訣です。がんばってくださいね!
2023年09月18日(月)
地質学会ジュニアセッションポスター発表への参加について
理数科サイエンス部2年生の地学班が9月17日(日)に京都大学で開催された地質学会ジュニアセッションポスター発表に参加しました。
日本地質学会は地質学の発展や普及を目指して,今から100年以上前の1893年に創立されました。大学をはじめ研究機関の研究者など約3800人が所属している,日本の地球諸科学関連学協会の中で最大規模の学会です。本校の地学班の指導者も地質学会に所属しており,今年は現地(京都大学)で地学班の生徒が発表しました。下は発表の様子です。
日頃の研究・勉強の成果を生かして海外の方々にも堂々と発表することができました。
たくさんの方々から今後の研究等について貴重なアドバイスをいただきました。
国分高校ではSSHの予算を活用し,学会や課題研究の大会,国際シンポジウム,科学オリンピック等への参加を奨励・支援しています。是非,国分高校でこのような学会等に参加しませんか。
貴重な発表の場を与えていただいた地質学会の関係者の皆様,貴重なアドバイスをくださった参加者の皆様,予算等の支援をしていただいたJSTの皆様に感謝申し上げます。